旅行+生活情報+ドイツ語と、ちょっと言いたい今日のドイツ
2024/11/21 (Thu)
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2009/03/21 (Sat)
ルフトハンザ ローマに緊急着陸!体験者は語る
Ich bin wieder da!
無事帰ってきました!
タイトルがすごいですが、実は実話です(洒落てる場合じゃない)
成績優秀なルフトハンザだから大丈夫と言っていたのに、当たりを引いてしまいました。
何十回も飛行機であちこち飛んでれば確率は高くなるとは思いますが、旅行歴20年以上で初めて体験しました。
飛行機はそれほど混んでいなく、後ろの方には空席もある状態でした。
窓側の席をもらったダンナは大喜びで(私は絶対に窓側には座らせてもらえません;;)、雪を頂に乗せたアルプスの山々にカメラを向け、短い飛行時間の割には温かい食事に喜んだのですが、食事の後に機長からアナウンスが・・・・・・
「飛行機に小さな問題が出たので、マルタに向かうのを止めてローマに着陸することに決定しました。どうぞ席に戻って着陸の準備をしてください。大した問題ではありませんので、どうぞ安心してください」
って、じゃあ何で緊急着陸しなきゃなんないのよ!
大きな問題だから、飛行を中断したんでしょ?
という突っ込みはダンナにしときました。機長が自らパニックを引き起こすような発言をするわけありませんものね。
その後飛行機は急降下を始めました。長年の飛行経験からでも、あんな急降下は経験したことがありません。恐らく、すでにローマは目の前なのに飛行機はまだ高い高度を飛んでいたからなのでしょうが、ちらりとパニック映画のシーンが頭に浮かびました。ダンナも同じ気持ちだったようで、後でドラマチックなメールをあちこちに送りつけていました(笑)
急激に下がる高度とともにローマ郊外の海岸がどんどん近づいて来て、私たちは緊張して窓を見つめていました。が、ダンナはこんなときでもしっかりカメラを窓にへばりつかせてます。
写真は、緊急着陸直前に窓から見えたローマ郊外の海岸です。
ここの近くに大きな遺跡があってねー、とダンナに説明していたのは私です(汗)
飛行機が無事に着陸したあと、機長が詳しい説明を機内に放送し始めました。
「ナビゲーターシステムの一つが機能しなくなりました。他にまだ二つシステムはあるのですが、変な臭いがしたため、マルタへの飛行を中断してローマに着陸することに決定しました。この飛行機はこれから技師が問題点を探すため、このままローマにとどまります。乗客の皆さんは送迎バスが来ますので、ターミナルのほうでこれからの情報をお聞きください」
乗客たちが機外に出ると3台の消防車が待機していて、そのうちのひとつは飛行機事故用の特殊な消防車!
ぎくっとしますよ、あんなのが待機していると(^^;)
またまたダンナがパチパチ・・・・・したら、写真を撮るなと怒られました(苦笑)
さて、このあと長ーいこと荷物が出てくるのを待ち、ルフトハンザの案内カウンターに行くと係員が、まだどうなるかわからないので一時間半後にまたここに来てくれと、食事券を全員に配り始めました。
ま、緊急なわけですから、飛行機をどう手配するか決めるのにも時間はかかります。乗客は食事券を手に、それぞれカフェテリアに向かっていきました。
ちょうどお昼時だったので混んでましたが、私たちはなんとかテーブルに落ち着いてローマのカフェテリアのお味を試しました。
感想は・・・・・・ピザが不味い、料理が冷たい、たいしたことない
ともかく、食事後にもう一度カウンターに行くと、今度はちゃんと報告が待っていました。
さすがはルフトハンザ、飛行機を一機準備するそうで、すぐにチェックインできるそう。
さっそく荷物を預けましたが、出発は4時間後の6時です。
私たちの飛行機はドイツからローマまで1時間半くらいかかったけど、今度の飛行機もドイツから持ってくるのかなあ?
他の航空会社の飛行機じゃないから、ドイツから来る確率が大きいです。
大きな荷物がなくなって楽にはなったけれど、ローマ観光するには時間が足りません。電車も頻繁にあるわけじゃないし、もし今度の飛行機に遅れでもしたら大変なので、空港の内外をぶらぶらすることにしました。そのうちに時間がきて準備された飛行機にほぼ全員が乗り込んだあと、今度はあきれたアナウンスが・・・・・・
「1時間前にチェックインした乗客が数人まだ現れません。すでに時間になっていますが、この乗客の荷物をもう一度機体から降ろさなければならないので、もうしばらくお待ちください」
マルタに行きたかったんですよね?
ローマじゃないですよね?
チェックインまでしたのに、なんでいないんですか?
と思ったのは、絶対私だけじゃない!
ぶうーんと音がして、荷物を探す作業が機体の下で始まっている模様です。探すの大変じゃないのかなあ、とダンナと話していると・・・・・・なんと、みんなの注目を浴びて問題の二人が機内に現れました。
すごく普通の態度だったけど、みんなの針の視線が全身に刺さったはずです(グサッ)
やっとマルタに到着したら、旅行会社の係員が「何があったんですか?」と聞いてきました。
何と、詳しい事情がわからないまま6時間空港で待ってたそうな。同情してしまいました。
さて、帰ってきてから息子がより詳しい情報を教えてくれました。
ルフトハンザのHPで見つけたそうですが、4つあるうちの電気ジェネレーターの一つが機能しなくなったんだそうです。たぶんそのためにナビゲーターシステムも機能しなくなったのでしょう。
私たちの乗った飛行機は最後まで残った一番古いタイプの4機のうちのひとつで、そのうちに他の航空会社に売りさばかれる運命のものだったようです。
えと、それって安全なんでしょうか?
小さい会社の飛行機は確かに古いものばかりですけど、今回の事故で考えさせられました。
空は危険でいっぱいなのかもしれません。
無事帰ってきました!
タイトルがすごいですが、実は実話です(洒落てる場合じゃない)
成績優秀なルフトハンザだから大丈夫と言っていたのに、当たりを引いてしまいました。
何十回も飛行機であちこち飛んでれば確率は高くなるとは思いますが、旅行歴20年以上で初めて体験しました。
飛行機はそれほど混んでいなく、後ろの方には空席もある状態でした。
窓側の席をもらったダンナは大喜びで(私は絶対に窓側には座らせてもらえません;;)、雪を頂に乗せたアルプスの山々にカメラを向け、短い飛行時間の割には温かい食事に喜んだのですが、食事の後に機長からアナウンスが・・・・・・
「飛行機に小さな問題が出たので、マルタに向かうのを止めてローマに着陸することに決定しました。どうぞ席に戻って着陸の準備をしてください。大した問題ではありませんので、どうぞ安心してください」
って、じゃあ何で緊急着陸しなきゃなんないのよ!
大きな問題だから、飛行を中断したんでしょ?
という突っ込みはダンナにしときました。機長が自らパニックを引き起こすような発言をするわけありませんものね。
その後飛行機は急降下を始めました。長年の飛行経験からでも、あんな急降下は経験したことがありません。恐らく、すでにローマは目の前なのに飛行機はまだ高い高度を飛んでいたからなのでしょうが、ちらりとパニック映画のシーンが頭に浮かびました。ダンナも同じ気持ちだったようで、後でドラマチックなメールをあちこちに送りつけていました(笑)
急激に下がる高度とともにローマ郊外の海岸がどんどん近づいて来て、私たちは緊張して窓を見つめていました。が、ダンナはこんなときでもしっかりカメラを窓にへばりつかせてます。
写真は、緊急着陸直前に窓から見えたローマ郊外の海岸です。
ここの近くに大きな遺跡があってねー、とダンナに説明していたのは私です(汗)
飛行機が無事に着陸したあと、機長が詳しい説明を機内に放送し始めました。
「ナビゲーターシステムの一つが機能しなくなりました。他にまだ二つシステムはあるのですが、変な臭いがしたため、マルタへの飛行を中断してローマに着陸することに決定しました。この飛行機はこれから技師が問題点を探すため、このままローマにとどまります。乗客の皆さんは送迎バスが来ますので、ターミナルのほうでこれからの情報をお聞きください」
乗客たちが機外に出ると3台の消防車が待機していて、そのうちのひとつは飛行機事故用の特殊な消防車!
ぎくっとしますよ、あんなのが待機していると(^^;)
またまたダンナがパチパチ・・・・・したら、写真を撮るなと怒られました(苦笑)
さて、このあと長ーいこと荷物が出てくるのを待ち、ルフトハンザの案内カウンターに行くと係員が、まだどうなるかわからないので一時間半後にまたここに来てくれと、食事券を全員に配り始めました。
ま、緊急なわけですから、飛行機をどう手配するか決めるのにも時間はかかります。乗客は食事券を手に、それぞれカフェテリアに向かっていきました。
ちょうどお昼時だったので混んでましたが、私たちはなんとかテーブルに落ち着いてローマのカフェテリアのお味を試しました。
感想は・・・・・・ピザが不味い、料理が冷たい、たいしたことない
ともかく、食事後にもう一度カウンターに行くと、今度はちゃんと報告が待っていました。
さすがはルフトハンザ、飛行機を一機準備するそうで、すぐにチェックインできるそう。
さっそく荷物を預けましたが、出発は4時間後の6時です。
私たちの飛行機はドイツからローマまで1時間半くらいかかったけど、今度の飛行機もドイツから持ってくるのかなあ?
他の航空会社の飛行機じゃないから、ドイツから来る確率が大きいです。
大きな荷物がなくなって楽にはなったけれど、ローマ観光するには時間が足りません。電車も頻繁にあるわけじゃないし、もし今度の飛行機に遅れでもしたら大変なので、空港の内外をぶらぶらすることにしました。そのうちに時間がきて準備された飛行機にほぼ全員が乗り込んだあと、今度はあきれたアナウンスが・・・・・・
「1時間前にチェックインした乗客が数人まだ現れません。すでに時間になっていますが、この乗客の荷物をもう一度機体から降ろさなければならないので、もうしばらくお待ちください」
マルタに行きたかったんですよね?
ローマじゃないですよね?
チェックインまでしたのに、なんでいないんですか?
と思ったのは、絶対私だけじゃない!
ぶうーんと音がして、荷物を探す作業が機体の下で始まっている模様です。探すの大変じゃないのかなあ、とダンナと話していると・・・・・・なんと、みんなの注目を浴びて問題の二人が機内に現れました。
すごく普通の態度だったけど、みんなの針の視線が全身に刺さったはずです(グサッ)
やっとマルタに到着したら、旅行会社の係員が「何があったんですか?」と聞いてきました。
何と、詳しい事情がわからないまま6時間空港で待ってたそうな。同情してしまいました。
さて、帰ってきてから息子がより詳しい情報を教えてくれました。
ルフトハンザのHPで見つけたそうですが、4つあるうちの電気ジェネレーターの一つが機能しなくなったんだそうです。たぶんそのためにナビゲーターシステムも機能しなくなったのでしょう。
私たちの乗った飛行機は最後まで残った一番古いタイプの4機のうちのひとつで、そのうちに他の航空会社に売りさばかれる運命のものだったようです。
えと、それって安全なんでしょうか?
小さい会社の飛行機は確かに古いものばかりですけど、今回の事故で考えさせられました。
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でも、ご旅行は楽しかったですか?
写真撮って怒られちゃった旦那さん、なんだか可笑しいです^^
黒猫さんへ
黒猫さんも経験があるんですか?!
以前にケーブル1本の配線ミスのせいで墜落した飛行機もありますし、考えれば怖いですよね。
向こうは天気もよくて、あちこちを歩き回りました。休暇を満喫してきましたよ
旅行の様子はこれから写真を載せていこうと思います。
小さな島なのでたいしたことはありませんけど、まだまだ寒いドイツですから、マルタの太陽で温まってもらいたいです
怖
成田での事故があったばかりだから尚更…。
事故寸前の古い機体を他会社に売るって、
ベルリンで飛んでる機体は、そういうのものばかりのような…。
飛んでる最中に臭いがして、急降下しだしたら、
もう生きた心地がしませんよ~(泣)
熊子さんへ
ほんとに最近は怖いことが多いです。みんな自分は大丈夫と思ってますけど(私もそのひとりだった)、いつ自分に降りかかってくるかは神様仏様しか知らない。
機長の最初のアナウンスを聞いた時、私の眼はまんまるに開きましたよ。
いろいろな思いが頭の中にばーっと流れてきました。
>ベルリンで飛んでる機体は、そういうのものばかりのような…。
まさしくその通り!
小さなチャーター機なんかは危なそうですよ。実は私たちはよくチャーター機を利用するので、機体が新しいかどうかにはすごく興味を持ちます。
昔は機内で説明される救命ベストの使い方にも関心はなかったけれど、今では非常口のそばに席を取るように気をつけてます。
もう二度とああいう事故に遭わないように、ご先祖様にでもお祈りしなきゃ。
あれが深刻な事態だったらと思うと、ぞっとします。
今忙しくて、そちらにお邪魔する時間がなくて申し訳ありません。時間ができたらお邪魔しますね。
それから、リンクさせていただきました。これからもどうぞよろしくお願いいたします(お辞儀)
一旦空に上がっちゃうと・・・
フィレンツェに向かう飛行機が、フィレンツェ上空の濃霧で、ボロ-ニャに着陸して、後はバス移動になった経験はありますよ。同乗していたイタリア人はアナウンスを聞いて、座席を蹴っ飛ばしていました。(^_^;)
あぁ~、くろろさんの体験を聞いても、やっぱりルフトハンザは私の中では一番安心できる航空会社です。
Noraさんへ
ダンナはすでに一度、エジプト航空でエンジン故障事故を経験したそうです。
息子いわく、問題がある航空会社はドイツに来ること自体を許可されないそうなので、ドイツに来ている飛行機は一応信用できそうですよ。
しかし、飛行機の整備や何かに問題があると・・・・・ほんと、まな板の上のコイです
悪天候のために着陸地を変更することはよくありますよね。仕事で予定が詰まっている
ビジネスマンなら、座席を蹴っ飛ばしたくもなるでしょうね(^^;)
>あぁ~、くろろさんの体験を聞いても、やっぱりルフトハンザは私の中では一番安心できる航空会社です。
ルフトハンザは優等生ですし、そうそう何かが起こることはないと思います。でも、それでもこんなことが起こりましたしねえ。これからも非常時のために、救命ベストの位置の確認は怠らないようにします。
Noraさんも飛行機の座席は非常口のそばにされてくださいね。