旅行+生活情報+ドイツ語と、ちょっと言いたい今日のドイツ
2024/11/24 (Sun)
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2013/12/18 (Wed)
リューベックを歩く(ヤコビ教会)
マリエン教会から北のほうに歩いていくと、大きな広場に出ます。
この広場に面していくつかの建物が建っていますが、そのひとつであるヤコビ教会が今日の建物です。
Jakobikirche (wikipedia)ドイツ語
この場所には元々他の教会があったのですが、1276年に起きた大火災で焼けてしまったため、新しい教会が船乗りと猟師のために建てられました。
完成は1334年です。
この教会は戦争時に破壊されなかった数少ない建物のひとつで、リューベックで最後まで残った歴史的なパイプオルガンを2台所有しています。
ここを訪れたときは船乗りの教会だとは知らなかったので、昔の救命ボートが置いてあるのを見て「?」だったんですが、今記事を書くためにWkipedia を読んでいて納得しました。
行く前に勉強しときゃよかったんですが、なにせガイドブック(ドイツ語)の細かい説明を読むのが億劫で(^^;)
教会の北側に、海で遭難した船乗りたちの追悼記念碑が設置されていますが、ここに救命ボートが置いてあります。
これは1957年に海に沈んだパミアという船の救命ボートで、86人の乗組員のうち、助かったのはわずか6人でした。
この追悼記念碑はドイツ政府、シュレスヴィック・ホルシュタイン州、そして教会の信者たちの要望で、2007年に設置されました。
先に説明しましたが、この教会にはリューベックの貴重な歴史財産が残っています。
教会の奥にある大きなオルガンは1465~66年に作られ、その後改修を重ねて今の形になりました。
第二次世界大戦時には、オルガンを解体して防空壕代わりのチャペルの中に保存されていましたが、戦後元の場所にまた戻されました。
1981~1984年には大改修が行われ、1673年当時の姿が再現されましたが、2012年にはさらにメンテナンスが行われ、音程が改善されました。
また、教会の西側の側面に作られた小さなオルガンは1467~1515年に作られ、やはりこれも何度かの改修が行われました。
このオルガンはリューベクの歴史的オルガンの中で唯一、外見的にも内面的(音)にも破損していません。
ドイツの著名なパイプオルガン奏者ヘルムート・ヴァルヒャ(Helmut Walcha)はバッハの曲をいくつかの教会のパイプオルガンで演奏、録音してレコードに出す功績を残しましたが、この小さなオルガンでの演奏も含まれていることから、ヤコビ教会のオルガンの名を広く知らしめました。
何かの機会があるときしか演奏は聴くことが出来ませんが、そんなに有名なオルガンなら、一度音色を聞いてみたいもんですね。
しかし、この記事に書いたことは、現地では何も知らなかったわけです。
すでに知っていれば、ほう~っと感動でもしたろうにね。
さて、次回は聖霊病院をご紹介しますね。
この広場に面していくつかの建物が建っていますが、そのひとつであるヤコビ教会が今日の建物です。
Jakobikirche (wikipedia)ドイツ語
この場所には元々他の教会があったのですが、1276年に起きた大火災で焼けてしまったため、新しい教会が船乗りと猟師のために建てられました。
完成は1334年です。
この教会は戦争時に破壊されなかった数少ない建物のひとつで、リューベックで最後まで残った歴史的なパイプオルガンを2台所有しています。
広場から見たヤコビ教会
質素な内装ですが、壁の絵は相当古いです
祭壇もなかなか見ごたえがある
由緒あるインテリアと、オリジナルの壁画
ここを訪れたときは船乗りの教会だとは知らなかったので、昔の救命ボートが置いてあるのを見て「?」だったんですが、今記事を書くためにWkipedia を読んでいて納得しました。
行く前に勉強しときゃよかったんですが、なにせガイドブック(ドイツ語)の細かい説明を読むのが億劫で(^^;)
教会の北側に、海で遭難した船乗りたちの追悼記念碑が設置されていますが、ここに救命ボートが置いてあります。
これは1957年に海に沈んだパミアという船の救命ボートで、86人の乗組員のうち、助かったのはわずか6人でした。
この追悼記念碑はドイツ政府、シュレスヴィック・ホルシュタイン州、そして教会の信者たちの要望で、2007年に設置されました。
悲惨な歴史を刻んだパミアの救命ボート(Wikipedia より)
先に説明しましたが、この教会にはリューベックの貴重な歴史財産が残っています。
教会の奥にある大きなオルガンは1465~66年に作られ、その後改修を重ねて今の形になりました。
第二次世界大戦時には、オルガンを解体して防空壕代わりのチャペルの中に保存されていましたが、戦後元の場所にまた戻されました。
1981~1984年には大改修が行われ、1673年当時の姿が再現されましたが、2012年にはさらにメンテナンスが行われ、音程が改善されました。
音が出る穴を人間の口になぞらえた装飾
また、教会の西側の側面に作られた小さなオルガンは1467~1515年に作られ、やはりこれも何度かの改修が行われました。
このオルガンはリューベクの歴史的オルガンの中で唯一、外見的にも内面的(音)にも破損していません。
ドイツの著名なパイプオルガン奏者ヘルムート・ヴァルヒャ(Helmut Walcha)はバッハの曲をいくつかの教会のパイプオルガンで演奏、録音してレコードに出す功績を残しましたが、この小さなオルガンでの演奏も含まれていることから、ヤコビ教会のオルガンの名を広く知らしめました。
小さいけど重厚な作りのオルガン
何かの機会があるときしか演奏は聴くことが出来ませんが、そんなに有名なオルガンなら、一度音色を聞いてみたいもんですね。
しかし、この記事に書いたことは、現地では何も知らなかったわけです。
すでに知っていれば、ほう~っと感動でもしたろうにね。
さて、次回は聖霊病院をご紹介しますね。
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