旅行+生活情報+ドイツ語と、ちょっと言いたい今日のドイツ
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2013/06/29 (Sat)
北ドイツ旅行に出発!いざ、リューベックへ
今回から、5月に行った北ドイツの旅行記に入ろうと思います。
観光地はリューベックとハンブルグ。
リューベックはお決まりの定番コースだけど、ハンブルグは2度目なので、定番とは違った観光をしてきました。
今回は序章ということで、リューベックに到着するところまでをご紹介します。
一番最初に、なんで急に北ドイツに行こうと思ったか?なんですが、息子がお誘いをかけてきたことから始まります。
息子はドイツ国鉄のBahn25(遠距離チケットが25%割引になるカード)を持っているんですが、6月末までバーンカード所持者を対象にしたキャンペーン企画があるっていうんです。
なんでも、バーンカード所持者が普通運賃を払えば、同行者が一人無料になるそうで、つまり二人で行けばチケットが半額になる計算。
もちろんバーンカードの25%割引は有効なので、半額運賃も25%引き。
時間とお金さえあれば、こんなうまい話に乗らない手はない。
息子も5月なら学校が暇だというので、今まで行く機会のなかったリューベックに行くことにしました。
リューベックはドイツでは有名な観光地ですが、日本の皆さんには馴染みがないかもしれませんね。なので、地図を用意しました。
リューベックは北海のすぐそば、ハンブルグから電車で40分ほどのところにあります。
地図の尺度を大きくすれば、北ドイツが現れるので、どこらへんかはっきり分かると思います。
Größere Kartenansicht
当日は朝の5時過ぎに起床。
ICE(ドイツ新幹線)が止まる、最寄の駅を6時過ぎに出発です。
同じ路線でも時間や乗り継ぎ電車によって料金が変わってくるので、一番安い電車を探しました。一番高い電車との差は30ユーロ(片道)だから、電車を選ぶのも真剣です。
ICEはシリーズでICE1、ICE2、ICE3とありますが、運転車両以外はみな同じデザインなので面白みがない。それでもドイツの鉄夫、鉄子は熱狂的ですが(うちの息子も)、日本へ行ったらみんな唖然なんじゃないかなあ・・・
乗ったことのある人は車内を知ってると思いますが、乗ったことのない方用に写真を撮ってきました。
日本の新幹線よりもはるかに素敵な車内です。
車両と席によっては、座席にノートパソコン用の電源があったり、飛行機並みに音楽チャンネルが聞ける穴があったりします。
椅子は固定式なので、全員進行方向というわけではないけれど、坐り心地は新幹線よりはるかにいいし、なんといっても車内が静か。
ICEは客車を運転車両が引っ張っているので、日本の新幹線のように煩くないんです。
出発から4時間ほどでハンブルグの中央駅に到着です。
駅の前後にある階段を上ると、ファーストフード店やスーパー、お店などが並んでます。
駅にスーパーがあるのは重宝しますね。
24時間オープンのマクドナルドもね。
ここからリューベック行きの列車に乗り換えなんですが、路線上の高架橋にトラックがぶつかったそうで、30分ほどの遅れが出ていました。橋に大きな損傷はないけれど、橋が安全かどうか確認できるまではすべての列車が待機となります。
列車の中で待つのも暇だったので、車内をパチリ。
フランクフルト近郊の列車はライトが白いけど、ここのは青いのがなんか新鮮~
実はこれ、2階建て列車の上部席です。
ドイツの大都市では、近郊によく2階建て列車が走ってます。
近郊から仕事に来る人が多いので、ラッシュアワーともなると2階建てでも満員になり、立つ人もたくさんです。
さて、ようやく高架橋の安全が確認され、列車が動きだしました。
やっとリューベックに到着です。
晴天ではないけれど、歩くにはいい天気かも。
ここから市の中心地を目指します。
途中の交差点には、おや?
ベルリンでお馴染みのAmpelmann(アンペルマン:アンペルは信号の意)がいらっしゃるじゃあないですか。
ドイツでは珍しく、赤信号の残り時間付だよ。
アンペルマンはここだけだったから、観光客用なのかもね~
道路を渡り、川を渡ると、有名なリューベックのホルステン門が見えてきました。
写真で見るとおりに、どっしりとした威厳のある門です。
建てられたのは1478年。
一度も破壊されたことのない、非常に古い建物です。
実際にはこの門の他にも、門から伸びる道路の前後に3つの形の違う門があったのですが、19世紀に入った後、町の近代化とともに次々と門が取り壊され、現在の門も取り壊される運命となりした。
しかし取り壊しを反対する声が上がり、長期間にわたって議論が重ねられて、1863年にはついに、門を取り壊すかどうかを最終的に決める投票が行われました。
その結果は・・・
たった1票の差で反対派が勝ち、ホルステン門は残されることになったんです。
その後何度か修復も行われ、中は博物館になりました。
現在ではリューベックのシンボルになっており、観光客を招き寄せる大事な観光資源。
当時は軽かったかもしれない「1票差」の重みは、実は非常に大きかったんですね。
次回は、世界遺産に登録されているリューベックの古い町を紹介します。
必見ですよ~
観光地はリューベックとハンブルグ。
リューベックはお決まりの定番コースだけど、ハンブルグは2度目なので、定番とは違った観光をしてきました。
今回は序章ということで、リューベックに到着するところまでをご紹介します。
一番最初に、なんで急に北ドイツに行こうと思ったか?なんですが、息子がお誘いをかけてきたことから始まります。
息子はドイツ国鉄のBahn25(遠距離チケットが25%割引になるカード)を持っているんですが、6月末までバーンカード所持者を対象にしたキャンペーン企画があるっていうんです。
なんでも、バーンカード所持者が普通運賃を払えば、同行者が一人無料になるそうで、つまり二人で行けばチケットが半額になる計算。
もちろんバーンカードの25%割引は有効なので、半額運賃も25%引き。
時間とお金さえあれば、こんなうまい話に乗らない手はない。
息子も5月なら学校が暇だというので、今まで行く機会のなかったリューベックに行くことにしました。
リューベックはドイツでは有名な観光地ですが、日本の皆さんには馴染みがないかもしれませんね。なので、地図を用意しました。
リューベックは北海のすぐそば、ハンブルグから電車で40分ほどのところにあります。
地図の尺度を大きくすれば、北ドイツが現れるので、どこらへんかはっきり分かると思います。
Größere Kartenansicht
当日は朝の5時過ぎに起床。
ICE(ドイツ新幹線)が止まる、最寄の駅を6時過ぎに出発です。
同じ路線でも時間や乗り継ぎ電車によって料金が変わってくるので、一番安い電車を探しました。一番高い電車との差は30ユーロ(片道)だから、電車を選ぶのも真剣です。
ICEはシリーズでICE1、ICE2、ICE3とありますが、運転車両以外はみな同じデザインなので面白みがない。それでもドイツの鉄夫、鉄子は熱狂的ですが(うちの息子も)、日本へ行ったらみんな唖然なんじゃないかなあ・・・
ICE1(Wikipedia より)
乗ったことのある人は車内を知ってると思いますが、乗ったことのない方用に写真を撮ってきました。
日本の新幹線よりもはるかに素敵な車内です。
車両と席によっては、座席にノートパソコン用の電源があったり、飛行機並みに音楽チャンネルが聞ける穴があったりします。
椅子は固定式なので、全員進行方向というわけではないけれど、坐り心地は新幹線よりはるかにいいし、なんといっても車内が静か。
ICEは客車を運転車両が引っ張っているので、日本の新幹線のように煩くないんです。
デザインも素敵なICEの車内
非常用窓に取り付けられた非常用ハンマー。丸いところを叩くと窓が割れる。
出発から4時間ほどでハンブルグの中央駅に到着です。
駅の前後にある階段を上ると、ファーストフード店やスーパー、お店などが並んでます。
駅にスーパーがあるのは重宝しますね。
24時間オープンのマクドナルドもね。
ハンブルグ中央駅
使ったことはないけど、ドイツの自動販売機
ここからリューベック行きの列車に乗り換えなんですが、路線上の高架橋にトラックがぶつかったそうで、30分ほどの遅れが出ていました。橋に大きな損傷はないけれど、橋が安全かどうか確認できるまではすべての列車が待機となります。
列車の中で待つのも暇だったので、車内をパチリ。
フランクフルト近郊の列車はライトが白いけど、ここのは青いのがなんか新鮮~
日本の電車とは全然違うでしょ
実はこれ、2階建て列車の上部席です。
ドイツの大都市では、近郊によく2階建て列車が走ってます。
近郊から仕事に来る人が多いので、ラッシュアワーともなると2階建てでも満員になり、立つ人もたくさんです。
2階建て列車(Wikipedia より)
さて、ようやく高架橋の安全が確認され、列車が動きだしました。
やっとリューベックに到着です。
晴天ではないけれど、歩くにはいい天気かも。
歴史を感じるリューベックの中央駅
ここから市の中心地を目指します。
途中の交差点には、おや?
ベルリンでお馴染みのAmpelmann(アンペルマン:アンペルは信号の意)がいらっしゃるじゃあないですか。
ドイツでは珍しく、赤信号の残り時間付だよ。
アンペルマンはここだけだったから、観光客用なのかもね~
ドイツで人気のアンペルマン信号
道路を渡り、川を渡ると、有名なリューベックのホルステン門が見えてきました。
写真で見るとおりに、どっしりとした威厳のある門です。
建てられたのは1478年。
一度も破壊されたことのない、非常に古い建物です。
ライオンがお出迎え
よく見ると、両側の塔が真ん中に寄っている
門の後ろ
実際にはこの門の他にも、門から伸びる道路の前後に3つの形の違う門があったのですが、19世紀に入った後、町の近代化とともに次々と門が取り壊され、現在の門も取り壊される運命となりした。
しかし取り壊しを反対する声が上がり、長期間にわたって議論が重ねられて、1863年にはついに、門を取り壊すかどうかを最終的に決める投票が行われました。
その結果は・・・
たった1票の差で反対派が勝ち、ホルステン門は残されることになったんです。
その後何度か修復も行われ、中は博物館になりました。
現在ではリューベックのシンボルになっており、観光客を招き寄せる大事な観光資源。
当時は軽かったかもしれない「1票差」の重みは、実は非常に大きかったんですね。
次回は、世界遺産に登録されているリューベックの古い町を紹介します。
必見ですよ~
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いくら割引になると言っても日本の息子と母はなかなか2人で旅行しないですよ~
な~んか照れくさい・・・とか思うんですかねぇ・・・
まぁ、うちの母と弟は意外と出かけている方ですけどね
2階建て列車、なんだか近代的ですね~
電車というよりも飛行機の特別席(?)みたい・・・
いや、ちょっとした宇宙船風だわ~
ホルステン門・・・
なんだか、左右の塔に真ん中が押されているような・・・。
陶器の置物ちっくに見えますが、実際は博物館の入った大きな門なのですよね~
いかにも異国の絵本に出て来そう・・・。
たぶん、現地に行っても「わ~、絵本から抜け出したみた~い」とかいうアホな感想を言うんだろうな、私・・・。
ところで、ドイツにもお菓子の販売機や飲み物の自動販売機があるのですね~
日本でも見かけることはあるけど、海外ではあんまり見た事がないな~
ラーダさんへ
いやいや、これには裏があるんですよ。
旅行に行ったときは、ちょうど私の仕事が2週間休みだったんです。
でも、大学生や仕事人には休みはないですからね。
それに、息子の友達はすごく旅行好きというわけてでもないようだし。
小さいときから、帰国したら母と一緒にあちこち旅行してるし、一緒に行けばお金を出してもらえて、自分が得することが多いですからね~
ホルステン門が傾いているのは、長年のレンガの重みで真ん中部分が陥没したせいです。
すっごい過重なんでしょうねえ・・・
それを知った後だと、ロマンチックな塔が絵本の中で崩れるところが目に見えたりして~
自販機は駅のホームにしかないんですよ。
駅の外に出たら、全くありません。
日本みたいに、あちこちに自販機があると便利なんですけどね~
2階建て列車、人口がドイツよりはるかに多い日本の近郊線で使ったら、ラッシュアワー時の壮絶な戦いをしなくてもよくなるのにね。
架線の高さを全部変えないといけなくなるから、絶対日本では無理だろうけど・・・
列車の座席は、私鉄もこんな感じです。
各駅停車でもこんな座席なんですよ。
日本の普通列車と比べると、こっちは快適度は高いですね~