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旅行+生活情報+ドイツ語と、ちょっと言いたい今日のドイツ

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恒例の冬のバーゲン(Winterschlussverkauf) が始まっています。
私は先週初めにフランクフルトへ行ってきました。
平日だったので、土曜日ほど込んでなくて楽でした。
写真はフランクフルトの繁華街Zeil (ツァイル) の入口にある、Kaufhof (カウフホーフ デパート) から撮りました。
ちょうどZDF (第二ドイツ放送) のカメラマンが陣取って撮影していたアングルです。
トルコ人のおばちゃんが特別出演していますが、ただのエキストラです(笑)

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リサイクル王国ドイツでも、スーパー以外のお店では無料で袋に入れてくれることが多いので(特にこういう繁華街)、お店から出てくる人はみんなたくさんプラスチックの袋を提げてました。
バーゲンも終わりに近づいてくると、各デパートでは更なる値引きが始まります。
「この値引き商品はレジでさらに30%値引き」なんて、ミツバチを引き寄せる甘い蜜のようなフレーズが売り場に現れて、お客は当然引き寄せられていきます。

年に2回あるバーゲンは、以前は法律で時期を指定されていました。
日本では考えられないことですが、この時期以外には安売りをしてはいけない規則だったんです。
1909年に施行されたGesetz gegen den unlauteren Wettbewerb (UWG) 「不正競争取締法」により、市場経済の規制が始まりました。
これは独占禁止法違反者を取り締まるための法律で、お店の営業時間をも厳しく規制していました。
キリスト教国であるドイツでは、日曜日は飲食店以外はどんな店も営業は許されず、土曜日も13時まで。
平日は8時半から18時までの間だけ営業が許可されていました。例外は朝早いパン屋だけでした。
1950年に夏と冬のバーゲンの時期が法律で定められました。
それ以外の時期に値引きをしてはいけなかったので、当然この時期はどこの店もお客があふれることになりました。

これらの規制が緩くなったのは、2004年7月1日からです。
まず、土曜日の閉店時間が16時までに延び、いつでもセールができるようになりました。
その次に営業時間が20時まで許可されるようになり、パン屋も日曜日の朝数時間は営業してもいいようになりました。
日曜日の店の営業も規制が緩くなり、あちこちの町の商業組合では年に2回Verkaufsoffener Sonntag (日曜ショッピングデー)も開かれるようになりました。
いろいろとお客を呼ぶための催しものもあって楽しく日曜日が過ごせるので、お近くでありましたらお出かけください。って、私は商業組合のまわし者じゃないですけどね(^^;)

ドイツに来た時には信じられなかった、バーゲンの時期の法律規制。
最近ドイツに来られた方は、そんな規制があったことも知らないでしょう。
時代の流れとともに、昔の法律も時勢に合わせて変わっていくんですね・・・・とか柔らかなことは言いません。
法律が変わるのには長い時間がかかります。
やっと、やっと、他の国並みになったドイツです。

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時々テレビで、住民の強い苦情にもかかわらず、ゴミを自分の家のまわりに集める問題人物のレポート番組があります。カメラが映し出すガラクタに加えて、生ゴミの異臭を報告していたりして、その人物の異常さが強調されます。
ある失踪した男性の親戚が家の中に入ってみてびっくり仰天。家の中はあらゆる物で埋まりつくし、整頓の「せ」の字もない状態、というレポートもありました。
「ここまできたら病気だな」と誰もが思うのですが、ピンポーン! 
この人たちは立派な病人です。
Wikipedia から写真を借りてきましたので、感じがよくわからない方は写真を見てみてください。

Messie-Wohnung
Wikipediaより

家の中をガラクタやごみで埋めて大家から解約通告されたり、立ち退きを求められたりされていた人たちがMessie-Syndrom として一つの現象としてまとめられたのは1985年頃です。
Messie は英語のmess から来ています。
また、英語ではCompulsive hoarding と呼ばれています。
日本語で良い訳が思いつかなくてタイトルが笑っちゃいますが、核心は突いてますよね?

この症状の人たちは、普通の社会生活が送れるまっとうな人たちです。異常なのは個人生活の中でのみ。
しかし、彼らは時間管理ができない傾向にあり、約束や期限に間に合わないことがよくあります。
また、優柔不断で、大事な時に決断ができません。
自分の家のあり様にコンプレックスをもっているので自宅に友人を招くことをせず、そのため誰も気がつかないことがよくあります。

原因としては、幼児期に暴力、または厳しい教育を受けたことが大きな比率を占めています。
躾に厳しい親自体は、よく子供のころに苦しんだ経験があります。
過食症、アルコール中毒、薬物依存、麻薬やタバコ、そしてこの収集癖などは、幼児期や子供のころの親の愛情の欠乏がよく原因になっています。彼らの多くはパニックやうつ病に悩まされてもいます。
また、戦争や移住、離婚、貧困、病気などで親に多大な負担がかかっている場合、子供を十分にかまってやることができません。こういう家族は多々にして無秩序の中に放りだされています。

では、どこまでがただの収集癖でどこからがMessie なのでしょう?
収集家は自分のコレクションを整理整頓します。それに反してMessies は、そのつもりはないけれど無秩序になってしまいます。
ただ、その境界ははっきりしたものではなく、危機に陥ってから初めて境界を超えます。テレビなどで紹介されるものは極端な例であり、つまりは重症患者といえます。

病院では精神科で治療となりますが、その原因によっては薬が与えられることがあります(抑うつ剤とか)。
Caritas(救援団体) ではHaushalts-Organisations-Training (整理整頓するためのトレーニング)コースを提供しています。
また、整理整頓を教授するコーチングや、一緒に整理してあげる人間をつけるのも効果的です。
このときのコツは、ここまでの惨状にした本人を叱るのではなく、励まし、整頓のこつを教え、少しでもうまくできたら褒めることです。
Messies のためのSelbsthilfe(自己救済サークル) も大きな助けになると思います。
下にリンクを付けましたので、興味のある方はご利用ください。


この記事の参考サイト
Wikipedia  Mwssie-Syndrom
Landesverband der Messies in norddeutschen Raum
(このサイトには原因になるトラウマ関係のリンクも多く載っています)

救援団体
Caritas

自己救済サークル
Messie-Selbsthilfe-Gruppe
Slbsthilfe-Gruppe Bundesländer
FEM e.V
Less Mess (スイス)

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今週の寒さは半端じゃないです!
22年ぶりってことは、私も経験したことのない極寒なわけで、外出時も自転車に乗るのは放棄いたしました。
歩くだけで、顔が寒さのために痛くなるほどです。当然、手袋無しならあっという間に指が動かなくなりそう。
息をするたびに、鼻の中が凍りかける感触がした(笑)
前日のエベレスト登頂の番組の中で言っていた「寒さ」とははこういうものか、と実感がわきましたね。

昨日、ダンナが自転車で仕事に行って、夕方に医者まで遠征してきたのですが、「すごく寒かったでしょう?」と当り前な質問をしたら、帰ってきたのはこの一言。
「ホラーだぞ!」
幹線道路は塩まいて雪を溶かしてあるけど、路地なんかに入ったら雪がそのままだから、危ないのなんのって。
「シベリアの寒さ」と表現されるこの寒さ、東ドイツでは-27,7度まで気温が下がった所もありました。
私の町は-13度くらいまで下がりました・・・と思う。天気予報をしっかり見てなかったからはっきり言えません(^^;)
子供たちはせっせとソリ遊びしてましたから、公園に行ったら跡がしっかり残ってました(写真)
私は・・・・・・できることなら外に出たくない!
現在はちょびっと温かくなり(うちの町で最低気温-10度)、ゆっくりと回復していくそうです(よかったー)

1.2009_yukigeshiki

週の初めに降った雪は7cm積りました(定規で測った)
朝起きたら、一夜にして外は真白。早起きのダンナはすでに雪かきを終えていました。
お昼にやっと雪がやんだ後、私も本格的な雪かきを開始!
お隣は病人と老人しかいないので、そちらの歩道もボランティアでやりました。角の家なので、うちの8倍くらい長い歩道なのが辛かった
でも、あとで私のボランティアに気がついたお隣さんんが、ワインとレープクーヒェンくれました

ドイツじゃ、自分の家の前の凍結歩道で誰かが転んで怪我したら、その責任を問われますからね。みんな雪かきは真剣です。
私も雪かきの後に道路用の塩をまいときました。これさえしておけば雪が溶けて凍結しないし、もう一度雪かきする手間が省ける。
そのあと雪が降ることはなかったので、楽でした。

全ヨーロッパを襲った寒波で、凍結道路事故の他に凍死人まで出たそうです。
いろいろと被害に遭われた方にはお見舞いを申し上げます。
まだまだ厳しい寒さです。気を抜かずにがんばりましょう!


追記です
バイエルン州のアルプスで-34,6度になったそうです!
ケルンの大聖堂の「中の」聖水も、表面に薄く氷が張ったそうです。教会の入り口近くにあって、よく入口の扉が開くからなんでしょう。

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続けて花火の事故についてです。
毎年大晦日には、花火による小さな事故が発生していると思われます。
しかし、取り返しのつかない事故が発生する時もあります。
次にご紹介するのは、1997年に起こり、裁判沙汰にもなった事故です。

1997年の大晦日に、8歳と7歳の男の子を持つ二家族が花火を楽しもうと、夜中に道路で一緒になった。
7歳の男の子の両親は息子が自分で花火に火をつけるのを許可し(子ども用の花火だったらしい)、手に持った花火に火を付けてからすぐに投げるように言った。
8歳の男の子の父親はWunderkerze (線香花火ににていますが、金属の持ち手で細長く、花火が長く続きます) を点けてやってから息子に手渡した。
その少し後に7歳の子がKnaller (パンと弾ける花火) をこれで点火したところ、手の中で花火が爆発して8歳の子供の目にあたり、重症を負わせた。

Schleswig 州の上級裁判所は、7歳の子供の両親に2万マルク(約1万ヨーロ*)の賠償金を命じています。
結審の理由は下記のとおりです。
誰しも認めるようにこれは危険であって、この年齢の子供に教えるべきことではなく、両親は両親の監督下においても子供に花火を扱わせるべきではなかった。

これは子供の例ですが、大人たちにも事故は起こっています。
花火の危険を軽視すると、とんでもないしっぺ返しを食らうことになるということです。
それではどんな事に注意をすればいいのか、はっきり言えますか?
えーっと、と来る方は次の注意事項を読んで、勉強しましょう。
  1. 建物や森、人ごみから十分な距離を置く
  2. 火をつける前に取扱説明書をよく読んで、それに従う
  3. 火を消すための用意(水の入ったバケツ、火消し用の毛布など) をしておく
  4. 保護者のいないところで子供に花火を点けさせない
  5. 大きいタイプの花火を手に持ったまま点火しない
  6. ロケットを使う場合は、動かないようにしっかりと固定させた入れ物(ワインの瓶とか)に入れ、安全な方角に向って打ち上げる
  7. 不発弾は少なくとも10分待ってから近づく。もう一度火をつけて試さないように。
ワインなどの瓶にロケットを入れる場合は、瓶の中に土をいれるといいです。 重たくなるから安定するし、ロケットのお尻の棒をしっかりと刺せます。
中に何も入れずにロケットを発射させると、瓶が勢いで倒れてえらい方向に飛んでいくことがあるので気を付けてください。
手に持って点火するタイプの小さな物は、点火したあとすぐに投げ捨てましょう。
間違っても人のいる方向に投げないように。
大きな打ち上げ花火は、点火したらすぐに安全距離まで下がってください。

大晦日の楽しい大行事です。
そのあとで病院のお世話になったなんてことにならないよう、十分気を付けてくださいね。

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全く、えらいへまをしてしまいました。
何も書いてないのに送ってしまうとは、それも間違った綴りだよ(とほほ)
でも気を取り直して始めましょ、やっちゃったものはしょうがない(開き直り)

さて、今日はVolks-Einkauf (国民の買い物)の日です。
と、私が名付けただけですが、実際のところ当たってると思います。
スーパーは朝から凄いことになっているはずです。花火販売許可をもらった他のお店も、長い列ができていることでしょう。
欧米諸国は派手に大晦日を祝いますから、花火の売れ行きも凄いものです。
30日にはお店の花火コーナーは、ほぼ空になっていることでしょう。

日本と違って、花火はお役所から許可を貰わねばならず、勝手にはできません。
大晦日から新年にかけての一晩だけが、国民全員に許可された日です。
大晦日が待ちきれなくて、明日から爆竹(中国製)があちこちで鳴るでしょうけど、まあこういうのは大目に見てもらえます。怒られるのは分かってるから、子供達も小さなやつしかしませんし。

昔は許可が出なかったからなのか、あまり大きな花火は売っていませんでした。
ロケットの形をして、地面に突き立てるための木の棒が付いている花火が最大。花火自身もそれほど大きくはなく、ピューと空に飛んで、小さな花火を見せてお終い。日本の夏にするものとよく似ていました。
しかし近年、花火は大型化しています。
木の棒がお尻についたロケットも大型化しましたが、大玉花火の筒をミニにしたようなものも出回るようになりました。
結果はすばらしいものです。

私の家は丘の麓にあります。つまり、丘に登ればパノラマになる。
昔はロケット花火が、ピューという音とともにあちこちで小さな花を咲かせました。
今は違います。
カウントダウンが0になるとともに、大型花火があちこちで打ち上げられ、それも凄い量です。
遠くどこまでも続く、虹色の花火のパノラマです。
20分経っても静まらない、花火の海を唖然として見ながら思ったのは
「いったい全部でどのくらいの金額が、この一瞬のために打ち上げられたんだろう?」
あ、すみません(汗) 貧乏人はついつい夢のないことを考えてしまいまして(^^;)
でも、そんなことを考えてしまうくらい、大晦日の花火への意気込みが凄いんです。

しかし一方で、花火の事故が毎年起こっています。
あちこちの方面から花火の取扱につて注意が呼びかけられていますので、大晦日に病院のお世話になるようなことは避けてくださいね。
花火の取扱の注意を次の記事に書きますので、参考にしてください。

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