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旅行+生活情報+ドイツ語と、ちょっと言いたい今日のドイツ

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この記事は書き直しです。
全部書いて、保存する直前だったんですが、へまをして全部消えました。

うわあああああ~ん!。・゚ ゚・(p>□<q)・゚ ゚・。

長い記事だったんだよう!
全部書き直しなんて無茶苦茶腹が立つ!
でも、時間も経ったことだし、諦めて書き直すとしよう。
はあ・・・(ため息)



さて、ダンナが旅立ってから1週間が過ぎました。
大雪で混乱する空港から忽然と消えた後、ダンナからの音沙汰は全くなし。
ということはドバイに着いているんだろうけど、一人別の飛行機になった友人がどうなったかも全くわかりません。

メールが来ないということは、おそらくインターネットカフェがないか、あっても高すぎるんだろう。
こうなると腹をくくるしかない。
たぶん二人はうまくやってるんだろうと思って、現在進行中の家の改造現場に専念していました。

え、薄情だって?
だって、ここで心配していても何もできないもんね。

こうして静かに1週間は過ぎ、ついに二人が帰ってくる日がやってきました。
それまでは家の仕事で頭がいっぱいだった私も、当日はさすがに落ち着きませんでしたよ。
飛行機がドイツに到着すれば、やっと真実が白日の下に晒されるんですもんね。

そして、ついに飛行機がフランクフルト空港に着陸し、乗客が荷物を待っているだろう時間に友人の携帯に電話してみたんですが・・・・・・通じない。
一瞬、友人は本当にドイツに帰っているのか?なんて思ってしまった。

いらいらする時間が過ぎていき、1時間ほどしたころに、ようやくダンナから電話がかかってきました。

ダンナ「今着いた。これから電車で家に帰る」
私  「友人は一緒なの?」
ダンナ「もちろん」

あたりまえのように答えるダンナの言葉に、心底ほっとしました。
よかった、向こうでちゃんと会えたんだ!

ダンナが家に帰ってきたのはすでに深夜に近い時間で、3時間時差のあるドバイで1週間過ごしたダンナにとってはすでに深夜でしたが、出発当日に何が起こったのか話してくれたので、皆さんにも報告しますね。


1週間前、大雪でフランクフルト空港が3時間ほど閉鎖された時間にやってきたエミレーツ航空は、8回旋回して待った後、フランクフルトへの着陸を諦めてミュンヘンに向かい、その後この便はキャンセルとなりました。
この便に乗る予定だった乗客は朝と夕方の便に振り分けられ、ダンナはフランクフルトに到着した後ずっと待機していた朝の便に入れられ、空港閉鎖が解かれた後の15時半に飛行機に乗り込みました。

しかし、ダンナの乗った飛行機は管制塔からのスタート許可がなかなか貰えず、あと30分、あと30分といいながらずっと待ち、やっと飛行機が離陸したのはなんと、6時間後だったんですって。

6時間!

ぎぇ~、6時間も飛行機の中だったの!
そりゃ友人に電話なんてできなかったはずだ。
なんでも、あまりに待ち時間が長いので、食事が乗客に配られたんだそうです。

私も一度、エアーインディア利用時に飛行機の都合で1~2時間ほど飛行機の中で待たされて、地上で機内食を食べたことがあるけど、6時間てのは長すぎるよ~

考えるに、朝から待機していてダンナの飛行機と同じ状況にあった飛行機は他にもたくさんあったはずだから、やはり何時間も飛行機の中で待たされた乗客はすごい数に上ったんだろうね。
みなさん、本当にお疲れ様でした!



さて、ダンナがなぜ友人に電話しなかったかはこれで分かったけど、友人はどうなったんでしょ?
友人の飛行機はいったん乗客を乗せたにもかかわらず、やはり待ち時間が長くなり、空港の夜間使用制限時間がやってきたため、改めて翌日の朝5時出発に変更となりました。
乗客たちは空港で夜を明かす羽目となったわけです。
翌朝もまだ滑走路に積雪があったために、飛行機は2時間遅れで出発しましたが、そのあとは順調に飛び、ドバイに到着しました。

ドバイではフランクフルト空港の情報が入ってきていたようで、朝と夕方の便に振り分けられたツアー客を旅行会社の係員がすでに待っており、友人もすぐに自分が予約した旅行会社の係員を見つけることができたそうです。

その後ツアー客を乗せたバスはホテルへと向かい、友人は到着当日に無事ダンナと再会することができました。
チェックインカウンターが閉まる時間に友人が間に合わないことを知っていたダンナは、ドバイで友人を見てびっくりしたかもしれませんがね(笑)

この友人、ドバイに着けばダンナが出迎えてくれると思い込んでいたほど楽天家なんですが、ドバイ空港の免税店で缶ビール(330ml)の24缶パックを買い込んでホテルに持ち込みました。
本人は48缶パックを買ったと信じ込んでいたようで、つまりそれだけビールがいると計算していたんでしょうね。確かに、24缶パックはドバイ到着4日後になくなったそうです。

4日で24個って、1日6個ってことですよね?
高血圧で薬飲んでるのに、飲みすぎじゃない。
イスラム教国で国民はアルコール禁止の国なんだから、こういう機会を利用して飲む量を減らさんかい!

ビールがなくなった後も、アルコールが必要な友人は現地で高いお値段のアルコールを買っていたそうな。いったいアルコールなしの日はあったの?とダンナに聞くと、帰国前日の1日だけだと答えました。
帰国前日かあ・・・
お金が無くなったな(苦笑)


というわけで、出発当日に大変な目に遭った二人は何とか目的地にたどり着き、無事再会して休暇を楽しむことができました。
と言っても、だんなの話によると、ドバイはモダンな建物があるばかりで、それほど魅力のあるところではないそうです。
ショッピングの街だという印象を持ったそうなので、私が行くことは絶対にないだろうな。

友人の事を心配してくださった皆さん、こういうわけなのでご安心ください。
しかし、見ず知らずの人にまで心配してもらって、友人も果報者だね!

拍手[4回]

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3月も半ばだと言うのに、昨日のヨーロッパは大雪に振り回されました。
何でも、12日はこの冬最多の積雪量となったそうで、フランクフルトで16cm、うちの庭でも11cmの積雪ですが、ずっと雪が降っているので、もちっと積もりそうです。

大雪の日には必ずニュースに載りますが、高速道路では100台もの車を巻き込んだ交通事故が発生し、各地の空港は閉鎖されて、膨大な数の飛行機がキャンセルされました。
大雪で空港が閉鎖になるのはよくあることで、ニュースを見て今日は大変だねえ、なんて家族と話すのがいつもの事なんですが、なんと今回はうちの家も当事者になってしまった~

何と運の悪いことに、ダンナと友人がドバイに旅行に行く日が昨日だったんですよ。


3月にこんな大雪になるとは・・・

一昨日までにほとんど準備を終わっていたダンナとは正反対に、友人はのんびり屋というか、一昨日の夜中に詰め込みを開始しました。
友人は当日はフランクフルトで用事を済ませてから空港に向かうと聞いていたので、ダンナはフランクフルトの中央駅で待ち合わせをするつもりだったんですが、朝フランクフルトに向かう電車に乗ったらなんと、すでに家を発ったはずの友人が同じ電車に乗り合わせている?!

恐らく詰め込みに時間がかかって、寝坊したんだろうね。
友人はこれから用事を済ませると言ってフランクフルトで降り、ダンナはそのまま空港へ向かったのですが、ここからが問題の始まりです。

遅くに家を出たものだから用事の方も遅れて、友人が空港に着いたのはなんと飛行機出発の30分前だったそう。
前日にオンラインでチェックインだけは済ませていたけれど、普通なら完全にアウトですよね?
でも友人は次の便に回されただけで、遅れはするけれど一応飛行機には乗れることになりました。

とはいえ外は大雪で、いつものようにヨーロッパ各地行きの飛行機は真っ先に全てがキャンセルとなり、残っていた長距離の飛行機も遅れが長くなっていく。
日本行きの飛行機も翌日に変更となってしまったくらいなんですよ。

その上お昼の2~3時間は空港自体が閉鎖され、着く飛行機もなければ飛ぶ飛行機もない。
ダンナ達が乗る予定だったエミレーツ航空もフランクフルトに着陸できずにミュンヘンへ行ってしまい、乗客は朝出航するはずで空港で待機していた朝の便の空席に入り込むか、次の夜の便の空席に入るか、翌日の臨時便に乗るためにホテルクーポンを貰うかの選択を迫られました。


8回旋回した後諦めてミュンヘンに向かうエミレーツ航空(Flightrader 24 より)

と、まるでその場にいたかのような書き方ですが、実はこれ、友人とエミレーツ航空の話をまとめたものです。

ダンナは空港からまだフランクフルト市内にいた友人に電話をかけ、あとでもう一度電話すると言ったきり連絡がぷっつりと途絶えてしまったそうで、ダンナと別の飛行機になってしまった友人がひたすらダンナの電話を待つも、何時間経っても連絡は来ない。

まったく、ダンナが家を出るときに「携帯持って行く?」って2回も聞いたのに、「要らない」といったものだから、友人がダンナに電話を掛けることができないんですよ。
ずっと一緒に行動するならともかく、後で落ち合うなら念のために持って行けばよかったのに・・・



ここまでは友人とダンナが別々の飛行機になっちゃったっていうだけの話なんですが、実はこの裏に悲惨な事実が隠されています。
実は友人は航空券だけしか持っておらず、向こうに着いてから要るホテルバウチャー等は何も持っていないんです。
本当は航空券もダンナに持っていてもらおうと思ったくらいの、お任せタイプなんですよ~

英語も駄目だし、車で1時間もかかるホテルに自力で行けるかどうかも怪しい。
ダンナなしで向こうでどうなるのか、無茶苦茶不安~

そして、ダンナはというと、結局最後まで連絡がつきませんでした。
いったいどこへ行ってしまったんだ?
飛行機は軒並みすごい遅れ具合だったから、空港内にいたのは確実なのに、なぜ友人に連絡しなかったんだろう?
それに、家にも連絡してこないなんて絶対変!

空港内のコイン電話は1ユーロもするので、そのせいかもしれない。
いや、それでもやっぱり友人がどこにいるのか気になるだろう?
疑問は果てしなく湧いてきますが、ここまで連絡がないということは、飛行機の中にいるとしか思えないですよね?

約11時間遅れで出発した朝の便が、あと数時間でドバイに着きます。
はたしてダンナから電話がかかってくるだろうか?
ダンナは向こうで友人を出迎えるんだろうか?

しかし、搭乗が始まって友人も出発するかに思えた夜の便は、空港使用制限時間の24時を超えても出発せず、最後にはゲートに戻ってきてしまいました。
未だに雪が降っている中、彼は空港の緊急用簡易ベッド(Feldbett)で夜を明かす羽目になってしまった。翌日の早朝5時出発だから、寝ていられないもんね。


去年里帰りから帰ってきた時に見かけた空港の簡易ベッド

早めに旅行の準備をして、早めに寝て、早めにフランクフルトの用事を終わらせていさえすれば、今頃ダンナと共に飛行機に乗っていたはずだから自業自得なんだろうけど、心配で何度も友人に電話してブッキングナンバーだとか、向こうでダンナに合わなかった場合の処理の仕方とかを教えてあげました。
異国の地で絶望の淵にまっさかさまなんてことにならないように祈る!

そして、ダンナはいったいどこへ行ってしまったのか?
電話するチャンスはあったはずなのに、なぜ誰にも電話しなかったのか?
現在行方不明になっているダンナよ、早く連絡してくれ!

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いやあ、やっと終わりました~
バタバタと慌ただしかったので、終わった後はしばらくボーッとしとりました。

終わったのは私の誕生会。
今年は2週に渡って2回もパーティーをしまして、ケーキも4つ作りました。
1回目は皇太子様と一緒の日に、2回目は雛祭りの日に。

準備に時間を取ったのは、やはりというか、雛祭りの日のパーティーです。
この日はドイツに来ている日本人留学生とホストファミリーを招いてのパーティーだったので、なんとか雛祭りらしくできないものかと悩みましたよ~

でも、雛祭りって、「雛人形」と「ちらしずし」と「甘酒」と「雛あられ」でしょ?
コーヒータイムにお客さんを招待すると、お寿司ってなわけに行かないし、11人分ものお寿司を作る気にもなれないですしね。
だから、雛人形も甘酒も雛あられもない状態で、どうやって雛祭りらしくできるのかが難問で・・・

それなのに、1回目のパーティーが終わった後で、息子が家の中に工事現場を作ってしまい、そっちの作業の方にも時間を取られる。
夕方からの仕事にも行かないといけないし、頭の中はグルグル巻きですよ~

が、アイデアは突然やってくるもの。
思いつきましたよ、いい方法を。
日本には「折り雛」って言葉があるじゃないですか?!

早速お雛様の折り方が載っているサイトを探し始めました。
が、折り雛って子供と一緒に作ることが多いから、簡単だけど見栄えも簡単なものが多い。
うーん、と唸りながらあちこち探してみて、ここらが妥協点かなあ~、と思ったものを作ってみました。

結果は素敵な出来上がりとなり、パーティーの席に小さな華を添えることができました。
下が出来上がりのお雛様です。
結構可愛いでしょ?

折り雛
サイトから印刷した千代紙と型を使用したお雛様

お雛様の着物は、千代紙を無料提供しているサイトのものを印刷しました。
自分で柄を選び、あとは折り方が載っているサイトを見ながら折っていくだけ。
お雛様以外のものは型紙として出来上がっていて、印刷して切りぬくだけなので簡単です!

屏風の高さは12cmなので大きなものではありませんが、棚の上などに飾れば雛祭りっぽくなりますよ。
今年はもう終わってるけど、サイトがある限りいつでもお雛様を作れるので、来年作ってみたい方は下のリンクを参照にされてください。
Canon Creative park 千代紙
Canon Creative park  おひなさま(台座や屏風の他に、お雛様も印刷できます)
お雛様の折り方


これでお雛様はできたけど、テーブルの上がドイツのケーキだけというのも寂しいので、フランクフルトのアジア食料品店で日本系のお菓子を買ってきました。
日本語で書いてあるけど、中身は中国製や台湾製のものが多いです。
その中で、コアラのマーチは中国製ではあるけれど、LOTTEと書いてあるし、かっぱえびせんも中国語で卡樂Bとかいてあるから、一応オリジナル扱いです。

誕生会
雪の花って、パクリじゃないの?

後はドイツのケーキを用意しました。
ゆっくり時間を取れないので、簡単に作れるケーキで~す。
上2つは雛祭りに、下2つは皇太子誕生日に作りました。
光の具合で、いまいちな写真になってしまった(ガックリ)

大福もちは韓国製の冷凍もの、イチゴ大福は台湾製です。
冷凍餅は、解凍した後も餡が固くていまいちでした・・・

ロッシェー・トルテとラファエロ・トルテはFerrero (フェレロ)の代表的なお菓子で、美味しさには定評があります。それをクリームとミックスした二つのケーキが美味しいのは当たり前といえますな。キルシュ・ケーゼ・クーヘンはチェリーが入ったチーズケーキで、レシピにあった通りにデコレーションしてみました。

ショコ・トリュッフェル・トルテとラファエロ・トルテは過去記事で作り方を書いています。
ショコ・トリュッフェル・トルテ
ラファエロ・トルテ

他のケーキも、時間があるときに作り方を書こうと思ってます。
いつになるかはっきり言えないけど(^^;)

ロッシェートルテ
Rocher Torte (ロッシェー・トルテ)

ラファエロトルテ
Raffaelo Torte (ラファエロ・トルテ)

ショコトリュッフェルトルテ
Scoko Truffel Torte (ショコ・トリュッフェル・トルテ)

チェリーチーズケーキ
Kirsch Kaese Kuchen (キルシュ・ケーゼ・クーヘン)

上のケーキの名前に「トルテ」と「クーヘン」の違いがあるのに気が付きました?
以前に姑に聞いたところ、クリームを使ったり、デコレーションに凝っているケーキを「トルテ」と言い、簡素なものを「クーヘン」と言うんだそうです。
ちなみに、クーヘンは「ケーキ」の意味です。
チーズケーキはいくらデコレーションに凝っても、トルテとは言ってもらえないみたいですけどね。


ところで、今年の雛祭りは聞姉妹の4回目のお誕生日でもあります。
偶然ながら上手いことに雛祭りの日に生まれたネコさんたちは、大勢のお客さんが居間を占領しているので行く場所がなくなってしまいました。
外に行ったり、帰ってきたりしてたけど、落ち着かない。
すまないが、年に数回のことだから我慢してくれたまえ~

しかし、神経が図太いミミはそのうち猫の木の上で居眠りを始め、子供たちとの交流に一役買っていました。えらいぞ、おデブ猫!

キキのほうはお客さんが帰った後に帰ってきて、居間の中が静かになったのを確認してほっと一息。
たくさんお客さんが来ると迷惑な猫たち、誕生日なのにすまんかったなあ。
自分たちの誕生日だったなんて、全然知らないだろうがね。

キキ
可愛く撮れた、いつもはゴジラ目のキキ

ミミ
ミミはよく面白い恰好をしてくれるので、写し甲斐がある


特別なことは何もなかったけど、お誕生日おめでとう!
これからも車に気を付けて、来年も元気に5歳の誕生日を迎えてね

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今日はホテルを朝早く発って、新潟港から佐渡島に渡ります。
ここから佐渡汽船が、佐渡島の両津までカーフェリーとジェットフォイルを出しています。
ジェットフォイルは1時間ほどで両津に着きますが、往復1万円強します。
カーフェリーは2時間半かかるけど、往復4700円ほどなので、のんびり海の旅をすることにしました。

佐渡汽船の時刻表、航路、運行情報、予約などは公式サイトをご覧ください。
佐渡汽船

新潟を出航
新潟港を出港したフェリー。甲板に積もった雪が残っている。

両津の佐渡汽船の大きなターミナルに到着後、偶然会った佐渡観光協会関係の人に教えてもらって、ターミナルの1階あるバス乗車券売り場で、翌日の観光バスの手配を終わらせました。

さすがに大きな島なのでバスは結構たくさん走っているんですが、観光地が島のあちこちに散らばっているので、移動だけで相当時間がかかっちゃうんですよね。
それで、初日はバス利用で今回のメインの目的地を回り、翌日は観光バスで効率よく回ることにしました。
観光バスは午前コースと午後コース、1日コースの他に、冬季以外はたらい舟が体験できるコースもあります。
詳細は下のリンクからどうぞ。

新潟佐渡交通(佐渡の路線バスと観光バス)

両津に着いたのはお昼で、すぐに路線バスが来る時間だったので、ターミナルのコインロッカーに荷物を預けておきました。手ぶらで観光することができるので、楽ちんです。

初日はあの有名な佐渡金山を観光することにしていました。
島内の町へはたくさんバスが走っているけど、金山行きはバスが少ないので、行って帰ってくるだけで半日もかかってしまいます。
観光バスだと半日で4か所回れるんですけどね~

佐渡のバスで移動
海岸沿いに走るバス。暖房が効いていて、ついウトウトとしてしまった。

佐渡金山の入り口
バス道路沿いの山に、へばりつくように建てられた佐渡金山の建物

佐渡金山の入り口
左側の建物中央にある入口から、地下の坑道へ入っていく

出口にある門
入口のように見えるけど、実は出口の門

佐渡金山は1601年(慶長6年)に発見され、平成元年まで388年の間、採掘がされていました。これまでに採掘された鉱石は1500万トン、うち金が78トン、銀が2300トンで、日本最大の金銀山でした。
江戸時代には、佐渡で小判が作られていたそうです。

明治以降は政府所管となり、明治後期に民間に払い下げられ、それ以降は三菱が採掘を続けていましたが、長期間の採掘で鉱石が取りつくされてしまい、平成元年にはついに廃抗となったのでした。


佐渡金山には、宗太夫抗コース、道遊抗コース、産業遺産散策コースの3つのコースがあります。
  • 宗太夫抗コースは江戸時代の採掘の様子が再現されており、コンピューター内蔵の人形が動いたり話したりします。
  • 道遊抗コースは、近代的なコンクリートの抗をずっと歩いた後に機械工場などを見学でき、佐渡金山のシンボルである道遊の割戸を間近に見る展望台があります。が、雪が積もると展望台までの道が消えてしまい、外を見学できなくなります。
  • 産業遺産散策コースは日本最初の洋式立坑である「大立竪坑」「道遊の割戸」「東洋一の浮遊選鉱場跡」などをガイド付きで回るコースで、4月~11月の期間見学できます。
金山がどうなっていたかに興味があったので、宗太夫抗コースと道遊抗コースの両方を見学したのですが、道遊抗コースは外を見学する部分が多く、積雪のために歩き回れなかったのでいまいちでした。
そのうえ、抗内は展示も何もなく、抗を出たところに採掘に展示されていた、近代に使用されていた機械はドイツで見学したものとよく似ていたので、「ふ~ん」でお終い。
外は積雪のために展望台への道も通行禁止になっていて、高い入場料を払ったのに見学時間はたったの10分で終わってしまった(もったいない!)

佐渡金山の詳細は、佐渡金山公式サイトで確認してください。
佐渡金山


道遊抗の出口から見える割戸
道遊抗の出口から見える「道遊の割戸」と、雪に埋もれた展望台への道

佐渡金山のシンボルになっている道遊の割戸は、露天掘りの跡です。
地層が横に隆起したため、鉱脈が山の上から下に垂直に伸びています。
その鉱脈だけを掘ったら山が割れたように見えるところから、割戸と呼ばれているんです。

下の写真は宗太夫抗の内部です。
実物大の人形が当時の道具を使って作業しています。
人形も道具も動いて、話までしているので、分かりやすいし興味深いです。

下へ下へと掘り進んで、海面と同じ高さにまで深くなった坑道には湧水が出るようになり、始終水を汲み上げなければならなかったそうです。
水を汲み出すのに使われた「水上輪」は竹でできた水揚げポンプで、紀元1世紀のころにギリシャのアルキメデスが考案したアルキメデスポンプが祖形となっています。
筒の中は螺旋貝の中身みたいになっていて、これを手で回すと水が下から上に移動していくんです。簡単な仕掛けだけど、ちゃんと機能している。
昔の人間の知恵はすごいとしか言いようがない!

狸穴は抗脈を探して試掘をした後です。
昔の事なので、みんな手掘りです。
落盤も時々あったろうし、1日中真っ暗な穴の中で作業をしなければならないし、作業環境は過酷だったでしょうなあ。


水上輪で水を汲み上げる
水上輪(すいしょうりん)という竹でできた道具で水を汲み上げる

水上輪
水上輪を下から見たところ

山留大工
山留大工(やまとめだいく)が坑道を作っているところ

狸穴
狸穴と呼ばれる試し掘りの穴。

休憩所
抗内は水が天井から滴るので、休憩所には屋根がある

金穿大工の作業
金穿大工(かなぼりだいく)の作業風景

計測
測量しているところ

坑道の出口はお土産屋さんになっていて、金山に因んで金泊入りのお酒だとか、金箔入りのチョコだとかが普通のお土産とともに売っています。
私は金箔入りの羊羹を買いました。
金箔入りはみんな高いけど、羊羹はなんとか買える値段だったんだ(^^;)

こちらには金山資料館もあり、佐渡金山のモデルや、江戸時代の製錬作業のミニジオラマなどが展示してあって興味深いです。

佐渡金山のモデル
坑道のモデル。アリの巣にそっくり!

江戸時代の製錬作業崇敬
金鉱石を粉砕して、金と銀を取り出す

江戸時代の製錬作業風景
熱を加えて精錬する

江戸時代の製錬作業風景
右奥では、製錬された金を売り物の形にしている

江戸時代の小判
江戸時代の小判のモデル。佐渡で作られた金貨には、裏に「佐」の字が刻印されている

佐渡は雪が少ないと聞いていたんですが、道遊抗の裏に雪が結構積もっていて驚きました。
冬じゃなかったら、もっとあちこち歩き回れたんですが、冬に来ちゃったから仕方ないですね。
金山に行くバスは1日に数本しかないので、16:25の最終バスで山から下りできました。

この後バスを乗り継いで、両津に帰ってきたのは18:30。
ターミナルから荷物を出して、横道に残っている雪道を苦労して歩いてホテルにたどり着きました。予定通りに1日の観光が終わって、ほっと一息です。
次回は佐渡で泊まったホテルをご紹介しますね~

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しばらく間が開きましたが、日本旅行の続きです。
飛騨の小京都、高山を離れ、特急ひだで北へ向かいました。
ここらは雪の多い地方なので、列車からの眺めは真っ白け。
どこまで行っても雪に埋もれた風景しか見えません。

高山から北に向かう
夏は田んぼか畑なんだろうけど、冬に見えるのは果てしない雪野原

飛騨から北へ向かう
山が雪のグラデーションに彩られて芸術的

雪に運れる駅のホーム
駅名が見えるのは、駅員さんの努力のおかげだろう

雪に埋もれる駅
雪かきした後なのかも

雪景色
車窓から見る分には風情のある雪景色

高山から北へ走る路線沿いは大雪の景色。
大雪の降る地域に住んでいる人たちは毎年大変ですなあ・・・

特急ひだの終点地である富山に着いたのは17時前。
ここで特急北越に乗り換え、3時間列車に揺られたら目的地に到着です。

特急北越
昔懐かしいタイプの特急

特急北越車内
列車の中は、季節と時間のせいで空いていた(猫息子登場)

初めはうす暗かった空も完全な闇となり、真っ黒な窓には車内が映って見えるだけ。
そして列車が北上するにつれて、激しい雪が列車に殴り掛かるように降ってき始めました。
ゴツン!ゴツン!と雪(か氷)の塊が車体にぶつかる大きな音が絶え間なく聞こえてきて、まるで列車が雪に猛攻撃を受けてるよう。

そんな悪天候の中をレトロ特急は当たり前のように突き進んでいきますが、さすがにこの悪天候ではいつものスピードは出せず、延着となりました。
延着とはなりましたが、10分や20分くらいの延着はたいしたもんじゃないです。
車内のアナウンスでは、支線が大雪のため運休となったので、乗り換えができないと言ってました。連絡バスも大雪の中で悪戦苦闘だし、支線に乗り換えだった人たちには本当に災難でしたなあ・・・

私たちは本線をそのまま走り、延着以外は問題なく終着駅の新潟に到着。
ホテルは駅からそばなので、地図を片手に歩き始めました。
雪は積もっていても、降ってはいなかったので助かった~

Banndaiguti
新潟駅万代口(Wikipedia より)

歩道は雪で真っ白で、その上たくさんの人が歩くので、カチンコチンに固まって、部分的にツルッツル。
完全装備でやってきた私たちも、慎重に歩かないと怖いったらありゃしない。
なのに、普通のスニーカーで雪の歩道を歩いている若い人たちがいる。
もちろん、転んでましたけどね(苦笑)

やっとホテルに着いたら、後はゆっくりお風呂に入って早く寝ます。
翌日は朝が早いからね。
どこに行ったかは次回で分かりますよ

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