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2025/01/22 (Wed)
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2012/04/30 (Mon)
カッパドキア‐‐‐ギョレメ国立公園
ギョレメの周辺にはたくさんの奇岩と岩窟住居跡がありますが、この地域は国立公園に指定されています。
崩れて中の部屋が丸見えになった岩、岩、岩。
岩に空いた穴から部屋の中に入りこんだり、崩れた岩窟教会の壁に残った、驚くほど鮮やかな壁画を見学したりと、なかなか興味深い所です。
カッパドキアに集落ができたのは紀元前6500年ころで、紀元前1600年頃には農耕も始まりました。大昔から住民は岩壁に穴を掘って死者を埋葬し、住居を作っていましたが、初期キリスト教徒によって本格的に住居化が始められました。
東ローマ帝国時代はカッパドキアはもっとも東になる領地で、キリスト教史でも有名な司教がカエサリア(現在のカイセリ)にいたそうです。
それで、岩窟教会がたくさんあるんですよ。
また、この地方は昔から各民族の権力争いの場にもなっており、他の民族が攻めてくるたびに住民は岩窟住居の中に逃げ込んでいました。
だからここの地方の岩は穴ぼこだらけなんですね。
道路脇にある岩窟教会跡
岩窟教会跡。ここの天井をよく見ると・・・
鮮やかなフレスコ画が残っている。天井をさかさまに見てみましょう。
洞窟部屋
岩窟教会跡に残る壁画
岩窟教会は岩の中に作られた教会で、岩の外からはそんな部屋があるなんて全く分かりません。暗い岩穴で日光が入ってこないので、壁に書かれたフレスコ画やシンボルなどは長年の時を経ても鮮やかです。
ということは、鮮やかな壁画が残る廃墟は、近年に崩れたんだろうか・・・?
岩窟教会の遺跡を歩いて回ると、未だ鮮やかに残るシンボル画があちこちにで見られました。
墓(手前の穴)に使用されていた場所をチャペルに改造してある
奥の部屋に作られたチャペル
奇岩に掘られた穴もありますが、岩壁に掘られた部屋もたくさんあります。
これらの部屋は崩れたから部屋がどんな風になっているのか分かりますが、崩れる前は小さな窓が外から見えるだけ。まさか、3階、4階建の住居だとは到底分かりません。
確かに、逃げ込むには最適です。
岩は延々と続き、三角岩の林の中を歩いているみたい。
どの岩にも小さな穴が開いていて、中にいくつもの部屋が作られているのが分かります。
どこまでも続く岩の群れ
すごい大きさの岩。ロケット岩と名付けました(笑)
必ず岩の高いところにある独特の窓(?)はお墓じゃないかと
大昔は岩壁に穴を掘って死者を埋葬していたそうなのですが、上の穴がそうじゃないかと・・・
この穴の様子が、ギリシャ時代に岩壁に作られたお墓を思い出させるんですよ。
この形の穴は必ず高いところに作ってあり、そばには住居や教会は全くないのも、お墓っぽい。
どうやって上に登ったのかが疑問なんですが、梯子を使ったかもしれませんね。
所によっては、岩に階段が刻まれているところもありました。
上の写真の穴は、後ろ側が上り坂で道ができており、同じ高さに穴が開いてました。
立ち入り禁止の札が貼ってあったので危ないのかもしれないと、入口から中を撮影だけしときました。
中は変な形になっているし、どう見ても住居には見えません。
やっぱりお墓だと思う。
向こうに窓が見える。向こうへの入り口が狭いから、住居でないのは確実
次の部屋への壁が変な形になっている・・・
この日は結構歩きまわり、狭そうな谷を下って下に行こうとしたら行き止まりで、引き返した場所があるんですが、そこで大昔の水路を発見しました。
柔らかいとはいえ、数キロに渡る長さの狭い穴を岩の中に掘ったとは、気が遠くなるような仕事です。岩の中だから真っ暗で、細い穴の中に何日もいないといけなかったはずで、閉所恐怖症の人なら発狂しそう・・・
昔の人の努力には頭が下がります。
岩の中に掘られた水路
次回はギョレメ野外博物館です。
崩れて中の部屋が丸見えになった岩、岩、岩。
岩に空いた穴から部屋の中に入りこんだり、崩れた岩窟教会の壁に残った、驚くほど鮮やかな壁画を見学したりと、なかなか興味深い所です。
カッパドキアに集落ができたのは紀元前6500年ころで、紀元前1600年頃には農耕も始まりました。大昔から住民は岩壁に穴を掘って死者を埋葬し、住居を作っていましたが、初期キリスト教徒によって本格的に住居化が始められました。
東ローマ帝国時代はカッパドキアはもっとも東になる領地で、キリスト教史でも有名な司教がカエサリア(現在のカイセリ)にいたそうです。
それで、岩窟教会がたくさんあるんですよ。
また、この地方は昔から各民族の権力争いの場にもなっており、他の民族が攻めてくるたびに住民は岩窟住居の中に逃げ込んでいました。
だからここの地方の岩は穴ぼこだらけなんですね。
道路脇にある岩窟教会跡
岩窟教会跡。ここの天井をよく見ると・・・
鮮やかなフレスコ画が残っている。天井をさかさまに見てみましょう。
洞窟部屋
岩窟教会跡に残る壁画
岩窟教会は岩の中に作られた教会で、岩の外からはそんな部屋があるなんて全く分かりません。暗い岩穴で日光が入ってこないので、壁に書かれたフレスコ画やシンボルなどは長年の時を経ても鮮やかです。
ということは、鮮やかな壁画が残る廃墟は、近年に崩れたんだろうか・・・?
岩窟教会の遺跡を歩いて回ると、未だ鮮やかに残るシンボル画があちこちにで見られました。
墓(手前の穴)に使用されていた場所をチャペルに改造してある
奥の部屋に作られたチャペル
奇岩に掘られた穴もありますが、岩壁に掘られた部屋もたくさんあります。
これらの部屋は崩れたから部屋がどんな風になっているのか分かりますが、崩れる前は小さな窓が外から見えるだけ。まさか、3階、4階建の住居だとは到底分かりません。
確かに、逃げ込むには最適です。
岩は延々と続き、三角岩の林の中を歩いているみたい。
どの岩にも小さな穴が開いていて、中にいくつもの部屋が作られているのが分かります。
どこまでも続く岩の群れ
すごい大きさの岩。ロケット岩と名付けました(笑)
必ず岩の高いところにある独特の窓(?)はお墓じゃないかと
大昔は岩壁に穴を掘って死者を埋葬していたそうなのですが、上の穴がそうじゃないかと・・・
この穴の様子が、ギリシャ時代に岩壁に作られたお墓を思い出させるんですよ。
この形の穴は必ず高いところに作ってあり、そばには住居や教会は全くないのも、お墓っぽい。
どうやって上に登ったのかが疑問なんですが、梯子を使ったかもしれませんね。
所によっては、岩に階段が刻まれているところもありました。
上の写真の穴は、後ろ側が上り坂で道ができており、同じ高さに穴が開いてました。
立ち入り禁止の札が貼ってあったので危ないのかもしれないと、入口から中を撮影だけしときました。
中は変な形になっているし、どう見ても住居には見えません。
やっぱりお墓だと思う。
向こうに窓が見える。向こうへの入り口が狭いから、住居でないのは確実
次の部屋への壁が変な形になっている・・・
この日は結構歩きまわり、狭そうな谷を下って下に行こうとしたら行き止まりで、引き返した場所があるんですが、そこで大昔の水路を発見しました。
柔らかいとはいえ、数キロに渡る長さの狭い穴を岩の中に掘ったとは、気が遠くなるような仕事です。岩の中だから真っ暗で、細い穴の中に何日もいないといけなかったはずで、閉所恐怖症の人なら発狂しそう・・・
昔の人の努力には頭が下がります。
岩の中に掘られた水路
次回はギョレメ野外博物館です。
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でも、一人では行きたくないな。誰かそばにいないと・・・。できれば、団体で行きたい。
そこで過ごしていた人々がいた記憶が淡々と残されていて、写真で見た感じは「静」だけど、どうも実際にこの地に立ったら何かの気配を感じるというか、空気が動く気配を感じるような・・・
う~ん、じょうずに言葉にできませんが
ラーダさんへ
旅番組だと、有名な野外博物館はきっと番組にも出てくるんだろうと思いますけど、予算と時間が限られている海外取材では、細かいところまで撮影するのは確かに無理かもしれませんねえ。
この日は完全に崩れた地域を歩き回ったのでこんなものですが、最近まで実際に使われていた村はもっと生活感が出てます。
実際に、今でも洞窟に住んでいる人が結構たくさんいましてね、家の中をぜひ見たいところです。
でも、岩の家って住みやすいのかなあ・・・
日本からもツアーバスがたくさん来てるから、お金さえだせば(難関だけど)そんなに遠い所ではないです。
ダンナさんを洗脳して、行きたいところにカッパドキアを加えさせるのも手ですよ(笑)