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2024/11/22 (Fri)
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2013/07/10 (Wed)
必見!リューベックの芸術的な市役所
リューベックは有名な中世の商業組合、ハンザ同盟を作った最初の都市で、当時は北ドイツでも絶大な地位を誇りました。
町は川に囲まれた島になっており、バルト海や北海の交易船が海から町まで入ってきて、交易で非常に裕福だったようです。
現在でも古い家屋がたくさん残り、古い町並みが世界遺産に指定されています。
その中でも、リューベックのシンボルであるホルステン門と並んで有名なのが、1308年に建てられたリューベックの市役所。北ドイツに多いレンガゴシックと呼ばれる建築形式で、ドイツ全国の市役所建築のなかでも特に貴重な建物です。
建物の特徴は黒いレンガ。
建物の装飾としてよく使われていますが、これは炭を混ぜた高級レンガです。裕福な家の建物にはこの黒レンガがたくさん装飾として使われており、黒レンガは富の象徴でた。
ホルステン門にも窓のところに黒レンガが使われていますが、市役所の初期の建物は全部黒レンガで、当時の栄華を感じさせられます。
市役所は中世に立てられた歴史的市役所と後から立てられた部分があり、歴史的市役所は中が見学できます。
見学はガイドツアーになっており、決まった時間以外には中を見ることはできません。
見学時間:月曜~金曜 11時、12時、15時
土曜日 13時半
料金 :大人 4ユーロ
子供、大学生など 2ユーロ
ツアーは歴史的市役所の正面玄関を入ったところから始まります。
外観もなかなかの物ですが、中に入ると感嘆します。
黒レンガと壁に描かれた模様がすばらしい!
時間が来るとオーディエンス広間のドアが開けられ、見学者は中でガイドが来るまで待つことになります。
当時帝国自由都市だったリューベックで一番の権力者は市長で、このオーディエンス広間は市長に謁見するために使われていましたが、そのほかに裁判所としても使われていました。
オーディエンス広間
裁判所としても使われていた
市長と市議会のメンバーがここに集まった
裁判にかけられた市民は有罪か無罪かをここで言い渡されたわけですが、この部屋から出て行くときに、有罪ならドアの右側から、無罪ならドアの左側からというふうに決まっていました。ドアの左右には、この習慣に合わせた装飾もされています。
オーディエンス広間を出ると、もうひとつ部屋を見てから2階へ移動します。
ドイツには有名な市役所がいくつかありますが、ここほどすばらしい階段はなかなかありませんよ。レンガのアーチが美しい曲線を見せてくれ、壁にはすばらしい壁画が見られます。
2階では市議会の議員は使用している部屋は見学できます。
どの部屋も当時の繁栄を伺える、すばらしい作りです。
2階にはさらに、昔の市長の肖像画が廊下に飾られているのですが、その数65枚!
当然、長い廊下にすらりと掛けられています。
ちなみに、初代から現在までの市長は合わせて227人に上ります。
中世から自由都市として市長がいた町ならではですね。
700年の歴史を持つリューベックの市役所は見学者を感嘆させます。
もし北へ行く機会があったら、リューベックの市役所は見逃せませんよ!
次回は他の建物も紹介しますので、リューベックに興味のある方は参考にしてくださいね~
町は川に囲まれた島になっており、バルト海や北海の交易船が海から町まで入ってきて、交易で非常に裕福だったようです。
現在でも古い家屋がたくさん残り、古い町並みが世界遺産に指定されています。
その中でも、リューベックのシンボルであるホルステン門と並んで有名なのが、1308年に建てられたリューベックの市役所。北ドイツに多いレンガゴシックと呼ばれる建築形式で、ドイツ全国の市役所建築のなかでも特に貴重な建物です。
建物の特徴は黒いレンガ。
建物の装飾としてよく使われていますが、これは炭を混ぜた高級レンガです。裕福な家の建物にはこの黒レンガがたくさん装飾として使われており、黒レンガは富の象徴でた。
ホルステン門にも窓のところに黒レンガが使われていますが、市役所の初期の建物は全部黒レンガで、当時の栄華を感じさせられます。
リューベックの市役所。右が歴史的市役所
左の建物の拡大。後から建てたられた
レンガゴシック様式の初期の建物
広場の後ろにあるメイン通り側
中世の窓
きれいに修復されている
市役所は中世に立てられた歴史的市役所と後から立てられた部分があり、歴史的市役所は中が見学できます。
見学はガイドツアーになっており、決まった時間以外には中を見ることはできません。
見学時間:月曜~金曜 11時、12時、15時
土曜日 13時半
料金 :大人 4ユーロ
子供、大学生など 2ユーロ
ツアーは歴史的市役所の正面玄関を入ったところから始まります。
外観もなかなかの物ですが、中に入ると感嘆します。
黒レンガと壁に描かれた模様がすばらしい!
歴史的市役所の正面玄関を入ったところ
玄関右手にある、オーディエンス広間への扉
時間が来るとオーディエンス広間のドアが開けられ、見学者は中でガイドが来るまで待つことになります。
当時帝国自由都市だったリューベックで一番の権力者は市長で、このオーディエンス広間は市長に謁見するために使われていましたが、そのほかに裁判所としても使われていました。
オーディエンス広間
裁判所としても使われていた
市長と市議会のメンバーがここに集まった
裁判にかけられた市民は有罪か無罪かをここで言い渡されたわけですが、この部屋から出て行くときに、有罪ならドアの右側から、無罪ならドアの左側からというふうに決まっていました。ドアの左右には、この習慣に合わせた装飾もされています。
裁判の結果を重々しくするのに効果抜群のドア
オーディエンス広間を出ると、もうひとつ部屋を見てから2階へ移動します。
ドイツには有名な市役所がいくつかありますが、ここほどすばらしい階段はなかなかありませんよ。レンガのアーチが美しい曲線を見せてくれ、壁にはすばらしい壁画が見られます。
2階への階段
途中で方向転換して上っていく
美しいアーチ
2階から階段の壁画を見る
天井のステンドグラス
2階では市議会の議員は使用している部屋は見学できます。
どの部屋も当時の繁栄を伺える、すばらしい作りです。
ハンザの商人たちが商品取引をしていた広間
今は市議会が使用しているんだと思う
上から下まですばらしいデザインです
議員が使用する会議室。中央の人は観光客
会議室の隅にある、これもすばらしい昔の暖炉
2階にはさらに、昔の市長の肖像画が廊下に飾られているのですが、その数65枚!
当然、長い廊下にすらりと掛けられています。
ちなみに、初代から現在までの市長は合わせて227人に上ります。
中世から自由都市として市長がいた町ならではですね。
歴代の市長が飾られた廊下
市の職員はこんなところで毎日仕事してるんだねえ
700年の歴史を持つリューベックの市役所は見学者を感嘆させます。
もし北へ行く機会があったら、リューベックの市役所は見逃せませんよ!
次回は他の建物も紹介しますので、リューベックに興味のある方は参考にしてくださいね~
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黒いレンガかぁ・・・
初めて知りましたが、威圧感があるなぁ・・・
あれがよく見る色の煉瓦だと全然感じ方も違うんでしょうね
>ドアの左右には、この習慣に合わせた装飾もされています。
嫌だな~
やっぱり彫られている絵(?)とかモチーフが違うんですか?
右側なら「ざ~んねんでした!」みたいな絵か、左側なら「良かったじゃ~ん」的な絵なのか・・・。
ドアのそばで見ていた関係者たちもどっちのドアが動くのかドキドキものだったでしょうね・・・
そのドアを押す本人もイヤだっただろうけど~
ラーダさんへ
艶があって、きれいでしたよ。
ただのレンガに黒レンガを合わせると芸術が出来上がるって感じで、威圧感は全然感じなかったなあ・・・
裁判所のドアですが、部屋の外から見ると、天秤を持った女性と鏡を持った女性がドアの上にレリーフとして彫られてます。天秤は裁判を意味し、鏡は真実を意味しているそうです。
内側のドアの上には、右に有罪の場合、左に無罪の場合を揶揄した言葉が彫られています。
市長とのオーディエンスルームでもあったので、裁判を表すあからさまなモチーフは使われなかったんでしょう。
でも右は有罪と決まっているから、外で判決を待っていた人たちはドキドキものだったでしょうね~