旅行+生活情報+ドイツ語と、ちょっと言いたい今日のドイツ
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
(拍手のコメントにはカテゴリー「拍手へのお返事」でお返事を書いています)
楽しい旅行地に到着して、飛行機から降ろされた荷物をわくわくして待つあなた。
ターンテーブルに自分のスーツケースが見え、張り切って手元に寄せると、あれ?
何とスーツケースに損傷が見られる!
こんな経験のある方はいらっしゃいますか?
それが帰国の時なら、航空会社に文句を言う時間もありますが、旅行地に着いたときに起きると大問題ですよね。旅行会社のツアーだったら航空会社に文句を言う時間もなくて、すぐにグループ行動を余儀なくされます。
さて、こんなときあなたならどうしますか?
壊れたスーツケースがまだ使えるならば、帰国時に壊れたことにして航空会社に訴えます。
往路に起きたというと話がややこしくなるので、帰路に起きたことにすれば話が早くなります。
もちろん、壊れてもいないスーツケースを故意に壊すのはご法度ですよ。
私も過去に経験があります。
布製の、割と大きいスーツケースが旅行地に到着時に損傷していました。
縫い目が破れて穴が開いている。
やはり旅行会社の係員がホテルに向くバスを待機させていて、他にもツアー客がたくさんいるのでそこで文句を言う時間がない。
飛行機の積み荷の時に壊れたであろうのに、諦めざるを得ないのか?
いえいえ、そんなことを考えるダンナではありません。
一応応急処置をして、帰路にまたスーツケースに荷物を入れ、帰独時に損傷報告をしました。
もちろん、損傷したところを元の損傷状態に戻しておきます。
これで泣き寝入りが無用になり、ちゃんと損害金額が帰ってきます。
フランクフルトでは、それ専用の事務室が到着ホールの荷物受取場にあります。
そこへ損傷したスーツケースを持っていくと、コンピューターに入っている無数のスーツケースの中から問題のスーツケースが検索されます。金額や売り出された年もすべて入っているので、手続きはスムーズになっています。
今回3度目の損傷事件が起きました。
いつも日本への帰国時には活躍してくれた、古いスーツケースがご臨終です。
今回は旅行地ではなく帰独時に起こったので、すぐさまダンナが事務所へ。
そしたらえらく怒って出てきました。
最近は損傷の具合を調べて、修理できるものは修理する方向に変わっているので、私のスーツケースも指定のところに送って調べさせろと言われたそうです。
そんなことをしなくても、修理できないのははっきりしている。
写真を見てくださいね。ハードコアが完全に壊れてます。
頭にきたダンナは「こんなになったらもう使えるわけない!捨てるしかない!」と息巻いたようです(^^;)
![Koffer](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1238767341?w=200&h=150)
壊したのは空港の係り員なんだから、このまま泣き寝入りするのは腹が立つ。
ちゃんと損害賠償は払ってもらわなくちゃいけません。
ダンナは担当者あてに、写真を添えて苦情の手紙を送りつけました。
そしたら数日して、ルフトハンザから電話がかかってきました(私たちはルフトハンザで飛んだ)
購入金額の半額を支払うとのことで、泣き寝入りを免れることができました。
追記:
以前は損傷金額を貰えたけど、今はできうる限り修理させる方針になっており、修理のためにスーツケースを自腹で送らないといけないようです。
また、こういう破損の場合はスーツケースの補償期間であっても保障されません。
あれはあくまでも、商品に欠陥があった場合のみ。
ですから、飛行機に預けた荷物が破損した場合は、できる限り航空会社と掛け合ってください。
泣き寝入りしなくて済むように、皆さんの健闘を祈ります。
ターンテーブルに自分のスーツケースが見え、張り切って手元に寄せると、あれ?
何とスーツケースに損傷が見られる!
こんな経験のある方はいらっしゃいますか?
それが帰国の時なら、航空会社に文句を言う時間もありますが、旅行地に着いたときに起きると大問題ですよね。旅行会社のツアーだったら航空会社に文句を言う時間もなくて、すぐにグループ行動を余儀なくされます。
さて、こんなときあなたならどうしますか?
- 文句を言う時間がないから諦める?
- ツアーのグループを待たせでも航空会社に文句を言う?
壊れたスーツケースがまだ使えるならば、帰国時に壊れたことにして航空会社に訴えます。
往路に起きたというと話がややこしくなるので、帰路に起きたことにすれば話が早くなります。
もちろん、壊れてもいないスーツケースを故意に壊すのはご法度ですよ。
私も過去に経験があります。
布製の、割と大きいスーツケースが旅行地に到着時に損傷していました。
縫い目が破れて穴が開いている。
やはり旅行会社の係員がホテルに向くバスを待機させていて、他にもツアー客がたくさんいるのでそこで文句を言う時間がない。
飛行機の積み荷の時に壊れたであろうのに、諦めざるを得ないのか?
いえいえ、そんなことを考えるダンナではありません。
一応応急処置をして、帰路にまたスーツケースに荷物を入れ、帰独時に損傷報告をしました。
もちろん、損傷したところを元の損傷状態に戻しておきます。
これで泣き寝入りが無用になり、ちゃんと損害金額が帰ってきます。
フランクフルトでは、それ専用の事務室が到着ホールの荷物受取場にあります。
そこへ損傷したスーツケースを持っていくと、コンピューターに入っている無数のスーツケースの中から問題のスーツケースが検索されます。金額や売り出された年もすべて入っているので、手続きはスムーズになっています。
今回3度目の損傷事件が起きました。
いつも日本への帰国時には活躍してくれた、古いスーツケースがご臨終です。
今回は旅行地ではなく帰独時に起こったので、すぐさまダンナが事務所へ。
そしたらえらく怒って出てきました。
最近は損傷の具合を調べて、修理できるものは修理する方向に変わっているので、私のスーツケースも指定のところに送って調べさせろと言われたそうです。
そんなことをしなくても、修理できないのははっきりしている。
写真を見てくださいね。ハードコアが完全に壊れてます。
頭にきたダンナは「こんなになったらもう使えるわけない!捨てるしかない!」と息巻いたようです(^^;)
壊したのは空港の係り員なんだから、このまま泣き寝入りするのは腹が立つ。
ちゃんと損害賠償は払ってもらわなくちゃいけません。
ダンナは担当者あてに、写真を添えて苦情の手紙を送りつけました。
そしたら数日して、ルフトハンザから電話がかかってきました(私たちはルフトハンザで飛んだ)
購入金額の半額を支払うとのことで、泣き寝入りを免れることができました。
追記:
以前は損傷金額を貰えたけど、今はできうる限り修理させる方針になっており、修理のためにスーツケースを自腹で送らないといけないようです。
また、こういう破損の場合はスーツケースの補償期間であっても保障されません。
あれはあくまでも、商品に欠陥があった場合のみ。
ですから、飛行機に預けた荷物が破損した場合は、できる限り航空会社と掛け合ってください。
泣き寝入りしなくて済むように、皆さんの健闘を祈ります。
(拍手のコメントにはカテゴリー「拍手へのお返事」でお返事を書いています)
はっきりいって観光資源が少ないマルタですが、それなりに楽しめます。
小さな領土で娯楽の少ないマルタ人が楽しむのがお祭り。しょっちゅうどこかの町でお祭りがあるので、ちょうどうまい時期にマルタにきた旅行者も、地元民に混ざって楽しめます。
私たちが遭遇したお祭りは大きなものでした。町はきれいに飾り付けられ、大統領まで訪問していたので、専用車の前には警察官がわんさか。教会のお祭りだったので、教会の中もすごくきれいに飾り付けられ、ビショップがお説教していました。写真右下が教会の中。赤いのは布で、壁に取り付ける方式になってました。お祭りででも、こんな飾り付けを見たのは生れて初めてです。
さて、この町ラバットにはマルタで有名なカタコンベがあります。
見るならローマのカタコンベが最高(雰囲気と大きさ)ですが、そんな贅沢はここでは許されないので(笑)、早速地下に下りてみます。小さいけど雰囲気はばっちり。オーディオ説明が付いてくるので、それぞれの個所をドイツ語で聞きながら回りました。
長年のうちに場所がなくなり、壁に穴を作って子供を埋葬したそうです。右の写真の壁の穴も子供用。
墓所は墓泥棒に荒らされ、何も残っていません。薄暗い通路の両側にずらっと並ぶ棺桶用の穴はからです。ローマだと棺桶が未だに収められていたりして、ダンナが断固見学を拒否しそうな雰囲気なんですけどね(笑)
マルタの教会は内装が素晴らしいものが多く、ほう、と見入ってしまいます。
写真左は首都のカテドラル。キンキンキラキラ。右は隣のゴゾ島の教会ですが、壁の装飾と祭壇が素晴らしい。たいして大きくはないですが、クリックするとよく見えます。
観光には昔の貴族のお屋敷も見なくちゃ、というわけで、首都にあるお屋敷博物館に入りました。
入場料の割には見学できる場所が少なくてガッカリしました。が、別料金のはずの武器博物館の前に誰も立っていなかったので、ちゃっかりそちらも見られからまあいいとしよう。
ヨーロッパの有名な町に行けばもっとすごいものが見られるけれど、米粒のようなマルタなのでこんなものです。あとはのんびりするだけ。
この記事、写真が多いから重たいだろうなあ。
小さな領土で娯楽の少ないマルタ人が楽しむのがお祭り。しょっちゅうどこかの町でお祭りがあるので、ちょうどうまい時期にマルタにきた旅行者も、地元民に混ざって楽しめます。
私たちが遭遇したお祭りは大きなものでした。町はきれいに飾り付けられ、大統領まで訪問していたので、専用車の前には警察官がわんさか。教会のお祭りだったので、教会の中もすごくきれいに飾り付けられ、ビショップがお説教していました。写真右下が教会の中。赤いのは布で、壁に取り付ける方式になってました。お祭りででも、こんな飾り付けを見たのは生れて初めてです。
見るならローマのカタコンベが最高(雰囲気と大きさ)ですが、そんな贅沢はここでは許されないので(笑)、早速地下に下りてみます。小さいけど雰囲気はばっちり。オーディオ説明が付いてくるので、それぞれの個所をドイツ語で聞きながら回りました。
墓所は墓泥棒に荒らされ、何も残っていません。薄暗い通路の両側にずらっと並ぶ棺桶用の穴はからです。ローマだと棺桶が未だに収められていたりして、ダンナが断固見学を拒否しそうな雰囲気なんですけどね(笑)
マルタの教会は内装が素晴らしいものが多く、ほう、と見入ってしまいます。
写真左は首都のカテドラル。キンキンキラキラ。右は隣のゴゾ島の教会ですが、壁の装飾と祭壇が素晴らしい。たいして大きくはないですが、クリックするとよく見えます。
入場料の割には見学できる場所が少なくてガッカリしました。が、別料金のはずの武器博物館の前に誰も立っていなかったので、ちゃっかりそちらも見られからまあいいとしよう。
この記事、写真が多いから重たいだろうなあ。
(拍手のコメントにはカテゴリー「拍手へのお返事」でお返事を書いています)
マルタの北部にはビーチや港が続いていますが、南側は絶壁です。
島の数少ない自然を満喫しようと思ったら、南に行くのが一番。
健脚のダンナは長距離ハイキングに意気揚揚でしたが、私は日ごろ動いていないので付いていけるか不安でした。しかし、問題もなくゴールまで10kmをクリア。数日後にも一度10kmクリア。
やっぱり自然の中を歩くのは最高だ!
絶壁が続く南海岸線も、反対側の端へ行くとなだらかな線を見せます。道端にはサボテンや南国の植物が茂り、空はどこまでも青い。マルタの海はヨーロッパで一番きれいなんだそうで、港の水も透き通っています。南欧の雰囲気たっぷり。
このマルタ、島全体が石灰岩でできています。そのため海岸線にも、ところどころに大きな穴のあいた岩が見えるのですが、その中でも観光客を惹きつけるのがblue grotto です。
海上からしか行けないので、観光ボートがお客を乗せて観光コースを回りますが、約20分で7ヨーロは高くない?私たちは崖の上から、たくさんある洞窟の入り口だけを見学することにしました。
ここら辺には青い色の海藻が生えていて、洞窟の中に太陽の光が差し込むと洞窟が青く輝くので有名です。
ボート乗り場の水の色、わかりますか?とってもきれいなんですけど、写真でははっきりとは見えないのが残念。たくさんある洞窟の中でも一番大きいのが写真右のものです。なかなかの奇岩です。この下をボートが通っていくのですが、奥のほうにある2つの洞窟にボートは入っていきます。そのあと、外側にあるいくつかの洞窟(写真左)にも入っていきます。
写真右下の海水の色が緑色なのがわかるかな?太陽が雲間から出てくると、エメラルドグリーンに輝いていました。
島の数少ない自然を満喫しようと思ったら、南に行くのが一番。
健脚のダンナは長距離ハイキングに意気揚揚でしたが、私は日ごろ動いていないので付いていけるか不安でした。しかし、問題もなくゴールまで10kmをクリア。数日後にも一度10kmクリア。
やっぱり自然の中を歩くのは最高だ!
このマルタ、島全体が石灰岩でできています。そのため海岸線にも、ところどころに大きな穴のあいた岩が見えるのですが、その中でも観光客を惹きつけるのがblue grotto です。
海上からしか行けないので、観光ボートがお客を乗せて観光コースを回りますが、約20分で7ヨーロは高くない?私たちは崖の上から、たくさんある洞窟の入り口だけを見学することにしました。
ボート乗り場の水の色、わかりますか?とってもきれいなんですけど、写真でははっきりとは見えないのが残念。たくさんある洞窟の中でも一番大きいのが写真右のものです。なかなかの奇岩です。この下をボートが通っていくのですが、奥のほうにある2つの洞窟にボートは入っていきます。そのあと、外側にあるいくつかの洞窟(写真左)にも入っていきます。
写真右下の海水の色が緑色なのがわかるかな?太陽が雲間から出てくると、エメラルドグリーンに輝いていました。
(拍手のコメントにはカテゴリー「拍手へのお返事」でお返事を書いています)
マルタ旅行記の第二弾です。
マルタには三つしか小さな島がありませんが、れっきとした共和国です。
大昔にヨーロッパとアフリカがこの地帯で陸続きになっていたのが、氷河期の終わりの水位の上昇で断絶され、今のような島ができたのだそうです。
マルタ島は246km²、その次に大きいゴゾ島は70km² しかありません。地図のスケールをよく見てください。どれだけ小さいかがよくわかります。
しかし、マルタはヨーロッパの中でも人口密度がとても高い国です。なぜかと言うと、山がなくて島全体を100%利用しているからです。どこまで行っても畑が続き、小さな森(公園みたい)が一か所残るだけ。首都とその近辺は、風景こそ違っていますが、ヨーロッパの都市と全く変わりはありません。
Wikipedia より
マルタは昔から、いろいろな国に侵略され続けてきました。
フェニキア、カルタゴ、ギリシャ、ローマ帝国、ビザンチン帝国、アラブ、シチリア、スペイン、ナポレオンと植民地の歴史を繰り返し、1800年からは1964年までイギリスの支配下でした。
2004年にEUに参加。2008年からヨーロが導入されています。
面白いのは、あらゆる商品に、未だに昔のマルタの通貨での表示もしてあることです。若い人はすぐ慣れるから、あれは高年齢の人用かしら? 私もヨーロッパにヨーロが導入された後しばらくは、マルクに換算し直してたしなあ(^^;)
こういう歴史を持つマルタなので、独特な風景を今も残しています。
マルタに着いて最初に目に気がつくのは、左側交通と変わった家並みです。
長年のイギリス支配の名残りで、マルタは左側交通です。
地元人はマルタ語を話しますが、公用語は英語。
英会話学校のECがあるので、あちこちから英語を習いにくる人が後を絶たないそうです。
トルコに行ったことのある人なら、マルタの町並みに親近感を覚えることでしょう。
古い町並みにずらっと並ぶのは、アラブ風の出窓です。
最初は一生懸命カメラに収めていたダンナでしたが、島のどこへ行っても同じ風景が続くので、写真を撮るのを止めてしまいました(笑)
マルタの人たちは出窓とドアや窓を同じ色に塗る習慣があるようで、なかなか素敵です。
写真が小さくて見えにくいので、クリックして見てくださいね。
マルタの観光にはバスが活躍します。
マルタは物価が安いので、観光客にはありがたい限り。
距離によってAゾーンからDゾーンまであり、Aゾーンは片道47セント。島の果てまで行っても1,16ヨーロです。
1 Day Pass は3,49ヨーロ、3 Day Pass は9,32ヨーロ、5 Day Pass は11,65ヨーロ、7 Day Pass は13,98ヨーロです。
私たちは7日間のパスを買い、十二分に活用しました。
私たちが住んでいたSliema からすぐそばの首都Valletta へは頻繁にバスがあったし、他の所へもたくさんバスがあったので、バスにはいつも観光客の姿が見られます。
その観光客のアトラクションになっているのが、昔懐かしいレトロなバスです。
新しいバスもたくさん走っていますが、レトロバスは観光客がよく写真に収めるので、いつもピカピカ。
新しいバスには降車用のブザーが付いていますが、レトロバスでは天井に渡してある紐を引っ張って、前に取り付けてあるベルをチンと鳴らす方式だったりします。
あ、マルタのバスはなぜか、走っている間も絶対ドアを閉めません。新しかろうが古かろうが、どこのルートを走ろうが同じです。閉めるのは、お客が乗車してはいけないときだけです。あるバスなんか、ドアの内側にバックミラーが付いてました(^^;)
一度バスで大失敗をやらかしたことがあります。
ホテルの夕食が終るとよく散歩に出かけたのですが、ある日のこと、隣接している隣町へ行くのにバスを使おうということになりました。まだ7時くらいだったし、バス停はホテルの前なのでとても便利。
最初に来たバスに乗り込んだのはいいのですが、隣町をよく知らない私たちは、あるバス停で全員が下りてしまったのを見て頭の中が疑問符になりました。
そのあと出発したバスは、なぜかドアを閉めて電気を消し、スピードを上げて走ります。そして、どのバス停にも止まらずに高速道路に入ってしまいました。
ダンナはのんびりと「家に帰るんじゃないか?」と言いながら、じっと座ったまま。
「ちょっと、何とかしなさいよ」と言っても、「もしかしたら、首都のバスターミナルに行くのかもしれないぞ?」と言うだけ。
バスは高速道路を出て、見知らぬ町を走りだしました。ここまで来れば、運転手が帰宅途中なのは確実です。私の再度の抗議に、ついにダンナは運転席に行って運転手に話しかけました(私は窓側に座っていたんです)
突然ダンナに話しかけられた運転手は度肝を抜かれたと思います。誰も乗っていないはずのバスに乗客がまだいたんですから(苦笑)
私たちは運転手の後方、死角に座っていたんです。
やっとバスを降りることができた私たちには、自分たちがどこにいるのか見当もつきません。
しかしここで助かったのは、マルタのバスシステムです。
すべてのバスは首都のバスターミナルへ帰る。
反対車線のバスにさえ乗り込めば、自動的に首都へ帰れる。そして、ホテルのある町はそこからすぐそば。
すでに9時近くなっていましたが、バスは10時過ぎまで走っているので、無事に反対方向行のバスに乗り込み、ホテルに帰ってきました。
あとで島の地図を見て吃驚仰天。海岸の町にいた私たちは、島の中央部まで移動していたのでした。
乗客が全員降りた小さなバス停は、実は終点のターミナルだったんです。
後日そこに行った時、同じバス停の反対側にバスが止まっていました。どう見てもただのバス停にしか見えないのですが、バスが停車する位置に黄色い線で枠が道路上に書かれてあり、その中に英語でこう書いてありました。
Bus Termial
すごいオチでした(爆)
マルタには三つしか小さな島がありませんが、れっきとした共和国です。
大昔にヨーロッパとアフリカがこの地帯で陸続きになっていたのが、氷河期の終わりの水位の上昇で断絶され、今のような島ができたのだそうです。
マルタ島は246km²、その次に大きいゴゾ島は70km² しかありません。地図のスケールをよく見てください。どれだけ小さいかがよくわかります。
しかし、マルタはヨーロッパの中でも人口密度がとても高い国です。なぜかと言うと、山がなくて島全体を100%利用しているからです。どこまで行っても畑が続き、小さな森(公園みたい)が一か所残るだけ。首都とその近辺は、風景こそ違っていますが、ヨーロッパの都市と全く変わりはありません。
Wikipedia より
マルタは昔から、いろいろな国に侵略され続けてきました。
フェニキア、カルタゴ、ギリシャ、ローマ帝国、ビザンチン帝国、アラブ、シチリア、スペイン、ナポレオンと植民地の歴史を繰り返し、1800年からは1964年までイギリスの支配下でした。
2004年にEUに参加。2008年からヨーロが導入されています。
面白いのは、あらゆる商品に、未だに昔のマルタの通貨での表示もしてあることです。若い人はすぐ慣れるから、あれは高年齢の人用かしら? 私もヨーロッパにヨーロが導入された後しばらくは、マルクに換算し直してたしなあ(^^;)
こういう歴史を持つマルタなので、独特な風景を今も残しています。
マルタに着いて最初に目に気がつくのは、左側交通と変わった家並みです。
長年のイギリス支配の名残りで、マルタは左側交通です。
地元人はマルタ語を話しますが、公用語は英語。
英会話学校のECがあるので、あちこちから英語を習いにくる人が後を絶たないそうです。
トルコに行ったことのある人なら、マルタの町並みに親近感を覚えることでしょう。
古い町並みにずらっと並ぶのは、アラブ風の出窓です。
最初は一生懸命カメラに収めていたダンナでしたが、島のどこへ行っても同じ風景が続くので、写真を撮るのを止めてしまいました(笑)
写真が小さくて見えにくいので、クリックして見てくださいね。
マルタの観光にはバスが活躍します。
マルタは物価が安いので、観光客にはありがたい限り。
距離によってAゾーンからDゾーンまであり、Aゾーンは片道47セント。島の果てまで行っても1,16ヨーロです。
1 Day Pass は3,49ヨーロ、3 Day Pass は9,32ヨーロ、5 Day Pass は11,65ヨーロ、7 Day Pass は13,98ヨーロです。
私たちは7日間のパスを買い、十二分に活用しました。
私たちが住んでいたSliema からすぐそばの首都Valletta へは頻繁にバスがあったし、他の所へもたくさんバスがあったので、バスにはいつも観光客の姿が見られます。
その観光客のアトラクションになっているのが、昔懐かしいレトロなバスです。
新しいバスには降車用のブザーが付いていますが、レトロバスでは天井に渡してある紐を引っ張って、前に取り付けてあるベルをチンと鳴らす方式だったりします。
あ、マルタのバスはなぜか、走っている間も絶対ドアを閉めません。新しかろうが古かろうが、どこのルートを走ろうが同じです。閉めるのは、お客が乗車してはいけないときだけです。あるバスなんか、ドアの内側にバックミラーが付いてました(^^;)
一度バスで大失敗をやらかしたことがあります。
ホテルの夕食が終るとよく散歩に出かけたのですが、ある日のこと、隣接している隣町へ行くのにバスを使おうということになりました。まだ7時くらいだったし、バス停はホテルの前なのでとても便利。
最初に来たバスに乗り込んだのはいいのですが、隣町をよく知らない私たちは、あるバス停で全員が下りてしまったのを見て頭の中が疑問符になりました。
そのあと出発したバスは、なぜかドアを閉めて電気を消し、スピードを上げて走ります。そして、どのバス停にも止まらずに高速道路に入ってしまいました。
ダンナはのんびりと「家に帰るんじゃないか?」と言いながら、じっと座ったまま。
「ちょっと、何とかしなさいよ」と言っても、「もしかしたら、首都のバスターミナルに行くのかもしれないぞ?」と言うだけ。
バスは高速道路を出て、見知らぬ町を走りだしました。ここまで来れば、運転手が帰宅途中なのは確実です。私の再度の抗議に、ついにダンナは運転席に行って運転手に話しかけました(私は窓側に座っていたんです)
突然ダンナに話しかけられた運転手は度肝を抜かれたと思います。誰も乗っていないはずのバスに乗客がまだいたんですから(苦笑)
私たちは運転手の後方、死角に座っていたんです。
やっとバスを降りることができた私たちには、自分たちがどこにいるのか見当もつきません。
しかしここで助かったのは、マルタのバスシステムです。
すべてのバスは首都のバスターミナルへ帰る。
反対車線のバスにさえ乗り込めば、自動的に首都へ帰れる。そして、ホテルのある町はそこからすぐそば。
すでに9時近くなっていましたが、バスは10時過ぎまで走っているので、無事に反対方向行のバスに乗り込み、ホテルに帰ってきました。
あとで島の地図を見て吃驚仰天。海岸の町にいた私たちは、島の中央部まで移動していたのでした。
乗客が全員降りた小さなバス停は、実は終点のターミナルだったんです。
後日そこに行った時、同じバス停の反対側にバスが止まっていました。どう見てもただのバス停にしか見えないのですが、バスが停車する位置に黄色い線で枠が道路上に書かれてあり、その中に英語でこう書いてありました。
Bus Termial
すごいオチでした(爆)
(拍手のコメントにはカテゴリー「拍手へのお返事」でお返事を書いています)
先日のパーティーで、ダンナが同僚の女性にケーキのレシピを教えてくれと頼まれたと言うので、「どっちの?」と聞いたら「知らない」ですって。
「Männer !」
注)男性に対する、女性側からの悪態。「全く男ってやつは!」という意味。
しょうがないので両方のレシピをダンナに渡すことにしました。
気を取り直して、今回のケーキです。
このケーキは叔母さん一家の大好きなケーキで、一家の誰かの誕生日には私が必ずこのケーキを作ります。
チョコクリームや生地の材料は、何度かトライした結果の完成品です。
Raffaello-Torte もそうですが、クリームにはSahnefestiger を使っています。
Schlagsahne (生クリーム)を硬く泡立てても、ケーキに塗った後に形が崩れることがよくあるので、それを防ぐためにドイツではSahnefestiger を使います。日本語で何と言うのかわからないので、クリーム安定剤なんて、笑える名前をつけちゃいました(^^;)
これはクリームをいくらか硬めにするので、時間がたっても形崩れしません。
また、ドイツにはVanillinzucker と言って、バニラの入った砂糖があります。ほとんどのケーキにこれを使いますが、日本にはないものなので、この部分は飛ばせばいいでしょう。
それではレシピです。日本語訳は追記に入れています。
Schokoladen Trüffel-Torte
zubereitungszeit ca. 4Std.
Zutaten :
für den Teig
• 5 Eiweiß / 5 Eigelb
• 5 EL kaltes Wasser
• 175g Zucker
• 1 Päckchen Vanillinzucker
• 75g Mehl
• 75g Speisestärke
• 45g Kakao
• 1 TL Backpulver
für die Trüffelmasse
• 200g Vollmilch-Schokolade
• 200g Zartbitter-Schokolade
• 500g Schlagsahne
• 4 TL Sahnefestiger
• 50g Kuvertüre
Zubereitung:
1. Für die Trüffelmasse gut gekühlte Schokolade grob hacken. Sahne erhitzen, Schokolade darin schmelzen. 3-4 Stunden kalt stellen, bis die Masse fest wird.
2. Eiweiß und kaltes wasser sehr steif schlagen. Zucker und Vannillinzucker einrieseln lassen und kurz darunterschlagen. Die Eigelb unterziehn. Mehl, Speisestärke, Kakao und Backpulver mischen, auf den Eischnee sieben und locker unterheben.
3. Den Teig in eine nur am Boden gefettete Springform (26cm ø) füllen, auf der Mittelschiene im vorgeheizten Backofen (E-Herd: 200°c / Umluft: 175°c) 35- 40 Min. backen. Abkühlen lassen.
4. Kuvertüre schmelzen und auf ein kaltes Blett (z. B. Marmor oder Porzellan) streichen und kalt stellen. Mit einem Spatel Späne abziehen.
5. Trüffelmasse mit den Sahnefestiger cremig aufschlagen. Biskuit quer halbieren. Unteren Boden mit etwas Creme bestreichen, Zweiten Borden daraufsetzen.
6. Torte mit Creme einstreichen. Kalt stellen. Mit Schokospänen verzieren.
「Männer !」
注)男性に対する、女性側からの悪態。「全く男ってやつは!」という意味。
しょうがないので両方のレシピをダンナに渡すことにしました。
気を取り直して、今回のケーキです。
このケーキは叔母さん一家の大好きなケーキで、一家の誰かの誕生日には私が必ずこのケーキを作ります。
チョコクリームや生地の材料は、何度かトライした結果の完成品です。
Raffaello-Torte もそうですが、クリームにはSahnefestiger を使っています。
Schlagsahne (生クリーム)を硬く泡立てても、ケーキに塗った後に形が崩れることがよくあるので、それを防ぐためにドイツではSahnefestiger を使います。日本語で何と言うのかわからないので、クリーム安定剤なんて、笑える名前をつけちゃいました(^^;)
これはクリームをいくらか硬めにするので、時間がたっても形崩れしません。
また、ドイツにはVanillinzucker と言って、バニラの入った砂糖があります。ほとんどのケーキにこれを使いますが、日本にはないものなので、この部分は飛ばせばいいでしょう。
それではレシピです。日本語訳は追記に入れています。
Schokoladen Trüffel-Torte
zubereitungszeit ca. 4Std.
Zutaten :
für den Teig
• 5 Eiweiß / 5 Eigelb
• 5 EL kaltes Wasser
• 175g Zucker
• 1 Päckchen Vanillinzucker
• 75g Mehl
• 75g Speisestärke
• 45g Kakao
• 1 TL Backpulver
für die Trüffelmasse
• 200g Vollmilch-Schokolade
• 200g Zartbitter-Schokolade
• 500g Schlagsahne
• 4 TL Sahnefestiger
• 50g Kuvertüre
Zubereitung:
1. Für die Trüffelmasse gut gekühlte Schokolade grob hacken. Sahne erhitzen, Schokolade darin schmelzen. 3-4 Stunden kalt stellen, bis die Masse fest wird.
2. Eiweiß und kaltes wasser sehr steif schlagen. Zucker und Vannillinzucker einrieseln lassen und kurz darunterschlagen. Die Eigelb unterziehn. Mehl, Speisestärke, Kakao und Backpulver mischen, auf den Eischnee sieben und locker unterheben.
3. Den Teig in eine nur am Boden gefettete Springform (26cm ø) füllen, auf der Mittelschiene im vorgeheizten Backofen (E-Herd: 200°c / Umluft: 175°c) 35- 40 Min. backen. Abkühlen lassen.
4. Kuvertüre schmelzen und auf ein kaltes Blett (z. B. Marmor oder Porzellan) streichen und kalt stellen. Mit einem Spatel Späne abziehen.
5. Trüffelmasse mit den Sahnefestiger cremig aufschlagen. Biskuit quer halbieren. Unteren Boden mit etwas Creme bestreichen, Zweiten Borden daraufsetzen.
6. Torte mit Creme einstreichen. Kalt stellen. Mit Schokospänen verzieren.
(拍手のコメントにはカテゴリー「拍手へのお返事」でお返事を書いています)
カレンダー
01 | 2025/02 | 03 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
ランキング
一日一回ポチっと応援してくださると、管理人が大喜びしますw
日本ブログ村
![にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ](http://overseas.blogmura.com/germany/img/germany125_41_z_cat.gif)
こちらは面白ランキングのblogram 。一風変ってる!
![blogram投票ボタン](http://widget.blogram.jp/images/bgButton1_bla.gif)
フランクフルトの生活情報サイト、Jimomo Frankfurt です
![ジモモ フランクフルト](http://frankfurt.jimomo.jp/images/blog/vote_frankfurt.png)
なんだかどうでもいい、ヨーロッパランキングのEUROPE COLOR
![ヨーロッパ在住の日本人によるブログ](http://www.europe-color.net/common/img/rankingcode_bnr/88-31.gif)
著作権について
![Creative Commons License](http://i.creativecommons.org/l/by-nc-sa/2.1/jp/88x31.png)
このブログの内容の文章や画像は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。無断リンクなし転載はお断りいたします。
Creative Commons License
This work is licensed under a Creative Commons
最新記事
(03/10)
(03/09)
(02/25)
(02/24)
(02/23)
(02/09)
(02/06)
(02/04)
(02/02)
(01/30)
(01/27)
(01/21)
カテゴリー
AD
PR
ブログ内検索
黒猫 maukie
ゲーム付きMaukie 君をゲットしました。マウスを持って行くとじゃれます(OPERAでは動きません)。下のボタンでゲームに切り替わるので、遊んでいってくださいな。数独からMaukie 君に戻るときはページを更新してください。
ブックマーク
♥
ドイツ語と料理のページです
by Luna Meer 様
♥ 熊子の冬眠ライフ
by 熊子様
♥ オナモミ亭~猫柳一番地
by オナモミ様
♥ ドイツ田舎暮らし
by アイスベア様
♥ Sonnen Katze
by Tomimaru 様
♥ ラーダ・ドゥーナのZAKKAスクラップ
by ラーダ・ドゥーナ様
♥ Jimmy in ドイツ
by Jimmy 777様
♥ 地球ワーキングトラベラー見聞録
by takechan0312様
バナーリンク
♥ オナモミさんの新本館登場
![おじゃもみ亭 バナー](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1269087195)
お世話になってる無料写真シェアサイト
♥ PIXELIO
by Luna Meer 様
♥ 熊子の冬眠ライフ
by 熊子様
♥ オナモミ亭~猫柳一番地
by オナモミ様
♥ ドイツ田舎暮らし
by アイスベア様
♥ Sonnen Katze
by Tomimaru 様
♥ ラーダ・ドゥーナのZAKKAスクラップ
by ラーダ・ドゥーナ様
♥ Jimmy in ドイツ
by Jimmy 777様
♥ 地球ワーキングトラベラー見聞録
by takechan0312様
バナーリンク
♥ オナモミさんの新本館登場
お世話になってる無料写真シェアサイト
♥ PIXELIO
カウンター
時計、カウンター、謎
下のボタンを押すと変身! 左は時計、真ん中はカウンター、右は不思議なグローバーウォークが見られるよ。
Live on Earth
全世界の現在の閲覧者です
現在のブログ閲覧者数
日本ブログ村