旅行+生活情報+ドイツ語と、ちょっと言いたい今日のドイツ
2024/12/04 (Wed)
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2013/01/29 (Tue)
豪雪地帯の白川郷を訪ねる 民家園編
高山から白川郷へ行くには濃飛バスの白川郷・金沢線を利用します。
東海北陸自動車道を通るので、片道2400円、往復4300円と高いですが、1時間しかかかりません。普通の道を通ったら3時間はかかるはずですからね。
時には大雪になるドイツなので雪は珍しくないけれど、ここでは珍しい風景にぶつかりました。
高山市内では歩道に細くて長い管が敷かれ、たくさんの小さい穴からずっと散水して雪を溶かしています。この方法は聞いたことはありましたが、ドイツではお目にかからないし、初めて見たので物珍しかったです。
でもこれ、四六時中水が流しっぱなしだけど、水道水以外の水を使ってるんでしょうかね?
たくさんのバスが発着する高山駅前の濃飛バスセンターでは管は敷かれていず、地面から水がスプリンクラーみたいに散水されていました。
地面に埋め込まれたスプリンクラーのような融雪機
除雪を機能的にやっているなと感心していたのに、バスで出発してからびっくりしました。
ドイツではあり得ない光景にぶち当たったんです。
高山市内の交差点。どこが道路だか歩道だか分からない
白川郷へ向かう有料道路も路面が雪で真っ白
何これ?
観光客のいる所しか道路の除雪しないの?
何度も車が走るから、雪が固められて路面がツルツルになるじゃない。
高速道路に入ってからは恐怖でしたよ~
雪で真っ白になった道をすっ飛ばしていくんだから!
怖くてずっと神経張りつめてました。
除雪車は塩まかないの?
それとも、雪が多すぎて間尺に合わないの?
でも、ドイツじゃこんなのあり得ない!
白川郷の白川村に到着したバス
高速道路を下りると除雪された道路に入り、ほっとしました。
豪雪地帯だけあって、すごい雪。
でも、観光客がぞろぞろ歩いてます。
さあ、それじゃバス停から一番近い「白川郷 民家園」に行きましょう。
ここは野外博物館で、白川郷の各地から移築された民家が25棟公開されていて、そのうち9棟は岐阜県重要文化財指定建造物に指定されています。
おっと、白川郷はユネスコの世界遺産(文化遺産)にも登録されているのは、ご存知ですよね?
料金、営業時間など、民家園の詳細は民家園のサイトでご確認ください。
白川郷 合掌造り 民家園
では、中に入ります。
冬ということで相当の積雪量なのは覚悟していましたが、実際に見るとすごいです。
これが豪雪地帯の風景なんですねえ・・・
民家園の入り口を入ったところ
凍りついた水車小屋
何もかもが雪に埋もれている
すごい雪だけど、情緒のある風景
池の向こうに古そうな民家が建ち、雪の中で幻想的な風景を作り出しているんですが、、屋根の上にオレンジ色の何かが乗っかっている。
何だろうとカメラを望遠にしてみると・・・
なんと、屋根の上で雪下ろしをしている
屋根の傾斜は半端じゃないです。
屋根の上に見えるロープは雪を落とすためのようで、作業している人たちは命綱なしです。
雪の重量に押しつぶされないためには雪下ろしは必須ですが、すごく危険な作業ですよ。
気を付けて作業してくださいね。
民家園の中は広いので、結構歩き回らないといけません。
そうすると、1件の民家で珍しい物を見かけました。
これはいいアイデアですね。
これなら雨戸を開けるのも簡単だし、家の後ろに行くのも楽だ。
雪で家の脇が埋もれてしまわないように工夫がしてある
通路になっている
各民家では昔のままの住居が見られますが、展示品が置かれているところもあります。
合掌造りの民家のモデル
屋根の構造
民家の屋根は30~40年ごとに葺き替えが行われますが、作業は村民が総出で取り掛かります。平成13年に行われた葺き替えでは全国からボランティアも駆けつけ、総勢500人が作業にあたったそうですよ。
屋根の下は3階~4階になっており、昔この地方で盛んだった養蚕が2階や3階で行われていたそうです。
囲炉裏が切ってある内部
部屋の空間が大きいので、囲炉裏だけじゃ寒すぎる
2階。右奥に蚕を育てていた棚がある
農道具などが展示してある
最上階。囲炉裏から出るススは梁を腐れや害虫から守った
田んぼで使用する田下駄
ヘンチャ(便所)では、渡した木に乗って用を足した
言われないと分からない、男性用の便所
昔のトイレには驚きました。
穴に木が渡してあるだけなんだもの。
しかし、姑の話によると、ダンナの実家にある納屋の2階にトイレがあったと聞いたことがある。
なぜ2階かというと、その真下ではブタを飼っていたんだそう。
ええ~、なんだかブタが可哀そう・・・
夏だったらもっとあちこちを歩けるのですが、雪かきしてあるところしか歩けないのが冬。
作られた道を全部歩いた後、最後にお休み処にやってきました。
こちらも移築した民家ですが、雪下ろしをした後がある。
園内地図で位置を見ると、最初に目撃した雪下ろしはこの民家だったらしいです。
ぜんざい無料券をチケットと一緒に貰っていたので、休んでいくことにしました。
ここの2階も展示場になっていて、農具などが見学できます。
寒い中を歩き回ったので、ぜんざいはありがたかったなあ・・・
入口に雪よけが立ててあるので、これをくぐって中に入る
囲炉裏の他にもストーブが部屋を暖めてます
民家園を出ると、今度は村の中を見学しに出かけました。
ということで、次回は観光客で賑わう白川村をご紹介しますね~
東海北陸自動車道を通るので、片道2400円、往復4300円と高いですが、1時間しかかかりません。普通の道を通ったら3時間はかかるはずですからね。
時には大雪になるドイツなので雪は珍しくないけれど、ここでは珍しい風景にぶつかりました。
高山市内では歩道に細くて長い管が敷かれ、たくさんの小さい穴からずっと散水して雪を溶かしています。この方法は聞いたことはありましたが、ドイツではお目にかからないし、初めて見たので物珍しかったです。
でもこれ、四六時中水が流しっぱなしだけど、水道水以外の水を使ってるんでしょうかね?
たくさんのバスが発着する高山駅前の濃飛バスセンターでは管は敷かれていず、地面から水がスプリンクラーみたいに散水されていました。
地面に埋め込まれたスプリンクラーのような融雪機
除雪を機能的にやっているなと感心していたのに、バスで出発してからびっくりしました。
ドイツではあり得ない光景にぶち当たったんです。
高山市内の交差点。どこが道路だか歩道だか分からない
白川郷へ向かう有料道路も路面が雪で真っ白
何これ?
観光客のいる所しか道路の除雪しないの?
何度も車が走るから、雪が固められて路面がツルツルになるじゃない。
高速道路に入ってからは恐怖でしたよ~
雪で真っ白になった道をすっ飛ばしていくんだから!
怖くてずっと神経張りつめてました。
除雪車は塩まかないの?
それとも、雪が多すぎて間尺に合わないの?
でも、ドイツじゃこんなのあり得ない!
白川郷の白川村に到着したバス
高速道路を下りると除雪された道路に入り、ほっとしました。
豪雪地帯だけあって、すごい雪。
でも、観光客がぞろぞろ歩いてます。
さあ、それじゃバス停から一番近い「白川郷 民家園」に行きましょう。
ここは野外博物館で、白川郷の各地から移築された民家が25棟公開されていて、そのうち9棟は岐阜県重要文化財指定建造物に指定されています。
おっと、白川郷はユネスコの世界遺産(文化遺産)にも登録されているのは、ご存知ですよね?
料金、営業時間など、民家園の詳細は民家園のサイトでご確認ください。
白川郷 合掌造り 民家園
では、中に入ります。
冬ということで相当の積雪量なのは覚悟していましたが、実際に見るとすごいです。
これが豪雪地帯の風景なんですねえ・・・
民家園の入り口を入ったところ
凍りついた水車小屋
何もかもが雪に埋もれている
すごい雪だけど、情緒のある風景
何だろうとカメラを望遠にしてみると・・・
なんと、屋根の上で雪下ろしをしている
屋根の傾斜は半端じゃないです。
屋根の上に見えるロープは雪を落とすためのようで、作業している人たちは命綱なしです。
雪の重量に押しつぶされないためには雪下ろしは必須ですが、すごく危険な作業ですよ。
気を付けて作業してくださいね。
民家園の中は広いので、結構歩き回らないといけません。
そうすると、1件の民家で珍しい物を見かけました。
これはいいアイデアですね。
これなら雨戸を開けるのも簡単だし、家の後ろに行くのも楽だ。
雪で家の脇が埋もれてしまわないように工夫がしてある
通路になっている
各民家では昔のままの住居が見られますが、展示品が置かれているところもあります。
合掌造りの民家のモデル
屋根の構造
民家の屋根は30~40年ごとに葺き替えが行われますが、作業は村民が総出で取り掛かります。平成13年に行われた葺き替えでは全国からボランティアも駆けつけ、総勢500人が作業にあたったそうですよ。
屋根の下は3階~4階になっており、昔この地方で盛んだった養蚕が2階や3階で行われていたそうです。
囲炉裏が切ってある内部
部屋の空間が大きいので、囲炉裏だけじゃ寒すぎる
2階。右奥に蚕を育てていた棚がある
農道具などが展示してある
最上階。囲炉裏から出るススは梁を腐れや害虫から守った
田んぼで使用する田下駄
ヘンチャ(便所)では、渡した木に乗って用を足した
言われないと分からない、男性用の便所
昔のトイレには驚きました。
穴に木が渡してあるだけなんだもの。
しかし、姑の話によると、ダンナの実家にある納屋の2階にトイレがあったと聞いたことがある。
なぜ2階かというと、その真下ではブタを飼っていたんだそう。
ええ~、なんだかブタが可哀そう・・・
夏だったらもっとあちこちを歩けるのですが、雪かきしてあるところしか歩けないのが冬。
作られた道を全部歩いた後、最後にお休み処にやってきました。
こちらも移築した民家ですが、雪下ろしをした後がある。
園内地図で位置を見ると、最初に目撃した雪下ろしはこの民家だったらしいです。
ぜんざい無料券をチケットと一緒に貰っていたので、休んでいくことにしました。
ここの2階も展示場になっていて、農具などが見学できます。
寒い中を歩き回ったので、ぜんざいはありがたかったなあ・・・
入口に雪よけが立ててあるので、これをくぐって中に入る
囲炉裏の他にもストーブが部屋を暖めてます
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んもう、やってもやっても追いつかないんでしょうねぇ・・・
冬の軽井沢も限られた通りしか除雪してなかったです。
すさまじい雪景色・・・日本むかし話みたいですねぇ・・・
旅番組で中の様子とか見たことがありますが、実際に行くと寒くて凍えそう・・・
それにしても、きれいに手入れされ、保存されているのですねぇ・・・
いつまでも残していきたい風景ですね
ラーダさんへ
それから、有料道路って高速道路みたいなもんでしょ?
観光バスもたくさん走るであろう有料道路が真っ白けなんて、信じられませんよ!
事故は起こらないのかしら・・・
民家園の家屋の中を歩くと、床が板張りだから足が冷たいんです。
昔の家だから障子の引き戸だし、あちこち隙間だらけだし、外は場所によっっては長靴でもなけりゃ歩けないくらいの大雪ですからね。
合掌造りの家に泊まるのはロマンがあるけど、冬はやめといたほうが無難だわ~
次は村民が住む集落を紹介しますので、引き続きお付き合いくださいね。