2010/08/09 (Mon) 泥酔男がやらかした、信じられない行為

1ヶ月の猫休暇が終わり、フレッシュになってドイツに戻ってきました。
帰ってきて早々、明け方の3時や5時に猫に起こされとります。
帰国中は朝の6時からセミと暑さに悩まされはしたけど、夜中に起きなくてもいい分だけ楽だったなあ・・・・・・

それはともかく、帰ってきて早々ダンナが教えてくれたのですが、週末はStadtfest（市の祭り）が行われるとのこと。
今年はお祭り10周年記念で、開会式のある金曜日に市から無料ビールが市民に振舞われるとあって、ダンナはやる気満々のご様子。

18時半から始まったお祭りの行列にダンナが愛用のカメラを抱えて出かけた後、少し遅れて私も行列見学に出かけました。小さな町だから行列もたいしたことないけど、行列の後に振舞われる無料ビールのせいかどうか、相当の人出でありました。

そのあとのお祭りの開会式で、市長がビヤ樽に蛇口をハンマーで打ち付ける儀式が執り行われ、ついに無料ビールの時間の始まり始まり～
市民に振舞われたこの無料ビール、なんと45分間飲み放題で、ステージに置かれた樽の他に2つの無料スタンドに市民が殺到！

ダンナと私がそれぞれ無料ビールを手に入れたあと、たった2杯で満足するはずのないダンナはジョッキを空にしてスタンドへ向かう。
当然他の市民も同じことを考えるので、スタンドの前は人、人、人。
次から次へとくる注文で、スタンドの中は大忙しであります。

1回目のジョッキを私の分も空にしたダンナは、スタンドから2回目のジョッキを二つ手に持って帰ってくる。私はちょびっとしか飲めないので、ビールはほとんど全部ダンナのお腹の中へ。
2回目が空になったら今度は3度目のジョッキ（また二つ）を取りにいく、超厚かましい男です。

この無料ビール、後で請求書が来たら市の会計係が泣くんじゃないかと思うほど、無料スタンドは大盛況でした。しかし、ここまで大盛況となると、税金を払ってるほうは心配になってくる。
この無料ビール、元をただせば我々の税金だからね。

・・・・・・だからかな？
ダンナは7杯目のビールを飲み干した
このジョッキ、500ｍｌの大きさだから3.5ｌを一気に飲んだことになる。
その後、200ｍｌくらい恩恵に預かった私は家に帰ったけど、ダンナは友達とともにステージの音楽を堪能することに。
あんまり遅いから、ダンナの帰りを待たずに寝てしまったのですが、この後でえらいことが待ち受けていた！

あんまりなお話なので、追記に隠してあります。

あれは確か早朝の3時ころ。
空いているテラスのドアからミミが出入りしていて、2時半にミミに起こされた私がまた寝ようとしていたときだった。
いつの間にか帰ってきていたダンナがベッドから起き上がる気配がしたと思ったら、異様な音が洋服ダンスの方向から聞こえてきた。

ジョボジョボジョボジョボ・・・

ぎょっとしてベッドから飛び起きると、ダンナが洋服ダンスの前に立っていて・・・・・・・・
あわてて電気をつけて、いまだ夢の中のダンナに怒鳴りつけた。

「何してるんだっ！」

その声で目が覚めたのか、ダンナはフラフラとバスルームのほうへ。
トイレットペーパーをひとちぎりして戻ってくると、パラリと問題の場所に置いて、またベッドに潜り込む。
そのままぐっすりと眠り込んでしまったダンナを見る私の顔は、唖然・・・呆然・・・憤怒の形相

おいこら！人に任せて自分は寝なおしかよっ！

いったい、どんだけの量のビール飲んだんだ？
お祭り会場で別れたときはまだ意識もしっかりしてたのに、この分じゃ明日は何にも覚えてない可能性大じゃないか・・・

酔っ払いに何を言っても無駄なのはわかっているので、自分の不幸を嘆きながら夜中のお掃除を開始するも、カーペットはすでに、ぐっしょりになってる
延々1時間もお掃除する羽目になってしまいました。

だいぶましになってきたころ、ミミがまたやってきて、今度はお掃除してるところをクンクンと嗅ぎ出した。
猫としては他所もんの印には敏感なのかもしれないけど、そんなもん嗅がんでもいいよ（爆）

やっとお掃除が終わったのは、朝の4時。
ダンナが覚えてなかったら腹が立つので、粗相の目印にトイレットペーパーを3枚並べて敷いておいた。


そして翌日。
ダンナは頭に霞がかかっている状態の二日酔い。
私と別れた後にどれだけビールを飲んだのか、全然覚えてない。

ダンナが話すところによると、最後のグループが終わるまでお祭り会場にいたダンナは、夜中の2時に自転車を泥酔状態で、それも無灯火でよろめきながら走っていたところをパトカーに発見されたらしい。
けしからん自転車を止めるべく、パトカーが進路をさえぎるように停車したのに気づいたダンナは、そのときだけ酔いから覚醒した模様。
慌ててそばの路地に飛び込み、家まで必死に漕いで、すぐさま自転車をガレージに隠したそうな（笑）

しかし。
トイレットペーパーの威力か否か、ダンナは昨夜の粗相を覚えてはいるけど、パトカーほどには鮮明には覚えてないご様子。ま、本人としても、覚えていないほうが都合がいいんだろうけどね・・・
さすがに反省はしたようで、あれからお酒は口にしてないけど、あの夜は似たようなことがあちこちで起こったんじゃないですかねえ・・・

もしまた無料ビールが振舞われたら、ダンナはこの失態を忘れて、また飲みに行くだろうなあ。
まあ、次回は市がそこまで気前よくなれるかどうかわからないけれど・・・