旅行+生活情報+ドイツ語と、ちょっと言いたい今日のドイツ
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2010/10/22 (Fri)
北京2日目 万里の長城(八達嶺長城)
北京観光のハイライトといえば、紫禁城と万里の長城ですが、実際に観光したのもここだけ。
たったの4日間で3都市を巡るツアーなので、北京観光は1日だけ。
他の都市も、移動に時間を取られて観光は1日だけ。
これしか残ってなかったからしかたないけど、本当のハイライトしか見られなかったのは、ちと残念でした。
ともかく、バスは北京市内から出て北へ走ります。
北京から一番近い万里の長城は、北京の西北約80kmのところにある「八達長城」。
平地から山に入っていくわけですが、すでに他の長城が両サイドに見え始め、期待感は膨れ上がっていきます。が、北京からだいぶ離れているにもかかわらず、すべての山がすごく霞んでる。
その霞み方は、北京のとよく似てる。
まさかスモッグがこんなところまで流れてくるとは思えないんだけど・・・・・・?
偶然見つけたサイトで、黄砂は春に多いが、他の時期にも発生すると書いてあった。
あの霞みまくりな風景は、もしかして黄砂が影響してるとか?
こりゃ永久に謎のままだな・・・・・・
ところで、せっかく万里の長城に行ったので、ここでちょっとばかり説明をいたします。
万里の長城(全長8851.8km)は、宇宙から肉眼で見える唯一の建造物とか言われていますが、実は肉眼では見えません。中国人宇宙飛行士が、正式に報告したそうですよ。
あれだけの壮大な建築物ですが、紐のように細いから、望遠鏡でないと見分けがつかないんだそう。
でも、望遠鏡で見えるんだから、やっぱりすごいもんです。
下の画像は全長城の地図です。
クリックするとWikipedia の画像ページに飛びます。
この画像はまだ拡大するので、もう一回クリックすると特大サイズになって、下の年代表もよく見えます。
長城は秦朝以前の戦国時代に作られ、中国の各国の国境になっていましたが、始皇帝が中国を統一した後に内国部分を撤去し、北の長城を繋げて大長城にしました。
その故か、万里の長城を作ったのは始皇帝だと言われています。
現存している万里の長城の大部分は、明朝時代に作られたものだそうです。
さて、たくさんの観光客でにぎわう八達嶺長城(明朝に作られた長城)ですが、一般観光客用の駐車場は山の一番下。そこから相当かけて入口まで歩かないといけません。
観光バスは、そんな中国人を追い抜いてすいすいと一番上の駐車場へ。
向こうの建物が入口。周りにはお土産屋さんが並ぶ。入場料は45元(約500円)
ここでは1時間の自由観光時間。
道路を挟んで、左の長城がが男坂、右の長城が女坂と(日本で)呼ばれています。
ガイド君から、「男坂のほうは傾斜が急で滑りやすいので、女坂のほうへ行ってください」と説明を受けたツアー客は全員、混雑する女坂を目指します。
が、混雑する女坂を嫌った息子が、すいている男坂を行きたがる。
ここには世界から観光客がやってきますが、中国人観光客の数も相当のもの。
確かに急な男坂をしばらく上ると、女坂の風景が見えてきます。
霞んでいるので見えにくいですが、向こうはアリの行列状態。
ガイド君は別に、向こうからの景色が特にいいとかは言ってなかったけど、観光客の90%が女坂を上ってる。
女坂を上る観光客
望遠で見ると、ひしめき合っているのがよく見える
女坂の賑わいに反して、男坂は気持ちいいほどに閑散としていました。
1時間の間に女坂は頂上にあたるところまで行って帰ってこれると言っていたけど、男坂はどこまでいけるのか知らない。
残り時間が半分になるところまで、とにかく行ってみます。
男坂を進むにつれて、人が少なくなる
観光客がいないので、気分は個人旅行。いい気持ちです。
後で聞いたら、男坂と違って、女坂は急な傾斜のところが階段だったそう。
男坂は階段じゃないので、雨が降ったら滑り台になるのは確実なくらい、すごい傾斜だった。
しかし、いったん山の上に出ると、上り下りはあるものの、そんなにきつくない。
そろそろ時間を気にしながら、もうちょっと、もうちょっと。と言いながら歩いたら、観光客行き止まり地点まで来た。そこののろし台(?)は3方が壁で囲までていて、そこから先には向こうに行けないようになってる。
その壁にある窓から向こう側を覘くと、長城がずっと先まで続いている。
ここから先は細い道になっていて、傾斜は階段になっているし、しっかり作ってあるから向こう側もちゃんと歩けそう。
行ってみた~い。
時間さえあれば、すっごく向こうに行ってみた~い・・・・・・・・・・・・
行き止まりの向こう側。しっかりした階段のよう。
女坂ではちゃんとした店が出ていたそうですが、男坂のほうは観光客がいないので、そこらの住民がアルバイトをしていました。
観光客に、お土産屋さんで売っているような商品を見せて、買わないかと誘ってきます。
置物あり、Tシャツありですが、観光客が来ない男坂なので、暇そうでした。
この人たちが売り子。後ろの人たちは、置物や他のものを売ってます。
息子に絵葉書を見せてるオッチャンがいたので、どんなものか試しに見てみました。
日本にもよくあるような10枚一組の絵葉書で、オッチャンは80元とのたまわってます。
最初の値段が80元なら、本当の値段はその3分の1というところだな。
絵葉書自体は質もそれほど悪くはないので、値段交渉の始まりです。
注)交渉は英語でいたしました。
オッチャン「80」
私 「高い。いらない」
オッチャン 「50」
私 「まだ高い」
オッチャン 「30」
私 「10」
オッチャン 「20」
私 「15」
オッチャン 「OK,15」
で交渉は成立するはずだったんだけど、まだ中国2日目で、元のレートがこんがらがっていた私は、そこでえらいことを言ってしまった。
私 「やっぱり10。日本じゃこの値段で売ってるよ」
オッチャン 「・・・・・・・・、OK」
日本の物価を知らないオッチャンは、仕方なしに値段を飲んで絵葉書を渡してきた、と思ったら、さっき見せたのとは違う絵葉書を私にくれる。
ピン!ときた私は「中見るよ」と、包装してない絵葉書の中を見てみると、やっぱり古い絵葉書が入ってる。
私 「これじゃない。そっちの」
オッチャン がっかりした顔で新しいほうを渡してくれる
物売りの中国人は、はっきり言って英語は金額くらいしか話せません。
それも、このオッチャンはまだスレていない、普通の田舎のオッチャン風。
後で10元がたったの125円くらいだと気が付いたときは、オッチャンに申し訳なかった。
日本と同じ値段なんて大嘘じゃない!(言い訳:頭の中のレートは、なぜか0が一つ多かったのですよ(汗))
差額の5元というと60円強だけど、500mlの水がスーパーで0.8元ですからね。
もしかしたら1日中あそこで観光客を待つ、生活も裕福ではないオッチャンだったのかもしれないのに、たたき買ってしまってすんませんでした。
これがその絵葉書。すでに何枚か友人たちに送りました。
何とか行き止まりまで行って、無事時間内に下に降りてきました。
お土産屋さんで、いったいあの絵葉書がいくらで売っているのか調べたら、オッチャンの最初の値段の80元(約1000円)だった。
オッチャンは、あの絵葉書をいくらで買い取ったんだろう?
これが男坂の全景(Wikipediaより)
帰ってきてから、Wikipediaに男坂の写真を見つけました。
地図で見ると全長約3km。
往復約6kmを1時間内に行って帰ってきたことになります。
ツアーだから時間がないのは仕方ないけど、女坂も行ってみたかった。
いつかまたその機会が来るだろうか?
まったくの不明であります。
次回は万里長城のおまけです。
たったの4日間で3都市を巡るツアーなので、北京観光は1日だけ。
他の都市も、移動に時間を取られて観光は1日だけ。
これしか残ってなかったからしかたないけど、本当のハイライトしか見られなかったのは、ちと残念でした。
ともかく、バスは北京市内から出て北へ走ります。
北京から一番近い万里の長城は、北京の西北約80kmのところにある「八達長城」。
平地から山に入っていくわけですが、すでに他の長城が両サイドに見え始め、期待感は膨れ上がっていきます。が、北京からだいぶ離れているにもかかわらず、すべての山がすごく霞んでる。
その霞み方は、北京のとよく似てる。
まさかスモッグがこんなところまで流れてくるとは思えないんだけど・・・・・・?
偶然見つけたサイトで、黄砂は春に多いが、他の時期にも発生すると書いてあった。
あの霞みまくりな風景は、もしかして黄砂が影響してるとか?
こりゃ永久に謎のままだな・・・・・・
ところで、せっかく万里の長城に行ったので、ここでちょっとばかり説明をいたします。
万里の長城(全長8851.8km)は、宇宙から肉眼で見える唯一の建造物とか言われていますが、実は肉眼では見えません。中国人宇宙飛行士が、正式に報告したそうですよ。
あれだけの壮大な建築物ですが、紐のように細いから、望遠鏡でないと見分けがつかないんだそう。
でも、望遠鏡で見えるんだから、やっぱりすごいもんです。
下の画像は全長城の地図です。
クリックするとWikipedia の画像ページに飛びます。
この画像はまだ拡大するので、もう一回クリックすると特大サイズになって、下の年代表もよく見えます。
長城は秦朝以前の戦国時代に作られ、中国の各国の国境になっていましたが、始皇帝が中国を統一した後に内国部分を撤去し、北の長城を繋げて大長城にしました。
その故か、万里の長城を作ったのは始皇帝だと言われています。
現存している万里の長城の大部分は、明朝時代に作られたものだそうです。
さて、たくさんの観光客でにぎわう八達嶺長城(明朝に作られた長城)ですが、一般観光客用の駐車場は山の一番下。そこから相当かけて入口まで歩かないといけません。
観光バスは、そんな中国人を追い抜いてすいすいと一番上の駐車場へ。
向こうの建物が入口。周りにはお土産屋さんが並ぶ。入場料は45元(約500円)
ここでは1時間の自由観光時間。
道路を挟んで、左の長城がが男坂、右の長城が女坂と(日本で)呼ばれています。
ガイド君から、「男坂のほうは傾斜が急で滑りやすいので、女坂のほうへ行ってください」と説明を受けたツアー客は全員、混雑する女坂を目指します。
が、混雑する女坂を嫌った息子が、すいている男坂を行きたがる。
ここには世界から観光客がやってきますが、中国人観光客の数も相当のもの。
確かに急な男坂をしばらく上ると、女坂の風景が見えてきます。
霞んでいるので見えにくいですが、向こうはアリの行列状態。
ガイド君は別に、向こうからの景色が特にいいとかは言ってなかったけど、観光客の90%が女坂を上ってる。
女坂を上る観光客
望遠で見ると、ひしめき合っているのがよく見える
女坂の賑わいに反して、男坂は気持ちいいほどに閑散としていました。
1時間の間に女坂は頂上にあたるところまで行って帰ってこれると言っていたけど、男坂はどこまでいけるのか知らない。
残り時間が半分になるところまで、とにかく行ってみます。
男坂を進むにつれて、人が少なくなる
観光客がいないので、気分は個人旅行。いい気持ちです。
後で聞いたら、男坂と違って、女坂は急な傾斜のところが階段だったそう。
男坂は階段じゃないので、雨が降ったら滑り台になるのは確実なくらい、すごい傾斜だった。
しかし、いったん山の上に出ると、上り下りはあるものの、そんなにきつくない。
そろそろ時間を気にしながら、もうちょっと、もうちょっと。と言いながら歩いたら、観光客行き止まり地点まで来た。そこののろし台(?)は3方が壁で囲までていて、そこから先には向こうに行けないようになってる。
その壁にある窓から向こう側を覘くと、長城がずっと先まで続いている。
ここから先は細い道になっていて、傾斜は階段になっているし、しっかり作ってあるから向こう側もちゃんと歩けそう。
行ってみた~い。
時間さえあれば、すっごく向こうに行ってみた~い・・・・・・・・・・・・
行き止まりの向こう側。しっかりした階段のよう。
女坂ではちゃんとした店が出ていたそうですが、男坂のほうは観光客がいないので、そこらの住民がアルバイトをしていました。
観光客に、お土産屋さんで売っているような商品を見せて、買わないかと誘ってきます。
置物あり、Tシャツありですが、観光客が来ない男坂なので、暇そうでした。
この人たちが売り子。後ろの人たちは、置物や他のものを売ってます。
息子に絵葉書を見せてるオッチャンがいたので、どんなものか試しに見てみました。
日本にもよくあるような10枚一組の絵葉書で、オッチャンは80元とのたまわってます。
最初の値段が80元なら、本当の値段はその3分の1というところだな。
絵葉書自体は質もそれほど悪くはないので、値段交渉の始まりです。
注)交渉は英語でいたしました。
オッチャン「80」
私 「高い。いらない」
オッチャン 「50」
私 「まだ高い」
オッチャン 「30」
私 「10」
オッチャン 「20」
私 「15」
オッチャン 「OK,15」
で交渉は成立するはずだったんだけど、まだ中国2日目で、元のレートがこんがらがっていた私は、そこでえらいことを言ってしまった。
私 「やっぱり10。日本じゃこの値段で売ってるよ」
オッチャン 「・・・・・・・・、OK」
日本の物価を知らないオッチャンは、仕方なしに値段を飲んで絵葉書を渡してきた、と思ったら、さっき見せたのとは違う絵葉書を私にくれる。
ピン!ときた私は「中見るよ」と、包装してない絵葉書の中を見てみると、やっぱり古い絵葉書が入ってる。
私 「これじゃない。そっちの」
オッチャン がっかりした顔で新しいほうを渡してくれる
物売りの中国人は、はっきり言って英語は金額くらいしか話せません。
それも、このオッチャンはまだスレていない、普通の田舎のオッチャン風。
後で10元がたったの125円くらいだと気が付いたときは、オッチャンに申し訳なかった。
日本と同じ値段なんて大嘘じゃない!(言い訳:頭の中のレートは、なぜか0が一つ多かったのですよ(汗))
差額の5元というと60円強だけど、500mlの水がスーパーで0.8元ですからね。
もしかしたら1日中あそこで観光客を待つ、生活も裕福ではないオッチャンだったのかもしれないのに、たたき買ってしまってすんませんでした。
これがその絵葉書。すでに何枚か友人たちに送りました。
何とか行き止まりまで行って、無事時間内に下に降りてきました。
お土産屋さんで、いったいあの絵葉書がいくらで売っているのか調べたら、オッチャンの最初の値段の80元(約1000円)だった。
オッチャンは、あの絵葉書をいくらで買い取ったんだろう?
これが男坂の全景(Wikipediaより)
帰ってきてから、Wikipediaに男坂の写真を見つけました。
地図で見ると全長約3km。
往復約6kmを1時間内に行って帰ってきたことになります。
ツアーだから時間がないのは仕方ないけど、女坂も行ってみたかった。
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これ、全部を歩き切るといったいどれくらいの時間がかかるのでしょうね。しかし、行ったらまた戻ってこないといけないしなぁ・・・躊躇します。
しかし、女坂の混雑を見ると男坂にしよう、と思いますね。どうせ途中までしか行けないにしても、あの混雑にまみれて歩くくらいならそっちの方がストレスもたまらなくていいかも・・・。
絵ハガキの値段。ちょっと切ないなぁ~
でも、やっぱり値切ってしまうものですよね、観光地の土産物なんて・・・
ラーダさんへ
女坂のほうはずっとつながっているので、一日中歩けると思いますよ。
一日中歩く体力があればの話だけど(笑)
しかし、女坂の混雑ぶりはすさまじいですよね。
あれじゃ、前がつかえてのろのろ歩行だったんじゃないかしら・・・
いらいらしながら歩くのは嫌だ。
ということで、男坂を選んでよかったです。
女坂に行っていたら、どうしても先に行きたくなっちゃうから、引き返すのが辛かったろうな。
あんなとこ好きだから、個人だったら5、6時間歩いてたと思います。
絵葉書の値段は、オッチャンが渋々とはいえ渡したから、赤字ではないと思います。
つまりは、それほどお土産屋がぼろ儲けしているということです。
しかし、一日あそこに立っていくら売り上げがあるのやら・・・
レートさえちゃんと頭に入っていたら、15元渡してたんですけどねえ。
すまん、オッチャン。