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2025/03/14 (Fri)
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2012/06/28 (Thu)
カッパドキア‐‐‐ゼルベ野外博物館
Zelve (ゼルベ)はギョレメの北方10kmの谷に位置しており、ギョレメ野外博物館と並んで貴重な博物館です。
全ての住居が岩窟住居で、実際に人が住んだ村として存在していましたが、地震や浸食によって住居にしていた岩が何度も崩れ、死傷者が出たために村民は移住を決意し、1953年に最後の住民が新しくできた村に移住してからは廃墟となりました。
1967年にここが野外博物館にされました。
ギョレメ野外博物館は教会と修道院跡でしたが、ゼルベは実際に使われていた住居跡なので、興味深いものを見ることができます。
地図を下に持ってきました。
ソースはOpen StreetMap です。
地名を書き込んだので、クリックして拡大して見てください。

私たちはギョレメからチャブシンを経由して、パシャバーへのトレッキングルートを歩きました。
道路を歩くと遠回りになるので、徒歩で行く場合はこのトレッキングルートをお勧めします。
バスで行く場合は、ギョレメからアバノス行きのバスに乗り、ジャンクションで降りてから2km歩きます。
風景を見ながらのトレッキングは楽しいですが、結構距離があるので、体力のない方はバスで行ったほうが無難です。
途中に妖精の煙突で有名なパシャバーを見学すれば、歩くのもそんなに苦にはならないでしょう。パシャバーは次回に案内しますね。
入場料金は8リラと安めです。
3つの谷を含む広い地域なので、見学には2時間くらい見ておいた方がいいです。

ゼルベ野外博物館の入り口
ゼルベは廃村になった場所なので、周りには何もありません。
博物館入口にレストランやお土産屋さんが数件あるだけです。
公衆トイレが一つありますが、女性の方は十分注意してください。
トイレ自体はきれいなもので問題はないのですが、料金を徴収している男性は曲者です。
ろうあ者で話すことができないようなのですが、この男、どうやら変態男らしい。
女性がトイレに入った後、少し時間を置いてからトイレのドアを開けるんです。
トイレに来る人が少ないので、うっかりドアをロックするのを忘れると、突然変態男がドアを開けて顔を出し、ドアをロックするようにと身振りで教えます。
注意なら自分が外で見張っていればいいのに、どうして女性が入っているドアをわざわざ開けなきゃならんのだ?
魂胆があるとしか思えないです。
よくやっているようで、怒り心頭に達している女性を他にも見かけました。
もし変態男が何かをやらかしたら、絶対諦めてはいけません。
思いっきり大声で罵倒しましょう。
この男はふてぶてしくも、トイレの料金を請求してきますから。
ゼルベにはÜrgüp (ウルギュップ)から来るバスが博物館入口に止まります。
ということは、ウルギュップに宿泊している人はバスでゼルベまで直接来ることができます。
このバスはギョレメを経てまたウルギュップに帰る循環ルートを走っているので、ゼルベの見学が終わったらバスに乗って帰ると楽ちんです。
ゼルベは3つの谷の岩壁にびっしりと岩窟住居が掘られています。
村民が使っていた道の他に、博物館が装備した遊歩道が各住居跡を繋いでいるので歩きやすいです。
あちこちに岩壁が崩れた跡があり、部屋の中がむき出しになった住居がたくさんあります。
ギョレメでたくさんの韓国人を見かけましたが、ここにも韓国人が来ていました。

北側の岩壁

あちこちに崩れた大きな岩が転がっている
崩れた岩があちこちにごろごろ転がっていて、岩壁が崩れて大きな穴をあけている住居もあります。
死傷者の出た事故は、人が集まっていた教会で起こりました。
廃墟になった後も岩壁の崩壊は続き、立ち入り禁止になっている場所が数か所あります。

向こうの大きな穴は教会跡

岩が崩れてぽっかり大きな穴が開いた住居跡。立ち入り禁止になっている

ここも崩れた跡があるけど、中に入れる
住居は4階~5階建てになっていて、岩の中にたくさん部屋があるようです。
奥の部屋はもちろん窓なんかないから、ろうそくで灯りを取っていたんでしょうね。
この場所は実際に50年前まで使われていたわけですが、電気は来ていたのかしら?
水道だってなければ困ると思うけど、どこにもそれらしき跡を見かけなかった。
冬は雪が降ることもあるから、窓もせめて木の扉で閉められるようになってないと寒いはずだけど、どの住居跡を見ても、ただの洞窟。
廃墟になって50年以上も経っているから、文明の後も消えてしまったのかもしれませんね。

教会跡。下の入り口の上にはフレスコ画が描かれている

教会の中。壁にレリーフが施され、天井には十字架が見える。

住居跡。大きな石臼が2階にあるけど、どうやって持っていたんだろう?

粉ひき場

1階にある台所。地面にある穴はかまど。ススで天井は真っ黒

実際に使われていたらしい住居跡。壁に棚が掘られ、2階への階段も岩に刻まれている

垂直に掘られた2階への階段
カッパドキアにある岩窟住居は、どこも3階や4階があります。
ということは、岩の中に階段や通路が作られているはずです。
ゼルベは実際に50年前まで人が住んでいたので、こういう階段跡もはっきり残っているのが興味深い所です。
垂直な壁に足場が掘られただけのところは無理だけど、ある住居跡に私でも登れる階段があったので試してみました。
大きな住居にあった階段はスロープもゆったりしていて簡単に登れるけど、小さい住居では傾斜もきつく、登りにくかったです。

登りやすい階段だけど、上階は部屋が崩れてむき出しになっている

岩に刻まれたきつい階段を上ったところ。部屋は崩壊してしまった模様
この他にも、あちこちに大昔の階段が見られました。
浸食や崩壊で、今では登ることは不可能ですが、岩に垂直に刻まれたものが多いです。
スロープが付けられないから垂直なんだろけど登るのに苦労しなかったんですかねえ・・・

上階へ伸びる垂直な足がかり

つま先しか使えなさそうな足がかり

岩が崩れてむき出しになった通路
ただ洞穴を見るだけならカッパドキアにはいくらでもありますが、住居の中の階段を登れるところはここくらいかも。
実際に使われていただけあって、大昔の廃墟とは違った味わいがあります。
ゼルベの手前には有名なパシャバーもあるので、時間がある人は是非見学してみてください。
パシャバーについては次の記事を参考にしてください。
全ての住居が岩窟住居で、実際に人が住んだ村として存在していましたが、地震や浸食によって住居にしていた岩が何度も崩れ、死傷者が出たために村民は移住を決意し、1953年に最後の住民が新しくできた村に移住してからは廃墟となりました。
1967年にここが野外博物館にされました。
ギョレメ野外博物館は教会と修道院跡でしたが、ゼルベは実際に使われていた住居跡なので、興味深いものを見ることができます。
地図を下に持ってきました。
ソースはOpen StreetMap です。
地名を書き込んだので、クリックして拡大して見てください。
私たちはギョレメからチャブシンを経由して、パシャバーへのトレッキングルートを歩きました。
道路を歩くと遠回りになるので、徒歩で行く場合はこのトレッキングルートをお勧めします。
バスで行く場合は、ギョレメからアバノス行きのバスに乗り、ジャンクションで降りてから2km歩きます。
風景を見ながらのトレッキングは楽しいですが、結構距離があるので、体力のない方はバスで行ったほうが無難です。
途中に妖精の煙突で有名なパシャバーを見学すれば、歩くのもそんなに苦にはならないでしょう。パシャバーは次回に案内しますね。
入場料金は8リラと安めです。
3つの谷を含む広い地域なので、見学には2時間くらい見ておいた方がいいです。
ゼルベ野外博物館の入り口
ゼルベは廃村になった場所なので、周りには何もありません。
博物館入口にレストランやお土産屋さんが数件あるだけです。
公衆トイレが一つありますが、女性の方は十分注意してください。
トイレ自体はきれいなもので問題はないのですが、料金を徴収している男性は曲者です。
ろうあ者で話すことができないようなのですが、この男、どうやら変態男らしい。
女性がトイレに入った後、少し時間を置いてからトイレのドアを開けるんです。
トイレに来る人が少ないので、うっかりドアをロックするのを忘れると、突然変態男がドアを開けて顔を出し、ドアをロックするようにと身振りで教えます。
注意なら自分が外で見張っていればいいのに、どうして女性が入っているドアをわざわざ開けなきゃならんのだ?
魂胆があるとしか思えないです。
よくやっているようで、怒り心頭に達している女性を他にも見かけました。
もし変態男が何かをやらかしたら、絶対諦めてはいけません。
思いっきり大声で罵倒しましょう。
この男はふてぶてしくも、トイレの料金を請求してきますから。
ゼルベにはÜrgüp (ウルギュップ)から来るバスが博物館入口に止まります。
ということは、ウルギュップに宿泊している人はバスでゼルベまで直接来ることができます。
このバスはギョレメを経てまたウルギュップに帰る循環ルートを走っているので、ゼルベの見学が終わったらバスに乗って帰ると楽ちんです。
ゼルベは3つの谷の岩壁にびっしりと岩窟住居が掘られています。
村民が使っていた道の他に、博物館が装備した遊歩道が各住居跡を繋いでいるので歩きやすいです。
あちこちに岩壁が崩れた跡があり、部屋の中がむき出しになった住居がたくさんあります。
ギョレメでたくさんの韓国人を見かけましたが、ここにも韓国人が来ていました。
北側の岩壁
あちこちに崩れた大きな岩が転がっている
崩れた岩があちこちにごろごろ転がっていて、岩壁が崩れて大きな穴をあけている住居もあります。
死傷者の出た事故は、人が集まっていた教会で起こりました。
廃墟になった後も岩壁の崩壊は続き、立ち入り禁止になっている場所が数か所あります。
向こうの大きな穴は教会跡
岩が崩れてぽっかり大きな穴が開いた住居跡。立ち入り禁止になっている
ここも崩れた跡があるけど、中に入れる
住居は4階~5階建てになっていて、岩の中にたくさん部屋があるようです。
奥の部屋はもちろん窓なんかないから、ろうそくで灯りを取っていたんでしょうね。
この場所は実際に50年前まで使われていたわけですが、電気は来ていたのかしら?
水道だってなければ困ると思うけど、どこにもそれらしき跡を見かけなかった。
冬は雪が降ることもあるから、窓もせめて木の扉で閉められるようになってないと寒いはずだけど、どの住居跡を見ても、ただの洞窟。
廃墟になって50年以上も経っているから、文明の後も消えてしまったのかもしれませんね。
教会跡。下の入り口の上にはフレスコ画が描かれている
教会の中。壁にレリーフが施され、天井には十字架が見える。
住居跡。大きな石臼が2階にあるけど、どうやって持っていたんだろう?
粉ひき場
1階にある台所。地面にある穴はかまど。ススで天井は真っ黒
実際に使われていたらしい住居跡。壁に棚が掘られ、2階への階段も岩に刻まれている
垂直に掘られた2階への階段
カッパドキアにある岩窟住居は、どこも3階や4階があります。
ということは、岩の中に階段や通路が作られているはずです。
ゼルベは実際に50年前まで人が住んでいたので、こういう階段跡もはっきり残っているのが興味深い所です。
垂直な壁に足場が掘られただけのところは無理だけど、ある住居跡に私でも登れる階段があったので試してみました。
大きな住居にあった階段はスロープもゆったりしていて簡単に登れるけど、小さい住居では傾斜もきつく、登りにくかったです。
登りやすい階段だけど、上階は部屋が崩れてむき出しになっている
岩に刻まれたきつい階段を上ったところ。部屋は崩壊してしまった模様
この他にも、あちこちに大昔の階段が見られました。
浸食や崩壊で、今では登ることは不可能ですが、岩に垂直に刻まれたものが多いです。
スロープが付けられないから垂直なんだろけど登るのに苦労しなかったんですかねえ・・・
上階へ伸びる垂直な足がかり
つま先しか使えなさそうな足がかり
岩が崩れてむき出しになった通路
ただ洞穴を見るだけならカッパドキアにはいくらでもありますが、住居の中の階段を登れるところはここくらいかも。
実際に使われていただけあって、大昔の廃墟とは違った味わいがあります。
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