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旅行+生活情報+ドイツ語と、ちょっと言いたい今日のドイツ

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2011/01/10 (Mon)
ドイツに出た雪どけ洪水警報--最新情報と対処の仕方
去年の暮れに警報までもたらした大雪が、この気温上昇のために短期間で一気に溶けてしまいました。雪がなくなるのはありがたいけれど、溶けた雪が川に流れ込んで今度は洪水警報がドイツを襲っています。

すでに何度も洪水の犠牲になっているコブレンツにもすでに水が押し寄せているし、ラインの支流であるモーゼル川もすでに反乱しています。
下は7日のニュースです。その後、何とか被害を受けるのを免れた町もあれば、川の水が壁よりも高くなって被害が出てしまった町もあります。


現在ドイツ全国に洪水警報が出ています。
下に1月10日現在の警報情報を載せましたので、参考にしてください。
クリックで拡大します。

2011年1月の洪水警報 2011年1月の洪水警報

川の水位は刻々変わるので、警報地区にお住まいの方は警報情報を発表している下のサイトで、常の最新の情報を調べてください。上の警報画像もここから拝借しています。
このサイトの警報地図は、各州の洪水情報サイトにリンクが繋がっていますので、お住まいの州をクリックするだけで、洪水情報ページに飛べます。

Hochwasserportal(ドイツ洪水警報情報)

また、ドイツ内務省からも洪水警報に関するお知らせが出ています。
この記事の追記にもお知らせの全文を載せていますが、内務省のサイトではどのように対処するか、どのように助け合うか、怪我人に対する応急処置の心得などの情報も載っています。
下に日本語訳を載せますので、ドイツ語がだめな方はこちらをお読みください。

洪水警報
ドイツの洪水情報に関してはHochwasserportal(上のサイト)を通して、各州ごと、または隣国ごとに常に最新(リアルタイム)の洪水情報が得られます。

この情報に関連して、国民保護と災害支援庁では次の事項への注意を促しています。

切迫した洪水の時
  • 自分の住む地域のラジオやテレビのビデオテキスト、同居者、その他から常に最新天気予報、洪水警報を調べる。
  • 万が一の時に備えて予防処置の点検をし、完備しておく。
  • 被害に遭いそうな部屋の家財などを先に運び出す。
  • 被害に遭いそうなドアや、窓、排水溝の隙間をふさぎ、防水処置をする。
  • 暖房機器や電化製品を危険な部屋から運び出すか、スイッチを切っておく。すでに結露で感電の恐れがある!(よく地下室に置いてある)大型冷凍庫を考慮してください。
  • 地下室の排水設備と逆流防止装置を点検する。
  • 事前に自動車を危険なガレージや駐車場から移動させる。
  • 有害物質が流れ出したら、消防署に通報する。
自動車に関しての注意
  • 水没した道路を走らない。水がモーターに入り込むと大きな故障を起こす可能性がある。700℃になっているエンジンが急に冷却されると、セラミックヘッドが割れてしまう。
  • もし水が車のオイルパンまでか車輪の上まで来ていたら車をスタートさせず、レッカー車などで修理工場まで運び、点検してもらう。
洪水が去った後
  • 洪水が引くか元の水位にまで下がったら、まず先に水が入り込んだ部屋の水をポンプで排水し、残っている水や泥を取り除く。市町村からのインフォメーションを見てください。
  • 被害の検査のために、床材やカーペット、床用パネルを取り除くか開ける。
  • 建物の損傷、カビ、害虫などを防ぐため、水に浸ったところをできるだけ早く乾かす。暖房機器を使うと早くなる。
  • 破損した建物をチェックさせる(構造的)
  • 電化製品や電気設備は専門家に検査させてから使う。
  • 暖房用オイルタンクに損傷が出ていないか調べる。
  • 植物用殺虫剤や染料、ペンキ、洗浄液、暖房用オイルなどが流れ出た場合は、消防署に連絡する。有害物質の処分には専門会社が必要な場合がある。
  • 油が流れ出した場合、油吸着材は消防署と協議したうえで使用する。
  • 掃除や修理をしている部屋では常によく換気をする。有害物質が流れ出たところでは禁煙を守り、火気を防止する。
  • 汚染された家具や衣類は廃棄する。
  • 洪水のあった地域からの果物、野菜、サラダは食べない。
  • 庭や畑が厚い油泥層に覆われた場合は、郡役所か農務省に連絡する。

洪水が去った後は蚊などの害虫が大量発生することがあります。殺虫剤を事前に用意しておくか、直前に手に入れておいてください。

お住まいの市町村の役所や消防署では情報や、場合によっては専門会社の住所も提供しています。

洪水時、および他の災害の対処の仕方についは das deutsche Notfallvorsorge-Informationssystem (deNIS)(ドイツ緊急対策情報システム)でインフォーメーションを提供しています。

以上、内務省からのお知らせでした。

すでに被害がでた地域の方には お見舞いを申し上げます。
現在切迫している地域の方は、上のお知らせと洪水警報サイトをフルに活用してください。

拍手[3回]


Hochwasserwarnung

Zur Hochwasserlage in Deutschland können Sie sich über die gemeinsame Initiative der deutschen Bundesländer „Länderübergreifendes Hochwasserportal“ im Internet stets aktuell (in Realzeit) über die Hochwasserstände in den einzelnen Bundesländern, über länderübergreifende Hochwasserlagen sowie über Hochwasserstände in den Nachbarländern Deutschlands informieren

Darüber hinaus gibt das Bundesamt für Bevölkerungsschutz und Katastrophenhilfe (BBK) folgende Hinweise:

Bei drohendem Hochwasser
  • verfolgen Sie aktuelle Wettermeldungen und Hochwasserwarnungen über regionale Rundfunksender und Videotexttafeln regionaler Fernsehsender. Mitbewohner ggf. zusätzlich informieren,
  • getroffene Vorsorgemaßnahmen überprüfen und ergänzen,
  • gefährdete Räume ausräumen, 
  • dichten Sie gefährdete Türen und Fenster, Abflussöffnungen ab,
  • sichern Sie Heizung und elektrische Geräte in bedrohten Räumen, bzw. schalten Sie diese ab. Stromschlaggefahr entsteht bereits bei Kondenswasser! Tiefkühltruhe berücksichtigen,
  • überprüfen Sie Hausentwässerungsanlagen und Rückstauklappen im Keller,
  • entfernen Sie rechtzeitig Fahrzeuge aus gefährdeten Garagen oder von Parkplätzen,
  • verständigen Sie bei Austritt von Schadstoffen die Feuerwehr. 
Zusätzlicher Hinweis zu Kraftfahrzeugen
  • Befahren Sie keine überfluteten Straßen. Dringt Wasser in den Motorraum, droht erheblicher Schaden; zudem liegt die Betriebstemperatur eines Katalysators bei rund 700°C, plötzliche Abkühlung kann zum Zerspringen des Keramikkopfes führen. 
  • Steht das Fahrzeug bis zur Ölwanne oder über die Räder im Wasser, keinesfalls starten, sondern abschleppen und in einer Werkstatt überprüfen lassen. 
Nach dem Hochwasser
  • Entfernen Sie Wasserreste und Schlamm, pumpen Sie betroffene Räume jedoch erst leer, wenn das Hochwasser abgeflossen und der Grundwasserspiegel ausreichend gesunken ist. Achten Sie auf die Informationen Ihrer Gemeinde. 
  • Fußbodenbeläge und Verkleidungen sollten Sie zur Kontrolle entfernen oder öffnen. 
  • Trocknen Sie betroffene Bereiche schnellstmöglich um Bauschäden, Schimmelpilzbefall oder anderem Schädlingsbefall entgegen zu wirken. Heizgeräte können den Trocknungsvorgang unterstützen. 
  • Lassen Sie beschädigte Bausubstanz überprüfen (Statik). 
  • Nehmen Sie elektrischer Geräte und Anlagen erst nach Überprüfung durch den Fachmann wieder in Betrieb. 
  • Lassen Sie Heizöltanks auf Schäden überprüfen. 
  • Bei Freisetzung von Schadstoffen, wie z.B. Pflanzenschutzmitteln, Farben, Lacken, Reinigern oder Heizöl, verständigen Sie die Feuerwehr. Entsorgung ist ggf. über Fachfirmen erforderlich. 
  • Benutzen Sie bei Freisetzung von Ölen Ölbindemittel nur in Absprache mit der Feuerwehr. 
  • Räume, in denen gearbeitet wird, sollten Sie stets gut belüftet halten. Bei freigesetzten Schadstoffen nicht Rauchen und offenes Feuer vermeiden. 
  • Entsorgen Sie verunreinigte Möbel und Lebensmittel.
  • Obst, Gemüse oder Salat aus überschwemmten Gebieten nicht verzehren. 
  • Verständigen Sie bei mit dicken Ölschlammschichten bedeckten Gärten oder Feldern das Landratsamt oder Amt für Landwirtschaft.
Nach dem Rückgang des Hochwassers kann es zum verstärkten Auftreten von Schädlingen wie z.B. Stechmücken kommen. Insektenschutzmittel sollten daher bevorratet sein oder kurzfristig beschafft werden.
 
Über die zuständigen Behörden Ihrer Gemeinde und die Feuerwehr erhalten Sie Informationen, Hinweise und ggf. die Anschriften von Fachbetrieben.
 
Informationen zum Verhalten bei Hochwasser und bei allen anderen Gefahren können Sie über das deutsche Notfallvorsorge-Informationssystem (deNIS) erhalten.

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No Title

このニュース、FMでも言っていましたよ。
聞いているだけでもかなりの被害なんだろうな、と想像できます。

タイに住んでいる時は雨期に街中が水びたしになる事はよくあったけど、それとはまた違いますもんね。

注意事項を読んでいるとこちらまでも動悸が・・・。

でも、ドイツに住んでいてもドイツ語が流ちょうじゃない人はくろろさんの日本語訳の情報が助かるのではないでしょうか。
  • ラーダ・ドゥーナ さん |
  • 2011/01/12 (01:02) |
  • Edit |
  • 返信

ラーダさんへ

日本でもニュースの話題に上ってますか。
ところによっては水位が相当上がりましたからねえ・・・
ドイツではよく雪どけ洪水があって、モーゼル川とライン川の合流点にあるコブレンツなんか毎回沈むんですけど、今回はまだましなほうだったらしいです。
コブレンツには、以前の大洪水の時の水位が家の壁に書いてあって、人間の背丈よりもはるかに上のほうに線が引いてあるの。恐ろしいですよ~

内務省のお知らせ、翻訳しながら勉強しました。
水が引いた後の対処の仕方なんか、大事ですものね。
被害に遭った人がいなければ一番いいのですが、こういう心得自体を知らない人が多いと思うので、少しは役にたったかもしれませんね
  • from くろろ |
  • 2011/01/12 (09:09)

No Title

くろろさん、洪水の最新情報と対処法の情報、有り難うございました!さすがはくろろさん!!!!!
自分のコンピューターに、ドイツの洪水情報のアドレスをコピーしました。
うちの方はなんとか水位が下がってきましたが、明日から週末にかけて雨が降って、気温もあがるので心配。
くろろさんの方は大丈夫ですか?
  • jimmy777 さん |
  • 2011/01/12 (06:39) |
  • Edit |
  • 返信

jimmyさんへ

Jimmyさんのところの川もやばかったんですね。
お役に立てたようでよかったです。

雨はあまり影響しないとかテレビで言ってましたけど、上流でたくさん雨が降ったら心配ですよねえ・・・
うちのほうは今のところアラームレベル②で川岸が水没する程度ですが、上流のほうで家屋浸水があるみたいです。その水がここまで流れてくるわけでしょう?
どこまで水位があがるのか、ちょっと心配です。

が、うちの家は川からだいぶ離れているし、高台のほうにあるので絶対大丈夫。
jimmyさんのお宅も川から離れてるそうで、こういう時は「ここに家買ってよかった~」と思いますよね。
川のそばに住んでる人なんか、ところによっては毎年被害に遭うところもあるし、お気の毒です・・・
  • from くろろ |
  • 2011/01/12 (09:26)
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