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カテゴリー「旅行記 ドレスデンとマイセン」の記事一覧
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- 2010.05.14 ドレスデンを駆け足観光
- 2010.05.12 ドレスデンの歩き方
- 2010.05.10 マイセン磁器製作所を拝見
- 2010.05.08 300年の歴史を誇る、マイセン磁器製作所
- 2010.05.01 DDR(東ドイツ)の遺物を残すマイセン
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(拍手のコメントにはカテゴリー「拍手へのお返事」でお返事を書いています)
ドレスデンはエルベ川の畔に開けた町です。
何と新石器時代にはすでにこの場所に集落ができていて、そこから徐々に大きな町へと発展していきました。ヨーロッパには多いんですよね、石器時代にできた集落が大きくなって都市になったっていうのが。
一応写真は撮ったけど、Wikipediaのほうがよっぽどいいので借りてきました。
何も書いてないのが自分で撮った分。もうちょっと上手くなるように勉強したほうがいいね(汗)
ドレスデンは第二次世界大戦では町の60%が焦土と化し、35万人が戦争の犠牲になりました。
ドイツは敗戦国ですから、終戦直前は空襲もすごかったんですね。
戦後は空襲で破壊されたFrauen Kirche(フラウエン教会)が戦争を戒める記念碑として、廃墟のまま市内の中心部に残されましたが、東西ドイツが再び統一した後に再建を求める声が広がり、集まった寄付金を資金として1994年から2005年まで15年をかけて再建されて、現在では観光客が必ず行く記念碑となっています。
1965年のフラウエン教会(wikipediaより)
再建されたフラウエン教会(wikipedeiaより)
教会の祭壇。二階にきらびやかなパイプオルガンがある(Wikipediaより)
教会内の装飾。大理石の模様もすべて描かれている(Wikipediaより)
全体的にピンクっぽい
Wikipediaにパノラマ写真が載っていたので、説明用に名前を書き込みました。
写真をクリックすると、とってもでかくなります。
これはツヴィンガー宮殿の敷地内。宮殿は国立博物館になっています(Wikipediaより)
こちらはレジデンス。この中も国立博物館になっていて、neues gruenes Gewolbe は必見(Wikipediaより)
王家の財宝が展示されている、neues gruenes Gewolbe の展示品のひとつ(Wikipediaより)
こちらも展示品。実際に使われたのだろうか?(Wikipediaより)
中世の町並みが残るヨーロッパの町を歩くと、よくこんな風景に出くわします。
それぞれの建物の持ち主がそれぞれ勝手に建てるので、高さも幅も様式も全然違う建物がちぐはぐに隣り合わせに建ってる。どこだったか、大きな建物と建物の間に、ミニとさえいえるようなすごく小さい家が、狭い敷地に建ってました。
左端の家の屋根についてる窓が、なんだか顔のようにみえて面白い(笑)
最終日はまたまたダンナと別行動。
午前中にダンナがドレスデンの南方にある、Bastei(バスタイ)という景勝地へでかけ、私は残りの博物館めぐり。
午後からバスタイに出かけようと思ったら、電車がなんだかえらく遅れている。
ドレスデンの中央駅で、電車に乗り込んだ人がまた降りてくるのを見て、こりゃ何かあったなー、とは思ったけど、一応乗ってみました。
そしたら、車内アナウンスが「交通関係で遅れている」と放送。少し遅れるくらいならいいかな、とそのまま乗っていたら電車は数分遅れで出発したのですが、このあとのアナウンスを聞いてぎょっとしました。
「人身事故発生のため、この電車は〇〇駅まで運行した後、そこから引き返します」
この〇〇駅は、目的地の手前の駅。
どうも、ついさっき事故が起きたようで、問題の終着駅に着いたらまたもやアナウンスがされたけど、今度は実況中継風。次に到着した電車の案内で、電車がその駅から引き返す旨の内容の次に、救急医が現場に向かうとアナウンスされたすぐ後に、救急車がけたたましいサイレンを鳴らしながら走っていくのが聞こえた。その駅で足と止められた人たちは、救急車の音に皆緊迫した顔。
ほんとについさっき事故が起きたんだ・・・
そういうわけで目的地には行けなかったけど、こういうときはどうしようもない。
ダンナは事故発生前にドレスデンに帰ってきていたので、難を逃れていました。
事故に遭ってしまった人には気の毒だけど、数時間後にフランクフルト行きの電車に乗る予定だった私たちは運がよかったといえます。
この後絶対2時間くらいは電車は動かないはずだから、向こう側に行ってしまっていたら帰りの電車には間に合わなかったかもしれないもの。
岩に橋が渡された、有名な観光地Bastei。
今回行けなかったところは、いつかまた行ける事があるかもしれない。
事故に遭われた(または自由意志だった)方のご冥福をお祈りいたします。
何と新石器時代にはすでにこの場所に集落ができていて、そこから徐々に大きな町へと発展していきました。ヨーロッパには多いんですよね、石器時代にできた集落が大きくなって都市になったっていうのが。
一応写真は撮ったけど、Wikipediaのほうがよっぽどいいので借りてきました。
何も書いてないのが自分で撮った分。もうちょっと上手くなるように勉強したほうがいいね(汗)
ドレスデンは第二次世界大戦では町の60%が焦土と化し、35万人が戦争の犠牲になりました。
ドイツは敗戦国ですから、終戦直前は空襲もすごかったんですね。
戦後は空襲で破壊されたFrauen Kirche(フラウエン教会)が戦争を戒める記念碑として、廃墟のまま市内の中心部に残されましたが、東西ドイツが再び統一した後に再建を求める声が広がり、集まった寄付金を資金として1994年から2005年まで15年をかけて再建されて、現在では観光客が必ず行く記念碑となっています。
1965年のフラウエン教会(wikipediaより)
再建されたフラウエン教会(wikipedeiaより)
教会の祭壇。二階にきらびやかなパイプオルガンがある(Wikipediaより)
教会内の装飾。大理石の模様もすべて描かれている(Wikipediaより)
全体的にピンクっぽい
Wikipediaにパノラマ写真が載っていたので、説明用に名前を書き込みました。
写真をクリックすると、とってもでかくなります。
これはツヴィンガー宮殿の敷地内。宮殿は国立博物館になっています(Wikipediaより)
こちらはレジデンス。この中も国立博物館になっていて、neues gruenes Gewolbe は必見(Wikipediaより)
王家の財宝が展示されている、neues gruenes Gewolbe の展示品のひとつ(Wikipediaより)
こちらも展示品。実際に使われたのだろうか?(Wikipediaより)
中世の町並みが残るヨーロッパの町を歩くと、よくこんな風景に出くわします。
それぞれの建物の持ち主がそれぞれ勝手に建てるので、高さも幅も様式も全然違う建物がちぐはぐに隣り合わせに建ってる。どこだったか、大きな建物と建物の間に、ミニとさえいえるようなすごく小さい家が、狭い敷地に建ってました。
左端の家の屋根についてる窓が、なんだか顔のようにみえて面白い(笑)
最終日はまたまたダンナと別行動。
午前中にダンナがドレスデンの南方にある、Bastei(バスタイ)という景勝地へでかけ、私は残りの博物館めぐり。
午後からバスタイに出かけようと思ったら、電車がなんだかえらく遅れている。
ドレスデンの中央駅で、電車に乗り込んだ人がまた降りてくるのを見て、こりゃ何かあったなー、とは思ったけど、一応乗ってみました。
そしたら、車内アナウンスが「交通関係で遅れている」と放送。少し遅れるくらいならいいかな、とそのまま乗っていたら電車は数分遅れで出発したのですが、このあとのアナウンスを聞いてぎょっとしました。
「人身事故発生のため、この電車は〇〇駅まで運行した後、そこから引き返します」
この〇〇駅は、目的地の手前の駅。
どうも、ついさっき事故が起きたようで、問題の終着駅に着いたらまたもやアナウンスがされたけど、今度は実況中継風。次に到着した電車の案内で、電車がその駅から引き返す旨の内容の次に、救急医が現場に向かうとアナウンスされたすぐ後に、救急車がけたたましいサイレンを鳴らしながら走っていくのが聞こえた。その駅で足と止められた人たちは、救急車の音に皆緊迫した顔。
ほんとについさっき事故が起きたんだ・・・
そういうわけで目的地には行けなかったけど、こういうときはどうしようもない。
ダンナは事故発生前にドレスデンに帰ってきていたので、難を逃れていました。
事故に遭ってしまった人には気の毒だけど、数時間後にフランクフルト行きの電車に乗る予定だった私たちは運がよかったといえます。
この後絶対2時間くらいは電車は動かないはずだから、向こう側に行ってしまっていたら帰りの電車には間に合わなかったかもしれないもの。
岩に橋が渡された、有名な観光地Bastei。
今回行けなかったところは、いつかまた行ける事があるかもしれない。
事故に遭われた(または自由意志だった)方のご冥福をお祈りいたします。
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2泊3日のドレスデン旅行のうち、初日はマイセンに使ったので、ドレスデン市内観光は実質2日でした。
ホテルをEbayで競り落としたときにDresden City-Card が特典としてついていたので、2日間の市内交通費と国立博物館の入場料は無料。
ウィーンに旅行した時はWien-Karte(ウィーン カード)の値引き率の低さに腹が立ったけど、ここは国立博物館がほとんど無料で入れる。太っ腹なドレスデン万歳!
知らない人用に、ここでちょっと説明をしておきます。
ヨーロッパの観光都市では、Welcome card やDresden-Cardのように、旅行者のための特典カードを出しています。大概は市内交通1日券や2日間券などと博物館や観光バス、市内ツアー、お店などの割引特典の組み合わせです。
発行する都市によって値段も特典もさまざまですが、博物館めぐりをする人には重宝なカードですので、どこかへお出かけの際にはぜひ調べてみてください。
さて、Dresden Cardには3種類あって、需要に応じて選べるようになっています。
それぞれのカードはCity-Cardが基本になっており、市内交通が2日間か3日間無料で利用でき、と14の国立博物館(historisches gruenes Gewoelbeを除く)へ無料で入館できます。
他に16の博物館で10%から50%の割引。3つの展望台、15の市内観光ツアー、9件のコンサートや劇場、26のお店での割引もあります。
カードは時間制で、カードに記入した時間からそれぞれ48時間、または72時間有効になります。
Dresden-City-Card
21ユーロ(48時間有効)
市内交通が2日間有効で、博物館やアトラクションの割引。
Dresden-City-Card fuer Familie
39ユーロ(48時間有効)
City-Cardと同じ内容で、大人2人と子供が最高4人(14歳まで)まで有効。
Dresden-Regio-Card
32ユーロ(72時間有効)
City-Cardの内容プラス近郊交通チケット付きで3日間有効。
ドレスデン近郊の観光もしたい人向け。
無料になる博物館と割引になる博物館やアトラクションは、観光局のサイトにあるパンフレット(pdf)で詳しく説明されていますので、旅行のプラン作りに役立ててください。市内地図もあり、どこに何があるのかわかるようになっています。
注)City-Card所持者が近郊にも足を延ばしたい場合、追加料金8ユーロで1日往復券が買えます。Reigo-Cardと違って目的地までの往復券ですが、1日有効なのでゆっくり時間が取れます。駅のチケット窓口でカードを提示して、行きたい目的地の往復チケットが欲しいというと売ってくれます。
さて、博物館めぐりをしない人は、City-cardなしで観光する人がいると思います。そんな人のために、ドレスデン市内と近郊の交通ネットワーク、 VVOの運賃を表示しておきます。
めんどくさいのでサイトをコピーして画像にしてあります。画像内の注意書き用の小さい数字はサイトで確認してくださ い。
画像はクリックすると拡大します。
VVOの公式サイトで確認する場合は下記から飛んでください。
VVOの料金サイトへ行く
市内の交通は、もっぱらバスと路面電車です。
自分のホテルのそばにバス停や路面電車の駅がある場合は、有効に利用しましょう。
ドイツは各地で規則が違い、乗車する前にチケットを刻印しなければならないところと、刻印しなくてもいいとことがあります。フランクフルトは刻印しなくてもいいので、最初のころは刻印が必要な都市に行くとすごく戸惑いました。
ドレスデンは刻印が必要なので、乗車する前に刻印機を探してくださいね。バスや路面電車では中に刻印機があるので、乗車した後に刻印することになります。
路面電車の駅は、同時にいくつかの電車が到着しても大丈夫なようにとても長くなっています。
着いた順番に前に止まるので、最初に来た電車に乗る場合は駅の一番前に行かないといけません。
中には、路面電車の駅がバスの停留所と兼用になっている場合もあります。
路面電車はいろいろ種類があって、色もさまざま
電車は頻繁に来るので、乗り遅れてもすぐ次が来る
VW(フォルクスワーゲン)の特別電車が向こう側にやってきた。中央分離帯が邪魔だ~
窓が一つもないんだけど、いったい何が入ってるんだろう?
ところで、東ドイツでは歩行者信号機に左のような防止をかぶった人形(アンぺルマン:アンペルは信号機のことで、マンは男性の意味)が使われていました。今でもベルリンで見られるけれど、ドレスデンでも活躍している。
何度も信号を渡りながらちっとも信号に目がいかなかったけど、そのうちついに目が行った。おお、ご対面だ(笑)
そういえば、Noraさんが記事にしてましたよね。
そして、ベルリンでは見たことがなかった女の子(アンペルフラウ:フラウは女性の意味)にも感激のご対面(わはは)
これ、信号が三つあるでしょ。一番上には「Signal kommt」(信号が来ます)と書いてあるの。
信号が変わる直前にこれが一番上に見えるのは、交通規則を守らせるためかな?
さてさて、最後にお散歩時に見かけた風景をご紹介します。
これはインターネット末端と観光インフォメーションと電話が一つになったメディアスポット
上の記事でVWの特別電車が走ってましたが、もしかして?と思った方います?そう、それは当然ここにVWの工場があるからなんですね。町の中心からそんなに離れてませんでした。
なかなかのデザインですね~ 猫パパは無視してください
これもすでに他で紹介されていたような記憶があるんですが、猫パパが試乗(座ってるだけ)。
ひっくり返して下が見てみたいですね~
まさにアイデアものですが、ちょっと問題あるんじゃない?
一人だと見晴らしはいいけれど・・・
前を向けない人は、進行方向の決定権がなくなるわけで、走ってたら変な気持ちになりそうですよ。
それに、ハンドル握ってる人の正面方向にも人が座って漕いでるということは、視界が邪魔されるということだよね?危なくないのかなあ?
次回はドレスデン観光です
ホテルをEbayで競り落としたときにDresden City-Card が特典としてついていたので、2日間の市内交通費と国立博物館の入場料は無料。
ウィーンに旅行した時はWien-Karte(ウィーン カード)の値引き率の低さに腹が立ったけど、ここは国立博物館がほとんど無料で入れる。太っ腹なドレスデン万歳!
知らない人用に、ここでちょっと説明をしておきます。
ヨーロッパの観光都市では、Welcome card やDresden-Cardのように、旅行者のための特典カードを出しています。大概は市内交通1日券や2日間券などと博物館や観光バス、市内ツアー、お店などの割引特典の組み合わせです。
発行する都市によって値段も特典もさまざまですが、博物館めぐりをする人には重宝なカードですので、どこかへお出かけの際にはぜひ調べてみてください。
さて、Dresden Cardには3種類あって、需要に応じて選べるようになっています。
それぞれのカードはCity-Cardが基本になっており、市内交通が2日間か3日間無料で利用でき、と14の国立博物館(historisches gruenes Gewoelbeを除く)へ無料で入館できます。
他に16の博物館で10%から50%の割引。3つの展望台、15の市内観光ツアー、9件のコンサートや劇場、26のお店での割引もあります。
カードは時間制で、カードに記入した時間からそれぞれ48時間、または72時間有効になります。
Dresden-City-Card
21ユーロ(48時間有効)
市内交通が2日間有効で、博物館やアトラクションの割引。
Dresden-City-Card fuer Familie
39ユーロ(48時間有効)
City-Cardと同じ内容で、大人2人と子供が最高4人(14歳まで)まで有効。
Dresden-Regio-Card
32ユーロ(72時間有効)
City-Cardの内容プラス近郊交通チケット付きで3日間有効。
ドレスデン近郊の観光もしたい人向け。
無料になる博物館と割引になる博物館やアトラクションは、観光局のサイトにあるパンフレット(pdf)で詳しく説明されていますので、旅行のプラン作りに役立ててください。市内地図もあり、どこに何があるのかわかるようになっています。
注)City-Card所持者が近郊にも足を延ばしたい場合、追加料金8ユーロで1日往復券が買えます。Reigo-Cardと違って目的地までの往復券ですが、1日有効なのでゆっくり時間が取れます。駅のチケット窓口でカードを提示して、行きたい目的地の往復チケットが欲しいというと売ってくれます。
さて、博物館めぐりをしない人は、City-cardなしで観光する人がいると思います。そんな人のために、ドレスデン市内と近郊の交通ネットワーク、 VVOの運賃を表示しておきます。
めんどくさいのでサイトをコピーして画像にしてあります。画像内の注意書き用の小さい数字はサイトで確認してくださ い。
画像はクリックすると拡大します。
VVOの公式サイトで確認する場合は下記から飛んでください。
VVOの料金サイトへ行く
市内の交通は、もっぱらバスと路面電車です。
自分のホテルのそばにバス停や路面電車の駅がある場合は、有効に利用しましょう。
ドイツは各地で規則が違い、乗車する前にチケットを刻印しなければならないところと、刻印しなくてもいいとことがあります。フランクフルトは刻印しなくてもいいので、最初のころは刻印が必要な都市に行くとすごく戸惑いました。
ドレスデンは刻印が必要なので、乗車する前に刻印機を探してくださいね。バスや路面電車では中に刻印機があるので、乗車した後に刻印することになります。
路面電車の駅は、同時にいくつかの電車が到着しても大丈夫なようにとても長くなっています。
着いた順番に前に止まるので、最初に来た電車に乗る場合は駅の一番前に行かないといけません。
中には、路面電車の駅がバスの停留所と兼用になっている場合もあります。
路面電車はいろいろ種類があって、色もさまざま
電車は頻繁に来るので、乗り遅れてもすぐ次が来る
VW(フォルクスワーゲン)の特別電車が向こう側にやってきた。中央分離帯が邪魔だ~
窓が一つもないんだけど、いったい何が入ってるんだろう?
ところで、東ドイツでは歩行者信号機に左のような防止をかぶった人形(アンぺルマン:アンペルは信号機のことで、マンは男性の意味)が使われていました。今でもベルリンで見られるけれど、ドレスデンでも活躍している。
何度も信号を渡りながらちっとも信号に目がいかなかったけど、そのうちついに目が行った。おお、ご対面だ(笑)
そういえば、Noraさんが記事にしてましたよね。
そして、ベルリンでは見たことがなかった女の子(アンペルフラウ:フラウは女性の意味)にも感激のご対面(わはは)
信号が変わる直前にこれが一番上に見えるのは、交通規則を守らせるためかな?
さてさて、最後にお散歩時に見かけた風景をご紹介します。
これはインターネット末端と観光インフォメーションと電話が一つになったメディアスポット
上の記事でVWの特別電車が走ってましたが、もしかして?と思った方います?そう、それは当然ここにVWの工場があるからなんですね。町の中心からそんなに離れてませんでした。
なかなかのデザインですね~ 猫パパは無視してください
これもすでに他で紹介されていたような記憶があるんですが、猫パパが試乗(座ってるだけ)。
ひっくり返して下が見てみたいですね~
まさにアイデアものですが、ちょっと問題あるんじゃない?
一人だと見晴らしはいいけれど・・・
前を向けない人は、進行方向の決定権がなくなるわけで、走ってたら変な気持ちになりそうですよ。
それに、ハンドル握ってる人の正面方向にも人が座って漕いでるということは、視界が邪魔されるということだよね?危なくないのかなあ?
次回はドレスデン観光です
(拍手のコメントにはカテゴリー「拍手へのお返事」でお返事を書いています)
さて、いよいよマイセン製作所の内部の紹介です。
厚かましくいろいろ聞いてたくさん写真を撮ってくりゃよかったんですけど、遠慮してしまったもので説明できないところがあります。後悔先に立たずだなあ。
いまいち説明のところはどうぞご容赦をm(_ _)m
製作所への入り口は博物館の一角に中庭に抜けるドアがあり、そこの前に陣取ってる係員に博物館入館チケットを見せると製作所の敷地に入れました。チケットを見せないといけなかったので、特別な日だとわからなかったんだよね。チケットなしだと見学できなかったんだろうか?
Tag der offen Tuer(一般公開)って、いろいろな会社や工場が年に一回とかしてるけど、入場料取るなんて聞いたことない。この日は博物館の中に組み込まれている製作所案内コースがなかったから、そのせいかもしれない。
さて、あちこちの建物の前に、その建物で作っている作品の案内と建物内の部門案内が書いてあり、自由に見学できるようになってました。ただし、自由だから説明とかはなし。
説明が聞きたけりゃ自分で職人さんに話しかけなきゃいけないことになる。ということは、ドイツ語ができない外国人旅行者にはチャンスはゼロ。他の会社みたいに、大きな説明書きとかを壁に貼るとかすればいいのに・・・
最初の部屋は、見てわかるとおり、形を作る部門。どでかい部屋の左右にこんな風景が広がります。
職人さんの机が奥に見えるでしょ。見学者は少ないし、説明を聞こうと思ったら奥に入り込まないといけないので、物おじしていまい、説明が聞けなかった(残 念)
円柱形のものは型(フォーム)。
推測するに、フォームから出来上がった部品を繋ぎ合わせて一つの作品にするんじゃないかな?
左右はこのフォームが群れをなしていて、フォームに入れた磁器粘土がある程度固まるのを待っているような感じに見えるのですがね・・・
粘土が白いですが、これはカ オリンという粘土物質のせいで、これがないと白磁の製造はできません。
マイセンでは近くにこれが採れるところがあったから、白磁製造に成功し たわけです。
さて、次に来たのは型(フォーム)の保管庫です。
ここには、1710年に製作所が始まって以来300年間に制作された、すべてのフォームが保管されています。
写真は棚の一つ。こんな棚が所狭しと並んでいました。
10年に一度くらい、フォームの数を数えるそうで、今年は2月に調べたそうです。無くなってないか検査するためかしらん?
結果は170000個。フォームは対で使うから、85000個になるね。
建物はここだけじゃないから、他でもこれくらいの量が保管されているわけで、ご苦労様というしかない。
ここにサンプルとして、フォームに入った粘土が置いてありました。
左側に出来上がった部分が置いてあるのがわかるかな?はっきり分かるように、縁取ってみました。
こんな風に、たくさんの部品をフォームで作り、繋ぎ合わせて一つの作品に仕上げます。
次の部屋に入ると、大きな作品を作っているところでした。
出来上がった部分が壊れない ように、ビニールで保護してあります。
このお兄さんに聞いたところ、こういう大きな作品が仕上がるのに1か月かかるんだそうです。
こういう作品は、フォームで作ったたくさんの部分を本体にくっつけていくようになってます。
そして出来上がったものを一度焼きますが、焼くと40%小さくなるんだそう。
これが上の作品用の部分
左が完成品。だいぶ小さくなってる。
形が出来上がったら、最後は絵付け。
一番興味のある絵付けの部屋にお邪魔しました。
基礎の形作りの部屋もそうですが、各部屋に2~3人くらいづつ机に向かってます。
共同アトリエみたいな感じといえばいいかな?
ここでは一人一人が違った絵付けをしていました。
下のお姉さんはコーヒーカップを製作中ですが、毎日同じ作業じゃ飽きてきそう。
「毎日同じデザインを描くのって、飽きません?」
「今描いているのは6客全部違う柄なんですよ。みんな同じじゃ、確かに飽きますね」
よく見ると、確かに少し違ってます。
お姉さんはちょうど、黄土色の絵具を使っているところでした。
この色でピンときた私が「これ、〇〇ですか?」と聞くと「そうです」との答え。
お姉さん、ベテランですな?でなきゃ、こんな高級品は任せてもらえないでしょ?
そう、これは金なのです。相当純度が高くないと、こうはなりません
ここ、マイセン製作所は国立で、敷地内に独自のZeuchnungsschule(絵画学校)があります。
下の写真の絵付師さんの説明によると、まず学校で4年勉強して卒業すると、この製作所で仕事をもらえるようになります。最初は簡単な絵付けで、だんだん水準の高いものに移行していきますが、一人前になるには10年かかるそうです。
現在絵付けに使われている絵具は自社で作っている科学的なもので、Terpentinoel(テレビン油)で薄めることができます。もし間違って描いてしまっても、このテレビン油でまた消せるのだそう。
絵は直に書くのではなく、鉛筆で下書きしてから色を乗せていきますが、この下書きは消さずにそのまま焼いてしまいます。
出来上がった絵を見るとあ~ら不思議。鉛筆の線は消えてしまうのですって。
鉛筆の素材は黒鉛。昔からこれを使って下書きしていたそうです。
机は手を安定させるために、特殊な形をしています。
机の前には見本のデザインがかけてあり、それを見ながらの絵付けです。
とっても現代的なデザインですね。
わざわざ絵の具の使い方を実演してくださいました
才能がないとできないですね、と言うと、嬉しそうににっこり
ここまでは製作所で働いている職人さんでしたが、実は博物館の中でも絵付けの実演がありました。
相当年季のはいったベテランの方で、彼女の前にはすでに描き終わった器が並んでいますが、内側に金が塗られた完成品が隣で展示してありました。お値段は1個100ユーロ以上
Respekt!(尊敬いたします!)
いかにも簡単そうに描いているのは、やはりレベルが違うのかも
次回はやっとドレスデンです(^^;)
厚かましくいろいろ聞いてたくさん写真を撮ってくりゃよかったんですけど、遠慮してしまったもので説明できないところがあります。後悔先に立たずだなあ。
いまいち説明のところはどうぞご容赦をm(_ _)m
製作所への入り口は博物館の一角に中庭に抜けるドアがあり、そこの前に陣取ってる係員に博物館入館チケットを見せると製作所の敷地に入れました。チケットを見せないといけなかったので、特別な日だとわからなかったんだよね。チケットなしだと見学できなかったんだろうか?
Tag der offen Tuer(一般公開)って、いろいろな会社や工場が年に一回とかしてるけど、入場料取るなんて聞いたことない。この日は博物館の中に組み込まれている製作所案内コースがなかったから、そのせいかもしれない。
さて、あちこちの建物の前に、その建物で作っている作品の案内と建物内の部門案内が書いてあり、自由に見学できるようになってました。ただし、自由だから説明とかはなし。
説明が聞きたけりゃ自分で職人さんに話しかけなきゃいけないことになる。ということは、ドイツ語ができない外国人旅行者にはチャンスはゼロ。他の会社みたいに、大きな説明書きとかを壁に貼るとかすればいいのに・・・
最初の部屋は、見てわかるとおり、形を作る部門。どでかい部屋の左右にこんな風景が広がります。
職人さんの机が奥に見えるでしょ。見学者は少ないし、説明を聞こうと思ったら奥に入り込まないといけないので、物おじしていまい、説明が聞けなかった(残 念)
円柱形のものは型(フォーム)。
推測するに、フォームから出来上がった部品を繋ぎ合わせて一つの作品にするんじゃないかな?
左右はこのフォームが群れをなしていて、フォームに入れた磁器粘土がある程度固まるのを待っているような感じに見えるのですがね・・・
粘土が白いですが、これはカ オリンという粘土物質のせいで、これがないと白磁の製造はできません。
マイセンでは近くにこれが採れるところがあったから、白磁製造に成功し たわけです。
さて、次に来たのは型(フォーム)の保管庫です。
ここには、1710年に製作所が始まって以来300年間に制作された、すべてのフォームが保管されています。
写真は棚の一つ。こんな棚が所狭しと並んでいました。
10年に一度くらい、フォームの数を数えるそうで、今年は2月に調べたそうです。無くなってないか検査するためかしらん?
結果は170000個。フォームは対で使うから、85000個になるね。
建物はここだけじゃないから、他でもこれくらいの量が保管されているわけで、ご苦労様というしかない。
ここにサンプルとして、フォームに入った粘土が置いてありました。
左側に出来上がった部分が置いてあるのがわかるかな?はっきり分かるように、縁取ってみました。
こんな風に、たくさんの部品をフォームで作り、繋ぎ合わせて一つの作品に仕上げます。
フォームのサンプルとして置いてあった、馬の頭
次の部屋に入ると、大きな作品を作っているところでした。
出来上がった部分が壊れない ように、ビニールで保護してあります。
このお兄さんに聞いたところ、こういう大きな作品が仕上がるのに1か月かかるんだそうです。
こういう作品は、フォームで作ったたくさんの部分を本体にくっつけていくようになってます。
そして出来上がったものを一度焼きますが、焼くと40%小さくなるんだそう。
ちょうど、丹念に衣のひだの細かいところをしているところ
これが上の作品用の部分
左が完成品。だいぶ小さくなってる。
形が出来上がったら、最後は絵付け。
一番興味のある絵付けの部屋にお邪魔しました。
基礎の形作りの部屋もそうですが、各部屋に2~3人くらいづつ机に向かってます。
共同アトリエみたいな感じといえばいいかな?
ここでは一人一人が違った絵付けをしていました。
下のお姉さんはコーヒーカップを製作中ですが、毎日同じ作業じゃ飽きてきそう。
「毎日同じデザインを描くのって、飽きません?」
「今描いているのは6客全部違う柄なんですよ。みんな同じじゃ、確かに飽きますね」
よく見ると、確かに少し違ってます。
お姉さんはちょうど、黄土色の絵具を使っているところでした。
この色でピンときた私が「これ、〇〇ですか?」と聞くと「そうです」との答え。
お姉さん、ベテランですな?でなきゃ、こんな高級品は任せてもらえないでしょ?
そう、これは金なのです。相当純度が高くないと、こうはなりません
ここ、マイセン製作所は国立で、敷地内に独自のZeuchnungsschule(絵画学校)があります。
下の写真の絵付師さんの説明によると、まず学校で4年勉強して卒業すると、この製作所で仕事をもらえるようになります。最初は簡単な絵付けで、だんだん水準の高いものに移行していきますが、一人前になるには10年かかるそうです。
現在絵付けに使われている絵具は自社で作っている科学的なもので、Terpentinoel(テレビン油)で薄めることができます。もし間違って描いてしまっても、このテレビン油でまた消せるのだそう。
絵は直に書くのではなく、鉛筆で下書きしてから色を乗せていきますが、この下書きは消さずにそのまま焼いてしまいます。
出来上がった絵を見るとあ~ら不思議。鉛筆の線は消えてしまうのですって。
鉛筆の素材は黒鉛。昔からこれを使って下書きしていたそうです。
机は手を安定させるために、特殊な形をしています。
机の前には見本のデザインがかけてあり、それを見ながらの絵付けです。
とっても現代的なデザインですね。
わざわざ絵の具の使い方を実演してくださいました
才能がないとできないですね、と言うと、嬉しそうににっこり
ここまでは製作所で働いている職人さんでしたが、実は博物館の中でも絵付けの実演がありました。
相当年季のはいったベテランの方で、彼女の前にはすでに描き終わった器が並んでいますが、内側に金が塗られた完成品が隣で展示してありました。お値段は1個100ユーロ以上
Respekt!(尊敬いたします!)
いかにも簡単そうに描いているのは、やはりレベルが違うのかも
みなさんお仕事中だし、遠慮しつつ写真を撮ったので、ばっちりな写真がないんですよね。
AFPBB ニュースが大手ブログと契約してブログへの写真掲載を許可してるけど、FC2や忍者ブログは村八分。仕方ないので、リンクを載せておきます。
やはりプロが遠慮なく撮ってるので、ばっちりな写真が見られますよ。
AFPBB ニュースが大手ブログと契約してブログへの写真掲載を許可してるけど、FC2や忍者ブログは村八分。仕方ないので、リンクを載せておきます。
やはりプロが遠慮なく撮ってるので、ばっちりな写真が見られますよ。
帰りしなにショップで見た、斬新なデザインの置物。これがマイセンだってわかる?
次回はやっとドレスデンです(^^;)
(拍手のコメントにはカテゴリー「拍手へのお返事」でお返事を書いています)
今回は300周年を迎えた、由緒あるマイセン製作所の紹介です。
実は今年が300周年なのに、帰ってきてから気が付きました。
そういえば、特別な催し物の案内もあったなあ・・・(汗)
これからマイセンを訪れる人のために、催し物の時期を書いておきます。
5月から始まるアルブレヒト城の展示は特別展ですが、年2回の一般公開日は毎年あります。
もし旅行日を調整できるなら、ぜひ公開日に行きましょう。
子供粘土教室も開催され、家族連れで賑わいます。
また、たくさんある製作所の建物の中庭ではお祭り風にビアガーデンができるので、飲食もできます。
まあ、そこらへんは横に置いといて(^^;)、ともかく製作所に行ってみましょう。
マイセンの町から徒歩15分ほどで、マイセン製作所にたどり着きます。
前には観光客がたむろしてるから、間違えようもなし。
早速入館料8.50ユーロを払って中に入ると、1階は大きなお店となっており、ショーケースに飾られた作品の値段を見てため息をつくことになります。まあこの写真のお値段を見てみてよ。
これ、約560万円ですよ。
当然金色は本物の金を使ってるわけですが、これでお茶なんか入れられません!
使用中にどこかを欠かせでもしたら、しばらく寝込みそうです
博物館の1階はショップで、素晴らしいお値段のコーヒーセットの横でお土産になる小さいものも売っていますが、奥のほうに行くとアウトレットのコーナーが あって、手ごろな価格のものを探す人たちで賑わっています。私にはアウトレットでも手が出ませんがね。
日本式の2階と3階は博物館になっていて、歴史的な作品が展示してあります。
写真はご自由にということで、ブログ用に撮ってきました。
小さい写真はクリックすると拡大するので、じっくり見たい方はどうぞw
日本人向けには干支柄のコーヒーカップが作られています。
その他にも、それぞれの国で好まれるタイプをその国用に作っているようです。
写真のロシア人用のコーヒーセットも、ロシア人に好まれるデザインだそう。
日本人用とはだいぶ違いますね。
博物館の展示品の中には、磁器製造の説明になる展示品もあります。
ただし、説明書きは一切なしで展示品だけ。
展示品も小さくて、気づかずに通り抜ける人がたくさんいる。
なんだかもったいないですねえ。
左にあるのは型で作ったパーツ。これを繋ぎ合わせて一つの作品に仕上げます。
一度素焼きした後透明な釉をかけてさらに焼き、色を着けていきます。
説明は何もないけれど、色を付けていく順序だと思う
もともと磁器というのは11世紀の中国で発明されました。
その後改良を重ねて白磁器が作り出され、日本でも技法が伝わって有田焼きが作られました。
17世紀ころにはこれら中国と日本の白磁器が西洋にわたり、貴族たちの間で高級陶器として珍重されるようになり、自分たちにも同じものが作れないかと研究がなされていましたが、成功する所はなかなかでてきませんでした。
そんな中、18世紀初期にドイツのザクセン王国の国王、アウグスト強王が金を作らせようとしていた一人の錬金術師が1707年に赤茶色の陶器を開発。目標としていた白磁とはほど遠いものでしたが、1708年についに東洋の白磁と同じものを作ることに成功。これがマイセン磁器の誕生となりました。
1710年にアウグスト強王は「王立ザクセン磁器工場」を設立。これがマイセン磁器製作所の始まりです。最初は東洋のデザインをそのまま模倣していましたが、1720年から30年にかけて招かれたヨーロッパの絵付師たちによってヨーロッパのデザインになりました。
マイセンのトレードマークは、贋作防止のために1720年に作られましたが、当時はAR(アウグスト強王の名から)でした。
左の写真(Wikipediaより)にあるK.P.Mは、王立磁器製作所の略です。
その後、1723年から2本の剣が交差したデザインに変わり、何度かのデザインの変更を経て現在のマークになっています。
このトレードマークは、現在使われているトレードマークの中でも世界1古いトレードマークの一つとなっています。もし骨董屋で初期のマークの入った磁器を見かけたら、すごい骨董品を手にしているわけですね。
クリックで拡大しますので、興味のある方は大きくしてご覧ください。
次回は、滅多に見られない製作所の中の様子をご紹介します。
実は今年が300周年なのに、帰ってきてから気が付きました。
そういえば、特別な催し物の案内もあったなあ・・・(汗)
これからマイセンを訪れる人のために、催し物の時期を書いておきます。
5月から始まるアルブレヒト城の展示は特別展ですが、年2回の一般公開日は毎年あります。
もし旅行日を調整できるなら、ぜひ公開日に行きましょう。
子供粘土教室も開催され、家族連れで賑わいます。
また、たくさんある製作所の建物の中庭ではお祭り風にビアガーデンができるので、飲食もできます。
製作所に行ったら偶然一般公開日だったんですけど、粘土教室で子供たちが自分の作品を手に嬉しそうでしたが、全然気が付かずにいつもこんなのだと思い込んで見学しとりました(大汗)●2010年4月24日
マイセン磁器製作所 Tag der offenen Tuer(一般公開日)
(製作所内の職人の仕事風景が見られる。また、家族向けに子供粘土工作教室もある)
●2010年5月8日-10月31日
マイセン・アルブレヒト城(丘の上に建つお城。中庭?にドームが建っている)
「純白(ドイツ語の「賢人」という単語との掛け合わせ)の石-Der Stein der Wei(s)sen」
●2010年10月23日
マイセン磁器製作所 Tag der offenen Tuer(一般公開日)
(製作所内の職人の仕事風景が見られる。また、家族向けに子供粘土工作教室もある)
日本でもデパートで記念のマイセン展が開かれるそうで、日本の方はそちらへ見学に行ってもいいかも。3月と4月の分は終わっちゃったから、5月以降の予定を書いときます。
≪5月≫
井筒屋 5月13日(木)~17日(月)
大丸心斎橋店 5月19日(水)~24日(月)
福屋 5月27日(木)~6月1日(火)
≪6月≫
大丸札幌店 6月9日(水)~14日(月)
大丸博多店 6月9日(水)~15日(火)
まあ、そこらへんは横に置いといて(^^;)、ともかく製作所に行ってみましょう。
マイセンの町から徒歩15分ほどで、マイセン製作所にたどり着きます。
前には観光客がたむろしてるから、間違えようもなし。
早速入館料8.50ユーロを払って中に入ると、1階は大きなお店となっており、ショーケースに飾られた作品の値段を見てため息をつくことになります。まあこの写真のお値段を見てみてよ。
これ、約560万円ですよ。
当然金色は本物の金を使ってるわけですが、これでお茶なんか入れられません!
使用中にどこかを欠かせでもしたら、しばらく寝込みそうです
博物館の1階はショップで、素晴らしいお値段のコーヒーセットの横でお土産になる小さいものも売っていますが、奥のほうに行くとアウトレットのコーナーが あって、手ごろな価格のものを探す人たちで賑わっています。私にはアウトレットでも手が出ませんがね。
日本式の2階と3階は博物館になっていて、歴史的な作品が展示してあります。
写真はご自由にということで、ブログ用に撮ってきました。
小さい写真はクリックすると拡大するので、じっくり見たい方はどうぞw
クラシック柄。値札を見て唸ろう | こちらも売り物。買えない(^^;) |
昔のパリ 博覧会に出展された | ロシア人向け |
変わったデザイン | 何を入れるのかな? |
日本人向け干支カップ | 日本人向け干支カップ |
昔のパリ博覧会出展品 | これは18世紀 だった・・・かな? |
日本人向けには干支柄のコーヒーカップが作られています。
その他にも、それぞれの国で好まれるタイプをその国用に作っているようです。
写真のロシア人用のコーヒーセットも、ロシア人に好まれるデザインだそう。
日本人用とはだいぶ違いますね。
博物館の展示品の中には、磁器製造の説明になる展示品もあります。
ただし、説明書きは一切なしで展示品だけ。
展示品も小さくて、気づかずに通り抜ける人がたくさんいる。
なんだかもったいないですねえ。
左にあるのは型で作ったパーツ。これを繋ぎ合わせて一つの作品に仕上げます。
一度素焼きした後透明な釉をかけてさらに焼き、色を着けていきます。
説明は何もないけれど、色を付けていく順序だと思う
もともと磁器というのは11世紀の中国で発明されました。
その後改良を重ねて白磁器が作り出され、日本でも技法が伝わって有田焼きが作られました。
17世紀ころにはこれら中国と日本の白磁器が西洋にわたり、貴族たちの間で高級陶器として珍重されるようになり、自分たちにも同じものが作れないかと研究がなされていましたが、成功する所はなかなかでてきませんでした。
そんな中、18世紀初期にドイツのザクセン王国の国王、アウグスト強王が金を作らせようとしていた一人の錬金術師が1707年に赤茶色の陶器を開発。目標としていた白磁とはほど遠いものでしたが、1708年についに東洋の白磁と同じものを作ることに成功。これがマイセン磁器の誕生となりました。
1710年にアウグスト強王は「王立ザクセン磁器工場」を設立。これがマイセン磁器製作所の始まりです。最初は東洋のデザインをそのまま模倣していましたが、1720年から30年にかけて招かれたヨーロッパの絵付師たちによってヨーロッパのデザインになりました。
マイセンのトレードマークは、贋作防止のために1720年に作られましたが、当時はAR(アウグスト強王の名から)でした。
左の写真(Wikipediaより)にあるK.P.Mは、王立磁器製作所の略です。
その後、1723年から2本の剣が交差したデザインに変わり、何度かのデザインの変更を経て現在のマークになっています。
このトレードマークは、現在使われているトレードマークの中でも世界1古いトレードマークの一つとなっています。もし骨董屋で初期のマークの入った磁器を見かけたら、すごい骨董品を手にしているわけですね。
クリックで拡大しますので、興味のある方は大きくしてご覧ください。
次回は、滅多に見られない製作所の中の様子をご紹介します。
(拍手のコメントにはカテゴリー「拍手へのお返事」でお返事を書いています)
今日からドレスデン旅行記です。
お出かけ日は土曜日の早朝。息子に駅まで送ってもらって、ICEに乗ったらぎょぎょぎょのぎょ。
朝早いから座席指定しなくてもいいだろうと思っていたら、80%座席指定が入っていてほぼ席が埋まってる(汗)
終着駅までずっと立ちん坊かと、思わず恐怖の汗を密かに流していたら、次の駅で降りる人がいてちょうど2人分が空きました。よっしゃあ、今回の旅行もきっとノーブロブレムだ!
幸先が良ければ終わりもいいと勝手に思いこんで、いざ出発です。
5時間半ほどの移動時間の後、ドレスデンに着いたのはすでにお昼前。
早速ホテルに荷物を預けた後、私とダンナは初日から別行動です。
ダンナは観光案内所へ行った後はドレスデン散策を。
私はもとから決めていた、マイセン行きの電車に乗りました。
うちはよくあるんです、別行動。行きたい所が違うこともあるし、我慢して相手に合わせるよりもいいと思う。ダンナはケチだから、入場料なんかが高いと全部パスなので、必然的に一人が多いしね。
さて、マイセンの磁器は有名だから、知ってる人はたくさんいるんじゃないかしら?
そう、あの高級磁器でございます。
ここには工場があって見学もできるし、お金持ちならアウトレットでお買い物もできる。だから観光客もたくさんやってきます。マイセンには一応観光できるところもあるし、古い町並みも残っているから、町の中を歩いてみるのも楽しいよ。そうそう、マイセンの横を流れているのはエルベ川です。
マイセン:丘の上に建つお城と、四方を囲まれたお城の中央に建つドーム
マイセンは町中が石畳。それも、平べったい石じゃなくて昔風の石畳(上写真の右下)なので、表面はぼこぼこしてるし、自然な形の石を無造作に並べてあるので歩くのも大変。ハイヒールの人なら足を挫きそうな道は坂もたくさんあるし、ベビーカーなんか赤ん坊が中で飛び跳ねそう。
昔の人は、こんな道を歩いて痛くなかったんだろうか?
この石畳のせいで、私なんか旅行中ずっと足が痛かった
さて、ここにきたメインの目的は当然マイセンの磁器工場。
町の中心から少し離れているので、てくてく歩いていくことにしました。
そしたら驚いたことに、次から次へと打ち捨てられた家が現れる。
捨てられて相当経っている
右の黄色い袋は資源ごみ工場行きの収集車を待つプラスティックのゴミ
廃墟の隣にも廃墟が。どれも東ドイツ時代の建物だ
捨てられた家が裏道にずらりと並んでる
窓ガラスも割れたまま。危なくない?
マイセン磁器工場へ行く裏道を歩いていたら、ぞくぞく登場する廃墟たち。
これとそっくりな風景、見たことあるぞ。
そうだ、20年近く前の旧東ドイツの光景じゃないですか!
東西ドイツ統一後の数年、西の生活に憧れて東を捨てた人が続出し、東にはこんな廃墟がたくさん見られました。窓ガラスは割れ、修理もされず、骸となった家々は、でも年月とともに新しく生まれ変わったと思っていたのに、ここでは時がいまだに止まっている・・・
20年経ってもなおこのままだということは、この町が発展していないという事実を示している。
ちょっとWikipediaのマイセンを見てみたら、1950年には5万人だった人口はそれ以降減少をたどり、2008年末には約28000人と、半分近く人口が減っている。
国立の磁器工場は町に潤いを与えてくれないんだろうか・・・
世界中から観光客が来ているから観光収入はあるだろうけど、生活しにくい町なのかもしれない。
世界でも有名な名前の町なのに住民が減っていくなんて、なんだか皮肉な運命です。
次回はマイセン磁器です
お出かけ日は土曜日の早朝。息子に駅まで送ってもらって、ICEに乗ったらぎょぎょぎょのぎょ。
朝早いから座席指定しなくてもいいだろうと思っていたら、80%座席指定が入っていてほぼ席が埋まってる(汗)
終着駅までずっと立ちん坊かと、思わず恐怖の汗を密かに流していたら、次の駅で降りる人がいてちょうど2人分が空きました。よっしゃあ、今回の旅行もきっとノーブロブレムだ!
幸先が良ければ終わりもいいと勝手に思いこんで、いざ出発です。
5時間半ほどの移動時間の後、ドレスデンに着いたのはすでにお昼前。
早速ホテルに荷物を預けた後、私とダンナは初日から別行動です。
ダンナは観光案内所へ行った後はドレスデン散策を。
私はもとから決めていた、マイセン行きの電車に乗りました。
うちはよくあるんです、別行動。行きたい所が違うこともあるし、我慢して相手に合わせるよりもいいと思う。ダンナはケチだから、入場料なんかが高いと全部パスなので、必然的に一人が多いしね。
さて、マイセンの磁器は有名だから、知ってる人はたくさんいるんじゃないかしら?
そう、あの高級磁器でございます。
ここには工場があって見学もできるし、お金持ちならアウトレットでお買い物もできる。だから観光客もたくさんやってきます。マイセンには一応観光できるところもあるし、古い町並みも残っているから、町の中を歩いてみるのも楽しいよ。そうそう、マイセンの横を流れているのはエルベ川です。
マイセン:丘の上に建つお城と、四方を囲まれたお城の中央に建つドーム
マイセン:町の中心になる広場、賑わってます
下は町の様子です。クリックで拡大します。
お城への門 | お城の中央にそびえ立つ ドーム |
修築されたお城のドア | こっちはドアだけ古い |
昔ながらの居酒屋 | 1747年建築の町家の扉 |
坂が多くて | この石畳、足が痛くなる・・・ |
マイセンは町中が石畳。それも、平べったい石じゃなくて昔風の石畳(上写真の右下)なので、表面はぼこぼこしてるし、自然な形の石を無造作に並べてあるので歩くのも大変。ハイヒールの人なら足を挫きそうな道は坂もたくさんあるし、ベビーカーなんか赤ん坊が中で飛び跳ねそう。
昔の人は、こんな道を歩いて痛くなかったんだろうか?
この石畳のせいで、私なんか旅行中ずっと足が痛かった
さて、ここにきたメインの目的は当然マイセンの磁器工場。
町の中心から少し離れているので、てくてく歩いていくことにしました。
そしたら驚いたことに、次から次へと打ち捨てられた家が現れる。
捨てられて相当経っている
右の黄色い袋は資源ごみ工場行きの収集車を待つプラスティックのゴミ
廃墟の隣にも廃墟が。どれも東ドイツ時代の建物だ
捨てられた家が裏道にずらりと並んでる
窓ガラスも割れたまま。危なくない?
マイセン磁器工場へ行く裏道を歩いていたら、ぞくぞく登場する廃墟たち。
これとそっくりな風景、見たことあるぞ。
そうだ、20年近く前の旧東ドイツの光景じゃないですか!
東西ドイツ統一後の数年、西の生活に憧れて東を捨てた人が続出し、東にはこんな廃墟がたくさん見られました。窓ガラスは割れ、修理もされず、骸となった家々は、でも年月とともに新しく生まれ変わったと思っていたのに、ここでは時がいまだに止まっている・・・
20年経ってもなおこのままだということは、この町が発展していないという事実を示している。
ちょっとWikipediaのマイセンを見てみたら、1950年には5万人だった人口はそれ以降減少をたどり、2008年末には約28000人と、半分近く人口が減っている。
国立の磁器工場は町に潤いを与えてくれないんだろうか・・・
世界中から観光客が来ているから観光収入はあるだろうけど、生活しにくい町なのかもしれない。
世界でも有名な名前の町なのに住民が減っていくなんて、なんだか皮肉な運命です。
次回はマイセン磁器です
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