旅行+生活情報+ドイツ語と、ちょっと言いたい今日のドイツ
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(拍手のコメントにはカテゴリー「拍手へのお返事」でお返事を書いています)
みなさん、Helau !
今ドイツはカーニバルで盛り上がってます。
といっても、息子も大人になった今、私がカーニバルで盛り上がることはないんですが、せっかくカトリックの地域が盛り上がっているので、ブログでだけでも盛り上がろうと思います。
1週間前くらいから、あちこちでBall やSitzung と呼ばれるカーニバルパーティーが催されていますが、それがピークに達するのがRosenmontag (薔薇の月曜日)。
有名なケルンやマインツはもとより、たくさんの地域でカーニバルのパレードが行われます。
1日前の日曜日にはフランクフルトでもパレードが行われました。
毎年日曜日と決まっているので、フランクフルトと近郊にお住まいの方は、来年ぜひどうぞ。
注)カーニバルの由来などに関しては過去記事の「カーニバルはなぜ11月11日11時に始まるのか?」をお読みください。
さて、まだドイツのカーニバルを見たことがない方、見る機会のない方用に動画を用意しています。動画でしか味わえないカーニバル会場の雰囲気を楽しんでくださいね!
2012年、ケルンのRosenmontagszug (薔薇の月曜日のパレード)
20012年、パレード見学に集まった人たち。いろいろな工夫が施された仮装が楽しい。
2012年、マインツで見かけられた政治的なテーマのフロート。
大きなパレードには、庶民が政府を痛烈に批判するフロートが必ずあります。
各フロートの前にその主旨が表示されるので分かりやすいです。
次はSitzung の動画です。
舞台ではカーニバル協会所属団体がアクロバットダンスなどのショーを繰り広げ、コメディーなども加わって観客を歓喜の渦に巻き込みます。
動画は8分と長いですが、ダンスのところどころで御嬢さんたちが空中に飛んだり、ほほう?!と目を見張るアクロバットもあります。
5分50秒くらいからは観客席にいる人たちの仮装装束も見られて興味深いです。
いかがでしたか?
プロテスタントの多い北ドイツではカーニバルがないので仕方ないですが、カーニバルが行われる地域にお住まいの方はぜひお出かけください。
パレードを待つのは長いし寒いけど、みんなと盛り上がる楽しさは格別です!
今ドイツはカーニバルで盛り上がってます。
といっても、息子も大人になった今、私がカーニバルで盛り上がることはないんですが、せっかくカトリックの地域が盛り上がっているので、ブログでだけでも盛り上がろうと思います。
1週間前くらいから、あちこちでBall やSitzung と呼ばれるカーニバルパーティーが催されていますが、それがピークに達するのがRosenmontag (薔薇の月曜日)。
有名なケルンやマインツはもとより、たくさんの地域でカーニバルのパレードが行われます。
1日前の日曜日にはフランクフルトでもパレードが行われました。
毎年日曜日と決まっているので、フランクフルトと近郊にお住まいの方は、来年ぜひどうぞ。
注)カーニバルの由来などに関しては過去記事の「カーニバルはなぜ11月11日11時に始まるのか?」をお読みください。
さて、まだドイツのカーニバルを見たことがない方、見る機会のない方用に動画を用意しています。動画でしか味わえないカーニバル会場の雰囲気を楽しんでくださいね!
2012年、ケルンのRosenmontagszug (薔薇の月曜日のパレード)
20012年、パレード見学に集まった人たち。いろいろな工夫が施された仮装が楽しい。
2012年、マインツで見かけられた政治的なテーマのフロート。
大きなパレードには、庶民が政府を痛烈に批判するフロートが必ずあります。
各フロートの前にその主旨が表示されるので分かりやすいです。
次はSitzung の動画です。
舞台ではカーニバル協会所属団体がアクロバットダンスなどのショーを繰り広げ、コメディーなども加わって観客を歓喜の渦に巻き込みます。
動画は8分と長いですが、ダンスのところどころで御嬢さんたちが空中に飛んだり、ほほう?!と目を見張るアクロバットもあります。
5分50秒くらいからは観客席にいる人たちの仮装装束も見られて興味深いです。
いかがでしたか?
プロテスタントの多い北ドイツではカーニバルがないので仕方ないですが、カーニバルが行われる地域にお住まいの方はぜひお出かけください。
パレードを待つのは長いし寒いけど、みんなと盛り上がる楽しさは格別です!
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高山は飛騨の小京都と言われ、古い町並みが観光のハイライトになっていますが、春と秋はお株を高山祭りに持って行かれます。
高山祭りは京都の祇園祭、埼玉県秩父の秩父夜祭と並んで日本の三大曳山祭りに数えられ、また祇園祭、滋賀県長浜市の長浜曳山祭とともに日本の三大山車祭りになっています。
その屋台は重要有形民俗文化財に、屋台行事は重要無形民俗文化財に指定されているほどです。
単に高山祭りと言っても年に2回あり、春の山王祭と秋の八幡祭の時に大きな屋台が市内を練り歩きます。
普段は市内のあちこちにある屋台用の蔵にしまわれていますが、八幡祭用の屋台は交代で八幡神社境内にある屋台会館で公開されます。
屋台はどれも江戸時代に作られたもので、古い物では宝永5年、徳川綱吉治世の頃の物もあります。
宝永5年というと1708年。
300年以上もお祭りで活躍しているわけですねえ・・・
高山は2回目で、1回目の時に屋台会館に行ったもので、今回はパスしました。
屋台会館で公開されている屋台の説明が屋台会館のサイトに載っているので、興味のある方は下のリンクからどうぞ。
高山祭り屋台会館
![高山祭りの山車の蔵](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1360072986)
市内にある高山祭りの屋台蔵
高山祭りはテレビの特別番組にも出てくるから、きっとみなさんはご存じだと思いますが、直に高山で見学された方は少ないんじゃないかしら?
私も一度は見ていたいけど、お祭りの時期が4月半ばと10月半ばなので、直に見るのは無理。
そこで、お祭りの様子を上手くまとめた動画を2点用意しました。
4台あるからくり屋台のうちの3台のからくりも見られますよ。
次の動画は埋め込み不可なので、リンクしかできません。
下の画像をクリックすると、動画に飛びます。
いかがです?
断然お祭りが見たくなってきたでしょう?
春の山王祭は4月14~15日に、秋の八幡祭は10月9~10日に行われるので、時間的に都合がつく方は是非一度見に行ってください!
残念ながら冬に高山に行った私は、屋台会館を前回見てしまっていたので、今回は「高山まつりの森」を見学することにしました。
てっきりお祭りの屋台が展示されているのだと思っていたんですが、ここに展示されているのは平成になってから作られた屋台。
案内のおじさんの話によると、飛騨の伝統を受け継ぐ匠がその技術を駆使して作り上げた屋台は、江戸時代に作られた本物の屋台よりも絢爛豪華な仕様になっているそうです。
ここに展示されているのは8台の屋台で、そのうち4台にからくり人形が仕込まれています。
コンピューター制御で動く人形もあり、ここらへんが最新の技術なわけですね。
他にも、世界最大の太鼓や日本一の神輿が展示されています。
大太鼓はアフリカのカメルーンから取り寄せ、神輿は総檜作りで金がふんだんに使用されています。
バスの時間に合わせないといけなかったので、ここでの見学時間はたったの1時間半でした。
何が「たった」というかというと、4台の屋台のからくりと大太鼓、獅子舞が10分ごとに行われ、全部見ようと思うと1時間要るんです。
博物館自体は山の中腹を洞穴状にした大きな一部屋で、その中にすべてが収まっているんですが、入口にはずらりと高山祭りの屋台のモデルが並んでるし、もっとじっくりと見たかった・・・
からくりは全部見られたし、太鼓や獅子舞(コンピューター制御でリアル!)も見られたけど、だいぶ心残りな見学時間でした。
これだけお金をかけた展示品なので、入館料も1000円と割高。
時間のある人は、屋台のモデルやお土産屋さんでもたっぷり時間を取って元を取りましょう!
高山まつりの森公式サイト
展示場の様子や屋台のからくりが見られる動画があったのでここに持ってきました。
ずらりと並んだ入口のモデルも見えてます。
展示場は洞窟なので屋台の保存には最適ですが、照明が暗いので写真撮影は難儀です。
写真加工ソフトでだいぶ明るくしたけど、元が暗いのでくっきりとしていないのはご容赦を。
![神楽台](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1360073007)
神楽台
![福寿台](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1360073012)
福寿台
![竜王台](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1360073020)
竜王台
![臥龍台](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1360073024)
臥龍台(天皇即位10周年パレードに参加)
![金鶏台](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1360073016)
金鶏台(t天皇即位20周年パレードに参加)
![金鶏台のからくり](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1360073029)
後から取りつけられた金鶏台のからくり
![コンピューター制御の獅子舞](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1360104029)
コンピューター制御でリアルに動く獅子舞
案内のおじさんによると、臥龍台は天皇即位の10周年のパレードに、金鶏台は天皇即位20周年の時のパレードに参加したそうです。
下の動画は天皇即位20周年のパレードの時のものです。
2分50秒くらいに、高山まつりの森から参加した金鶏台が登場します。
他の郷土伝統も見られて楽しいw
飛騨地方はこれでお終いですが、雪の季節の間に次の訪問地も紹介してしまいます。
どこになるかは次回のお楽しみ~
高山祭りは京都の祇園祭、埼玉県秩父の秩父夜祭と並んで日本の三大曳山祭りに数えられ、また祇園祭、滋賀県長浜市の長浜曳山祭とともに日本の三大山車祭りになっています。
その屋台は重要有形民俗文化財に、屋台行事は重要無形民俗文化財に指定されているほどです。
単に高山祭りと言っても年に2回あり、春の山王祭と秋の八幡祭の時に大きな屋台が市内を練り歩きます。
普段は市内のあちこちにある屋台用の蔵にしまわれていますが、八幡祭用の屋台は交代で八幡神社境内にある屋台会館で公開されます。
屋台はどれも江戸時代に作られたもので、古い物では宝永5年、徳川綱吉治世の頃の物もあります。
宝永5年というと1708年。
300年以上もお祭りで活躍しているわけですねえ・・・
高山は2回目で、1回目の時に屋台会館に行ったもので、今回はパスしました。
屋台会館で公開されている屋台の説明が屋台会館のサイトに載っているので、興味のある方は下のリンクからどうぞ。
![](/emoji/E/316.gif)
市内にある高山祭りの屋台蔵
高山祭りはテレビの特別番組にも出てくるから、きっとみなさんはご存じだと思いますが、直に高山で見学された方は少ないんじゃないかしら?
私も一度は見ていたいけど、お祭りの時期が4月半ばと10月半ばなので、直に見るのは無理。
そこで、お祭りの様子を上手くまとめた動画を2点用意しました。
4台あるからくり屋台のうちの3台のからくりも見られますよ。
次の動画は埋め込み不可なので、リンクしかできません。
下の画像をクリックすると、動画に飛びます。
いかがです?
断然お祭りが見たくなってきたでしょう?
春の山王祭は4月14~15日に、秋の八幡祭は10月9~10日に行われるので、時間的に都合がつく方は是非一度見に行ってください!
残念ながら冬に高山に行った私は、屋台会館を前回見てしまっていたので、今回は「高山まつりの森」を見学することにしました。
てっきりお祭りの屋台が展示されているのだと思っていたんですが、ここに展示されているのは平成になってから作られた屋台。
案内のおじさんの話によると、飛騨の伝統を受け継ぐ匠がその技術を駆使して作り上げた屋台は、江戸時代に作られた本物の屋台よりも絢爛豪華な仕様になっているそうです。
ここに展示されているのは8台の屋台で、そのうち4台にからくり人形が仕込まれています。
コンピューター制御で動く人形もあり、ここらへんが最新の技術なわけですね。
他にも、世界最大の太鼓や日本一の神輿が展示されています。
大太鼓はアフリカのカメルーンから取り寄せ、神輿は総檜作りで金がふんだんに使用されています。
バスの時間に合わせないといけなかったので、ここでの見学時間はたったの1時間半でした。
何が「たった」というかというと、4台の屋台のからくりと大太鼓、獅子舞が10分ごとに行われ、全部見ようと思うと1時間要るんです。
博物館自体は山の中腹を洞穴状にした大きな一部屋で、その中にすべてが収まっているんですが、入口にはずらりと高山祭りの屋台のモデルが並んでるし、もっとじっくりと見たかった・・・
からくりは全部見られたし、太鼓や獅子舞(コンピューター制御でリアル!)も見られたけど、だいぶ心残りな見学時間でした。
これだけお金をかけた展示品なので、入館料も1000円と割高。
時間のある人は、屋台のモデルやお土産屋さんでもたっぷり時間を取って元を取りましょう!
![](/emoji/E/316.gif)
展示場の様子や屋台のからくりが見られる動画があったのでここに持ってきました。
ずらりと並んだ入口のモデルも見えてます。
展示場は洞窟なので屋台の保存には最適ですが、照明が暗いので写真撮影は難儀です。
写真加工ソフトでだいぶ明るくしたけど、元が暗いのでくっきりとしていないのはご容赦を。
神楽台
福寿台
竜王台
臥龍台(天皇即位10周年パレードに参加)
金鶏台(t天皇即位20周年パレードに参加)
後から取りつけられた金鶏台のからくり
コンピューター制御でリアルに動く獅子舞
下の動画は天皇即位20周年のパレードの時のものです。
2分50秒くらいに、高山まつりの森から参加した金鶏台が登場します。
他の郷土伝統も見られて楽しいw
飛騨地方はこれでお終いですが、雪の季節の間に次の訪問地も紹介してしまいます。
どこになるかは次回のお楽しみ~
(拍手のコメントにはカテゴリー「拍手へのお返事」でお返事を書いています)
白川郷への起点となるのは、高山市です。
高山市自身も古い歴史を持ち、古くは飛騨高山藩の首都でお城がありましたが、領主が左遷されて江戸幕府の幕府領となり、元禄8年にお城も取り壊された後は商家が栄えました。
江戸時代から残る町並みなど見どころはたくさんあり、観光客をひきつける町です。
高山市の観光情報のサイトでは、観光地域のマップや観光情報などを載せています。
主要リンクを下に持ってきましたので、見てみてください。。
印刷することもできます。
高山市内 ぶらり散歩マップ
高山市内 主要観光施設紹介
飛騨高山の歴史
飛騨高山 市街地マップ
市内の観光施設へは「まちなみバス」と「さるぼぼバス」が便利です。
「まちなみバス」は市街地を、「さるぼぼバス」は郊外の観光施設を回ります。
陣屋や古い町並みへは高山駅から歩いていけますが、「飛騨の里」や「高山まつりの森」は「さるぼぼバス」を利用しての観光となります。
まちなみバス
まちなみバス路線図
まちなみバス時刻表
さるぼぼバス
さるぼぼバス路線図
さるぼぼバス時刻表
「さるぼぼ」というのは、猿の赤ちゃんという意味で、お土産屋さんで必ず見かける人形です。
赤ちゃんが丈夫に育つようにという願いを込めたお守りだそうですが、それだけでもないようです。Wikipedia から引用すると
さて、観光の中心となるのは町の東部分を流れる宮川の東側に位置する、古い町並みです。
上三之町、上二之町、上一之町、片原町、神明町4丁目に跨る東西約150m、南北約420mの区域に江戸時代の商家がずらりと並んでいるので、観光客がいつも絶えません。
お土産さんやお食事処に交じって博物館などもあるので、半日は時間を取られてしまうかも。
高山市内の他の地区では道路と歩道の区別もつかないほどの積雪なんですが、古い町並み地域は雪が全くありませんでした。まあ、雪がないのはこの地域だけでしたがね。
宮川沿いの道路では朝市が有名ですが、天気や季節によって出店の数が変化します。
冬は少ないのは知っていたけど、宮川沿いの道にはお店が出ていなかった。
後で朝市マップを見たら、違う道路を見ていたのに気が付いた(汗)
![高山市の古い町並み](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359722445)
上三之町の様子
![高山の古い町並み](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359722450)
映画に使えそうなたたずまい
![高山の古い酒屋](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359722466)
こちらは昔から続く酒屋さん
ここらは古い商家が集まっていますが、その中に由緒のある酒屋も2件出ています。
どちらの入り口にも丸い大きなものが飾られていますが、これは「さかばやし」といい、新酒ができる頃に飾られたそうです。
酒屋さんの中は思ったと通り、お土産を売る部分が大きかった。
醸造部屋は奥にあるようで、店からは見ることができませんでしたが、店中にお酒の匂いが広がっていました。酒飲みじゃないし、そんな重たい物を運ぶ気もないので店を出ようとすると、目を引くものがある。それは・・・
![高山の古い酒屋に飾られた暇人形](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359722470)
立派なひな人形も由緒あるもののようですよ
次に、駅の方を歩いて行くとある、国分寺に寄ってみました。
ここには樹齢1200年と推定される大イチョウの木があります。
この木の樹皮を削って食べると、お乳が出なかった母親もお乳が出るようになるという言い伝えがあるせいか、国分寺の入り口には絵馬ならぬ「さるぼぼ」を掛けるところがあります。
子育て中のお母さんが掛けるのかも・・・
次にやってきたのは陣屋です。
元々は城主の下屋敷でしたが、江戸幕府が飛騨国を直轄領にしてからは、ここを代官所・飛騨郡代役所として使用していました。明治の廃藩置県後は岐阜県高山支庁舎としてなど、公共機関の事務所として使用されてきましたが、1996年(平成8年)に天保時代の絵図を参考にして原型が復元されたので、陣屋の内部を見学すると新しくなっている部位がはっきりとわかります。
陣屋を見学はしたけれど、写真は撮ってません。
でも、なかなか興味深いのでお勧めです。
陣屋の詳しいガイドがあるので、興味のある方は下のリンクからどうぞ。
よくわかる高山陣屋ガイド
![高山陣屋](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359722505)
陣屋の入口になる門
![高山陣屋](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359722510)
観光客が歩くところだけは雪かきしてある陣屋
庭の松の木に気が付きました?
傘のように綱を木の枝に渡してあるのは、雪対策。
積雪量が多いので、雪の重さで木の枝が折れるのを防止するためです。
木の幹には張り紙がしてあるんですが、何が書いてあるか想像できるかな?
そう、雪が落ちてくるので注意するようにって書いてあるんです。
陣屋の前にも朝市が出ますが、出ていたのはばらばらと3件ほど。
飛騨地方の野菜を売ってたけど、買えないもんねえ・・。
写真を撮るのも気が引けるほど、寂しい風景だった。
今回は2回目の高)ということで、覚えている所があると思ったけど、完全に忘れてました。
1回目は10年ほど前だったもんね。
でも、写真はたくさん撮ってない。
そこで、動画に登場していただきます。
上手い事冬のを見つけたので、雪の高山がどんな感じかよくわかります。
古い町並みの道路に雪が積もっているのは、雪が降った後なのかも。
酒屋の中の様子も、宮川沿いの朝市と陣屋前の朝市の様子もうかがえます。
今回は高山市内をご紹介しました。
次回はあの有名な高山祭り関係です。
今回初めて行った「高山まつりの森」と高山祭り自体を紹介しますので、お楽しみに~
高山市自身も古い歴史を持ち、古くは飛騨高山藩の首都でお城がありましたが、領主が左遷されて江戸幕府の幕府領となり、元禄8年にお城も取り壊された後は商家が栄えました。
江戸時代から残る町並みなど見どころはたくさんあり、観光客をひきつける町です。
高山市の観光情報のサイトでは、観光地域のマップや観光情報などを載せています。
主要リンクを下に持ってきましたので、見てみてください。。
印刷することもできます。
![](/emoji/E/316.gif)
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市内の観光施設へは「まちなみバス」と「さるぼぼバス」が便利です。
「まちなみバス」は市街地を、「さるぼぼバス」は郊外の観光施設を回ります。
陣屋や古い町並みへは高山駅から歩いていけますが、「飛騨の里」や「高山まつりの森」は「さるぼぼバス」を利用しての観光となります。
まちなみバス
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さるぼぼバス
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「さるぼぼ」というのは、猿の赤ちゃんという意味で、お土産屋さんで必ず見かける人形です。
赤ちゃんが丈夫に育つようにという願いを込めたお守りだそうですが、それだけでもないようです。Wikipedia から引用すると
飛騨弁では、赤ちゃんのことを「ぼぼ」と言い、「さるぼぼ」は「猿の赤ん坊」という意味である。災いが去る(猿)、家内円(猿)満になるなど、縁起の良い物とされ、お守りとしても使われている。近年では、土産として飛騨地方の観光地で多く見られる。
全身に亘って色が赤いのは、赤は古くから悪霊祓い、疫病(とりわけ天然痘)除けの御利益があると見なされてきたからであるが、近年では赤以外に黄色や緑色などさまざまなカラーバリエーションが見かけられるようになった。
さて、観光の中心となるのは町の東部分を流れる宮川の東側に位置する、古い町並みです。
上三之町、上二之町、上一之町、片原町、神明町4丁目に跨る東西約150m、南北約420mの区域に江戸時代の商家がずらりと並んでいるので、観光客がいつも絶えません。
お土産さんやお食事処に交じって博物館などもあるので、半日は時間を取られてしまうかも。
高山市内の他の地区では道路と歩道の区別もつかないほどの積雪なんですが、古い町並み地域は雪が全くありませんでした。まあ、雪がないのはこの地域だけでしたがね。
宮川沿いの道路では朝市が有名ですが、天気や季節によって出店の数が変化します。
冬は少ないのは知っていたけど、宮川沿いの道にはお店が出ていなかった。
後で朝市マップを見たら、違う道路を見ていたのに気が付いた(汗)
上三之町の様子
映画に使えそうなたたずまい
こちらは昔から続く酒屋さん
ここらは古い商家が集まっていますが、その中に由緒のある酒屋も2件出ています。
どちらの入り口にも丸い大きなものが飾られていますが、これは「さかばやし」といい、新酒ができる頃に飾られたそうです。
酒屋さんの中は思ったと通り、お土産を売る部分が大きかった。
醸造部屋は奥にあるようで、店からは見ることができませんでしたが、店中にお酒の匂いが広がっていました。酒飲みじゃないし、そんな重たい物を運ぶ気もないので店を出ようとすると、目を引くものがある。それは・・・
立派なひな人形も由緒あるもののようですよ
次に、駅の方を歩いて行くとある、国分寺に寄ってみました。
ここには樹齢1200年と推定される大イチョウの木があります。
この木の樹皮を削って食べると、お乳が出なかった母親もお乳が出るようになるという言い伝えがあるせいか、国分寺の入り口には絵馬ならぬ「さるぼぼ」を掛けるところがあります。
子育て中のお母さんが掛けるのかも・・・
次にやってきたのは陣屋です。
元々は城主の下屋敷でしたが、江戸幕府が飛騨国を直轄領にしてからは、ここを代官所・飛騨郡代役所として使用していました。明治の廃藩置県後は岐阜県高山支庁舎としてなど、公共機関の事務所として使用されてきましたが、1996年(平成8年)に天保時代の絵図を参考にして原型が復元されたので、陣屋の内部を見学すると新しくなっている部位がはっきりとわかります。
陣屋を見学はしたけれど、写真は撮ってません。
でも、なかなか興味深いのでお勧めです。
陣屋の詳しいガイドがあるので、興味のある方は下のリンクからどうぞ。
![](/emoji/E/316.gif)
陣屋の入口になる門
観光客が歩くところだけは雪かきしてある陣屋
庭の松の木に気が付きました?
傘のように綱を木の枝に渡してあるのは、雪対策。
積雪量が多いので、雪の重さで木の枝が折れるのを防止するためです。
木の幹には張り紙がしてあるんですが、何が書いてあるか想像できるかな?
そう、雪が落ちてくるので注意するようにって書いてあるんです。
陣屋の前にも朝市が出ますが、出ていたのはばらばらと3件ほど。
飛騨地方の野菜を売ってたけど、買えないもんねえ・・。
写真を撮るのも気が引けるほど、寂しい風景だった。
今回は2回目の高)ということで、覚えている所があると思ったけど、完全に忘れてました。
1回目は10年ほど前だったもんね。
でも、写真はたくさん撮ってない。
そこで、動画に登場していただきます。
上手い事冬のを見つけたので、雪の高山がどんな感じかよくわかります。
古い町並みの道路に雪が積もっているのは、雪が降った後なのかも。
酒屋の中の様子も、宮川沿いの朝市と陣屋前の朝市の様子もうかがえます。
今回は高山市内をご紹介しました。
次回はあの有名な高山祭り関係です。
今回初めて行った「高山まつりの森」と高山祭り自体を紹介しますので、お楽しみに~
(拍手のコメントにはカテゴリー「拍手へのお返事」でお返事を書いています)
白川郷にはいくつかの村がありますが、高山からの定期バスが止まるのは白川村です。
観光バスも白川村へ行くので、お土産屋さんやお食事処もたくさんあって、一番賑やか。
大きな庄川を挟んで、西に駐車場と民家園、東に白川村荻町の合掌造り集落があります。
注)民家園は前の記事で紹介したので、そちらをご覧ください。
集落と言っても、合掌造りの民家がずらっと並んでいるわけではなく(並んでるところもあるけど)、村のあちこちを歩き回らないといけません。
他の季節なら歩くだけでいいんですが、冬の大雪の時期は歩くのも大変になる。
それでも、バスが駐車場に着くたびに観光客がぞろぞろバスから出てきます。
有名な豪雪地帯だから、みんな抜かりなく雪用のブーツで来てました。
中には、「おい、それで歩くんかい!」と突っ込みが入りそうな運動靴の人もいましたけどね~
村を歩き回るにはマップが要りますが、白川村の観光案内では観光マップを用意しています。
下のリンクをクリックすると観光マップのページへ飛びますので、印刷したい方はどうぞ。
白川郷 白川村荻町の観光マップ
それでは、白川郷の中心地ともいえる白川村荻町の合掌村集落を見学しに行きます。
ひとつお断りしておきますが、お食事処やお土産屋さんの写真はありません。
往復のバス代が一人4300円もするのと、息子が高山到着直後に嘔吐してダウンして食欲がなかったので、ここではひたすら民家を見学するだけにしました。
え、ダウンした息子がなぜ一緒に行ったかって?
ホテルで寝てるか?と聞いたけど、わざわざここまで来たのにハイライトを見ないんじゃ、来た甲斐がないと本人も思ったみたいです。ダウンした日の翌日でまだ食欲はなかったけど、見学できるまで体調は戻ったようで、しっかり歩き回ってました。
それでは合掌造り集落の見学へ出発です!
![荻町駐車場前](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359480002)
民家園と駐車場の間にあるお土産屋さん
民家園を出て駐車場の方へ歩き、幅の広い庄川に架けられた吊り橋を渡ります。
駐車場は除雪してあるけど、橋までの道からは雪道になります。
![駐車場と集落のある中心部を繋ぐ吊り橋](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359480013)
駐車場と集落のある中心部を繋ぐ吊り橋
![冬でもたくさんの観光客が橋を渡る](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359480018)
2月でもたくさんの観光客が橋を渡る
![わたるときも雪に注意を](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359480027)
橋を渡るときも足元には注意
橋を渡り終えるまではよかったんですが、渡り終えたところが観光客に踏み固められて滑りそうでした。そばで雪かきしている人に「塩をまかないんですか?」と聞くと、「まいとる」と答えが返ってきました。
どうやら降雪量がすごすぎて、塩をまいても効果が出ないみたい。
塩、雪に敗れるの巻ですな。
ここからすぐに合掌造りの家屋が続いてますが、ほとんどが民宿とお食事処です。
雪に埋もれてるし、近すぎて写真が撮りにくいので、この通りの写真は残念ながらありません。
民家園の記事ですでに大雪をご覧になったと思いますが、道路脇の積雪を見ると改めて驚きます。
人間の背丈ほどの積雪量ですからね~
![年季の入った建物](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359480032)
雪の中に埋もれる、年季の入った建物
![積雪は人間の背丈ほどにもなる](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359480036)
積雪は人間の背丈ほどにもなる
村の中はどこでも歩けるわけではありません。
歩けるのは、雪かきをしてあるところだけ。
それ以外の場所に行こうとすると、長靴なしでは歩けない。
というか、まず雪かきをしないと歩けない。
集落見学も、家屋を見るんじゃなくて豪雪地帯を見に来たみたいになっちゃいます。
あちこちにすごい光景が広がってるんですもん。
![車の上に積もった雪の高さに注目](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359480040)
車の上に積もった雪の高さに注目!
![屋根の上の雪の形が変だと思ったら](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359480044)
屋根の上の雪が変な形だなと思ったら・・・
![雪降ろししている最中](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359480048)
人間の背丈よりも高く積もった雪を下ろしている最中でした
村に到着した時は結構いいお天気で、ラッキー~!とか思ってたんですが、村見学を始めてからは時々雪が降ってきました。それでも小雪で大したことはなかったんですが、ここにきて大雪になった。しかし、そばに逃げ込める場所がない。
で、仕方なくそのまま見学を続行しとりましたが、またまたすごい物を発見です。
ある普通の家の軒先から釣り下がっているツララが地面まで届いてる!
これは自然が作ったものなのか、人工的なものなのか?
でも、自然にこんなふうにはならないような気がする・・・
![屋根から地面までつながったツララ](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359480052)
屋根から地面まで繋がったツララ
この後お土産屋さんを見つけて、中に逃げ込みました。
中にはすでに逃げ込んできた観光客がいて、後からも何人か逃げ込んで来ました。
一応いろいろとお土産を見たけど、高いバス代にのおかげで購入意欲なし。
そろそろ雪も収まってきたので、また外に出てきました。
1月にカマクラを作ってイベントをしたそうなんですが、その名残がまだ残ってました。
入口は小さいけど、中は立って歩けます。
そして、雪の壁に沿ってベンチのように座れるようになってました。
他の通りでは記念撮影用カマクラ?みたいなのがあって、観光客が記念撮影してました。
棚のようなものが掘られてるけど、どういう使道があるのかは残念ながら不明。
![観光かまくら](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359480056)
1月に作られた観光かまくら
![記念写真スポット](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359480080)
メイン通りにあるのは、記念写真用
この後、ある家の庭に風流なツララをぶら下げた松の木を発見!
へえ~、と思いながら写真を撮ったんですが、後から息子が調べたところによると、わざわざ水をかけてツララを作ってるんだそうです。
これも観光客集めのため?
![人工的に作られた、松の木のツララ](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359480060)
人工的に作られた、松の木の風流なツララ
雪は降ったり止んだりでしたが、これは覚悟の上で来てますからね。
大雪が収まった後は酷くなることがなかったから、あちこち歩き回れました。
そうしているうちに、ある家の前で除雪機を見かけました。
日本の除雪機はコンパクトだし、色も可愛いんですねえ。
![可愛らしい除雪機](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359480071)
可愛らしい除雪機
また雪が止んだ後にメイン通りに出てきました。
ここも雪かきはしてあるものの、道路は車が何度も通って滑りやすくなっている。
しかし、お土産屋などがぽつぽつとしかない、えらく隙間だらけのメイン通りですなあ。
もっと家屋がびっしり建ってるのかと思った・・・
これも過疎化のせい?
![メイン通り](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359480075)
隙間だらけのメイン通り
![100年の歴史を知る古い家屋(右側)](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359480084)
横道に入ると、100年の歴史を知る、大きくて古い家屋(右側)が建っている
![車庫も合掌造りの家の下](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359480089)
車庫も合掌造りの家の下
![某の向こうは川](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359480093)
雪で見えないけど、棒の向こうに小川がある
村をだいぶ見学してきましたが、そろそろ帰りのバスの時間が迫ってきました。
帰りの最終バス(17:20)を逃すわけにはいいません。
しかし、バスが来ない。
白川郷は高山―金沢線の中間点でなので、きっと金沢からのバスが遅れているんだろうと、のんびりバス停の前で待ってたんですが、小雪がだんだん激しくなってきて、ついには雪嵐になって、待合室へ避難しないといけなくなってしまいました。
いつバスがくるか分からないから、待合室から外を見張ってたんですが、なかなかバスは来ない。その間も雪嵐は続き、バスを待つ乗客が次々と待合室に入ってきて、中は混雑するくらいだったんですが、外ではすごい雪にも負けずにじっとバスを待っている人たちがいる(驚)
![帰り際にやってきた吹雪](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359480098)
すごい雪の中を、ひたすらバスを待つ人たち
結局バスが来たのは30分後でした。
どうやら雪のために遅れたらしい。
ここで気が付いたと思いますが、外でバスを待ってた人たちは30分近くもの間、雪嵐の中に立ってたわけ。
待合室があるのを知らなかったのか、雪の中にいたかったのか、どうなんだろう・・・
やっとバスがやって来て、ようやく大雪の白川郷から脱出できる頃に、新しく観光バスがやってきました。
未だに雪は止まず、バスから降りた人たちは雪嵐の洗礼をまともに受けている。
これから集落見学に行くんだろうに、こんな天気じゃ歩き回れないよ。
運が悪いとしか言いようがない。
私たちのほうは、本当にラッキーとしか言いようがないです。
大雪が短時間来たけれど、日中はだいたい良い天気だったし、帰るころに天気が悪くなるんだから。バスが高山に向けて走り出すと、本当にホッとしました。
注)吹雪は降雪中の雪や積雪した雪が、強い風によって空中に舞い上げられることで、ほとんどは地面の雪が舞いあがっています。しかし、帰り際の雪は大雪が嵐のように降ってきたので、吹雪ではなく、雪嵐と記述しました。
この日はライトアップがあった日ですが、残念ながら見ることができなかったので、Wikipedia から写真を借りてきました。普段は灯りの灯らない屋根裏の2階や3階も17:30~19:30の間灯りがつけられるので、雪の中に幻想的な風景が浮かび上がります。
夏とは違った魅力を持つ冬の白川郷。
天気によっては観光も大変になってしまいますが、独特の魅力に魅せられてたくさんの人が訪れます。
ライトアップは毎年1月半ばから2月半ばまでの週末の17:30~19:30の間に行われます。
高山から観光バスで見学に行くこともできますから、機会がある人は是非見学してみてください。
観光バスも白川村へ行くので、お土産屋さんやお食事処もたくさんあって、一番賑やか。
大きな庄川を挟んで、西に駐車場と民家園、東に白川村荻町の合掌造り集落があります。
注)民家園は前の記事で紹介したので、そちらをご覧ください。
集落と言っても、合掌造りの民家がずらっと並んでいるわけではなく(並んでるところもあるけど)、村のあちこちを歩き回らないといけません。
他の季節なら歩くだけでいいんですが、冬の大雪の時期は歩くのも大変になる。
それでも、バスが駐車場に着くたびに観光客がぞろぞろバスから出てきます。
有名な豪雪地帯だから、みんな抜かりなく雪用のブーツで来てました。
中には、「おい、それで歩くんかい!」と突っ込みが入りそうな運動靴の人もいましたけどね~
村を歩き回るにはマップが要りますが、白川村の観光案内では観光マップを用意しています。
下のリンクをクリックすると観光マップのページへ飛びますので、印刷したい方はどうぞ。
![](/emoji/E/316.gif)
それでは、白川郷の中心地ともいえる白川村荻町の合掌村集落を見学しに行きます。
ひとつお断りしておきますが、お食事処やお土産屋さんの写真はありません。
往復のバス代が一人4300円もするのと、息子が高山到着直後に嘔吐してダウンして食欲がなかったので、ここではひたすら民家を見学するだけにしました。
え、ダウンした息子がなぜ一緒に行ったかって?
ホテルで寝てるか?と聞いたけど、わざわざここまで来たのにハイライトを見ないんじゃ、来た甲斐がないと本人も思ったみたいです。ダウンした日の翌日でまだ食欲はなかったけど、見学できるまで体調は戻ったようで、しっかり歩き回ってました。
それでは合掌造り集落の見学へ出発です!
民家園と駐車場の間にあるお土産屋さん
民家園を出て駐車場の方へ歩き、幅の広い庄川に架けられた吊り橋を渡ります。
駐車場は除雪してあるけど、橋までの道からは雪道になります。
駐車場と集落のある中心部を繋ぐ吊り橋
2月でもたくさんの観光客が橋を渡る
橋を渡るときも足元には注意
橋を渡り終えるまではよかったんですが、渡り終えたところが観光客に踏み固められて滑りそうでした。そばで雪かきしている人に「塩をまかないんですか?」と聞くと、「まいとる」と答えが返ってきました。
どうやら降雪量がすごすぎて、塩をまいても効果が出ないみたい。
塩、雪に敗れるの巻ですな。
ここからすぐに合掌造りの家屋が続いてますが、ほとんどが民宿とお食事処です。
雪に埋もれてるし、近すぎて写真が撮りにくいので、この通りの写真は残念ながらありません。
民家園の記事ですでに大雪をご覧になったと思いますが、道路脇の積雪を見ると改めて驚きます。
人間の背丈ほどの積雪量ですからね~
雪の中に埋もれる、年季の入った建物
積雪は人間の背丈ほどにもなる
村の中はどこでも歩けるわけではありません。
歩けるのは、雪かきをしてあるところだけ。
それ以外の場所に行こうとすると、長靴なしでは歩けない。
というか、まず雪かきをしないと歩けない。
集落見学も、家屋を見るんじゃなくて豪雪地帯を見に来たみたいになっちゃいます。
あちこちにすごい光景が広がってるんですもん。
車の上に積もった雪の高さに注目!
屋根の上の雪が変な形だなと思ったら・・・
人間の背丈よりも高く積もった雪を下ろしている最中でした
村に到着した時は結構いいお天気で、ラッキー~!とか思ってたんですが、村見学を始めてからは時々雪が降ってきました。それでも小雪で大したことはなかったんですが、ここにきて大雪になった。しかし、そばに逃げ込める場所がない。
で、仕方なくそのまま見学を続行しとりましたが、またまたすごい物を発見です。
ある普通の家の軒先から釣り下がっているツララが地面まで届いてる!
これは自然が作ったものなのか、人工的なものなのか?
でも、自然にこんなふうにはならないような気がする・・・
屋根から地面まで繋がったツララ
この後お土産屋さんを見つけて、中に逃げ込みました。
中にはすでに逃げ込んできた観光客がいて、後からも何人か逃げ込んで来ました。
一応いろいろとお土産を見たけど、高いバス代にのおかげで購入意欲なし。
そろそろ雪も収まってきたので、また外に出てきました。
1月にカマクラを作ってイベントをしたそうなんですが、その名残がまだ残ってました。
入口は小さいけど、中は立って歩けます。
そして、雪の壁に沿ってベンチのように座れるようになってました。
他の通りでは記念撮影用カマクラ?みたいなのがあって、観光客が記念撮影してました。
棚のようなものが掘られてるけど、どういう使道があるのかは残念ながら不明。
1月に作られた観光かまくら
メイン通りにあるのは、記念写真用
この後、ある家の庭に風流なツララをぶら下げた松の木を発見!
へえ~、と思いながら写真を撮ったんですが、後から息子が調べたところによると、わざわざ水をかけてツララを作ってるんだそうです。
これも観光客集めのため?
人工的に作られた、松の木の風流なツララ
雪は降ったり止んだりでしたが、これは覚悟の上で来てますからね。
大雪が収まった後は酷くなることがなかったから、あちこち歩き回れました。
そうしているうちに、ある家の前で除雪機を見かけました。
日本の除雪機はコンパクトだし、色も可愛いんですねえ。
可愛らしい除雪機
また雪が止んだ後にメイン通りに出てきました。
ここも雪かきはしてあるものの、道路は車が何度も通って滑りやすくなっている。
しかし、お土産屋などがぽつぽつとしかない、えらく隙間だらけのメイン通りですなあ。
もっと家屋がびっしり建ってるのかと思った・・・
これも過疎化のせい?
隙間だらけのメイン通り
横道に入ると、100年の歴史を知る、大きくて古い家屋(右側)が建っている
車庫も合掌造りの家の下
雪で見えないけど、棒の向こうに小川がある
村をだいぶ見学してきましたが、そろそろ帰りのバスの時間が迫ってきました。
帰りの最終バス(17:20)を逃すわけにはいいません。
しかし、バスが来ない。
白川郷は高山―金沢線の中間点でなので、きっと金沢からのバスが遅れているんだろうと、のんびりバス停の前で待ってたんですが、小雪がだんだん激しくなってきて、ついには雪嵐になって、待合室へ避難しないといけなくなってしまいました。
いつバスがくるか分からないから、待合室から外を見張ってたんですが、なかなかバスは来ない。その間も雪嵐は続き、バスを待つ乗客が次々と待合室に入ってきて、中は混雑するくらいだったんですが、外ではすごい雪にも負けずにじっとバスを待っている人たちがいる(驚)
すごい雪の中を、ひたすらバスを待つ人たち
結局バスが来たのは30分後でした。
どうやら雪のために遅れたらしい。
ここで気が付いたと思いますが、外でバスを待ってた人たちは30分近くもの間、雪嵐の中に立ってたわけ。
待合室があるのを知らなかったのか、雪の中にいたかったのか、どうなんだろう・・・
やっとバスがやって来て、ようやく大雪の白川郷から脱出できる頃に、新しく観光バスがやってきました。
未だに雪は止まず、バスから降りた人たちは雪嵐の洗礼をまともに受けている。
これから集落見学に行くんだろうに、こんな天気じゃ歩き回れないよ。
運が悪いとしか言いようがない。
私たちのほうは、本当にラッキーとしか言いようがないです。
大雪が短時間来たけれど、日中はだいたい良い天気だったし、帰るころに天気が悪くなるんだから。バスが高山に向けて走り出すと、本当にホッとしました。
注)吹雪は降雪中の雪や積雪した雪が、強い風によって空中に舞い上げられることで、ほとんどは地面の雪が舞いあがっています。しかし、帰り際の雪は大雪が嵐のように降ってきたので、吹雪ではなく、雪嵐と記述しました。
この日はライトアップがあった日ですが、残念ながら見ることができなかったので、Wikipedia から写真を借りてきました。普段は灯りの灯らない屋根裏の2階や3階も17:30~19:30の間灯りがつけられるので、雪の中に幻想的な風景が浮かび上がります。
夏とは違った魅力を持つ冬の白川郷。
天気によっては観光も大変になってしまいますが、独特の魅力に魅せられてたくさんの人が訪れます。
ライトアップは毎年1月半ばから2月半ばまでの週末の17:30~19:30の間に行われます。
高山から観光バスで見学に行くこともできますから、機会がある人は是非見学してみてください。
(拍手のコメントにはカテゴリー「拍手へのお返事」でお返事を書いています)
高山から白川郷へ行くには濃飛バスの白川郷・金沢線を利用します。
東海北陸自動車道を通るので、片道2400円、往復4300円と高いですが、1時間しかかかりません。普通の道を通ったら3時間はかかるはずですからね。
時には大雪になるドイツなので雪は珍しくないけれど、ここでは珍しい風景にぶつかりました。
高山市内では歩道に細くて長い管が敷かれ、たくさんの小さい穴からずっと散水して雪を溶かしています。この方法は聞いたことはありましたが、ドイツではお目にかからないし、初めて見たので物珍しかったです。
でもこれ、四六時中水が流しっぱなしだけど、水道水以外の水を使ってるんでしょうかね?
たくさんのバスが発着する高山駅前の濃飛バスセンターでは管は敷かれていず、地面から水がスプリンクラーみたいに散水されていました。
![濃飛バスセンターの除雪拙設備](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359290631)
地面に埋め込まれたスプリンクラーのような融雪機
除雪を機能的にやっているなと感心していたのに、バスで出発してからびっくりしました。
ドイツではあり得ない光景にぶち当たったんです。
![雪でまっ白な高山市内](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359290648)
高山市内の交差点。どこが道路だか歩道だか分からない
![雪で真っ白な東海北陸自動車道](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359290653)
白川郷へ向かう有料道路も路面が雪で真っ白
何これ?
観光客のいる所しか道路の除雪しないの?
何度も車が走るから、雪が固められて路面がツルツルになるじゃない。
高速道路に入ってからは恐怖でしたよ~
雪で真っ白になった道をすっ飛ばしていくんだから!
怖くてずっと神経張りつめてました。
除雪車は塩まかないの?
それとも、雪が多すぎて間尺に合わないの?
でも、ドイツじゃこんなのあり得ない!
![白川郷に到着](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359290676)
白川郷の白川村に到着したバス
高速道路を下りると除雪された道路に入り、ほっとしました。
豪雪地帯だけあって、すごい雪。
でも、観光客がぞろぞろ歩いてます。
さあ、それじゃバス停から一番近い「白川郷 民家園」に行きましょう。
ここは野外博物館で、白川郷の各地から移築された民家が25棟公開されていて、そのうち9棟は岐阜県重要文化財指定建造物に指定されています。
おっと、白川郷はユネスコの世界遺産(文化遺産)にも登録されているのは、ご存知ですよね?
料金、営業時間など、民家園の詳細は民家園のサイトでご確認ください。
白川郷 合掌造り 民家園
では、中に入ります。
冬ということで相当の積雪量なのは覚悟していましたが、実際に見るとすごいです。
これが豪雪地帯の風景なんですねえ・・・
![民家園入口](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359290693)
民家園の入り口を入ったところ
![凍りついた水車小屋](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359290697)
凍りついた水車小屋
![これが豪雪地帯の風景](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359290702)
何もかもが雪に埋もれている
![冬の民家園の風景](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359290706)
すごい雪だけど、情緒のある風景
池の向こうに古そうな民家が建ち、雪の中で幻想的な風景を作り出しているんですが、、屋根の上にオレンジ色の何かが乗っかっている。
何だろうとカメラを望遠にしてみると・・・
![危険な雪下ろし](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359290714)
なんと、屋根の上で雪下ろしをしている
屋根の傾斜は半端じゃないです。
屋根の上に見えるロープは雪を落とすためのようで、作業している人たちは命綱なしです。
雪の重量に押しつぶされないためには雪下ろしは必須ですが、すごく危険な作業ですよ。
気を付けて作業してくださいね。
民家園の中は広いので、結構歩き回らないといけません。
そうすると、1件の民家で珍しい物を見かけました。
これはいいアイデアですね。
これなら雨戸を開けるのも簡単だし、家の後ろに行くのも楽だ。
![民家](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359290718)
雪で家の脇が埋もれてしまわないように工夫がしてある
![豪雪地帯の知恵](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359290724)
通路になっている
各民家では昔のままの住居が見られますが、展示品が置かれているところもあります。
![合掌造りのモデル](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359290738)
合掌造りの民家のモデル
![屋根の構造](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359290742)
屋根の構造
民家の屋根は30~40年ごとに葺き替えが行われますが、作業は村民が総出で取り掛かります。平成13年に行われた葺き替えでは全国からボランティアも駆けつけ、総勢500人が作業にあたったそうですよ。
屋根の下は3階~4階になっており、昔この地方で盛んだった養蚕が2階や3階で行われていたそうです。
![民家の内部](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359290752)
囲炉裏が切ってある内部
![民家の内部](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359290756)
部屋の空間が大きいので、囲炉裏だけじゃ寒すぎる
![2階の様子](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359290760)
2階。右奥に蚕を育てていた棚がある
![3階](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359290764)
農道具などが展示してある
![最上階](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359290767)
最上階。囲炉裏から出るススは梁を腐れや害虫から守った
![田下駄](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359290776)
田んぼで使用する田下駄
![便所](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359290787)
ヘンチャ(便所)では、渡した木に乗って用を足した
![男性用便所](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359290771)
言われないと分からない、男性用の便所
昔のトイレには驚きました。
穴に木が渡してあるだけなんだもの。
しかし、姑の話によると、ダンナの実家にある納屋の2階にトイレがあったと聞いたことがある。
なぜ2階かというと、その真下ではブタを飼っていたんだそう。
ええ~、なんだかブタが可哀そう・・・
夏だったらもっとあちこちを歩けるのですが、雪かきしてあるところしか歩けないのが冬。
作られた道を全部歩いた後、最後にお休み処にやってきました。
こちらも移築した民家ですが、雪下ろしをした後がある。
園内地図で位置を見ると、最初に目撃した雪下ろしはこの民家だったらしいです。
ぜんざい無料券をチケットと一緒に貰っていたので、休んでいくことにしました。
ここの2階も展示場になっていて、農具などが見学できます。
寒い中を歩き回ったので、ぜんざいはありがたかったなあ・・・
![お休み処](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359290801)
入口に雪よけが立ててあるので、これをくぐって中に入る
![お休み処内部](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/50645b5025441fb101072b925de1fa4e/1359290805)
囲炉裏の他にもストーブが部屋を暖めてます
民家園を出ると、今度は村の中を見学しに出かけました。
ということで、次回は観光客で賑わう白川村をご紹介しますね~
東海北陸自動車道を通るので、片道2400円、往復4300円と高いですが、1時間しかかかりません。普通の道を通ったら3時間はかかるはずですからね。
時には大雪になるドイツなので雪は珍しくないけれど、ここでは珍しい風景にぶつかりました。
高山市内では歩道に細くて長い管が敷かれ、たくさんの小さい穴からずっと散水して雪を溶かしています。この方法は聞いたことはありましたが、ドイツではお目にかからないし、初めて見たので物珍しかったです。
でもこれ、四六時中水が流しっぱなしだけど、水道水以外の水を使ってるんでしょうかね?
たくさんのバスが発着する高山駅前の濃飛バスセンターでは管は敷かれていず、地面から水がスプリンクラーみたいに散水されていました。
地面に埋め込まれたスプリンクラーのような融雪機
除雪を機能的にやっているなと感心していたのに、バスで出発してからびっくりしました。
ドイツではあり得ない光景にぶち当たったんです。
高山市内の交差点。どこが道路だか歩道だか分からない
白川郷へ向かう有料道路も路面が雪で真っ白
何これ?
観光客のいる所しか道路の除雪しないの?
何度も車が走るから、雪が固められて路面がツルツルになるじゃない。
高速道路に入ってからは恐怖でしたよ~
雪で真っ白になった道をすっ飛ばしていくんだから!
怖くてずっと神経張りつめてました。
除雪車は塩まかないの?
それとも、雪が多すぎて間尺に合わないの?
でも、ドイツじゃこんなのあり得ない!
白川郷の白川村に到着したバス
高速道路を下りると除雪された道路に入り、ほっとしました。
豪雪地帯だけあって、すごい雪。
でも、観光客がぞろぞろ歩いてます。
さあ、それじゃバス停から一番近い「白川郷 民家園」に行きましょう。
ここは野外博物館で、白川郷の各地から移築された民家が25棟公開されていて、そのうち9棟は岐阜県重要文化財指定建造物に指定されています。
おっと、白川郷はユネスコの世界遺産(文化遺産)にも登録されているのは、ご存知ですよね?
料金、営業時間など、民家園の詳細は民家園のサイトでご確認ください。
![](/emoji/E/316.gif)
では、中に入ります。
冬ということで相当の積雪量なのは覚悟していましたが、実際に見るとすごいです。
これが豪雪地帯の風景なんですねえ・・・
民家園の入り口を入ったところ
凍りついた水車小屋
何もかもが雪に埋もれている
すごい雪だけど、情緒のある風景
何だろうとカメラを望遠にしてみると・・・
なんと、屋根の上で雪下ろしをしている
屋根の傾斜は半端じゃないです。
屋根の上に見えるロープは雪を落とすためのようで、作業している人たちは命綱なしです。
雪の重量に押しつぶされないためには雪下ろしは必須ですが、すごく危険な作業ですよ。
気を付けて作業してくださいね。
民家園の中は広いので、結構歩き回らないといけません。
そうすると、1件の民家で珍しい物を見かけました。
これはいいアイデアですね。
これなら雨戸を開けるのも簡単だし、家の後ろに行くのも楽だ。
雪で家の脇が埋もれてしまわないように工夫がしてある
通路になっている
各民家では昔のままの住居が見られますが、展示品が置かれているところもあります。
合掌造りの民家のモデル
屋根の構造
民家の屋根は30~40年ごとに葺き替えが行われますが、作業は村民が総出で取り掛かります。平成13年に行われた葺き替えでは全国からボランティアも駆けつけ、総勢500人が作業にあたったそうですよ。
屋根の下は3階~4階になっており、昔この地方で盛んだった養蚕が2階や3階で行われていたそうです。
囲炉裏が切ってある内部
部屋の空間が大きいので、囲炉裏だけじゃ寒すぎる
2階。右奥に蚕を育てていた棚がある
農道具などが展示してある
最上階。囲炉裏から出るススは梁を腐れや害虫から守った
田んぼで使用する田下駄
ヘンチャ(便所)では、渡した木に乗って用を足した
言われないと分からない、男性用の便所
昔のトイレには驚きました。
穴に木が渡してあるだけなんだもの。
しかし、姑の話によると、ダンナの実家にある納屋の2階にトイレがあったと聞いたことがある。
なぜ2階かというと、その真下ではブタを飼っていたんだそう。
ええ~、なんだかブタが可哀そう・・・
夏だったらもっとあちこちを歩けるのですが、雪かきしてあるところしか歩けないのが冬。
作られた道を全部歩いた後、最後にお休み処にやってきました。
こちらも移築した民家ですが、雪下ろしをした後がある。
園内地図で位置を見ると、最初に目撃した雪下ろしはこの民家だったらしいです。
ぜんざい無料券をチケットと一緒に貰っていたので、休んでいくことにしました。
ここの2階も展示場になっていて、農具などが見学できます。
寒い中を歩き回ったので、ぜんざいはありがたかったなあ・・・
入口に雪よけが立ててあるので、これをくぐって中に入る
囲炉裏の他にもストーブが部屋を暖めてます
民家園を出ると、今度は村の中を見学しに出かけました。
ということで、次回は観光客で賑わう白川村をご紹介しますね~
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