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旅行+生活情報+ドイツ語と、ちょっと言いたい今日のドイツ

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最終回は目的地のベースキャンプです。
氷河に削られた広い谷。あともう少しの距離になってきました。
谷を少し上るとすごい風景が目の下に広がります。

クンブ氷河とトレッキングルート
氷河沿いに右に曲がると、もうすぐベースキャンプ。青い屋根が宿泊地

最後の宿泊地、ロドゥチェ(4940m)からは、真正面にエベレスト(8848m)が見えるようになります。
山の奥にしちゃあ、えらく立派なトイレですな。しかし当然ぽっとん式で、みなさんの落し物は大地に吸収される予定です。ロッジの人がそうなるように作業もしてるんでしょうねえ。ご苦労様です。

エベレストを望む 山のトイレ
左:エベレストが真正面に
右:トイレはあそこだよ
写真はクリックで拡大します

宿泊地を発って氷河の谷のどん詰まりまで行くと、テレビに再三登場するベースキャンプ(5400m)到着です。
壁のようにそそり立つ山の向こうは中国。
向かって右に氷河は続き、世界最高峰が空高くそびえたっています。

ベースキャンプ
色とりどりのテントが花を咲かせるのはシーズンに入ってから。今は雪かも。

たくさんの現地人ポーターが、ヤクとともに登山隊の重たい荷物を背負ってここまで歩きます。
登山隊のメンバーとしてやってきた人たちを魅了する、世界最高峰への登山ルートは下の写真(Wikipediaより)を参照してください。

エベレスト登山ルート

エベレスト パノラマ
こちらはパノラマ写真です。クリックするとでっかくなって、感激します(笑)


ところで、どこの山もゴミ問題を抱えていますが、エベレストも深刻な問題を抱えています。
登山隊が使用した後の空の空気ボンベが放置され、各高度のキャンプ地では不要になったさまざま物(缶詰の空き缶だとか)が廃棄されて、世界最高峰にまで環境破壊の波が押し寄せています。

7大陸最高峰を制覇している登山家の野口健さんは1997年のエベレスト登頂の際、標高6500m地点で積極的にゴミ拾いをするヨーロッパ登山隊のそばに日本登山隊が廃棄したゴミを見つけてショックを受け、それ以後エベレスト、マナスル、富士山などの山の清掃登山を続けていらっしゃいます。
野口さんの公式ブログでは、半分雪に埋もれてしまった日本登山隊のゴミを掘り出す様子などが写真で紹介されていますが、これらの掘り出したごみは袋に入れて下まで持って降りるんだそうです。
1988年の日本登山隊のゴミを日本まで持って帰り、その隊に参加した人に返還したそうですが、その相手を聞いてびっくりしました。何と、橋本元総理ですって!あの方、エベレストに登頂されてたんですか・・・・・(驚)

そのうえ野口さんは、排泄物まで持って帰られます。
マッターホルンの登山道にはウ〇コがゴロゴロしていると聞いたことがありますが、ここも例外ではないわけですね(^^;)
登山隊は一人じゃないからみんなのウ〇コを集めるわけですが、1日20キロもの重さになるとか。持って降りるときも、寒さで凍ったウ〇コが溶けてリュックサックの中がえらいことにならないように、また登山してくる人の迷惑(臭いがプ~ン)にならないように早朝出発するそうで、頭が下がる思いです。

こんな清掃活動を続けておられる野口さんですが、こういう人間の出したゴミの他にもあることをされています。それは遺体の埋葬、または遺体のベースキャンプへの運搬。

エベレストでは今までに200人以上の方がなくなり、そのうち100人以上はまだ山のどこかで眠っています。人間の体はとても重たいですから急斜面を運ぶのも危険を伴うことがあるでしょうし、転落した場合はその位置が分からなくなることもあるでしょう。そのため下山できなかった遺体はそこに残されることになるのですが、これが登山ルートにごろごろあるそうなんです。

上記の日本登山隊のゴミは、半分氷に埋まった遺体を発見して掘り出したら、そばに埋まっていたのだそうです。遺体は雪崩に遭って命を落とした、日本登山隊のシェルパでした。
そういえばテレビでも、あるテントの中を見てみたら遺体が眠っていたということがありました。

それほどの過酷な自然を持つ最高峰には、観光登山者がツアー気分で来るそうです。
お金さえ払えば頂上まで誰でも行けると思い込んでいる、思い違いも甚だしい人もいるそうで・・・
世界最高峰が抱える問題は深刻そのものですが、これは他の山でも同じだと思います。
ゴミは捨てずに持って帰る。無理な登山はしない。
これは低い山に登るホビー登山家の皆さんにも心がけていただきたいと思います。

拍手[8回]

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またトレッキングルートに戻って、ベースキャンプを目指します。
最初は高いところにあった登山道が、谷底に近づいてきました。
川の水は氷河色。どんな味がするんでしょうかね?

Dudh_koshi_valley
気持ちいいでしょうねえ、ただの短時間トレッキングなら(^^;)


細い渓谷を抜けるとY字路になり、氷河に削られた広い谷に出ます。
左へ行くとエベレストの南になり、左へ行くとベースキャンプの方角です。
氷河はエベレストのほうに右へ曲がっているので、ここから見えるのは中国との境界線を作る山並みです。

フェリチェ
あの山の向こうはチベットです


この分岐点にある宿泊地はすでに4530m。
慣れた登山家なら数日は一つの村に滞在して高度に慣れますが、カトマンズから飛行機で来て、高度に慣れる時間を惜しんだ観光登山者が、高山病で苦しむ高さです。
高山病 (Wikipediaからの抜粋)
高山では空気が地上と比べて薄いため、概ね2400m 以上の高山に登り酸欠状態に陥った場合に、さまざまな症状が現れる。 主な症状は、頭痛、吐気、眠気(めまい)である。他に、手足のむくみ、睡眠障害、運動失調などが現れることもある。低酸素状態において数時間で発症し、一 般には1日後~数日後には自然消失する。しかし、重症の場合は高地脳浮腫高地肺水腫を起こし、死に至ることもある。
実際にエベレスト登山者の中にも、この病気で命を落とした人がたくさんいます。
数日余計に高度になれる時間をとっていたら、運命は変わっていたかもしれません。
ダンナは高度に慣れる時間を十分にとって、準備トレッキングに当てていたので、おそらく問題はなかったでしょう。

フェリチェ
氷河が作り上げたU字の谷


広い谷の底に伸びる登山道をたどっていくと低い峠に差し掛かりますが、そこには石が積み上げられた、あるものがあります。
その名がTombstonesだと聞けば、おそらく誰でも気がつきますよね?
そう、エベレスト登山で命を落とした登山者たちの名前が残されている、死者のための慰霊の石です。

Tombstones
1996年に起きた、有名な遭難事故の犠牲者、Scott Fischer の名前が見られます


エベレスト登山が記録に残されるようになってから今までに、200人以上の方が亡くなりました。
この死者の中には高山病や遭難でなくなった方が含まれていますが、遭難者の100人以上の方は、いまだにエベレストで眠っています。
1996年の有名な遭難では5月10日と11日にかけて、8人が遭難死しました。
その中には、世界の7大陸最高峰登頂者でこの日に女性として最高齢登頂を果たした日本人女性の難波康子さんも含まれています。

IMAXの映画、「エベレスト」をご存知ですか?
偶然同じ日にエベレストのドキュメンタリー映画の撮影をしていたIMAXチームが、複数の登山チームの遭難を知り、ベースキャンプで取材をしました。
そのときの映像が後にIMAX映画として公開されましたが、同じく遭難死した登山ガイドのRob Hall が命尽きる間際に、衛星電話でニュージーランドの我が家にいる妻と最後の別れをした場面が映し出されています。

猛吹雪のために高度8750mで疲労困憊して動けない状態となった彼は、もう下山はできないことをベースキャンプに電話で伝えたときに、ニュージーランドで彼の帰りを待つ妊娠中の妻と話をさせてくれるように頼みます。
ベースキャンプがもうひとつの電話で奥さんに連絡を取り、2つの電話をくっつけて二人が話をできるようにセッティングをしたあと、彼が奥さんにもう帰れないことを告白。奥さんは必死で彼に呼びかけます。
「お願い、立って!立って歩くのよ!」
「もう動けない。寒い、寒いよ。」
奥さんの必死の呼びかけも、彼を立たせることはできない。
短い電話の末に、疲れ果てた彼の声が聞こえてきます。
「もう寝るよ。お休み」
きっと泣くのをじっと我慢していただろう奥さんからも声が聞こえてきます。
「お休みなさい」

それっきり彼の電話は沈黙してしまいました。
ベースキャンプの人たちの、苦しそうな悲しそうな顔が次々に映しだされる。
これはドキュメンタリー映画。
彼の死の直前を、視聴者は映画を媒体として何度も体験するんです。


遭難したRob Hall の隊に参加していたJon Krakauer がこの遭難について書いた本、「Into Thin Air」を元に作られたテレビドラマはドイツでも放映されました。
日本人女性が遭難者の中にいただけに、私もダンナの横で一緒に見ました。
全員登頂に成功した後急に天気が変わり、猛吹雪の中で動けなくなって衰弱していくシーンをご家族が見たら、どんなにか心が痛むことか・・・


Wikipadia の参考ページのリンクをつけておきます。
この遭難は日本では有名ではないようなので、リンクは英語とドイツ語です。

1996年5月10日と11日にあった遭難についての記事
1996 Everest disaster(英語)
Unglück am Mount Everest (ドイツ語)

Jon Krakauer の書いた本
Into Thin Air(英語)
In eisige Höhen(ドイツ語)

テレビドラマ
In eisige Höhen – Sterben am Mount Everest(ドイツ語)

エベレストで亡くなった登山者の方々のご冥福を心よりお祈りします。
次に続きます

拍手[4回]

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今回はEB(エベレストベースキャンプ)トレッキング第2弾です。
小山の上にあるテンボチェを出ると、クンブ氷河から流れ出た水が作ったチュクング渓谷をさかのぼって歩くことになります。登山者が見る渓谷の風景は、写真を見てみましょう。

エベレストトレッキングルート
絶景ですなあ。3時間くらいなら私も歩いてみたいけど、1日中は・・・
エベレストが奥のほうに見えます。右手前はアマ・ダブラム山


渓谷をしばらく行くと、これから行く人や帰ってくる人で賑わうパンボチェ(3985m)に来ます。
ここも登山者が落としていくお金で潤っているようです。

パンボチェ
シェルパもたくさんいるんでしょうね。命をかけて建てた家もこの中に混ざっているのかも。


ところで、このパンボチェには昔、あるとても珍しいものがお寺にあったそうです。
それはなんとイエティの頭の皮
盗まれたのかもしれませんが、ある日お寺から姿を消してしまったそうです。
しかし幸いなことに、この不思議な生き物の遺品がもう一つ他の村のお寺にあるので、登山者の観光アトラクションになっています。
Wikipadiaにもその頭皮の写真が出ていますので、早速見てみましょう。

イエティ
ナムチェバザールのそばの村、クムジュン村のお寺にあるイエティの頭皮。

昔、足跡の写真や糞、毛、さらには撮影された生き物のビデオまで出てき、世界中でイエティに関する議論が白熱しました。
イエティ調査隊までできてこの地方に派遣されたことがありましたが、発見されたイエティの遺物を調べた結果では・・・

足跡は人間の作った偽者であることが確定されました。
このお寺に保管してある頭皮はヒマラヤンゴラルというカモシカの皮だったそうです(^^;)
他にも、イエティのものとされた糞や毛は、ヒグマやカモシカやアカゲザルのものだったそう。
この頭皮がカモシカって、えらくとんがった頭のカモシカなんですねえ・・・

実はイエティというのはヒマラヤに住む民族の言葉でいう「ミティ」がなまったもので「熊」をさすんだそうで、そのため現在では、イエティはヒグマであるという説に傾いているようです。
世界的に有名な南チロルの登山家ライホルト・メスマーも、その著書の中でイエティはヒグマだと書いています。

中には、すでに絶滅した人の大型類人猿「ギガトピテクス」の生き残りではないかと推測する人もいますが、二足歩行のイエティと比べてギガントピテクスは四足歩行で、二足歩行はできないだろうとする科学者は否定的です。

誰かがイエティを捕まえればこの推測だけの世界をぶっ潰せるんだろうけど、イエティ調査隊まで作って出かけた人々も発見したのは動物の遺留品のみ。
あんな険しい山を自分の庭にする生き物を捕まえようと思うほうが浅はかですが、そうなると真実は永遠にヒマラヤの山の中に隠されたままになりそうですね。
次回はトレッキングに戻ります。

拍手[1回]

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ダンナから近況連絡の電話が来ました。
山の中の小さな村にいるので、インターネットカフェなんてものはなし。電話も高いだろうけど、無事の知らせはちょこちょこ入れています。

ダンナ無事の知らせで一番ほっとしているのは、当然ダンナの両親。
前回のネパールでは間違った道に迷い込んでしまい、夕暮れが迫る中、どれだけの幅があるか見当もつかない雪道から足を踏み外し、ガイドともども滑り落ちて 怪我をしてしまいましたからね。そのあと来た道を戻って正しい道への分岐点を見つけ、無事に宿のある集落にたどり着いたのはすでに暗くなってからだったそ うなので、両親が心配するのも理由があるのです。

2月25日にカトマンドゥー(海抜1355m)に到着後、エベレスト登山の基地と言われるシェルパの町、ナムチェバザール(海抜3440m)へ移動。到着以前から準備運動としてトレッキングをしていましたが、今回の旅行の一つの目的である、エベレスト ベースキャンプ までのトレッキングを9日に開始。1週間のトレッキングを終えてナムチェバザールまで帰ってきたそうです。


ネパールはエベレスト登山でよくテレビに登場しますが、首都のカトマンドゥーやエベレストがどこにあるのかはっきり知らなかったので、ネパールの地図を見てみました。
そうそう、みんなに「向こうは雪だらけでしょ?」と言われますが、高地はきっとそうです(笑)
でも、カトマンドゥーは低地にあるので、出発時は 24℃でした。
ネパールって、国全体が高地にあるように思うけど、山岳地帯から離れると高度は低くなるし、緯度的には奄美大島より南なので、温かいんですね。そんなに南にあるとは知らなかったので、ちょっとびっくりしました。
ネパール
Wikipediaより

 
今度はGoogle Earthで立体的にしてみました。Google Earth の素晴らしいのは、いろいろな所が3Dで見られること。これを開発したチームにはたんまり報酬が入ったんですかね?
エベレストトレッキングルート
クリックで拡大します。数字は紹介地。

平面的な地図だとわからない山の高さも、こうしてみるとよくわかる。
みかん色がトレッキングルートで、ベースキャンプまでは距離にして5日間の工程です。
行きは坂だし高度とともに空気が薄くなるので時間がかかりますが、帰りは下りなので2、3日で帰ってこれます。

ダンナがせっかく人気のトレッキングルートを行ってきたことですし、このトレッキングをブログでご紹介することにいたしましょう。とはいえ、ダンナ はまだ向こう。ということで、写真の豊富なGoogle Earth に活躍してもらいます。

今日はトレッキング第一日目です。
出発点のナムチェバザールはエベレスト登山の基地で、シェルパの里として知られていますが、バスも通ってなく、ここまでがすでに登山です。
こんなところに住んでいる人たち、エベレスト登山隊が来なかったら下界と完全に隔離されていたんでしょうね。いまではインターネットカフェまでできて、とても近代的になっています。

ナムチェバザール
出発点のナムチェバザール(3440m)
 
ナムチェバザールから見たエベレスト
ナムチェバザールから見たエベレスト(真ん中左寄りの山頂)


ここから細い山道をてくてく歩き、テンボチェまで行きます。
下の写真が村です。すごいところにありますねえ。冬なんか、雪に埋もれて外に出てこれないんじゃないかなあ。
テンボチェ
左側の山腹に道が見えますね。上のほうにも細い道が見える。

トレッキングルートに点在する村にはお寺があるところもあります。
ネパールのお寺の中は色鮮やかで、、建物は日本や中国のお寺とは全然違う形。
テンボチェのお寺
建物は地味な色なのに、門は派手派手。右に座ってるのは、日本でいえば狛犬?

テンボチェのお寺
確か、これを回しながら願い事をするんですよね?うろ覚えなもんで、すみません(^^;)

テンボチェのお寺
中国も色が派手だけど、なんで日本は地味になったんでしょうね?
ここでも赤い色がメインですよ。

テンボチェのお寺
タイの仏様は細身、ここは中肉、日本はおデブ。でも、耳はみんな垂れてる。

各登山者の体調によって、ここで泊まる人もいれば次の村まで行く人もいます。
この村の寺院はこの地域の中心で大きいので、観光がてら行く人はとても多いようです。

写真は全部Google Earth からお借りしました。きっとダンナがたくさん写真を撮ってくると思うんだけど、たぶん1000枚を超えると思うので、整理を待つよりここから取ったほうが速いもんね(^^;)
次に続きます

拍手[5回]

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い、生きてます。無事だった。

運が悪ければ、地方紙に「くろろ死亡」の記事が出るとこだったんです
これもそれも、不注意な車の運転手のせい!

昨日の夕方のことです。
室内プールのお仕事開始10分前で、自転車のスピードを上げて道路を走っていたのですが・・・・・・
道路脇に止めてある車の横を通り過ぎようとしたら、突然運転手側のドアが開いて、ちょうどそこを通り抜けようとした私の自転車を直撃!

「ああああ~~っ!」

衝撃で自転車は反対車線に飛び出し、あわや転倒!
ふらふらする自転車を懸命に制御し、何とか転倒を免れて右車線に戻れた。
普通ならそこで止まって文句言ってやりたいけど、そこで止まったら仕事に遅刻してしまう。

止まれないからそのまま走ったんですが、車の前に女の子がずっと立っていて、私が車の横を通り過ぎようとした時から転倒しかけたあと体勢を整えて走り去るまで、一言も発せずにじっと見てました。

文句の代わりに避難ごうごうの視線を車に向けた時もじっと私を見てた。
ちょっと走ってからもう一度振り返ると、今度は問題の運転手(たぶん女の子のお母さん)と一緒にじっとこっちを見てた。
事故の責任者は、最後まで無音を保ってた。

仕事には間に合ったけど、ドアが開いたときに自転車とドアの間に挟まれた小指がばんばんに腫れあがって痛くなってきたので、冷水で冷やしながら仕事してました。
みんなに折れてない?とか心配されたけど、たぶん打撲と皮下出血だけだと思う。
仕事に遅れても文句言ってやったほうがよかったかな?とか思ったけど、金庫のカギは私が持ってるから、やっぱりあそこで止まるのは無理だったろうなあ・・・

でも、あとからゆっくり考えると、私ってむちゃくちゃ運が良かったんです。
あの時、あの道路には車がいなかった。
だから体勢を立て直した後そのまま走れたけど、もし前か後ろから車が来ていたら、絶対に車にぶつかってたはずだし、もし自転車が転倒していたら、私は車の下に引き込まれていたはず。

いまから考えるとぞっとします
あの時あの道路に車が走っていなかったのは、単なる偶然だもの。
もし車が来ていたら、その責任のある運転手が、私が轢かれるところを見なければいけなかったもの。
そして、私は今頃重症を負って病院だったかもしれないもの。
もしかしたら、私はもうこの世にいなくなっていたかもしれないもの・・・

すべては不注意な運転手の責任。
向こうも、私が止まらずに悲鳴だけ残して走り去ったのを不思議に思ったかもしれないけど、一番運がよかったのはあんたなんだよ!

唯一の怪我である小指は、日本から持ってきた湿布薬を貼って治癒に心がけております。
万が一1週間たっても痛いようなら、ちゃんと病院に行って見てもらおうと思いますが、そうなると止まらなかったのが悔やまれるかも・・・

拍手[2回]

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