旅行+生活情報+ドイツ語と、ちょっと言いたい今日のドイツ
2024/11/23 (Sat)
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2009/06/26 (Fri)
Rezept : eingemachte Kirschen (サクランボの瓶詰)
サクランボもそろそろ季節の終わりを迎え始めています。
そこで今回は、季節が終わってしまう前に、昔ながらの「サクランボの瓶詰」の作り方を載せようと思います。
昔からドイツでは、冬に備えて野菜や果物を瓶詰にして、保存食として蓄えてきました。
おばあちゃんの家の地下室に、こういう瓶詰がずらっと並んでいるのを見た方もいるかもしれませんね。
戦争時には、貴重な自家製食料品だったかも・・・
注)ドイツにはグラニュー糖しかありません。なので、ここで使う砂糖もグラニュー糖です。
さて、瓶詰を作る前にするのがサクランボの収穫です。
うちの庭の桜の木は大きくて、高いところまで登れる脚立が必要ですが、私は高所恐怖症
うまいこと義弟が来たので、上のほうのサクランボを採ってもらいました。
脚立はしっかりしてるけど、ちょっとグラグラするんです。
だから怖いのに、「絶対倒れないのに、何で怖いんだ?」と、私が登ってる時に下から脚立を揺らす意地悪なやつ!
熟したサクランボの中にはよく蛾の幼虫が巣くっているので、水の中に1時間ほど浸けておきます。
こうすると、虫が空気を求めて這い出してきます。茎は取ってから水に入れてくださいね。虫が小さくて、サクランボにまだ穴を開けていない場合は、茎を取った穴から出てきます。
これが専用の瓶です。
ビンの口に乗っているゴムも、専用の瓶詰用ゴムです。
この中に、虫出しを完了したサクランボを入れます。
サクランボを入れたらグラニュー糖をスプーン山盛り2杯加え、水を入れます。
水位は瓶の口から指二つ分下までです。
これは瓶詰作り用の鍋です。
姑から借りてきましたが、彼女も母親から受け継いだよう。
大分古そうな代物です。
上に突き出ているのは温度計。
瓶の蓋をやはり専用の留め金で留めて、蓋が動かないように」固定します。
そして、瓶を鍋の中のロースト(穴のあいた台みたい)に並べます。
真ん中に取り出し用の取っ手と、温度計を入れるための穴が開いてます。この鍋に瓶の半分くらいまで水を入れ、蓋をし、温度計を差し込み、調理台のスイッチを最大にして煮沸スタート!
温度計には温度によって、いろいろな果物や野菜の名前が書いてあります。
これで、簡単にどの温度にすればいいか分かる仕組み。
下のほうには赤字で、何分ゆでればいいかの目安が書いてあります。
この写真では見えないけど、野菜や果物の名前の横に記号が印刷してあるんです。
ここでは、80度になったら温度を維持して20分ゆで続けます。
時間が来たら火を止めて、瓶を取り出します。
写真は取り出した直後。
まだ瓶の中でぶつぶつ泡が見えてます。
留め金を外し、数時間瓶を冷まして出来上がり。
鍋の中に入れる前は簡単に取れた蓋は、今は中が真空状態になっているので、どんなに力を入れてもびくともしません。
これで数年保存できます。
開けるときはどうするのかというと、瓶の口に置いたゴムの出っ張ったところを引っ張るだけ。
ちょっと力が要りますが、ゴムが少しでも動くと空気が中に入り込み、蓋はぱこっと開きます。
ほほうと唸る保存食作りの技術、全部これ専用のものが必要なのがウィークポイントです。
ドイツのおばあちゃんがいる家庭ならいざ知らず、日本人には絶対できないだろう、役に立つのか立たないのか全くわからない、サクランボの瓶詰め方法のご紹介でした(ははは)
そこで今回は、季節が終わってしまう前に、昔ながらの「サクランボの瓶詰」の作り方を載せようと思います。
昔からドイツでは、冬に備えて野菜や果物を瓶詰にして、保存食として蓄えてきました。
おばあちゃんの家の地下室に、こういう瓶詰がずらっと並んでいるのを見た方もいるかもしれませんね。
戦争時には、貴重な自家製食料品だったかも・・・
注)ドイツにはグラニュー糖しかありません。なので、ここで使う砂糖もグラニュー糖です。
さて、瓶詰を作る前にするのがサクランボの収穫です。
うちの庭の桜の木は大きくて、高いところまで登れる脚立が必要ですが、私は高所恐怖症
うまいこと義弟が来たので、上のほうのサクランボを採ってもらいました。
脚立はしっかりしてるけど、ちょっとグラグラするんです。
だから怖いのに、「絶対倒れないのに、何で怖いんだ?」と、私が登ってる時に下から脚立を揺らす意地悪なやつ!
熟したサクランボの中にはよく蛾の幼虫が巣くっているので、水の中に1時間ほど浸けておきます。
こうすると、虫が空気を求めて這い出してきます。茎は取ってから水に入れてくださいね。虫が小さくて、サクランボにまだ穴を開けていない場合は、茎を取った穴から出てきます。
これが専用の瓶です。
ビンの口に乗っているゴムも、専用の瓶詰用ゴムです。
この中に、虫出しを完了したサクランボを入れます。
サクランボを入れたらグラニュー糖をスプーン山盛り2杯加え、水を入れます。
水位は瓶の口から指二つ分下までです。
これは瓶詰作り用の鍋です。
姑から借りてきましたが、彼女も母親から受け継いだよう。
大分古そうな代物です。
上に突き出ているのは温度計。
瓶の蓋をやはり専用の留め金で留めて、蓋が動かないように」固定します。
そして、瓶を鍋の中のロースト(穴のあいた台みたい)に並べます。
真ん中に取り出し用の取っ手と、温度計を入れるための穴が開いてます。この鍋に瓶の半分くらいまで水を入れ、蓋をし、温度計を差し込み、調理台のスイッチを最大にして煮沸スタート!
温度計には温度によって、いろいろな果物や野菜の名前が書いてあります。
これで、簡単にどの温度にすればいいか分かる仕組み。
下のほうには赤字で、何分ゆでればいいかの目安が書いてあります。
この写真では見えないけど、野菜や果物の名前の横に記号が印刷してあるんです。
ここでは、80度になったら温度を維持して20分ゆで続けます。
時間が来たら火を止めて、瓶を取り出します。
写真は取り出した直後。
まだ瓶の中でぶつぶつ泡が見えてます。
留め金を外し、数時間瓶を冷まして出来上がり。
鍋の中に入れる前は簡単に取れた蓋は、今は中が真空状態になっているので、どんなに力を入れてもびくともしません。
これで数年保存できます。
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ちょっと力が要りますが、ゴムが少しでも動くと空気が中に入り込み、蓋はぱこっと開きます。
ほほうと唸る保存食作りの技術、全部これ専用のものが必要なのがウィークポイントです。
ドイツのおばあちゃんがいる家庭ならいざ知らず、日本人には絶対できないだろう、役に立つのか立たないのか全くわからない、サクランボの瓶詰め方法のご紹介でした(ははは)
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無題
・・・。これを読んだ段階で私にはジャムづくりは無理!と思ってしまいます。一度、ミントを買ったら青虫がついていて、しばらくミントを変えませんでしたもの・・・。
以前頂いたフランスのハーブティには、ハーブに紛れて乾燥しきった(?)カタツムリが入ってました・・・。ひょえ~!
マイケルのコンサート。ものすご~く遠い席で顔はよくわかりませんでしたが、衣装のキラキラは良く見えましたよ。後で友人に「それ、マイケルのそっくりさんだったんちゃうか?」と言われましたが・・・(ありそう)
でも、晩年のようにいきなりキャンセルされる事がなくて良かったです。福岡までわざわざ行ってキャンセルされたら私、何するかわかりませんもの。
ラーダ・ドゥーナさんへ
私なんか、日本でキスを買おうとしたら、エラから「生きた」細長い寄生虫が出てきたのを見て食欲がなくなったことがありますよ
で、昔経験したホラーシーンを思い出して、記事に書いちゃいました(へへへ)
芋虫にかたつむり!
そんなの、商品としての価値がないじゃないですか!
ドイツではまだそういう商品にお目にかかったことはないですけど、運がいいだけなのかもしれませんね。
>後で友人に「それ、マイケルのそっくりさんだったんちゃうか?」と言われましたが・・・(ありそう)
あははは、本当にありそうですね。
テレビではプレイバックとはっきり分かるケースもありますもの。
そっくりさんもたくさんいるし、ほんとに本人だった?と聞かれれば答えに困るかも。
ヨーロッパは乾燥しているので、夏は快適です。
でも地球温暖化のせいで、昔は30度までだった最高温度がいまでは38度になるところもあって、ぐったり。普通の家にはクーラーというものはなくて、ブラインドを下ろして直射日光を遮るだけです。
ここは家が石でできているので、これをするだけで結構家の中が涼しくなるんですよ。
無題
へぇー、こうやって出来るんですね、面白いです。
さくらんぼの木が立派ですね!!
アイスベアさんへ
工場ではオートマチック化してますが、家庭での作り方と同じだと思います。
野菜もこの方法で瓶詰できるんですよ。砂糖の代わりに酢が入ったりしますけど。
私は友人にかぼちゃの瓶詰を貰ったけど、ここのは美味しくないから捨てちゃいました(^^;)
桜の木は大きくなりすぎたので、上を切って少し低くしたんですけど、また伸びちゃいました。
4mほどまで伸びる脚立に恐れもなく登れるのは、義弟だけみたいです
Kirshen
三代に渡って受け継がれている鍋なんて、素敵です。ドイツには色んな種類のキッチン用品がありますよね。今時の器具から、このような伝統的な鍋まで種類も本当に色々。保存食が伝統的に作られている一方で、日本では鮮度を保つためのものすごい保冷庫なんかも開発されているようです。桃が半年程、瑞々しいままた保たれるのだとか。現状、流通業者用の物しか無いようですけどね。
話は変わって、ドイツに(アイスコーヒーに使うような)ガムシロップってありますか??
Noraさんへ
サクランボは普通複数形になるから、それで分けてるようなもんです。
このお鍋、相当年季が入ってます。昔はよく作ってたからなんでしょう。
おばあちゃんがいる家庭では、珍しいものが見られて面白いです。私の義祖母はリンゴを薄く切ってヒーターの上で乾燥させ、保存食にしてましたよ。
保冷庫はすごいですね。日本人ならではのアイデアかな?
大陸って大雑把なところが多いから、なんですぐ食べないの?とか言いそう(^^;)
>話は変わって、ドイツに(アイスコーヒーに使うような)ガムシロップってありますか??
小さい容器に入ってるシロップですよね?
たしか喫茶店で見たことあります。Sirup と言いますけど、うちの町の大型スーパーで売ってるかどうか見てきます。あとでご報告しますね。
私もやりました!
毎回,楽しくブログを読まさせて頂いてます.
コメントをしようしようと思いつつ,今に至りました.
さてさて,私も確か5−6年前に一度だけ,サクランボの瓶詰めやりました.
義弟がやっとの思いで収穫したサクランボがバケツにフルに2杯.
義妹は時間がないけど,彼に申し訳ないから,どうしても瓶詰めをしたい、,,,.
そして私が使われてしまったわけ,,なんです.
<あなたにできるかしら?>しかも義父にも<おまえにできるのか???>と言われ,すっごく大変だったけど,初めての挑戦にも関わらず,大量の瓶詰めに成功しました!
ざまあそばせ!とドイツ人に言ってあげたかったわ.
瓶詰めの作業はとても面白かったけど,嫌な想い出を繰り返したくないので,もう2度と作ることはないでしょう.ジャム作りだけに,留めておきます!
くろろさんは,毎年作られているんですか??
だとしたら、すごい!
後,虫の話.
私も瓶詰めの時に体験しました.
私は,<虫>が大嫌い!
この幼虫を見たときは,ぎゃ〜!と叫びまくっていましたよ.
それでも手作りのフルーツの瓶詰め,ジャムはおいしいですよね!
これからもまた遊びにきたいと思います.
では!
Jimmy さんへ
お越しいただいてたんですか !? ありがとうございます。
実は、数日前に私もそちらにお邪魔しておりました。
Jimmy さんは苦労して瓶詰されたんですね。
もしかして、種を全部出しました?
あれ、大変だもの。私も種を出そうと思ったけど、姑に「そのままでいいわよ」と言われたので楽しちゃいました(^^)
実は、私も瓶詰はこれが最初なんです。
姑の家のより早く熟したサクランボを姑にあげたら「こんなにたくさんあるなら、瓶詰しなさいよ。冬に食べられるでしょ?」といわれて、半分渋々(笑)
昔姑がしているのを見学したことがあったので要領は分かってたんですけど、砂糖の分量とか細かいことを忘れてしまって、姑にレシピを書いてもらいました。
レシピはたったの数行だけでした。
義弟の「作ったことあるの?」の問いに「ないよ」とあっさり答えたら、また「できるのか?」の問いが帰ってきたので「できるよ。これは難しくないもん」と答えたら、納得してましたよ(笑)
サクランボの虫出し、気持ち悪いですよね。
あれが偶然指の上に乗っかったら、悲鳴が家じゅうに響くくらい!
甘味は少なくても、色が薄いうちに収穫するほうが神経のためにはいいです!
どうぞ、また遊びに来てください。
私もまた遊びに行かせていただきます
無題
大好きだったのですが、当時は良いレシピが見つかりませんでした。早速、作ってみます〜(^^)
あざらしさんへ
ドイツに住んでいたことがあるのですか。
最近のドイツは地球温暖化の影響で、暖冬が多いです。
このさくらんぼの瓶詰めは、コンポートではないんですよ。
砂糖を入れるのは、そうしないと保存できないからなんです。
なので、そのままというよりもケーキやデザートの材料にします。
日本でも瓶詰めするための容器などがあるのですか?
ドイツ式というわけには行かないでしょうけど、上手くできたらいいですね。
ビンの中が真空になったら何年でも保存できますから、たくさん作って見てくださいね