旅行+生活情報+ドイツ語と、ちょっと言いたい今日のドイツ
2024/11/23 (Sat)
[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
(拍手のコメントにはカテゴリー「拍手へのお返事」でお返事を書いています)
2010/03/22 (Mon)
EB トレッキングルート 2 (イエティの伝説)
今回はEB(エベレストベースキャンプ)トレッキング第2弾です。
小山の上にあるテンボチェを出ると、クンブ氷河から流れ出た水が作ったチュクング渓谷をさかのぼって歩くことになります。登山者が見る渓谷の風景は、写真を見てみましょう。
絶景ですなあ。3時間くらいなら私も歩いてみたいけど、1日中は・・・
エベレストが奥のほうに見えます。右手前はアマ・ダブラム山
渓谷をしばらく行くと、これから行く人や帰ってくる人で賑わうパンボチェ(3985m)に来ます。
ここも登山者が落としていくお金で潤っているようです。
シェルパもたくさんいるんでしょうね。命をかけて建てた家もこの中に混ざっているのかも。
ところで、このパンボチェには昔、あるとても珍しいものがお寺にあったそうです。
それはなんとイエティの頭の皮。
盗まれたのかもしれませんが、ある日お寺から姿を消してしまったそうです。
しかし幸いなことに、この不思議な生き物の遺品がもう一つ他の村のお寺にあるので、登山者の観光アトラクションになっています。
Wikipadiaにもその頭皮の写真が出ていますので、早速見てみましょう。
ナムチェバザールのそばの村、クムジュン村のお寺にあるイエティの頭皮。
昔、足跡の写真や糞、毛、さらには撮影された生き物のビデオまで出てき、世界中でイエティに関する議論が白熱しました。
イエティ調査隊までできてこの地方に派遣されたことがありましたが、発見されたイエティの遺物を調べた結果では・・・
足跡は人間の作った偽者であることが確定されました。
このお寺に保管してある頭皮はヒマラヤンゴラルというカモシカの皮だったそうです(^^;)
他にも、イエティのものとされた糞や毛は、ヒグマやカモシカやアカゲザルのものだったそう。
この頭皮がカモシカって、えらくとんがった頭のカモシカなんですねえ・・・
実はイエティというのはヒマラヤに住む民族の言葉でいう「ミティ」がなまったもので「熊」をさすんだそうで、そのため現在では、イエティはヒグマであるという説に傾いているようです。
世界的に有名な南チロルの登山家ライホルト・メスマーも、その著書の中でイエティはヒグマだと書いています。
中には、すでに絶滅した人の大型類人猿「ギガトピテクス」の生き残りではないかと推測する人もいますが、二足歩行のイエティと比べてギガントピテクスは四足歩行で、二足歩行はできないだろうとする科学者は否定的です。
誰かがイエティを捕まえればこの推測だけの世界をぶっ潰せるんだろうけど、イエティ調査隊まで作って出かけた人々も発見したのは動物の遺留品のみ。
あんな険しい山を自分の庭にする生き物を捕まえようと思うほうが浅はかですが、そうなると真実は永遠にヒマラヤの山の中に隠されたままになりそうですね。
次回はトレッキングに戻ります。
小山の上にあるテンボチェを出ると、クンブ氷河から流れ出た水が作ったチュクング渓谷をさかのぼって歩くことになります。登山者が見る渓谷の風景は、写真を見てみましょう。
絶景ですなあ。3時間くらいなら私も歩いてみたいけど、1日中は・・・
エベレストが奥のほうに見えます。右手前はアマ・ダブラム山
渓谷をしばらく行くと、これから行く人や帰ってくる人で賑わうパンボチェ(3985m)に来ます。
ここも登山者が落としていくお金で潤っているようです。
シェルパもたくさんいるんでしょうね。命をかけて建てた家もこの中に混ざっているのかも。
ところで、このパンボチェには昔、あるとても珍しいものがお寺にあったそうです。
それはなんとイエティの頭の皮。
盗まれたのかもしれませんが、ある日お寺から姿を消してしまったそうです。
しかし幸いなことに、この不思議な生き物の遺品がもう一つ他の村のお寺にあるので、登山者の観光アトラクションになっています。
Wikipadiaにもその頭皮の写真が出ていますので、早速見てみましょう。
ナムチェバザールのそばの村、クムジュン村のお寺にあるイエティの頭皮。
昔、足跡の写真や糞、毛、さらには撮影された生き物のビデオまで出てき、世界中でイエティに関する議論が白熱しました。
イエティ調査隊までできてこの地方に派遣されたことがありましたが、発見されたイエティの遺物を調べた結果では・・・
足跡は人間の作った偽者であることが確定されました。
このお寺に保管してある頭皮はヒマラヤンゴラルというカモシカの皮だったそうです(^^;)
他にも、イエティのものとされた糞や毛は、ヒグマやカモシカやアカゲザルのものだったそう。
この頭皮がカモシカって、えらくとんがった頭のカモシカなんですねえ・・・
実はイエティというのはヒマラヤに住む民族の言葉でいう「ミティ」がなまったもので「熊」をさすんだそうで、そのため現在では、イエティはヒグマであるという説に傾いているようです。
世界的に有名な南チロルの登山家ライホルト・メスマーも、その著書の中でイエティはヒグマだと書いています。
中には、すでに絶滅した人の大型類人猿「ギガトピテクス」の生き残りではないかと推測する人もいますが、二足歩行のイエティと比べてギガントピテクスは四足歩行で、二足歩行はできないだろうとする科学者は否定的です。
誰かがイエティを捕まえればこの推測だけの世界をぶっ潰せるんだろうけど、イエティ調査隊まで作って出かけた人々も発見したのは動物の遺留品のみ。
あんな険しい山を自分の庭にする生き物を捕まえようと思うほうが浅はかですが、そうなると真実は永遠にヒマラヤの山の中に隠されたままになりそうですね。
次回はトレッキングに戻ります。
(拍手のコメントにはカテゴリー「拍手へのお返事」でお返事を書いています)
トラックバック
TrackbackURL
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
ランキング
一日一回ポチっと応援してくださると、管理人が大喜びしますw
日本ブログ村
こちらは面白ランキングのblogram 。一風変ってる!
フランクフルトの生活情報サイト、Jimomo Frankfurt です
なんだかどうでもいい、ヨーロッパランキングのEUROPE COLOR
著作権について
このブログの内容の文章や画像は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。無断リンクなし転載はお断りいたします。
Creative Commons License
This work is licensed under a Creative Commons
最新記事
(03/10)
(03/09)
(02/25)
(02/24)
(02/23)
(02/09)
(02/06)
(02/04)
(02/02)
(01/30)
(01/27)
(01/21)
カテゴリー
AD
PR
ブログ内検索
黒猫 maukie
ゲーム付きMaukie 君をゲットしました。マウスを持って行くとじゃれます(OPERAでは動きません)。下のボタンでゲームに切り替わるので、遊んでいってくださいな。数独からMaukie 君に戻るときはページを更新してください。
ブックマーク
♥
ドイツ語と料理のページです
by Luna Meer 様
♥ 熊子の冬眠ライフ
by 熊子様
♥ オナモミ亭~猫柳一番地
by オナモミ様
♥ ドイツ田舎暮らし
by アイスベア様
♥ Sonnen Katze
by Tomimaru 様
♥ ラーダ・ドゥーナのZAKKAスクラップ
by ラーダ・ドゥーナ様
♥ Jimmy in ドイツ
by Jimmy 777様
♥ 地球ワーキングトラベラー見聞録
by takechan0312様
バナーリンク
♥ オナモミさんの新本館登場
お世話になってる無料写真シェアサイト
♥ PIXELIO
by Luna Meer 様
♥ 熊子の冬眠ライフ
by 熊子様
♥ オナモミ亭~猫柳一番地
by オナモミ様
♥ ドイツ田舎暮らし
by アイスベア様
♥ Sonnen Katze
by Tomimaru 様
♥ ラーダ・ドゥーナのZAKKAスクラップ
by ラーダ・ドゥーナ様
♥ Jimmy in ドイツ
by Jimmy 777様
♥ 地球ワーキングトラベラー見聞録
by takechan0312様
バナーリンク
♥ オナモミさんの新本館登場
お世話になってる無料写真シェアサイト
♥ PIXELIO
カウンター
時計、カウンター、謎
下のボタンを押すと変身! 左は時計、真ん中はカウンター、右は不思議なグローバーウォークが見られるよ。
Live on Earth
全世界の現在の閲覧者です
現在のブログ閲覧者数
日本ブログ村
無題
でも、ヒグマかもしない・・・と。
実際、実在したものかどうかわからないから噂が噂を呼んだのでしょうねぇ。ネス湖のネッシーみたいな?
タイにはタイ人ならみんな知っている伝説の人物(でも、実在したらしい)の子供のミイラが寺のショーケースの中にありました。話じたいは悲しいのですが、恋愛祈願の他になんでか「宝くじが当たる寺」でも有名でした。それはそうと・・・いったい、誰のミイラなんでしょうか?
なんだか話が変な方にそれてすみません・・・(汗)
ラーダ・ドゥーナさんへ
神聖なるミイラですか。誰かが作り上げたとしてもわからないですねえ。
しかし、イエス・キリストは伝説の人物だと思っていたら、紀元数年にすでにローマ人に知られていて、信者が迫害を受けていたという事実があるのを知って、うーんと唸ってしまいました。
ローマのキリスト教信者が2000年以上も前からいたってことは、キリスト自身も実在していた?
もしキリストが実在の人物なら、史上初めての教祖なのかも。
伝説って、結構奥が深いのかもしれませんよ。