旅行+生活情報+ドイツ語と、ちょっと言いたい今日のドイツ
2025/01/22 (Wed)
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2016/01/21 (Thu)
自分の隣で人が・・・・・・死んだ
去年は色々なことがありましたが、一番ショッキングだったのは、病院に大腸がん検査に行ったときに他人の死を体験したことでした。
少し検査について説明しておくと、まず(総合)病院のEndoskopie (内視鏡科)に予約を入れます。
大体2か月くらいの待ち時間がありますが、この時の予約は医師の説明を聞くだけです。
医師から検査の内容と準備、承諾書の説明を聞いた後、改めて検査日が告げられます。
検査の2~3日前から消化のいい食べ物だけを摂取するように指導があるので、植物繊維や油など、消化に時間がかかる食物は控えるようにします。
検査前日の朝はスープ、お昼からは水分のみ摂取してもかまいません。
夜には下剤を飲みますが、この後が強烈です。
やはり大腸がん検査をした知人は「えらい目に遭った。もう二度と検査なんかしたくない」と言うし、インターネットを見ると誰もが下剤の強烈な効き目に、検査よりこっちの方が辛いと書き込んでいますが、私が予約した病院では効果時間がたったの3時間という、素晴らしい下剤を使用していたので、知人のような辛い目に遭わずに済みました。
前日の夕方と当日の朝に飲むように言われた下剤はきっちり3時間後には効果が切れるので、トイレの友達になる暇もなかった。
そして検査当日。
待合室にはすでに数人が来ていましたが、少し行くのが遅れたために検査順位が最後になってしまい、だいぶ待たされました。
それでもやっと名前を呼ばれ、検査室の前の廊下に置いてある、自分にあてがわれたベッドに座って待っていると、約20分ごとに検査が終わった人たちがベッドに横になったまま部屋から出てきます。
検査室が空くと次の人の番。
いよいよ私も検査室の中に入り、麻酔医に麻酔を打ってもらいました。
そして目覚めると、検査室を出てAufwachraum (麻酔が解けるまで待機する部屋)に行く途中でした。
部屋にはすでに2つのベッドが並べられ、その横に私のベッドが運び込まれました。
ベッドとベッドの間には間仕切りが置かれているため、お隣は見えません。
そのまましばらく横になっていると、また一人運び込まれてきました。
外来患者は簡易布団(使い捨て?)を貰いましたが、この人は入院患者のようでちゃんとした布団をかぶってます。
ベッドから頭しか見えなかったけど、男の人だったと思います。
やはり自分が外来最後だったかと思っていたら、最後に運ばれてきた人の様子を見に来た看護婦さんが緊迫した声で「この人呼吸してない」と他の看護婦さんに言っているのが聞こえてきました。
慌てて数人の医師と看護婦がお隣のベッドに集まりましたが、一人の医師がこの人は検査中に・・・・・・・と何やら説明しています。
そしたら全員さ~っと散らばって行きました。
そして数分後、
映画やドラマで聞いたことのある「ピ~~~~~~」という音が突然鳴り響き・・・・・・
まさか自分があの音を現実の世界で聞くことになろうとは、思ってもいませんでした。
それまでとても静かだったので隣のベッドには誰もついていないのだと思っていたら看護婦が一人いたようで、落ち着いた様子でベッドをその部屋の角にあるカーテンの奥に移動させます。
そして、私たちの部屋から出て行ってしまいました。
それっきり何も起こらない。
誰も入ってこないし、カーテンの後ろに隠されたベッドに行く人もいない。
あまりにもクールすぎる、これが病院の日常なのか・・・、と思いましたね。
そのうち私は起き上がる許可を貰い、部屋を出ました。
でも、麻酔後は自力で帰宅するのは禁止されていると言われ、息子に迎えに来てもらうことにして待合室で待っていると、すでに検査予定がすべて終わって静かになった廊下を1台のベッドが運ばれていく。
すぐに気が付きました。
あれはお隣さんです。
頭まで布団を被されているので遠くからだとわかりにくいけど、あれは確かにお隣のベッドです。
検査にきた人の動揺を防止するため、全員いなくなるのを待ってたんでしょうね。
この話を前記の知人に話したら、すごく怖がりました。
「だから私は麻酔嫌なのよ」
何と彼女は、胃カメラも大腸がん検査も麻酔なしでしてもらったそうです。
別に痛みもなく大丈夫だったそうですが、検査してもらいながら医者から説明を聞けたからよかったと言っていました。
確かに、麻酔アレルギーだと手術後に呼吸が止まってしまうことがあり、私の姑もアレルギーを持っているので、麻酔を怖がる気持ちはよくわかる。
検査中に何かあったのか、麻酔アレルギーだったのか、すでに病状が末期で助からない運命だったのか不明ですが、私の隣で一人の人が亡くなられたのは確かです。
心よりご冥福をお祈りいたします。
少し検査について説明しておくと、まず(総合)病院のEndoskopie (内視鏡科)に予約を入れます。
大体2か月くらいの待ち時間がありますが、この時の予約は医師の説明を聞くだけです。
医師から検査の内容と準備、承諾書の説明を聞いた後、改めて検査日が告げられます。
検査の2~3日前から消化のいい食べ物だけを摂取するように指導があるので、植物繊維や油など、消化に時間がかかる食物は控えるようにします。
検査前日の朝はスープ、お昼からは水分のみ摂取してもかまいません。
夜には下剤を飲みますが、この後が強烈です。
やはり大腸がん検査をした知人は「えらい目に遭った。もう二度と検査なんかしたくない」と言うし、インターネットを見ると誰もが下剤の強烈な効き目に、検査よりこっちの方が辛いと書き込んでいますが、私が予約した病院では効果時間がたったの3時間という、素晴らしい下剤を使用していたので、知人のような辛い目に遭わずに済みました。
前日の夕方と当日の朝に飲むように言われた下剤はきっちり3時間後には効果が切れるので、トイレの友達になる暇もなかった。
そして検査当日。
待合室にはすでに数人が来ていましたが、少し行くのが遅れたために検査順位が最後になってしまい、だいぶ待たされました。
それでもやっと名前を呼ばれ、検査室の前の廊下に置いてある、自分にあてがわれたベッドに座って待っていると、約20分ごとに検査が終わった人たちがベッドに横になったまま部屋から出てきます。
検査室が空くと次の人の番。
いよいよ私も検査室の中に入り、麻酔医に麻酔を打ってもらいました。
そして目覚めると、検査室を出てAufwachraum (麻酔が解けるまで待機する部屋)に行く途中でした。
部屋にはすでに2つのベッドが並べられ、その横に私のベッドが運び込まれました。
ベッドとベッドの間には間仕切りが置かれているため、お隣は見えません。
そのまましばらく横になっていると、また一人運び込まれてきました。
外来患者は簡易布団(使い捨て?)を貰いましたが、この人は入院患者のようでちゃんとした布団をかぶってます。
ベッドから頭しか見えなかったけど、男の人だったと思います。
やはり自分が外来最後だったかと思っていたら、最後に運ばれてきた人の様子を見に来た看護婦さんが緊迫した声で「この人呼吸してない」と他の看護婦さんに言っているのが聞こえてきました。
慌てて数人の医師と看護婦がお隣のベッドに集まりましたが、一人の医師がこの人は検査中に・・・・・・・と何やら説明しています。
そしたら全員さ~っと散らばって行きました。
そして数分後、
映画やドラマで聞いたことのある「ピ~~~~~~」という音が突然鳴り響き・・・・・・
まさか自分があの音を現実の世界で聞くことになろうとは、思ってもいませんでした。
それまでとても静かだったので隣のベッドには誰もついていないのだと思っていたら看護婦が一人いたようで、落ち着いた様子でベッドをその部屋の角にあるカーテンの奥に移動させます。
そして、私たちの部屋から出て行ってしまいました。
それっきり何も起こらない。
誰も入ってこないし、カーテンの後ろに隠されたベッドに行く人もいない。
あまりにもクールすぎる、これが病院の日常なのか・・・、と思いましたね。
そのうち私は起き上がる許可を貰い、部屋を出ました。
でも、麻酔後は自力で帰宅するのは禁止されていると言われ、息子に迎えに来てもらうことにして待合室で待っていると、すでに検査予定がすべて終わって静かになった廊下を1台のベッドが運ばれていく。
すぐに気が付きました。
あれはお隣さんです。
頭まで布団を被されているので遠くからだとわかりにくいけど、あれは確かにお隣のベッドです。
検査にきた人の動揺を防止するため、全員いなくなるのを待ってたんでしょうね。
この話を前記の知人に話したら、すごく怖がりました。
「だから私は麻酔嫌なのよ」
何と彼女は、胃カメラも大腸がん検査も麻酔なしでしてもらったそうです。
別に痛みもなく大丈夫だったそうですが、検査してもらいながら医者から説明を聞けたからよかったと言っていました。
確かに、麻酔アレルギーだと手術後に呼吸が止まってしまうことがあり、私の姑もアレルギーを持っているので、麻酔を怖がる気持ちはよくわかる。
検査中に何かあったのか、麻酔アレルギーだったのか、すでに病状が末期で助からない運命だったのか不明ですが、私の隣で一人の人が亡くなられたのは確かです。
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No Title
嫌だなぁ・・・。ほんと、ドラマみたいですね
病院っていろんな状況の人がいて、たまたま出くわしてしまうこともあるんですね
う~む・・・・。大腸がん検査も不安だろうけど、お隣さんの状況を知ってしまったらそれどころじゃなかった?
ちなみに、私も大腸がん検査を受けましたよ~
ベットボトル2ℓ分の下剤を少しづつ飲まないといけないんですよね~
あの頃はうちのトレイもウォシュレットになってなくて辛かったわ~(ってそっち?)
麻酔は打たなかった気がします。横になってじっとしているだけ。思ったほど痛くはなかったけど、やっぱり積極的に受けたいものじゃないですね~
そうそう、こないだ受けた検査の担当の人はオネエでした。おかげで緊張も和らぎましたよ~
オネエ・・・。いいなぁ
Re:No Title
ドラマじゃ医師たちが大騒ぎして心臓マッサージだとか人工呼吸だとかするけど、お隣さんは何も受けなかったので「何もしないの?」とこっちが焦りましたよ。
カーテンで間仕切りしてあるから向こうがどんな状態なのか分からないし、なんで誰も何もしないの~、と・・・
>ベットボトル2ℓ分の下剤を少しづつ飲まないといけないんですよね~
>あの頃はうちのトレイもウォシュレットになってなくて辛かったわ~(ってそっち?)
おや、こっちでは1リットルの水に溶いて飲むんですよ。
同じ1リットルの水でも薬によって効き目が違うので、友人は夜の間全然寝られなかったんですって。
こっちでは未だにウォシュレットはないので悲惨ですよ~
皆、検査よりも下剤の辛さに悲鳴を上げてました。
>麻酔は打たなかった気がします。横になってじっとしているだけ。思ったほど痛くはなかったけど、やっぱり積極的に受けたいものじゃないですね~
日本の友人は麻酔したと言っていましたけど、先日の日本のドラマでは麻酔してなかったなあ。
あれ、腸の中に空気を入れて膨らませるんですけど、腸には痛点が少ないから感じないのかしら?
>そうそう、こないだ受けた検査の担当の人はオネエでした。おかげで緊張も和らぎましたよ~
>オネエ・・・。いいなぁ
あらあラーダさん、オネエならヨーロッパにごまんといるから、こっちでも緊張ほぐれますよ~
でも、オネエのタイプがアジアとは違うかもね。
No Title
膨張して刺激される感覚はありますよ~
あ、今この辺ですか?みたいな
お腹が張る感じがありましたねぇ
痛いっていうんじゃないけど、にぶ~い不快感が・・・
ラーダさんへ
>あ、今この辺ですか?みたいな
>お腹が張る感じがありましたねぇ
>痛いっていうんじゃないけど、にぶ~い不快感が・・・
そうなんですか。
便秘の時の感覚に似てるのかしら?
腸の中に入れた空気は出てこないと困るけど、おならみたいに出てくるのかな?
なんか、しょうもないこと言ってますな(爆)