旅行+生活情報+ドイツ語と、ちょっと言いたい今日のドイツ
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(拍手のコメントにはカテゴリー「拍手へのお返事」でお返事を書いています)
今回は300周年を迎えた、由緒あるマイセン製作所の紹介です。
実は今年が300周年なのに、帰ってきてから気が付きました。
そういえば、特別な催し物の案内もあったなあ・・・(汗)
これからマイセンを訪れる人のために、催し物の時期を書いておきます。
5月から始まるアルブレヒト城の展示は特別展ですが、年2回の一般公開日は毎年あります。
もし旅行日を調整できるなら、ぜひ公開日に行きましょう。
子供粘土教室も開催され、家族連れで賑わいます。
また、たくさんある製作所の建物の中庭ではお祭り風にビアガーデンができるので、飲食もできます。
まあ、そこらへんは横に置いといて(^^;)、ともかく製作所に行ってみましょう。
マイセンの町から徒歩15分ほどで、マイセン製作所にたどり着きます。
前には観光客がたむろしてるから、間違えようもなし。
早速入館料8.50ユーロを払って中に入ると、1階は大きなお店となっており、ショーケースに飾られた作品の値段を見てため息をつくことになります。まあこの写真のお値段を見てみてよ。
これ、約560万円ですよ。
当然金色は本物の金を使ってるわけですが、これでお茶なんか入れられません!
使用中にどこかを欠かせでもしたら、しばらく寝込みそうです![](/emoji/V/432.gif)
博物館の1階はショップで、素晴らしいお値段のコーヒーセットの横でお土産になる小さいものも売っていますが、奥のほうに行くとアウトレットのコーナーが あって、手ごろな価格のものを探す人たちで賑わっています。私にはアウトレットでも手が出ませんがね。
日本式の2階と3階は博物館になっていて、歴史的な作品が展示してあります。
写真はご自由にということで、ブログ用に撮ってきました。
小さい写真はクリックすると拡大するので、じっくり見たい方はどうぞw
日本人向けには干支柄のコーヒーカップが作られています。
その他にも、それぞれの国で好まれるタイプをその国用に作っているようです。
写真のロシア人用のコーヒーセットも、ロシア人に好まれるデザインだそう。
日本人用とはだいぶ違いますね。
博物館の展示品の中には、磁器製造の説明になる展示品もあります。
ただし、説明書きは一切なしで展示品だけ。
展示品も小さくて、気づかずに通り抜ける人がたくさんいる。
なんだかもったいないですねえ。
![マイセン磁器説明](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1272544760)
左にあるのは型で作ったパーツ。これを繋ぎ合わせて一つの作品に仕上げます。
一度素焼きした後透明な釉をかけてさらに焼き、色を着けていきます。
![マイセン磁器説明](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1272544771)
説明は何もないけれど、色を付けていく順序だと思う
もともと磁器というのは11世紀の中国で発明されました。
その後改良を重ねて白磁器が作り出され、日本でも技法が伝わって有田焼きが作られました。
17世紀ころにはこれら中国と日本の白磁器が西洋にわたり、貴族たちの間で高級陶器として珍重されるようになり、自分たちにも同じものが作れないかと研究がなされていましたが、成功する所はなかなかでてきませんでした。
そんな中、18世紀初期にドイツのザクセン王国の国王、アウグスト強王が金を作らせようとしていた一人の錬金術師が1707年に赤茶色の陶器を開発。目標としていた白磁とはほど遠いものでしたが、1708年についに東洋の白磁と同じものを作ることに成功。これがマイセン磁器の誕生となりました。
1710年にアウグスト強王は「王立ザクセン磁器工場」を設立。これがマイセン磁器製作所の始まりです。最初は東洋のデザインをそのまま模倣していましたが、1720年から30年にかけて招かれたヨーロッパの絵付師たちによってヨーロッパのデザインになりました。
マイセンのトレードマークは、贋作防止のために1720年に作られましたが、当時はAR(アウグスト強王の名から)でした。
左の写真(Wikipediaより)にあるK.P.Mは、王立磁器製作所の略です。
その後、1723年から2本の剣が交差したデザインに変わり、何度かのデザインの変更を経て現在のマークになっています。
このトレードマークは、現在使われているトレードマークの中でも世界1古いトレードマークの一つとなっています。もし骨董屋で初期のマークの入った磁器を見かけたら、すごい骨董品を手にしているわけですね。
クリックで拡大しますので、興味のある方は大きくしてご覧ください。
次回は、滅多に見られない製作所の中の様子をご紹介します。
実は今年が300周年なのに、帰ってきてから気が付きました。
そういえば、特別な催し物の案内もあったなあ・・・(汗)
これからマイセンを訪れる人のために、催し物の時期を書いておきます。
5月から始まるアルブレヒト城の展示は特別展ですが、年2回の一般公開日は毎年あります。
もし旅行日を調整できるなら、ぜひ公開日に行きましょう。
子供粘土教室も開催され、家族連れで賑わいます。
また、たくさんある製作所の建物の中庭ではお祭り風にビアガーデンができるので、飲食もできます。
製作所に行ったら偶然一般公開日だったんですけど、粘土教室で子供たちが自分の作品を手に嬉しそうでしたが、全然気が付かずにいつもこんなのだと思い込んで見学しとりました(大汗)●2010年4月24日
マイセン磁器製作所 Tag der offenen Tuer(一般公開日)
(製作所内の職人の仕事風景が見られる。また、家族向けに子供粘土工作教室もある)
●2010年5月8日-10月31日
マイセン・アルブレヒト城(丘の上に建つお城。中庭?にドームが建っている)
「純白(ドイツ語の「賢人」という単語との掛け合わせ)の石-Der Stein der Wei(s)sen」
●2010年10月23日
マイセン磁器製作所 Tag der offenen Tuer(一般公開日)
(製作所内の職人の仕事風景が見られる。また、家族向けに子供粘土工作教室もある)
日本でもデパートで記念のマイセン展が開かれるそうで、日本の方はそちらへ見学に行ってもいいかも。3月と4月の分は終わっちゃったから、5月以降の予定を書いときます。
≪5月≫
井筒屋 5月13日(木)~17日(月)
大丸心斎橋店 5月19日(水)~24日(月)
福屋 5月27日(木)~6月1日(火)
≪6月≫
大丸札幌店 6月9日(水)~14日(月)
大丸博多店 6月9日(水)~15日(火)
まあ、そこらへんは横に置いといて(^^;)、ともかく製作所に行ってみましょう。
マイセンの町から徒歩15分ほどで、マイセン製作所にたどり着きます。
前には観光客がたむろしてるから、間違えようもなし。
早速入館料8.50ユーロを払って中に入ると、1階は大きなお店となっており、ショーケースに飾られた作品の値段を見てため息をつくことになります。まあこの写真のお値段を見てみてよ。
これ、約560万円ですよ。
当然金色は本物の金を使ってるわけですが、これでお茶なんか入れられません!
使用中にどこかを欠かせでもしたら、しばらく寝込みそうです
![](/emoji/V/432.gif)
博物館の1階はショップで、素晴らしいお値段のコーヒーセットの横でお土産になる小さいものも売っていますが、奥のほうに行くとアウトレットのコーナーが あって、手ごろな価格のものを探す人たちで賑わっています。私にはアウトレットでも手が出ませんがね。
日本式の2階と3階は博物館になっていて、歴史的な作品が展示してあります。
写真はご自由にということで、ブログ用に撮ってきました。
小さい写真はクリックすると拡大するので、じっくり見たい方はどうぞw
クラシック柄。値札を見て唸ろう | こちらも売り物。買えない(^^;) |
昔のパリ 博覧会に出展された | ロシア人向け |
変わったデザイン | 何を入れるのかな? |
日本人向け干支カップ | 日本人向け干支カップ |
昔のパリ博覧会出展品 | これは18世紀 だった・・・かな? |
日本人向けには干支柄のコーヒーカップが作られています。
その他にも、それぞれの国で好まれるタイプをその国用に作っているようです。
写真のロシア人用のコーヒーセットも、ロシア人に好まれるデザインだそう。
日本人用とはだいぶ違いますね。
博物館の展示品の中には、磁器製造の説明になる展示品もあります。
ただし、説明書きは一切なしで展示品だけ。
展示品も小さくて、気づかずに通り抜ける人がたくさんいる。
なんだかもったいないですねえ。
左にあるのは型で作ったパーツ。これを繋ぎ合わせて一つの作品に仕上げます。
一度素焼きした後透明な釉をかけてさらに焼き、色を着けていきます。
説明は何もないけれど、色を付けていく順序だと思う
もともと磁器というのは11世紀の中国で発明されました。
その後改良を重ねて白磁器が作り出され、日本でも技法が伝わって有田焼きが作られました。
17世紀ころにはこれら中国と日本の白磁器が西洋にわたり、貴族たちの間で高級陶器として珍重されるようになり、自分たちにも同じものが作れないかと研究がなされていましたが、成功する所はなかなかでてきませんでした。
そんな中、18世紀初期にドイツのザクセン王国の国王、アウグスト強王が金を作らせようとしていた一人の錬金術師が1707年に赤茶色の陶器を開発。目標としていた白磁とはほど遠いものでしたが、1708年についに東洋の白磁と同じものを作ることに成功。これがマイセン磁器の誕生となりました。
1710年にアウグスト強王は「王立ザクセン磁器工場」を設立。これがマイセン磁器製作所の始まりです。最初は東洋のデザインをそのまま模倣していましたが、1720年から30年にかけて招かれたヨーロッパの絵付師たちによってヨーロッパのデザインになりました。
左の写真(Wikipediaより)にあるK.P.Mは、王立磁器製作所の略です。
その後、1723年から2本の剣が交差したデザインに変わり、何度かのデザインの変更を経て現在のマークになっています。
このトレードマークは、現在使われているトレードマークの中でも世界1古いトレードマークの一つとなっています。もし骨董屋で初期のマークの入った磁器を見かけたら、すごい骨董品を手にしているわけですね。
クリックで拡大しますので、興味のある方は大きくしてご覧ください。
次回は、滅多に見られない製作所の中の様子をご紹介します。
(拍手のコメントにはカテゴリー「拍手へのお返事」でお返事を書いています)
今回はうちに遊びに来たハリネズミにマダニが着いていたことから、ドイツの森の吸血虫のお話です。
Zecke(マ ダニ)はヨーロッパならどこにでもいます。日本なら北海道や長野県などや800m以上の山岳地帯に生息しているそうです。
活動時期は春から秋で、1.5mくらいまでの草むら やブッシュを人間や動物が歩くと乗り移り、皮膚の柔らかい部分を探して体の上を歩き回ります。
適当な場所を見つけると口を差し込んで血を吸い始めますが、時間とともに口をさらに深く差し込み、そのうち頭まで皮膚の下に埋まってしまいます。
血を吸うとお腹が大きくなっていきますが、メスは最大3cmにも膨れ上がります。
ちなみに普段の大きさは大きいものでも4mmまでです。
ただ刺されてかゆいだけなら虫を取ればお終いですが、このマダニは危険な病気を感染させる媒体なので、刺されたとわかったらそのあとの経過に注意してくだ さい。
注意:庭にもマダニは生息しています。ガーデニングの最中に刺されることもあるので、肌を出す服装は控えたほうが無難です。
左の画像はFSME危険地域です。
赤色が危険地域。
黄色は少数件発生した地域。
緑は病気が発生したことがない地域。
主に南部の森が危険ですが、この地域はゆっくりと北上しています。
以前はうちの町は危険地域に入っていなかったのに、現在では病気が発生した地域に入っているから、危険地域はこれからも北上するかもしれません。
この画像は下記のサイトからの借り物ですが、サイトのほうでは郵便番号を入れるとその地域の危険度情報が出てくるサービスがあるので、境界線あたりにお住まいの方は一度確認してみてください。
FSMEは病気が進むと命にかかわることもあります。この病気に対しては予防接種を受けることができますので、危険地帯にお住みで森や茂みを歩くことが多い人は、医者にお尋ねください。
ドイツのマダニ情報:zecken,info
FSME危険地域地図:Interaktive FSME- Risikogebietskarte(地域の検索機能付き)
左下の写真はライム病に罹った患者がマダニに刺された場所です。
このように、刺された場所が大きく腫れ上がり、炎症を明示するようになると要注意です。
犬や猫も刺されて病気になることがあるので、外から帰ってきたら調べるようにしてください。まだ皮膚に固定していない場合は、抱っこした人間に移動することもあるかもしれません。
また、ペットがしょっちゅう体を掻く場合は、触診すると手にぽっちりしたものが触ることがあります。
首の あたりに取りつきやすいですが、体のどこにつくかわかりません。手に何かが触ったら、毛をかき分けてよく調べてください。
下のビデオはマダニが病原菌を感染させる経路を説明しています(ドイツ語)
アニメーションで、本物の虫は登場しません。
こちらのビデオは、実際にライム病になった女性のレポート(ドイツ語)
マダニに刺されたことを知らなかったために症状がすすみ、体に麻痺まで出てしまった例です。
病気の予防には、マダニを体に寄せ付けないことです。
草むらやブッシュの中に分け入る時には長ズボンに長袖、運動靴などを身に着けましょう。
素肌で歩き回るのは、カモがネギをしょってるのと同じです。
しかし夏場は半そでが多いですし、刺されてしまう場合もよくあります。
刺されるとその部分が痒くなりますから、しつこい痒みがある場合はその場所をよく観察するようにしてください。
マダニが皮膚に喰らいついているのを発見したら、すぐに取り除かなければなりませんが、頭が皮膚の下に残るとその部分が炎症を起こすので、自分でうまく取 る自信がない場合、または取るのに失敗して頭が皮膚の下に残ってしまった場合は、すぐに病院に行ってください。
マダニの取り方にはコツがあり、ピンセットなどで挟んでから回しながら抜き取ります。
最近ではいろいろなアイデア商品があり、人間とペットが共用できる写真のものは優れものです。
これはボールペンのような仕組みになっていて、上の緑の部分を押すと下からプラスチックのループが出てくるものです。実際にこれで、猫についたマダニを取り除いてみましたが、すごく簡単!
マダニを取り除く道具をお探しの方にはお勧めですよ。
これはマダニの口にあたる部分です。
のこぎりの歯のようにギザギザで、皮膚の中に差し込んだら簡単には外れないようになっています。
しかし、回転させると比較的簡単に外れます。
昔は時計の回る方向に回せと言われましたが、研究の結果によると回転の向きは関係ないことがわかっています。
1. ボールペン状の器具の上部の緑の部分を押すと、下からループ状のものが出てきます。これをマダニにひっかけますが、確実に頭も一緒に引き抜くために、器具を皮膚に少し押し付け、ループを頭の付近にかけるようにします。
2. 器具の緑の部分を離すとループが器具の中に引き込まれます。マダニがループで固定されたら、器具を垂直に立てます。
3. 器具をゆっくり回転させながら、マダニを引き抜きます。マダニが完全に取れたら、傷口を消毒してください。
犬や猫の場合、そばの毛も一緒に抜けてきますが、多少の毛が抜けても痛みはありません。毛がループの中に入ってきても気にせず、毛ごと引き抜いてくださ い。
4. もしマダニが非常に小さい場合は、器具をマダニのすぐ横に置いて皮膚に押し付け、ループが上のほうを向くようにします。器具を皮膚に押し付けたままループをすぼめてマダニを捕まえ、器具を回転させながら引き抜きます。
もしうまく引き抜けずに頭が皮膚の下に残ってしまったら、すぐに医者に取ってもらってください。皮膚の中に残った部分を放っておくと炎症になります。
私たちも過去に何度もマダニに刺されています。
幸いすぐ発見して取り除いたし、深刻な病気になったことはないけれど、ブッシュや草むらの中に入るときは重装備をして予防に心がけています。
すでにうちの猫たちも3月からマダニをもらってきていますし、これからはマダニの活動が一番活発になる季節です。森を散歩される方や草むらを歩かれる方は、十分に気をつけてください。
活動時期は春から秋で、1.5mくらいまでの草むら やブッシュを人間や動物が歩くと乗り移り、皮膚の柔らかい部分を探して体の上を歩き回ります。
適当な場所を見つけると口を差し込んで血を吸い始めますが、時間とともに口をさらに深く差し込み、そのうち頭まで皮膚の下に埋まってしまいます。
血を吸うとお腹が大きくなっていきますが、メスは最大3cmにも膨れ上がります。
ちなみに普段の大きさは大きいものでも4mmまでです。
ただ刺されてかゆいだけなら虫を取ればお終いですが、このマダニは危険な病気を感染させる媒体なので、刺されたとわかったらそのあとの経過に注意してくだ さい。
注意:庭にもマダニは生息しています。ガーデニングの最中に刺されることもあるので、肌を出す服装は控えたほうが無難です。
- 人間と動物が感染する病気
- Lyme-Borreliose(ラ イム病):初期症状はインフルエンザとよく似ている。慢性化すると慢性萎縮性肢端皮膚炎、慢性関節炎、慢性脳脊髄炎、角膜炎などを生ずる。
- Rickettsien(日 本紅斑熱):発熱・発疹(特に紅斑、紅色の斑丘疹)・刺し口(マダニによる刺咬痕での痂皮形成)の三つが、主要三徴候と呼ばれる。
- Frühsommer-Meningoenzephalitis (FSME) 英語名Tick-borne encephalitis:インフルエンザに似た症状で始まり、重症になると脳炎を起こして死亡することもある。非常に危険な病気で、予防接種が受けられる。
- Babesiose(バ ベシア症):病原菌を発見するのが難しいため、感染報告例は少ない。マラリアに似た症状。
赤色が危険地域。
黄色は少数件発生した地域。
緑は病気が発生したことがない地域。
主に南部の森が危険ですが、この地域はゆっくりと北上しています。
以前はうちの町は危険地域に入っていなかったのに、現在では病気が発生した地域に入っているから、危険地域はこれからも北上するかもしれません。
この画像は下記のサイトからの借り物ですが、サイトのほうでは郵便番号を入れるとその地域の危険度情報が出てくるサービスがあるので、境界線あたりにお住まいの方は一度確認してみてください。
FSMEは病気が進むと命にかかわることもあります。この病気に対しては予防接種を受けることができますので、危険地帯にお住みで森や茂みを歩くことが多い人は、医者にお尋ねください。
ドイツのマダニ情報:zecken,info
FSME危険地域地図:Interaktive FSME- Risikogebietskarte(地域の検索機能付き)
左下の写真はライム病に罹った患者がマダニに刺された場所です。
このように、刺された場所が大きく腫れ上がり、炎症を明示するようになると要注意です。
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犬に取り付いたマダニ |
刺された場所は炎症をおこす | 写真はWikipediaより |
犬や猫も刺されて病気になることがあるので、外から帰ってきたら調べるようにしてください。まだ皮膚に固定していない場合は、抱っこした人間に移動することもあるかもしれません。
また、ペットがしょっちゅう体を掻く場合は、触診すると手にぽっちりしたものが触ることがあります。
首の あたりに取りつきやすいですが、体のどこにつくかわかりません。手に何かが触ったら、毛をかき分けてよく調べてください。
下のビデオはマダニが病原菌を感染させる経路を説明しています(ドイツ語)
アニメーションで、本物の虫は登場しません。
こちらのビデオは、実際にライム病になった女性のレポート(ドイツ語)
マダニに刺されたことを知らなかったために症状がすすみ、体に麻痺まで出てしまった例です。
病気の予防には、マダニを体に寄せ付けないことです。
草むらやブッシュの中に分け入る時には長ズボンに長袖、運動靴などを身に着けましょう。
素肌で歩き回るのは、カモがネギをしょってるのと同じです。
しかし夏場は半そでが多いですし、刺されてしまう場合もよくあります。
刺されるとその部分が痒くなりますから、しつこい痒みがある場合はその場所をよく観察するようにしてください。
マダニが皮膚に喰らいついているのを発見したら、すぐに取り除かなければなりませんが、頭が皮膚の下に残るとその部分が炎症を起こすので、自分でうまく取 る自信がない場合、または取るのに失敗して頭が皮膚の下に残ってしまった場合は、すぐに病院に行ってください。
マダニの取り方にはコツがあり、ピンセットなどで挟んでから回しながら抜き取ります。
最近ではいろいろなアイデア商品があり、人間とペットが共用できる写真のものは優れものです。
これはボールペンのような仕組みになっていて、上の緑の部分を押すと下からプラスチックのループが出てくるものです。実際にこれで、猫についたマダニを取り除いてみましたが、すごく簡単!
マダニを取り除く道具をお探しの方にはお勧めですよ。
のこぎりの歯のようにギザギザで、皮膚の中に差し込んだら簡単には外れないようになっています。
しかし、回転させると比較的簡単に外れます。
昔は時計の回る方向に回せと言われましたが、研究の結果によると回転の向きは関係ないことがわかっています。
1. ボールペン状の器具の上部の緑の部分を押すと、下からループ状のものが出てきます。これをマダニにひっかけますが、確実に頭も一緒に引き抜くために、器具を皮膚に少し押し付け、ループを頭の付近にかけるようにします。
2. 器具の緑の部分を離すとループが器具の中に引き込まれます。マダニがループで固定されたら、器具を垂直に立てます。
3. 器具をゆっくり回転させながら、マダニを引き抜きます。マダニが完全に取れたら、傷口を消毒してください。
犬や猫の場合、そばの毛も一緒に抜けてきますが、多少の毛が抜けても痛みはありません。毛がループの中に入ってきても気にせず、毛ごと引き抜いてくださ い。
4. もしマダニが非常に小さい場合は、器具をマダニのすぐ横に置いて皮膚に押し付け、ループが上のほうを向くようにします。器具を皮膚に押し付けたままループをすぼめてマダニを捕まえ、器具を回転させながら引き抜きます。
もしうまく引き抜けずに頭が皮膚の下に残ってしまったら、すぐに医者に取ってもらってください。皮膚の中に残った部分を放っておくと炎症になります。
私たちも過去に何度もマダニに刺されています。
幸いすぐ発見して取り除いたし、深刻な病気になったことはないけれど、ブッシュや草むらの中に入るときは重装備をして予防に心がけています。
すでにうちの猫たちも3月からマダニをもらってきていますし、これからはマダニの活動が一番活発になる季節です。森を散歩される方や草むらを歩かれる方は、十分に気をつけてください。
(拍手のコメントにはカテゴリー「拍手へのお返事」でお返事を書いています)
すでに5月に入っているというのに何ということ!
こんな異常気象は記録しておかねばと、カメラを片手にテラスのドアを開けたら外はドドドッとすごい音で、窓際の猫の木の上で寝ていたミミがぎょっとして飛び起き、外の怪事件に目を剥いてました。悪い悪い、びっくりさせてごめんよ(^^;)
霰(あられ)かと思ったけど、霰は直径5mm以下の小さなもの。降ってきたのは直径7mmほどだから雹(ひょう)になるんですね。庭中が雹のビーズをまき散らしたみたいになったけど、気温自体はそんなに寒くなかったので、少し後には溶けちゃいました。
スペイン北部では前代未聞の大雪だし、やはりこれも地球温暖化からくる異常気象なんでしょうか?
各国は真剣に対策を考えないといけませんよ。これって人間が悪いんだから。
ところで、薬が効いたのか、風邪の症状が思ったより早く楽になってきました。
咳も鼻もだいぶ減ってきたので、ようやくブログも再開です。
心配してくださった皆さん、ありがとうございました。
さて、冬眠から目覚めた動物たちや、春を待ちわびていた動物たちが活発に活動を始めています。
うちの庭にも、裏の森からIgel(ハリネズミ)がひょこひょこやってきました。
たまにやってくるこの珍客には、うちの猫たちも去年に遭遇しました。
何も知らずに、とんがった針にちょっかいを出したようですが、きっと痛かったろうねえ(笑)
夜行性で、生息地の森の中でミミズやバッタなど、無脊椎動物を捕食しています。
天敵はフクロウやアナグマで、身の危険を感じると体を丸くして針を逆立てるので、軽率に手で触ると怪我をします。しかし、この針が邪魔をして、小さな寄生虫が皮膚についても自分で取り除くことができません。
ハリネズミを捕まえるときは、怪我や寄生虫から身を守るために、必ず手袋をしましょうね。
さてさて、前置きが長くなりましたが、ハリネズミ大好きな私たちですので、もちろん庭にやってきたお客さん捕獲大作戦を展開しました。
結構簡単に捕まったハリネズミは立派な大人の大きさで、手袋の中で丸くなってます。
でも、完全に丸くならずに顔を見せたりして、少し人間に慣れてるのかしら?
早速記念写真と相成りましたが・・・
可愛い~!栗のイガイガに顔が着いたみたい(笑)
ダンナがおがくずを箱の中に入れてやって、臨時休憩所の出来上がり。
しゃかしゃか動き回って、元気な針坊です。
ミミが帰ってきて針坊を発見したけど、なぜかそばに寄ようとしない。
やっぱり痛い目に遭ったことがあるんだ(笑)
と、背中に何やら白くて大きな楕円形のものを発見。
まさか、Zecke(マダニ)が付いてる?相当でかくなってるよ?
くろろとダンナは臨時の動物医となって、この白いものを針坊から引き離そうとするけど、針が邪魔になってなかなかうまくいかない。それでもなんとか引っぺがしてみたら、やっぱりZecke(マダニ)だった。それもすでに相当の日数を経過しているみたいで、マダニのお腹は針坊の血で数十倍にも膨れ上がってる。
針坊の血を吸って大きくなったお腹 | 手前のぽっちりが頭 |
痒くても掻けなかった針坊、これで気持ち良くなったね。
記念撮影と治療が終わった後は、庭に離してあげました。
また遊びにおいでね。
このマダニ、野生動物である針坊は大したことないかもしれないけど動物だけではなく人間にも着くし、ドイツの半分近くが、マダニが媒体する危険な病気の地域に指定されているので、次回は危険防止のためにもここで説明することにします。
マイセンはそのあとにしますね。
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今日からドレスデン旅行記です。
お出かけ日は土曜日の早朝。息子に駅まで送ってもらって、ICEに乗ったらぎょぎょぎょのぎょ。
朝早いから座席指定しなくてもいいだろうと思っていたら、80%座席指定が入っていてほぼ席が埋まってる(汗)
終着駅までずっと立ちん坊かと、思わず恐怖の汗を密かに流していたら、次の駅で降りる人がいてちょうど2人分が空きました。よっしゃあ、今回の旅行もきっとノーブロブレムだ!
幸先が良ければ終わりもいいと勝手に思いこんで、いざ出発です。
5時間半ほどの移動時間の後、ドレスデンに着いたのはすでにお昼前。
早速ホテルに荷物を預けた後、私とダンナは初日から別行動です。
ダンナは観光案内所へ行った後はドレスデン散策を。
私はもとから決めていた、マイセン行きの電車に乗りました。
うちはよくあるんです、別行動。行きたい所が違うこともあるし、我慢して相手に合わせるよりもいいと思う。ダンナはケチだから、入場料なんかが高いと全部パスなので、必然的に一人が多いしね。
さて、マイセンの磁器は有名だから、知ってる人はたくさんいるんじゃないかしら?
そう、あの高級磁器でございます。
ここには工場があって見学もできるし、お金持ちならアウトレットでお買い物もできる。だから観光客もたくさんやってきます。マイセンには一応観光できるところもあるし、古い町並みも残っているから、町の中を歩いてみるのも楽しいよ。そうそう、マイセンの横を流れているのはエルベ川です。
マイセン:丘の上に建つお城と、四方を囲まれたお城の中央に建つドーム
マイセンは町中が石畳。それも、平べったい石じゃなくて昔風の石畳(上写真の右下)なので、表面はぼこぼこしてるし、自然な形の石を無造作に並べてあるので歩くのも大変。ハイヒールの人なら足を挫きそうな道は坂もたくさんあるし、ベビーカーなんか赤ん坊が中で飛び跳ねそう。
昔の人は、こんな道を歩いて痛くなかったんだろうか?
この石畳のせいで、私なんか旅行中ずっと足が痛かった![](/emoji/V/239.gif)
さて、ここにきたメインの目的は当然マイセンの磁器工場。
町の中心から少し離れているので、てくてく歩いていくことにしました。
そしたら驚いたことに、次から次へと打ち捨てられた家が現れる。
![マイセン 廃墟](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1272530937)
捨てられて相当経っている
![マイセン 廃墟](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1272530914)
右の黄色い袋は資源ごみ工場行きの収集車を待つプラスティックのゴミ
![マイセン 廃墟](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1272530925)
廃墟の隣にも廃墟が。どれも東ドイツ時代の建物だ
![マイセン 廃墟](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1272530948)
捨てられた家が裏道にずらりと並んでる
![マイセン 廃墟](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1272530960)
窓ガラスも割れたまま。危なくない?
マイセン磁器工場へ行く裏道を歩いていたら、ぞくぞく登場する廃墟たち。
これとそっくりな風景、見たことあるぞ。
そうだ、20年近く前の旧東ドイツの光景じゃないですか!
東西ドイツ統一後の数年、西の生活に憧れて東を捨てた人が続出し、東にはこんな廃墟がたくさん見られました。窓ガラスは割れ、修理もされず、骸となった家々は、でも年月とともに新しく生まれ変わったと思っていたのに、ここでは時がいまだに止まっている・・・
20年経ってもなおこのままだということは、この町が発展していないという事実を示している。
ちょっとWikipediaのマイセンを見てみたら、1950年には5万人だった人口はそれ以降減少をたどり、2008年末には約28000人と、半分近く人口が減っている。
国立の磁器工場は町に潤いを与えてくれないんだろうか・・・
世界中から観光客が来ているから観光収入はあるだろうけど、生活しにくい町なのかもしれない。
世界でも有名な名前の町なのに住民が減っていくなんて、なんだか皮肉な運命です。
次回はマイセン磁器です
お出かけ日は土曜日の早朝。息子に駅まで送ってもらって、ICEに乗ったらぎょぎょぎょのぎょ。
朝早いから座席指定しなくてもいいだろうと思っていたら、80%座席指定が入っていてほぼ席が埋まってる(汗)
終着駅までずっと立ちん坊かと、思わず恐怖の汗を密かに流していたら、次の駅で降りる人がいてちょうど2人分が空きました。よっしゃあ、今回の旅行もきっとノーブロブレムだ!
幸先が良ければ終わりもいいと勝手に思いこんで、いざ出発です。
5時間半ほどの移動時間の後、ドレスデンに着いたのはすでにお昼前。
早速ホテルに荷物を預けた後、私とダンナは初日から別行動です。
ダンナは観光案内所へ行った後はドレスデン散策を。
私はもとから決めていた、マイセン行きの電車に乗りました。
うちはよくあるんです、別行動。行きたい所が違うこともあるし、我慢して相手に合わせるよりもいいと思う。ダンナはケチだから、入場料なんかが高いと全部パスなので、必然的に一人が多いしね。
さて、マイセンの磁器は有名だから、知ってる人はたくさんいるんじゃないかしら?
そう、あの高級磁器でございます。
ここには工場があって見学もできるし、お金持ちならアウトレットでお買い物もできる。だから観光客もたくさんやってきます。マイセンには一応観光できるところもあるし、古い町並みも残っているから、町の中を歩いてみるのも楽しいよ。そうそう、マイセンの横を流れているのはエルベ川です。
マイセン:丘の上に建つお城と、四方を囲まれたお城の中央に建つドーム
マイセン:町の中心になる広場、賑わってます
下は町の様子です。クリックで拡大します。
お城への門 | お城の中央にそびえ立つ ドーム |
修築されたお城のドア | こっちはドアだけ古い |
昔ながらの居酒屋 | 1747年建築の町家の扉 |
坂が多くて | この石畳、足が痛くなる・・・ |
マイセンは町中が石畳。それも、平べったい石じゃなくて昔風の石畳(上写真の右下)なので、表面はぼこぼこしてるし、自然な形の石を無造作に並べてあるので歩くのも大変。ハイヒールの人なら足を挫きそうな道は坂もたくさんあるし、ベビーカーなんか赤ん坊が中で飛び跳ねそう。
昔の人は、こんな道を歩いて痛くなかったんだろうか?
この石畳のせいで、私なんか旅行中ずっと足が痛かった
![](/emoji/V/239.gif)
さて、ここにきたメインの目的は当然マイセンの磁器工場。
町の中心から少し離れているので、てくてく歩いていくことにしました。
そしたら驚いたことに、次から次へと打ち捨てられた家が現れる。
捨てられて相当経っている
右の黄色い袋は資源ごみ工場行きの収集車を待つプラスティックのゴミ
廃墟の隣にも廃墟が。どれも東ドイツ時代の建物だ
捨てられた家が裏道にずらりと並んでる
窓ガラスも割れたまま。危なくない?
マイセン磁器工場へ行く裏道を歩いていたら、ぞくぞく登場する廃墟たち。
これとそっくりな風景、見たことあるぞ。
そうだ、20年近く前の旧東ドイツの光景じゃないですか!
東西ドイツ統一後の数年、西の生活に憧れて東を捨てた人が続出し、東にはこんな廃墟がたくさん見られました。窓ガラスは割れ、修理もされず、骸となった家々は、でも年月とともに新しく生まれ変わったと思っていたのに、ここでは時がいまだに止まっている・・・
20年経ってもなおこのままだということは、この町が発展していないという事実を示している。
ちょっとWikipediaのマイセンを見てみたら、1950年には5万人だった人口はそれ以降減少をたどり、2008年末には約28000人と、半分近く人口が減っている。
国立の磁器工場は町に潤いを与えてくれないんだろうか・・・
世界中から観光客が来ているから観光収入はあるだろうけど、生活しにくい町なのかもしれない。
世界でも有名な名前の町なのに住民が減っていくなんて、なんだか皮肉な運命です。
次回はマイセン磁器です
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少し前に、ある人物の名前が世界を駆け回りました。
その名はグレイ パウエル氏。
アップルのエンジニアであるパウエル氏は、次世代iphoneの試作品、iphone4Gをテスト使用している最中でしたが、3月18日にカリフォルニア州シリコンバレーにあるドイツビアガーデンで仲間たちと27回目の誕生日を祝った際、大事なiphoneを紛失。そして始まった大悲劇は世界中を駆け回った。
すでにあちこちでニュースになってますが、まずはこちらのyoutubeを見てみましょう。
下はheise onlineのニュースからの引用です。
「I went drinking with Gray Powell and all I got was a lousy iPhone prototype」(Gray Powell氏と一緒に酒を飲みに行ったが、わたしが手に入れたのはお粗末な『iPhone』の試作品だけだった)とプリントしたTシャツを着た写真が公開された、アップル創始者のひとりであるウォズニアック氏は「誰にでも起こり得る不幸な事故だ」とCNETにコメントしています(CNET JAPANの記事はこちらから)
ウォズニアック氏は、以前に売 り出し直前のiphoneを自分に見せた社員が解雇されたことを上げ、アップル社のセキュリティー手法に疑問を感じている ようです.
ところで、この忘れ物騒動で世界がパウエル氏に同情的だったためか、彼がドイツビールへの賛辞を例のiphoneから送っていたのを知ったからか、ルフトハンザがこんな公開レターを出してパウエル氏探しに乗り出しました。
ルフトハンザのスポークスマン曰く「彼はドイツのビールが好きなようだし」ということで、ビジネスクラスでミュンヘンまでご招待して、自社が経営しているビアガーデンのスターゲストとしてお迎えしようという、どう考えても宣伝にしか思えないアイデア。
世界中に顔写真は散らばってるし、もしルフトハンザの招待を受け入れたら世界中の好奇心の的になるのは決定的なパウエル氏。
恥を忍んで招待を受けてスターになるか、恥晒しになるのは嫌だと美味しい招待を突っぱねるか・・・
世界中の人が、これからのパウエル氏の反応を冷やかし半分で待っています。
彼が招待を受けるか否か、あなたはどちらだと思います?
その名はグレイ パウエル氏。
アップルのエンジニアであるパウエル氏は、次世代iphoneの試作品、iphone4Gをテスト使用している最中でしたが、3月18日にカリフォルニア州シリコンバレーにあるドイツビアガーデンで仲間たちと27回目の誕生日を祝った際、大事なiphoneを紛失。そして始まった大悲劇は世界中を駆け回った。
すでにあちこちでニュースになってますが、まずはこちらのyoutubeを見てみましょう。
下はheise onlineのニュースからの引用です。
iphone 4Gとドイツのビール:警察が捜査中
アップル社の開発者グレイ・パウエル氏は、3月18日にシリコンバレーのドイツビアガーデンで誕生日を祝った。そこで彼は、iphone 3Gに見せかけた4G試作品で自分のFacebookに「ドイツのビールがこんなにうまいなんて、思っても見なかった」と記入。その少し後に、大事な製品をバーの椅子の上に置き忘れた。
Gizmodoの説明によると、忘れ物の発見者は落し物をいじくっていたが、それが普通のiphineでないことを翌朝になって発見。アップルと連絡を取ろうとしたが、向こうは信じてくれなかったらしい。最後にGizmodoが5000ドルで買い受けた。
アップルは、ことが起こってからの3週間の間、MobilMeによって使用停止にされた製品の所有者に言伝を送ることも、製品がどこにあるかも調べられなかった。
PRトリックで有名なアップルの今回の機密漏えいが、本当にただの過ちから起こったかどうか疑問視する人が多い中、警察が捜査を始めた。アップル側の責任者から話を聞いた後、サンタ クララ地方検事は今回の事件で違法行為がなかったかどうかを調べている。アップルは過去に何度も、企業秘密の漏えいを阻止しようと裁判を起こしていて、いずれも敗訴している。
また、この事件の騒ぎの中、Gizmodoは問題の製品をすでにアップルに返している。
Das iPhone 4G und deutsches Bier: die Polizei ermittelt
Am 18. März feierte der Apple-Entwickler Gray Powell in einem deutschen Biergarten im Silicon Valley in seinen Geburtstag hinein. "Ich habe unterschätzt, wie gut deutsches Bier ist", schrieb er mit seinem als iPhone 3G maskierten 4G-Prototypen in sein Facebook-Profil. Kurze Zeit später ließ er das wertvolle Gerät auf seinem Barhocker liegen.
Nach Darstellung von Gizmodo spielte der Finder eine Weile damit herum und entdeckte am nächsten Morgen, dass es sich bei dem Gerät um kein gewöhnliches iPhone handelte. Er habe versucht, Apple zu kontaktieren, doch glaubte man ihm dort nicht. Schließlich kaufte Gizmodo den Prototypen für 5000 US-Dollar.
Während der drei Wochen, die bis dahin vergangen waren, hatte es Apple nicht geschafft, dem Besitzer des mittlerweile per MobileMe gesperrten Gerätes eine Nachricht zukommen zu lassen oder es zu orten.
Während viele noch bezweifelten, dass dem für seine Geheimhaltung wie für seine PR-Tricks bekannten Konzern Apple so etwas tatsächlich aus Versehen passiert, haben sich nun die Ermittlungsbehörden zu Wort gemeldet.
Nach Gesprächen mit Apple-Verantwortlichen prüft der Bezirksstaatsanwalt von Santa Clara, ob gegen das Gesetz verstoßen worden ist. In der Vergangenheit hat Apple mehrfach seine rechtlichen Möglichkeiten ausgeschöpft, um unerwünschtes Durchsickern von Informationen zu unterbinden. Gizmodo hat den Prototypen mittlerweile an Apple zurückgegeben.
さて、自分の大失敗のために世界中で有名になってしまったパウエル氏ですが、解雇は免れました。
「I went drinking with Gray Powell and all I got was a lousy iPhone prototype」(Gray Powell氏と一緒に酒を飲みに行ったが、わたしが手に入れたのはお粗末な『iPhone』の試作品だけだった)とプリントしたTシャツを着た写真が公開された、アップル創始者のひとりであるウォズニアック氏は「誰にでも起こり得る不幸な事故だ」とCNETにコメントしています(CNET JAPANの記事はこちらから)
ウォズニアック氏は、以前に売 り出し直前のiphoneを自分に見せた社員が解雇されたことを上げ、アップル社のセキュリティー手法に疑問を感じている ようです.
ところで、この忘れ物騒動で世界がパウエル氏に同情的だったためか、彼がドイツビールへの賛辞を例のiphoneから送っていたのを知ったからか、ルフトハンザがこんな公開レターを出してパウエル氏探しに乗り出しました。
ルフトハンザのスポークスマン曰く「彼はドイツのビールが好きなようだし」ということで、ビジネスクラスでミュンヘンまでご招待して、自社が経営しているビアガーデンのスターゲストとしてお迎えしようという、どう考えても宣伝にしか思えないアイデア。
世界中に顔写真は散らばってるし、もしルフトハンザの招待を受け入れたら世界中の好奇心の的になるのは決定的なパウエル氏。
恥を忍んで招待を受けてスターになるか、恥晒しになるのは嫌だと美味しい招待を突っぱねるか・・・
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