旅行+生活情報+ドイツ語と、ちょっと言いたい今日のドイツ
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2011/05/27 (Fri)
レンタカーで世界遺産のモン・サン・ミッシェルへ
パリに着いて日本の友人たちと再会したのもつかの間、翌日にはみんなと別れてノルマンディーに出発です。
友人たちは南東へ移動し、3日後にまたパリで会うことになっています。
ノルマンディー地方にはTGVは走っていませんが、TGVのサイトで普通の特急を予約できます。
これも早割だと半額のチケットがあって安く買えるのですが、なぜか座席指定ができませんでした。どうも、格安チケットだと座席予約ができないみたい・・・
ノルマンディー上陸作戦で有名なノルマンディー海岸はパリの北西西に位置する
列車に乗ってから空いている席を探せばいいと思っていたら、ちょうどイースター休暇だったもので列車は満員。直通で終点までノンストップで走るというのに乗車率は120%で、2時間立ちっぱなしになってしまいました。2時間だからまだ耐えられるけど、これが3時間だったら辛いですよ~
ノルマンディー地方の都市、カーンに着いた特急列車。猫息子登場
何とか耐えて目的地のカーンに着いたら、今度は駅前のレンタカー屋さんへ。
ノルマンディーのバスは1日に数本しか走ってないから、レンタカーは必需品なんですよ。
探した中で値段が一番安かったeuropcar へ行くと、インターネットで予約してあったので手続きはとってもスムーズ。キーを貰って、予約したレンタカーのところへ行くと、運転手の息子が一言。
「これ、違う車だ」
一番安いルノーの3ドアをと予約したのに、貰ったのはプジョーの5ドア。
どうやら、みんな安い車を借りるから在庫がなくなって、1ランク上の車を貸してくれたようですw
いえーい、すっごくラッキー!
これが、今回借りたプジョー
早速車に乗り込んだあとは、まずスーパーへ出発!
カーンに着いたのは土曜日でしたが、日曜と月曜はイースターの祝日なので、私たちが滞在する間はお店がずっと開いていません。
車だから水だって大目に買っておけるし、スーパーでサラダなんかを買えばお昼ご飯を節約できる。侘しい食事だけど、レンタカーの料金分は質素に暮らさないとね。
ちなみに、2日間のレンタカー料金は135ユーロ(約16000円)でした。
返す時にガソリンを満タンにして返さないといけないから、これに50ユーロ(約6000円)くらいプラスになります。
さて、ノルマンディーというと、第二次世界大戦後期に行われたノルマンディー上陸作戦で有名です。もちろん、上陸作戦が行われた各海岸にはいくつもの博物館があり、息子の最大の目的ではありますが、実は世界的に有名で世界遺産にもなっている、Mont Saint Michel(モン・サン・ミシェル)がある地方でもあるんです。
下の地図は今回走った道筋です。
赤が到着日の南下ルート、青が翌日の北上ルートです。
到着日は真っ直ぐ、モン・サン・ミシェルへ向かいました。
モン・サン・ミシェルはカーンからだと少し離れているけれど、高速道路を走れば3時間ほどで到着できます。
フランスでは有料の高速道路があるけれど、ここは無料なので快適w
車も新しいので、さらに快適っ!
今回の車での移動で大活躍したのは、息子が持ってきたGPS受信ができる携帯です。
付属のホルダーに携帯をつけ、フロントガラスに吸着させることでカーナビとして使用できるので、知らない道でも指示通りに走れば絶対迷わない。
これがなかったら、何度も道に迷って時間を相当ロスしたと思います。
ノルマンディーは酪農が盛んで、どこへ行っても放牧された牛たちに出会います。
広大な土地でのんびりと草を食む牛がここの財産。
みなさんもご存じのカマンベールチーズ、故郷はノルマンディーなんですよ~
柔らかいカマンベールチーズはノルマンディーが故郷(Wikipediaより)
快適に車を飛ばし、高速を出て最短距離になる田舎道を走っていると、ついにモン・サン・ミシェルが見えてきました。周りはのんびした放牧場で、いかにもノルマンディー地方です。
のんびりした牛の放牧は、ノルマンディー特有の風景
車と一緒に記念撮影をば
さ~て、ついにモン・サン・ミシェルに到着ですが、まず駐車場に入らないといけない。
これがまた6ユーロほどかかるんですが、仕方ないですねえ。
世界遺産になった有名な観光名所には、世界中から観光客が集まってきます。
当然駐車場も馬鹿でかいです。
矢印が我々の車の位置
元々モン・サン・ミシェルのあるサン・マロ湾はヨーロッパでも潮の満ち引きの差が最も激しく、その差はなんと15m。潮が満ちると島になるモン・サン・ミシェルは、潮が引くと歩いて渡れました。
しかし、1877年に島と陸地の間に作られた道路が潮の流れを妨げ、何年もの月日をかけて、周りに2mにもなる砂が堆積してしまいました。
堆積した砂がよく見えるサン・マロ湾(Googole mapより)
この砂の堆積によって周りの自然にも影響がでたため、まず湾に流れ込む川にダムを造り、放水の調節ができるようにしました。そして2012までに、現在陸地と島を結んでいる道路を撤去して橋が架けられる予定です。
プランでは、満ち潮の時にはダムを閉めて海水を間際まで引き寄せ、引き潮の時にダムを開けて川の水を放流することで、砂を湾から運び出すことが期待されています。
また道路が橋に代わることで、現在の駐車場がなくなってしまいますが、現在の場所から2.5km離れたところに新たな駐車場ができ、そこから連絡バスが駐車場と島との間を連絡するようになるそうです。
私たちが行った時はちょうど引き潮で、広大な面積が陸地になっていした。
むき出しになったところを歩く人もたくさんいましたが、現地では引き潮で現れている陸地を歩かないように注意書きが立っています。
遠浅の上に干満潮の差が大きいために、潮が引くと18kmまで海水が引く代わりに、満潮になるとものすごい速度で海水が戻ってくるために昔は多くの巡礼者が命を落としたそうで、今でも非常に危険です。
引いてしまった海岸線がどこにあるのかわからない。左下の点々は人間
まだまだ続きますが、長すぎるので続きは次に回します。
次回は島の中をご紹介しますね~
友人たちは南東へ移動し、3日後にまたパリで会うことになっています。
ノルマンディー地方にはTGVは走っていませんが、TGVのサイトで普通の特急を予約できます。
これも早割だと半額のチケットがあって安く買えるのですが、なぜか座席指定ができませんでした。どうも、格安チケットだと座席予約ができないみたい・・・
ノルマンディー上陸作戦で有名なノルマンディー海岸はパリの北西西に位置する
列車に乗ってから空いている席を探せばいいと思っていたら、ちょうどイースター休暇だったもので列車は満員。直通で終点までノンストップで走るというのに乗車率は120%で、2時間立ちっぱなしになってしまいました。2時間だからまだ耐えられるけど、これが3時間だったら辛いですよ~
ノルマンディー地方の都市、カーンに着いた特急列車。猫息子登場
何とか耐えて目的地のカーンに着いたら、今度は駅前のレンタカー屋さんへ。
ノルマンディーのバスは1日に数本しか走ってないから、レンタカーは必需品なんですよ。
探した中で値段が一番安かったeuropcar へ行くと、インターネットで予約してあったので手続きはとってもスムーズ。キーを貰って、予約したレンタカーのところへ行くと、運転手の息子が一言。
「これ、違う車だ」
一番安いルノーの3ドアをと予約したのに、貰ったのはプジョーの5ドア。
どうやら、みんな安い車を借りるから在庫がなくなって、1ランク上の車を貸してくれたようですw
いえーい、すっごくラッキー!
これが、今回借りたプジョー
早速車に乗り込んだあとは、まずスーパーへ出発!
カーンに着いたのは土曜日でしたが、日曜と月曜はイースターの祝日なので、私たちが滞在する間はお店がずっと開いていません。
車だから水だって大目に買っておけるし、スーパーでサラダなんかを買えばお昼ご飯を節約できる。侘しい食事だけど、レンタカーの料金分は質素に暮らさないとね。
ちなみに、2日間のレンタカー料金は135ユーロ(約16000円)でした。
返す時にガソリンを満タンにして返さないといけないから、これに50ユーロ(約6000円)くらいプラスになります。
さて、ノルマンディーというと、第二次世界大戦後期に行われたノルマンディー上陸作戦で有名です。もちろん、上陸作戦が行われた各海岸にはいくつもの博物館があり、息子の最大の目的ではありますが、実は世界的に有名で世界遺産にもなっている、Mont Saint Michel(モン・サン・ミシェル)がある地方でもあるんです。
下の地図は今回走った道筋です。
赤が到着日の南下ルート、青が翌日の北上ルートです。
到着日は真っ直ぐ、モン・サン・ミシェルへ向かいました。
モン・サン・ミシェルはカーンからだと少し離れているけれど、高速道路を走れば3時間ほどで到着できます。
フランスでは有料の高速道路があるけれど、ここは無料なので快適w
車も新しいので、さらに快適っ!
今回の車での移動で大活躍したのは、息子が持ってきたGPS受信ができる携帯です。
付属のホルダーに携帯をつけ、フロントガラスに吸着させることでカーナビとして使用できるので、知らない道でも指示通りに走れば絶対迷わない。
これがなかったら、何度も道に迷って時間を相当ロスしたと思います。
ノルマンディーは酪農が盛んで、どこへ行っても放牧された牛たちに出会います。
広大な土地でのんびりと草を食む牛がここの財産。
みなさんもご存じのカマンベールチーズ、故郷はノルマンディーなんですよ~
柔らかいカマンベールチーズはノルマンディーが故郷(Wikipediaより)
快適に車を飛ばし、高速を出て最短距離になる田舎道を走っていると、ついにモン・サン・ミシェルが見えてきました。周りはのんびした放牧場で、いかにもノルマンディー地方です。
のんびりした牛の放牧は、ノルマンディー特有の風景
車と一緒に記念撮影をば
さ~て、ついにモン・サン・ミシェルに到着ですが、まず駐車場に入らないといけない。
これがまた6ユーロほどかかるんですが、仕方ないですねえ。
世界遺産になった有名な観光名所には、世界中から観光客が集まってきます。
当然駐車場も馬鹿でかいです。
矢印が我々の車の位置
元々モン・サン・ミシェルのあるサン・マロ湾はヨーロッパでも潮の満ち引きの差が最も激しく、その差はなんと15m。潮が満ちると島になるモン・サン・ミシェルは、潮が引くと歩いて渡れました。
しかし、1877年に島と陸地の間に作られた道路が潮の流れを妨げ、何年もの月日をかけて、周りに2mにもなる砂が堆積してしまいました。
堆積した砂がよく見えるサン・マロ湾(Googole mapより)
この砂の堆積によって周りの自然にも影響がでたため、まず湾に流れ込む川にダムを造り、放水の調節ができるようにしました。そして2012までに、現在陸地と島を結んでいる道路を撤去して橋が架けられる予定です。
プランでは、満ち潮の時にはダムを閉めて海水を間際まで引き寄せ、引き潮の時にダムを開けて川の水を放流することで、砂を湾から運び出すことが期待されています。
また道路が橋に代わることで、現在の駐車場がなくなってしまいますが、現在の場所から2.5km離れたところに新たな駐車場ができ、そこから連絡バスが駐車場と島との間を連絡するようになるそうです。
私たちが行った時はちょうど引き潮で、広大な面積が陸地になっていした。
むき出しになったところを歩く人もたくさんいましたが、現地では引き潮で現れている陸地を歩かないように注意書きが立っています。
遠浅の上に干満潮の差が大きいために、潮が引くと18kmまで海水が引く代わりに、満潮になるとものすごい速度で海水が戻ってくるために昔は多くの巡礼者が命を落としたそうで、今でも非常に危険です。
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しかし、ここに行くまでがまた大変そうだなぁ・・・。
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それはかなりきつい。
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でも、行った甲斐があったのでしょうね~
レンタカー、ぴっかぴかですね!
ラーダさんへ
立っている人が多くて、自分のスペースを確保するのも大変でした。
電車の中ではひたすら我慢するしかなかったので、レンタカーは最高でしたよ。
ノルマンディー海岸はバスの本数が少なくて、バスで移動するのは非常に難しいです。
モン・サン・ミシェルもレンヌという駅からバスが出てるんですけど、1日に4本くらい。
それも、1時間半ほどかかります。
帰りも早く終わってしまうので、近くで泊まらないと無理ですね~
わざわざ出かけて行きましたけど、有名なだけあって行った甲斐はありましたよ。
小さな島だけど、歩き回るのは楽しかったです~