旅行+生活情報+ドイツ語と、ちょっと言いたい今日のドイツ
2024/11/22 (Fri)
[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
(拍手のコメントにはカテゴリー「拍手へのお返事」でお返事を書いています)
2010/12/26 (Sun)
日本ではなぜクリスマスにケーキを食べるのか?
今年も日本全国で相当数のクリスマスケーキが、相当数の家庭に持ち帰られました。
日本では、クリスマス=ケーキてな感じが非常に強く、ケーキがなけりゃクリスマスの感じがしない人もいるんじゃないでしょうか?
しかし、なぜケーキなのか考えたことがありますか?
海外ではクリスマスに魚料理(特に東ヨーロッパ)だとか、鴨や七面鳥が焼かれ、特別なディナーが食卓に上ります。そのデザートとしてのクリスマスケーキなら確かに海外にはあるけれど、日本じゃなぜかケーキが主役を横取りしている。
大体日本は仏教国だから、そういう習慣が初めからあるわけでもない。
じゃあなぜ、クリスマスにケーキを食べるようになったんでしょ?
どう考えてもこれは、バレンタインのチョコと同じようにお菓子業界の陰謀としか思えない。
そこで、誰がこのクリスマスケーキの仕掛け人なのかを調べてみました。
いとも簡単に浮上してきたのは、老舗の不二家。
ミルキーが昔から好きで、帰国しちゃあ2袋くらい買わないと、息子とのミルキー戦争に負けてしまう。その不二家がクリスマスケーキを販売し始めたのがなんと、不二家が創業した明治43年(1910年)だそう。
ええっ!不二家ってそんな昔からすでにあったんですか?!
不二家の公式サイトを見ると、なんと今年で操業100年なんだそうですよ。
そんなに昔からの店だとは知らなかった(驚)
創業主は当時25歳の青年です。
先見の明があったんだろうなあ・・・
昔の資料がないので、日本で最初にクリスマスケーキを販売したのが不二家かどうかははっきりしないそうですが、限りなく最初に近そうですよ。
では、不二家が始めたクリスマスケーキはどのようにして全国に広がっていったのか?
昭和27年ごろからクリスマスセールとして本格的な販売が始まり、昭和30年ころには関東、関西、名古屋にある約50店舗で販売されたそうで、不二家の店舗が全国に拡大していくのと共に、日本でクリスマスケーキが普及していったようです。
やっぱりクリスマスケーキには、仕掛け人がいたんですね!
しかし、ドイツではクリスマスの日にケーキを食べる習慣はありません。
「シュトレン」は14世紀から作られている、ドイツで一番古いクリスマスのお菓子だけど、アドヴェントの期間中から食べてます。
ドレスデンが有名な、クリストシュトレン(Wikipediaより)
フランスでは、クリスマスのディナーのデザートとして「ブッシュ・ド・ノエル」があるけれど、日本のクリスマスケーキとは似ても似つかない。
1879年から作られている、ブッシュ・ド・ノエル(Wikipediaより)
不二家創業当時のクリスマスケーキは、スポンジにクリーム、銀玉のシンプルな物だったようです。しかし、大正時代に不二家が日本最初のイチゴのショートケーキの販売を始め、それが日本全国に広まって日本でもっともポピュラーなケーキになりました。
昔はクリスマスケーキはイチゴのショートケーキが多かったですが、あれは不二家が広めたんですねえ。
不二家の歴史が、日本のケーキの歴史みたい・・・
庶民のケーキ屋さん、「不二家」
いやあ、クリスマスケーキへの疑問から、日本のケーキをリードしてきた不二家の歴史を勉強しました。脱帽です!
Respekt!
参考サイト
無駄総合研究所:日本では、なぜクリスマスにケーキを食べるのか?
Wikipedia:不二家
Wikipedia:ショートケーキ
日本では、クリスマス=ケーキてな感じが非常に強く、ケーキがなけりゃクリスマスの感じがしない人もいるんじゃないでしょうか?
しかし、なぜケーキなのか考えたことがありますか?
海外ではクリスマスに魚料理(特に東ヨーロッパ)だとか、鴨や七面鳥が焼かれ、特別なディナーが食卓に上ります。そのデザートとしてのクリスマスケーキなら確かに海外にはあるけれど、日本じゃなぜかケーキが主役を横取りしている。
大体日本は仏教国だから、そういう習慣が初めからあるわけでもない。
じゃあなぜ、クリスマスにケーキを食べるようになったんでしょ?
どう考えてもこれは、バレンタインのチョコと同じようにお菓子業界の陰謀としか思えない。
そこで、誰がこのクリスマスケーキの仕掛け人なのかを調べてみました。
いとも簡単に浮上してきたのは、老舗の不二家。
ミルキーが昔から好きで、帰国しちゃあ2袋くらい買わないと、息子とのミルキー戦争に負けてしまう。その不二家がクリスマスケーキを販売し始めたのがなんと、不二家が創業した明治43年(1910年)だそう。
ええっ!不二家ってそんな昔からすでにあったんですか?!
不二家の公式サイトを見ると、なんと今年で操業100年なんだそうですよ。
そんなに昔からの店だとは知らなかった(驚)
創業主は当時25歳の青年です。
先見の明があったんだろうなあ・・・
昔の資料がないので、日本で最初にクリスマスケーキを販売したのが不二家かどうかははっきりしないそうですが、限りなく最初に近そうですよ。
では、不二家が始めたクリスマスケーキはどのようにして全国に広がっていったのか?
昭和27年ごろからクリスマスセールとして本格的な販売が始まり、昭和30年ころには関東、関西、名古屋にある約50店舗で販売されたそうで、不二家の店舗が全国に拡大していくのと共に、日本でクリスマスケーキが普及していったようです。
やっぱりクリスマスケーキには、仕掛け人がいたんですね!
しかし、ドイツではクリスマスの日にケーキを食べる習慣はありません。
「シュトレン」は14世紀から作られている、ドイツで一番古いクリスマスのお菓子だけど、アドヴェントの期間中から食べてます。
ドレスデンが有名な、クリストシュトレン(Wikipediaより)
フランスでは、クリスマスのディナーのデザートとして「ブッシュ・ド・ノエル」があるけれど、日本のクリスマスケーキとは似ても似つかない。
1879年から作られている、ブッシュ・ド・ノエル(Wikipediaより)
不二家創業当時のクリスマスケーキは、スポンジにクリーム、銀玉のシンプルな物だったようです。しかし、大正時代に不二家が日本最初のイチゴのショートケーキの販売を始め、それが日本全国に広まって日本でもっともポピュラーなケーキになりました。
昔はクリスマスケーキはイチゴのショートケーキが多かったですが、あれは不二家が広めたんですねえ。
不二家の歴史が、日本のケーキの歴史みたい・・・
庶民のケーキ屋さん、「不二家」
いやあ、クリスマスケーキへの疑問から、日本のケーキをリードしてきた不二家の歴史を勉強しました。脱帽です!
Respekt!
参考サイト
無駄総合研究所:日本では、なぜクリスマスにケーキを食べるのか?
Wikipedia:不二家
Wikipedia:ショートケーキ
(拍手のコメントにはカテゴリー「拍手へのお返事」でお返事を書いています)
トラックバック
TrackbackURL
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
ランキング
一日一回ポチっと応援してくださると、管理人が大喜びしますw
日本ブログ村
こちらは面白ランキングのblogram 。一風変ってる!
フランクフルトの生活情報サイト、Jimomo Frankfurt です
なんだかどうでもいい、ヨーロッパランキングのEUROPE COLOR
著作権について
このブログの内容の文章や画像は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。無断リンクなし転載はお断りいたします。
Creative Commons License
This work is licensed under a Creative Commons
最新記事
(03/10)
(03/09)
(02/25)
(02/24)
(02/23)
(02/09)
(02/06)
(02/04)
(02/02)
(01/30)
(01/27)
(01/21)
カテゴリー
AD
PR
ブログ内検索
黒猫 maukie
ゲーム付きMaukie 君をゲットしました。マウスを持って行くとじゃれます(OPERAでは動きません)。下のボタンでゲームに切り替わるので、遊んでいってくださいな。数独からMaukie 君に戻るときはページを更新してください。
ブックマーク
♥
ドイツ語と料理のページです
by Luna Meer 様
♥ 熊子の冬眠ライフ
by 熊子様
♥ オナモミ亭~猫柳一番地
by オナモミ様
♥ ドイツ田舎暮らし
by アイスベア様
♥ Sonnen Katze
by Tomimaru 様
♥ ラーダ・ドゥーナのZAKKAスクラップ
by ラーダ・ドゥーナ様
♥ Jimmy in ドイツ
by Jimmy 777様
♥ 地球ワーキングトラベラー見聞録
by takechan0312様
バナーリンク
♥ オナモミさんの新本館登場
お世話になってる無料写真シェアサイト
♥ PIXELIO
by Luna Meer 様
♥ 熊子の冬眠ライフ
by 熊子様
♥ オナモミ亭~猫柳一番地
by オナモミ様
♥ ドイツ田舎暮らし
by アイスベア様
♥ Sonnen Katze
by Tomimaru 様
♥ ラーダ・ドゥーナのZAKKAスクラップ
by ラーダ・ドゥーナ様
♥ Jimmy in ドイツ
by Jimmy 777様
♥ 地球ワーキングトラベラー見聞録
by takechan0312様
バナーリンク
♥ オナモミさんの新本館登場
お世話になってる無料写真シェアサイト
♥ PIXELIO
カウンター
時計、カウンター、謎
下のボタンを押すと変身! 左は時計、真ん中はカウンター、右は不思議なグローバーウォークが見られるよ。
Live on Earth
全世界の現在の閲覧者です
現在のブログ閲覧者数
日本ブログ村
No Title
ウチもしっかり食べましたよ、クリスマスケーキ。
と言ってもイチゴショートではなく、娘のリクエストで私が作った
『チョコレートムースとモンブラン』
が合体したスポンジケーキでしたけど。
苺のショートケーキと言えば、季節外れにはゼリーの苺が乗っていた頃から知っている……というか、ちょっと前まで苺は殆ど「季節商品」だったような……!
ところで、イギリスで「ショートケーキ」と言えば「ショートブレッド」、スコットランド名物のバタービスケットの事なんですよね。日本への御土産としても一般的な。
でも在英の日本人は一度は「ショートケーキがある」と言われて喜んだ後で混乱したことがある……と思います。
イギリス人は「イチゴのショートケーキ」と言われてどんなモノをイメージするんでしょうね。
のら猫おばさんへ
モンブランって難しいそうですけど、チョコレートムースとモンブランが合体したケーキとはすごい!
一度見てみたいです!
ショートブレッド、Wikipediaで見てきました。確かにビスケットですね。
イギリスのショートケーキを見た日本人の顔が目に浮かぶ(爆)
イチゴのショートケーキと言われたイギリス人は、イチゴのクリームをかけたビスケットを想像したりして・・・(笑)
このショートケーキというのは生地の種類なんですねえ。
Wikipediaの英語版を読むと、日本のショートケーキはショートケーキを使ってないと書いてありました。でも、ショートケーキを使った世界で最も有名なデザートはイチゴのショートケーキだとも書いてあります。
ビスケットを層にして、間にイチゴやイチゴのジュースを挟んだんですって。
アメリカで修行した不二家は、向こうでそういう物を見たのかも・・・
日本人は柔らかいものが好きだからと工夫をしたそうなので、だんだんスポンジ生地にかわっていったんでしょうねえ。
確かに日本人はイチゴのケーキが大好き。
やっぱり不二家の創業者は頭がよかったんだ!
ケーキの由来
小さい頃ケーキを食べるのが私のクリスマスで下が、
これは不二家の陰謀だったのですね。
お勉強させて頂きました。
そちらは寒いですか?シドニーは暑いですよ。
お正月を平穏無事に迎えられますように。
takechanさんへ
クリスマスに降った雪は積雪22cmですよ。雪かきした後には1mの山ができてます。
24日の夕方に姑の家に行こうと思ったら、車が雪に埋もれて凍結してたし・・・
結局遅刻です(汗)
オーストラリアは北東部でえらいことになってますね。
ドイツでもニュースに来ました。
これがダーウィンだったら、もう一つえらいことになってたでしょうねえ。
あそこの川にはワニがいるはずだから。
げっ、想像するのも怖い・・・
時間に余裕ができたらまたお邪魔しますね。
間に合わなかったとき用に「よいお正月をお迎えください」
メリークリスマス
我が家も雪の影響を受けましたが、普段、車で一時間ちょっとの夫の実家に行くのに、3時間かかった程度のものでした。
何はともあれ、無事に終わってほっとしています。
クリスマスケーキって不二家が広めたのですねぇ。
へぇ、興味深いお話ですね。
大人になって一人暮らしのOLをやっていた時は、ホールのケーキを買って一人で丸ごと食べていました。色気のない話ですね。でも、あれは快感でしたねー(笑)
今でもやってみたいけど、今は生クリームを食べれない体質になってしまい残念です。
では、くろろさん、次は年末年始ですね。
残り少ない2010年、元気にお過ごし下さい!
アイスベアさんへ
アイスベアさんも義両親宅でクリスマスでしたね。
雪の中を3時間も走るのは大変だったでしょう?
特に帰り、怖くなかったですか?
ここらは大雪警報のど真ん中ですごい雪だったので、ひやひやしました。
アイスベアさん、ホールのケーキを一人で食べていたとはすごい!
特別な日の自分のための贅沢ですものね。
アイスベアさんの快感、私にもよくわかる!
でも、アレルギーになっちゃったんですか?
もしラクトーゼだけの問題なら、ラクトーゼの入っていない乳製品がたくさん出てるけど、乳製品自体が禁止だときついですねえ。
今度のイベントは大晦日ですね。
大雪だけど、花火はされるんですか?
お互いに、無事に年を越しましょうね!
No Title
もともとは、キリストの誕生日だったので、そのお祝いにケーキを食べた・・・ってのが日本に伝わり、「クリスマスにはケーキ」という発想になった・・・と、料理研究家の服部先生がラジオで言っていました。
そこで、目をつけたのが不二屋だったのですかね~
日本人は「ケーキ」に対する想いが強いような気がします。
ケーキ=贅沢なおやつ=特別なもの=誕生日やクリスマスのお祝い=お祝い=家族だんらん=平和の象徴
・・・とか?
なんとなく「ケーキ」って言っただけで幸せな気分になれるんじゃないですかね~
今は昔ほどの特別感がなく、買おうと思えば特別な日でなくても買えますが・・・。
でも、子供にとっては「ケーキ」というとまだ、特別感があるような気がします
ウチも一応食べましたよ。ちっちゃいのを2種類づつ。
ラーダさんへ
クリスマスが日本(東京)に紹介されたのは明治33年で、大正時代にクリスマスにまつわる話が子供向け雑誌にたくさん載ったんだそうです。
そして大正天皇が12月25日に崩御したあと、昭和23年まで25日が祝日だったことから、クリスマスの習慣が広まったんだそう。
不二家は東京で店を拡大していたから、早くにクリスマスケーキ商戦を始めたんでしょうね。
日本式ショートケーキで成功して日本全国に店舗が拡大するとともに、クリスマスケーキを地方でもばんばん売り始めたんでしょう。
どこにでもあるますもん、不二家って。
日本ではオーブンがないから、ケーキはお店で買う特別な物でしたよね。
わざわざ買うんだから、特別な時くらいしか食べられなかったし。
実家ではケーキを買うのはお土産に持っていくときだけだったから、ケーキを食べる機会なんて、ほんとに少なかったです。
自分の誕生日に自分で数個買ったりとか(虚しい)
子供の頃にクリスマスケーキを食べた記憶もありません。
父はケチだったから、高いケーキなんか買わなかったんでしょうね。
昔はクリスマス直前になると、店先に積み重なるほどケーキの箱を積み上げるところもあって、必至な感じがありました。
私も店先に積まれた箱に誘われてたまに買いましたよ。
ぎりぎりになると、安売りするところがあったような記憶があります。
売れ残ったケーキはどうするのかとよく思ってました(笑)