旅行+生活情報+ドイツ語と、ちょっと言いたい今日のドイツ
2024/11/22 (Fri)
[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
(拍手のコメントにはカテゴリー「拍手へのお返事」でお返事を書いています)
2011/10/26 (Wed)
流れ星のロマン
全然知らなかったんですが、先週末はオリオン座流星群が観測できるということで、天体ファンの血を燃え上がらせたんですね。
観測できたのは夜中から朝方で、ファンの方たちは4~5時間も、固定したカメラの前で頑張っていたようですが、皆さんいい写真が撮れましたでしょうか?
中にはすごい写真やビデオを撮った方もいらっしゃるようで、youtube にもいくつか投稿されていました。
その中でも完成度の高い動画を見つけましたので、ここでご紹介しようと思います。
下の動画は青森で観測されたものです。
流星自体が活発ではなかったそうで、動画の中に現れる流星も少なめではありますが、動画自体が素晴らしい!
長い糸を引いて飛んでいくのは飛行機で、流星は短くパッパッと現れます。
お次は、2001年に出現したしし座大流星群の動画をまとめたものです。
この時は流星嵐と言われるほどの数で、天体ファンを魅了しました。
流星が流れた後にできる雲のような流星痕もはっきり映ってます。
日本でもこの時の流星群が高感度撮影されており、普通の映像でははっきりわからない流星がはっきり映ってます。
このしし座流星群では大きな火の玉も観測されましたが、大きくはっきり映っている流星がそうです。消滅した後に煙か雲のように見えるのが流星痕です。
さて、ここまで見て疑問が出てきた人がいると思います。
流星群とは何なのでしょう?
流星はその名の通り、流れ星です。
英語でMeteor shower、ドイツ語はMeteorstromと言います。
宇宙のチリが地球の大気圏に突入して燃え上がる現象ですが、なぜそういうことが起こるのでしょう?
Wikipedia によると
猪名川天文台の流星群観測情報のページでは、もっとわかりやすく説明してくれています。
どういう風に彗星の成分から塵が出来上がるのかですが、
これは彗星が太陽のそばを通るときに、太陽熱の作用で母天体から成分が宇宙に拡散して出来上がるようです。
また、ダスト・トレイルは「塵でできた道」というような意味で、流星群の理論的な空間分布を考える際、その流星物質の集団の名称として使われる言葉ですが、実際には流星群全体の中の一部を指しています。
地球と塵の軌道が交差するときに流星現象が起きる(猪名川天文台より)
流星の実際の動きと見かけの動き(猪名川天文台より)
10月下旬に現れるオリオン座流星群と5月に現れるみずがめ座η(エータ)流星群は、ハレー彗星を母天体として、ハレー彗星の軌道上を母天体と同じ周期で一周しており、先週の流星群はハレー彗星の成分だった塵が地球と衝突して起こった現象だということになります。
そして11月に入ると、テンペル・タットル彗星を母天体とするしし座流星群が地球の軌道と交差するそうです。猪名川天文台からの情報によると
日本語では塵というけれど、英語や他の言語ではMeteor と言います。
この単語の中には隕石のような大きな物質から、塵のようなものまで全部含まれています。
流星群がすべて本当に塵なら危険なはずはないから、塵の中にはある程度大きな物質も含まれているんじゃないかしら。
流星群の中には、大きく光り輝く火球もよく観測されているので、これなんかは結構大きいんじゃないでしょうかね。
下の動画はニュースで報道されたものです。
流星の名前がスターバックだと、ニュースキャスターたちがわあわあ言っていますが、この流星を発見した人の名前が偶然同じ名前だったってことです。
結構大きな物体のようで、いくつものかけらになっていくのがはっきりわかります。
そしてこちらにもう一つの流星動画があります。
しかし、実はこれは流星ではなかった・・・
実はこの流星、日本の人工衛星「ハヤブサ」が地球に落下した時の映像だったんです。
どうです、流星と同じように見えるでしょう?
数日前には、ドイツの大型人工衛星「Rosat」が地球に落下しました。
この衛星は2.5トンもの重量を持つので、大気圏で燃え尽きない部品が地球のどこかに落下する可能性があることが事前に報道されていました。
実際に燃え残りがあったかどうかは確認されていませんが、あったとしてもインド洋北東のベンガル湾に落下した模様です。
もしこの衛星を見た人がいたら、大きな隕石の落下だと思ったかもしれません。
ところで、人工衛星は毎週地球に落下していて、1年間で60~80トンにまでなるそうです(驚)
そんなに頻繁に落ちていたら、どこかで何かの被害もすでに出ていそうですが、人類が占める地球上の面積はたったの10%で、衛星の欠片が人に当たる確率は、実際には0.03パーセントしかないそうですよ。
一応、今までに人間の住む地域に落下した衛星はない模様ですが、少しでも可能性があるなら、ちょっと心配になりますね・・・
注)詳しい記事はZeit Online (ドイツ語)に載っています。
さて、話は流星に戻りますが、毎年4月から1月までは、毎月1~2回ほど流星群が地球の軌道と交差するので、結構頻繁に流れ星を観測できるようです。
これからの予定を見ると、
11月18日にはしし座流星群が地球と交差しますが、12月14日頃には「ふたご座流星群」が、12月22日頃には「こぐま座流星群」がやってきます。
寒いからわざわざ外で粘る人は少ないでしょうが、ファンたちには関係ないことかもしれませんね。
そのほかの流星群についても、猪名川天文台が詳しい情報を提供しているので、興味のある方は下のリンクから天文台サイトへ飛んでください。
流星群観測情報
観測できたのは夜中から朝方で、ファンの方たちは4~5時間も、固定したカメラの前で頑張っていたようですが、皆さんいい写真が撮れましたでしょうか?
中にはすごい写真やビデオを撮った方もいらっしゃるようで、youtube にもいくつか投稿されていました。
その中でも完成度の高い動画を見つけましたので、ここでご紹介しようと思います。
下の動画は青森で観測されたものです。
流星自体が活発ではなかったそうで、動画の中に現れる流星も少なめではありますが、動画自体が素晴らしい!
長い糸を引いて飛んでいくのは飛行機で、流星は短くパッパッと現れます。
お次は、2001年に出現したしし座大流星群の動画をまとめたものです。
この時は流星嵐と言われるほどの数で、天体ファンを魅了しました。
流星が流れた後にできる雲のような流星痕もはっきり映ってます。
日本でもこの時の流星群が高感度撮影されており、普通の映像でははっきりわからない流星がはっきり映ってます。
このしし座流星群では大きな火の玉も観測されましたが、大きくはっきり映っている流星がそうです。消滅した後に煙か雲のように見えるのが流星痕です。
さて、ここまで見て疑問が出てきた人がいると思います。
流星群とは何なのでしょう?
流星はその名の通り、流れ星です。
英語でMeteor shower、ドイツ語はMeteorstromと言います。
宇宙のチリが地球の大気圏に突入して燃え上がる現象ですが、なぜそういうことが起こるのでしょう?
Wikipedia によると
流星現象を引き起こす原因となる物質を流星物質という。軌道計算により、流星物質は主に彗星から放出されると考えられているが、なかには小惑星起源のものもあるようである。流星群をもたらす流星物質を放出したこのような天体をその流星群の母天体という。母天体の周囲には、放出された一群の流星物質が細い帯状に伸びており、これをダストトレイルと呼ぶ。ダストトレイルはそれ自身の軌道上を母天体とほぼ同じ周期で巡る。ダストトレイルの軌道と地球軌道が交差しており、かつダストトレイルと地球が同時期にこの交差地点にさしかかったとき、ダストトレイルと地球との衝突によって流星群が生じる。
流星群には、毎年同じ時期に出現する定常群と、数年~数十年おきに活発に出現する周期群、突然活動する突発群がある。たとえば、ペルセウス座流星群は定常群、しし座流星群は周期群である。突発群としてはほうおう座流星群が例として挙げられる。
猪名川天文台の流星群観測情報のページでは、もっとわかりやすく説明してくれています。
- 流星とは
- 流星とは、宇宙にただようごく小さな塵が地球の大気に飛び込んで、に突入し、 大気との相互作用によって発光する現象です。
流星のもとは、直径数ミリにも満たないような小さな砂粒(のようなもの)です。
流星のほとんどは地上120kmから80kmの間で起こる現象であることが知られています。
- 流星群とは
- 流星群とは彗星の軌道上に残るチリの帯を地球が通過することで、チリが大量に地球大気に飛び込み 発光する現象です。活発な流星群のピーク時(極大日時)に星空を眺めていれば、ほぼ間違いなく 流星を見ることができます。
- 流星の見え方
- 地球に平行に降ってくる流星は、地上から観測すると、見かけ上、あたかも空の1点から飛び出してくるように 見えます。この流星が飛び出してくるように見える点を『輻射点』といい、その輻射点が何座にあるかで、○○座流星群と 呼ばれます。
どういう風に彗星の成分から塵が出来上がるのかですが、
これは彗星が太陽のそばを通るときに、太陽熱の作用で母天体から成分が宇宙に拡散して出来上がるようです。
また、ダスト・トレイルは「塵でできた道」というような意味で、流星群の理論的な空間分布を考える際、その流星物質の集団の名称として使われる言葉ですが、実際には流星群全体の中の一部を指しています。
地球と塵の軌道が交差するときに流星現象が起きる(猪名川天文台より)
流星の実際の動きと見かけの動き(猪名川天文台より)
10月下旬に現れるオリオン座流星群と5月に現れるみずがめ座η(エータ)流星群は、ハレー彗星を母天体として、ハレー彗星の軌道上を母天体と同じ周期で一周しており、先週の流星群はハレー彗星の成分だった塵が地球と衝突して起こった現象だということになります。
そして11月に入ると、テンペル・タットル彗星を母天体とするしし座流星群が地球の軌道と交差するそうです。猪名川天文台からの情報によると
目立つダスト・トレイルがあるから注意が必要って、飛行機に影響が出てくるのでしょうかね?流星のピークは11月18日頃で、速度が速くて、明るい流星が多く、 時に明るく痕を残すものが飛ぶこともあります。
今年は目立つダスト・トレイル接近も予想されており、注意が必要です。
観測情報としては、下弦前の月があるために条件は良くありません。
日本語では塵というけれど、英語や他の言語ではMeteor と言います。
この単語の中には隕石のような大きな物質から、塵のようなものまで全部含まれています。
流星群がすべて本当に塵なら危険なはずはないから、塵の中にはある程度大きな物質も含まれているんじゃないかしら。
流星群の中には、大きく光り輝く火球もよく観測されているので、これなんかは結構大きいんじゃないでしょうかね。
下の動画はニュースで報道されたものです。
流星の名前がスターバックだと、ニュースキャスターたちがわあわあ言っていますが、この流星を発見した人の名前が偶然同じ名前だったってことです。
結構大きな物体のようで、いくつものかけらになっていくのがはっきりわかります。
そしてこちらにもう一つの流星動画があります。
しかし、実はこれは流星ではなかった・・・
実はこの流星、日本の人工衛星「ハヤブサ」が地球に落下した時の映像だったんです。
どうです、流星と同じように見えるでしょう?
数日前には、ドイツの大型人工衛星「Rosat」が地球に落下しました。
この衛星は2.5トンもの重量を持つので、大気圏で燃え尽きない部品が地球のどこかに落下する可能性があることが事前に報道されていました。
実際に燃え残りがあったかどうかは確認されていませんが、あったとしてもインド洋北東のベンガル湾に落下した模様です。
もしこの衛星を見た人がいたら、大きな隕石の落下だと思ったかもしれません。
ところで、人工衛星は毎週地球に落下していて、1年間で60~80トンにまでなるそうです(驚)
そんなに頻繁に落ちていたら、どこかで何かの被害もすでに出ていそうですが、人類が占める地球上の面積はたったの10%で、衛星の欠片が人に当たる確率は、実際には0.03パーセントしかないそうですよ。
一応、今までに人間の住む地域に落下した衛星はない模様ですが、少しでも可能性があるなら、ちょっと心配になりますね・・・
注)詳しい記事はZeit Online (ドイツ語)に載っています。
さて、話は流星に戻りますが、毎年4月から1月までは、毎月1~2回ほど流星群が地球の軌道と交差するので、結構頻繁に流れ星を観測できるようです。
これからの予定を見ると、
11月18日にはしし座流星群が地球と交差しますが、12月14日頃には「ふたご座流星群」が、12月22日頃には「こぐま座流星群」がやってきます。
寒いからわざわざ外で粘る人は少ないでしょうが、ファンたちには関係ないことかもしれませんね。
そのほかの流星群についても、猪名川天文台が詳しい情報を提供しているので、興味のある方は下のリンクから天文台サイトへ飛んでください。
流星群観測情報
(拍手のコメントにはカテゴリー「拍手へのお返事」でお返事を書いています)
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
ランキング
一日一回ポチっと応援してくださると、管理人が大喜びしますw
日本ブログ村
こちらは面白ランキングのblogram 。一風変ってる!
フランクフルトの生活情報サイト、Jimomo Frankfurt です
なんだかどうでもいい、ヨーロッパランキングのEUROPE COLOR
著作権について
このブログの内容の文章や画像は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。無断リンクなし転載はお断りいたします。
Creative Commons License
This work is licensed under a Creative Commons
最新記事
(03/10)
(03/09)
(02/25)
(02/24)
(02/23)
(02/09)
(02/06)
(02/04)
(02/02)
(01/30)
(01/27)
(01/21)
カテゴリー
AD
PR
ブログ内検索
黒猫 maukie
ゲーム付きMaukie 君をゲットしました。マウスを持って行くとじゃれます(OPERAでは動きません)。下のボタンでゲームに切り替わるので、遊んでいってくださいな。数独からMaukie 君に戻るときはページを更新してください。
ブックマーク
♥
ドイツ語と料理のページです
by Luna Meer 様
♥ 熊子の冬眠ライフ
by 熊子様
♥ オナモミ亭~猫柳一番地
by オナモミ様
♥ ドイツ田舎暮らし
by アイスベア様
♥ Sonnen Katze
by Tomimaru 様
♥ ラーダ・ドゥーナのZAKKAスクラップ
by ラーダ・ドゥーナ様
♥ Jimmy in ドイツ
by Jimmy 777様
♥ 地球ワーキングトラベラー見聞録
by takechan0312様
バナーリンク
♥ オナモミさんの新本館登場
お世話になってる無料写真シェアサイト
♥ PIXELIO
by Luna Meer 様
♥ 熊子の冬眠ライフ
by 熊子様
♥ オナモミ亭~猫柳一番地
by オナモミ様
♥ ドイツ田舎暮らし
by アイスベア様
♥ Sonnen Katze
by Tomimaru 様
♥ ラーダ・ドゥーナのZAKKAスクラップ
by ラーダ・ドゥーナ様
♥ Jimmy in ドイツ
by Jimmy 777様
♥ 地球ワーキングトラベラー見聞録
by takechan0312様
バナーリンク
♥ オナモミさんの新本館登場
お世話になってる無料写真シェアサイト
♥ PIXELIO
カウンター
時計、カウンター、謎
下のボタンを押すと変身! 左は時計、真ん中はカウンター、右は不思議なグローバーウォークが見られるよ。
Live on Earth
全世界の現在の閲覧者です
現在のブログ閲覧者数
日本ブログ村
No Title
ドラマとかでビュンビュン流星が飛んでいるシーンがあって「うっそぉ~」と思うのですが、でも、それっぽい画像があるんですね~
ひゃ~、よく撮ったなぁ・・・
11月・12月とまた流星群が見られるのですね~
今度は見られたらいいなぁ
ラーダさんへ
だから、よっぽどの天体ファンじゃないとできないです。
それに、カメラだって高価な物じゃないと、せっかく撮影しても見られたもんじゃないですしね。
鉄道マニアを鉄男というなら、天体マニアはさしずめ天男ですね(笑)
>11月・12月とまた流星群が見られるのですね~
>今度は見られたらいいなぁ
寒いですから、そんなに長くは外にいられないだろうけど、流れ星が見られるといいですね。
もし天気が悪いとかで見られなくても、来年の4月から毎月流星群がやってくるので、まだまだチャンスはたくさんありますよ!