旅行+生活情報+ドイツ語と、ちょっと言いたい今日のドイツ
2024/11/22 (Fri)
[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
(拍手のコメントにはカテゴリー「拍手へのお返事」でお返事を書いています)
2009/02/03 (Tue)
Winterschlussverkauf 冬のバーゲン
恒例の冬のバーゲン(Winterschlussverkauf) が始まっています。
私は先週初めにフランクフルトへ行ってきました。
平日だったので、土曜日ほど込んでなくて楽でした。
写真はフランクフルトの繁華街Zeil (ツァイル) の入口にある、Kaufhof (カウフホーフ デパート) から撮りました。
ちょうどZDF (第二ドイツ放送) のカメラマンが陣取って撮影していたアングルです。
トルコ人のおばちゃんが特別出演していますが、ただのエキストラです(笑)
リサイクル王国ドイツでも、スーパー以外のお店では無料で袋に入れてくれることが多いので(特にこういう繁華街)、お店から出てくる人はみんなたくさんプラスチックの袋を提げてました。
バーゲンも終わりに近づいてくると、各デパートでは更なる値引きが始まります。
「この値引き商品はレジでさらに30%値引き」なんて、ミツバチを引き寄せる甘い蜜のようなフレーズが売り場に現れて、お客は当然引き寄せられていきます。
年に2回あるバーゲンは、以前は法律で時期を指定されていました。
日本では考えられないことですが、この時期以外には安売りをしてはいけない規則だったんです。
1909年に施行されたGesetz gegen den unlauteren Wettbewerb (UWG) 「不正競争取締法」により、市場経済の規制が始まりました。
これは独占禁止法違反者を取り締まるための法律で、お店の営業時間をも厳しく規制していました。
キリスト教国であるドイツでは、日曜日は飲食店以外はどんな店も営業は許されず、土曜日も13時まで。
平日は8時半から18時までの間だけ営業が許可されていました。例外は朝早いパン屋だけでした。
1950年に夏と冬のバーゲンの時期が法律で定められました。
それ以外の時期に値引きをしてはいけなかったので、当然この時期はどこの店もお客があふれることになりました。
これらの規制が緩くなったのは、2004年7月1日からです。
まず、土曜日の閉店時間が16時までに延び、いつでもセールができるようになりました。
その次に営業時間が20時まで許可されるようになり、パン屋も日曜日の朝数時間は営業してもいいようになりました。
日曜日の店の営業も規制が緩くなり、あちこちの町の商業組合では年に2回Verkaufsoffener Sonntag (日曜ショッピングデー)も開かれるようになりました。
いろいろとお客を呼ぶための催しものもあって楽しく日曜日が過ごせるので、お近くでありましたらお出かけください。って、私は商業組合のまわし者じゃないですけどね(^^;)
ドイツに来た時には信じられなかった、バーゲンの時期の法律規制。
最近ドイツに来られた方は、そんな規制があったことも知らないでしょう。
時代の流れとともに、昔の法律も時勢に合わせて変わっていくんですね・・・・とか柔らかなことは言いません。
法律が変わるのには長い時間がかかります。
やっと、やっと、他の国並みになったドイツです。
私は先週初めにフランクフルトへ行ってきました。
平日だったので、土曜日ほど込んでなくて楽でした。
写真はフランクフルトの繁華街Zeil (ツァイル) の入口にある、Kaufhof (カウフホーフ デパート) から撮りました。
ちょうどZDF (第二ドイツ放送) のカメラマンが陣取って撮影していたアングルです。
トルコ人のおばちゃんが特別出演していますが、ただのエキストラです(笑)
リサイクル王国ドイツでも、スーパー以外のお店では無料で袋に入れてくれることが多いので(特にこういう繁華街)、お店から出てくる人はみんなたくさんプラスチックの袋を提げてました。
バーゲンも終わりに近づいてくると、各デパートでは更なる値引きが始まります。
「この値引き商品はレジでさらに30%値引き」なんて、ミツバチを引き寄せる甘い蜜のようなフレーズが売り場に現れて、お客は当然引き寄せられていきます。
年に2回あるバーゲンは、以前は法律で時期を指定されていました。
日本では考えられないことですが、この時期以外には安売りをしてはいけない規則だったんです。
1909年に施行されたGesetz gegen den unlauteren Wettbewerb (UWG) 「不正競争取締法」により、市場経済の規制が始まりました。
これは独占禁止法違反者を取り締まるための法律で、お店の営業時間をも厳しく規制していました。
キリスト教国であるドイツでは、日曜日は飲食店以外はどんな店も営業は許されず、土曜日も13時まで。
平日は8時半から18時までの間だけ営業が許可されていました。例外は朝早いパン屋だけでした。
1950年に夏と冬のバーゲンの時期が法律で定められました。
それ以外の時期に値引きをしてはいけなかったので、当然この時期はどこの店もお客があふれることになりました。
これらの規制が緩くなったのは、2004年7月1日からです。
まず、土曜日の閉店時間が16時までに延び、いつでもセールができるようになりました。
その次に営業時間が20時まで許可されるようになり、パン屋も日曜日の朝数時間は営業してもいいようになりました。
日曜日の店の営業も規制が緩くなり、あちこちの町の商業組合では年に2回Verkaufsoffener Sonntag (日曜ショッピングデー)も開かれるようになりました。
いろいろとお客を呼ぶための催しものもあって楽しく日曜日が過ごせるので、お近くでありましたらお出かけください。って、私は商業組合のまわし者じゃないですけどね(^^;)
ドイツに来た時には信じられなかった、バーゲンの時期の法律規制。
最近ドイツに来られた方は、そんな規制があったことも知らないでしょう。
時代の流れとともに、昔の法律も時勢に合わせて変わっていくんですね・・・・とか柔らかなことは言いません。
法律が変わるのには長い時間がかかります。
やっと、やっと、他の国並みになったドイツです。
(拍手のコメントにはカテゴリー「拍手へのお返事」でお返事を書いています)
トラックバック
TrackbackURL
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
ランキング
一日一回ポチっと応援してくださると、管理人が大喜びしますw
日本ブログ村
こちらは面白ランキングのblogram 。一風変ってる!
フランクフルトの生活情報サイト、Jimomo Frankfurt です
なんだかどうでもいい、ヨーロッパランキングのEUROPE COLOR
著作権について
このブログの内容の文章や画像は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。無断リンクなし転載はお断りいたします。
Creative Commons License
This work is licensed under a Creative Commons
最新記事
(03/10)
(03/09)
(02/25)
(02/24)
(02/23)
(02/09)
(02/06)
(02/04)
(02/02)
(01/30)
(01/27)
(01/21)
カテゴリー
AD
PR
ブログ内検索
黒猫 maukie
ゲーム付きMaukie 君をゲットしました。マウスを持って行くとじゃれます(OPERAでは動きません)。下のボタンでゲームに切り替わるので、遊んでいってくださいな。数独からMaukie 君に戻るときはページを更新してください。
ブックマーク
♥
ドイツ語と料理のページです
by Luna Meer 様
♥ 熊子の冬眠ライフ
by 熊子様
♥ オナモミ亭~猫柳一番地
by オナモミ様
♥ ドイツ田舎暮らし
by アイスベア様
♥ Sonnen Katze
by Tomimaru 様
♥ ラーダ・ドゥーナのZAKKAスクラップ
by ラーダ・ドゥーナ様
♥ Jimmy in ドイツ
by Jimmy 777様
♥ 地球ワーキングトラベラー見聞録
by takechan0312様
バナーリンク
♥ オナモミさんの新本館登場
お世話になってる無料写真シェアサイト
♥ PIXELIO
by Luna Meer 様
♥ 熊子の冬眠ライフ
by 熊子様
♥ オナモミ亭~猫柳一番地
by オナモミ様
♥ ドイツ田舎暮らし
by アイスベア様
♥ Sonnen Katze
by Tomimaru 様
♥ ラーダ・ドゥーナのZAKKAスクラップ
by ラーダ・ドゥーナ様
♥ Jimmy in ドイツ
by Jimmy 777様
♥ 地球ワーキングトラベラー見聞録
by takechan0312様
バナーリンク
♥ オナモミさんの新本館登場
お世話になってる無料写真シェアサイト
♥ PIXELIO
カウンター
時計、カウンター、謎
下のボタンを押すと変身! 左は時計、真ん中はカウンター、右は不思議なグローバーウォークが見られるよ。
Live on Earth
全世界の現在の閲覧者です
現在のブログ閲覧者数
日本ブログ村
抜け駆けなしですか?!
なるほど。安息日をきちんと守るから、日曜日がお休みなんだろうと思ってましたが、バーゲンの時期まで法律で決められているなんて…、不思議な感じです
日本にはコンビニを筆頭に、24時間営業、365日休み無しという店は普通にありますが、ドイツでは考えられない?!
Luna meer さんへ
ドイツは何でもかんでも規制規制と煩いんです。
自由大国日本から来たら、そのギャップの大きさに目を見張ります。
>日本にはコンビニを筆頭に、24時間営業、365日休み無しという店は普通にありますが、ドイツでは考えられない?!
はい、全然考えられません(^^;)
絶対休まないといけないんです。従業員も有給休暇を取れと言われます。
日本の会社では絶対考えられませんよね。こういう所はドイツはきっちりしています。
福祉などの制度も、日本よりしっかりしていますね。
無題
2005年に渡独した私は、規制が厳しかったころのバ-ゲンを知らなくて・・・ くろろさんは在独20年なんですよね? 今日、20年前に渡独し、7年間バイエルン州に住まれ、最近二度目の渡独をされた方に会って来ました。「もう、あの頃とは全然違う・・・ 便利になったねぇ・・・」と、しみじみ仰ってました。くろろさんは、徐々に便利になるドイツ生活を見て来られてるのでしょうが、その方は13年のブランクがあるので、感動すらされてらっしゃいました。在独期間が3年半の私からすれば、不満不平が尽きないんですけどね。あ、でも2006年のW杯以降は、近所の大型ス-パ-の営業時間がそれまでの20時から22時までに延長になりました。
バ-ゲンでは、満足できる物が手に入りましたか? (^。^)
Noraさんへ
今はどこでも危機なんですよねえ。実は私も買い物に行きはしましたが、最高金額が13ヨーロという、けちけち買い物だったんです(笑)去年相当買い込んでいたので、今年は消耗品の買い足しだけにしました。わざわざバーゲンに行かなくてもよかったかも(^^;)
20年前のドイツを知っていらっしゃる方なら、ドイツの変わりように目が飛び出ると思います。
私は激動のドイツを体験した一人です。私がここに来た翌年に東ドイツがなくなりましたから。
あの頃とは比べ物にならないくらい、ドイツは便利になりましたよ。
そちらのスーパーは22時まで営業しているのですか?!
それだけ人が集まるんですね。うちは小さな町なので20時までです。でも家の裏にあるので、直前に忘れ物を買いに行けます(楽ちん)
変化
20時までだった大型スーパーが夏には24時まで営業したり
中には24時間営業のスーパーも出てきました。
さすがに22時頃になると、酒を求める客ばかりで、ちょっと怖かったですが。
日本のコンビニとは様子がだいぶ違いました。
ベルリンにいると日々、街の様子が変わっていくので飽きません。
あちこちで工事してるので景観は良くないですが、廃墟同然のビルが新築になっていくと
見た目はもちろん、治安も良くなるんじゃないかと思います。
熊子さんへ
法律も相当緩くなったんですね。昔なら24時間営業なんて考えられないことでしたよ。
しかし、それは大都市だからなのかもしれませんね。うちみたいな小さな町で24時間営業しても、誰も行かない(笑)
ドイツはまだまだ日本とは違いますね。22時といえば、普通人は家にいる時間と決まってますもの。しかし、熊子さんはそんな時間にお買いものに行かれたのですか?
ああいう連中は粗暴な人もいますから(特にすでに酔っ払っていると)、気を付けたほうがいいです。
>ベルリンにいると日々、街の様子が変わっていくので飽きません。
ベルリンはほんとにそうですね。廃墟同然というと、東側のビルを思い出します。今では信じられないくらいんの変わりようです。
ドイツで一番変わった町ですけど、治安の問題はまだまだあるようですね。ポジティブに変わっていくように祈りたいものです。