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旅行+生活情報+ドイツ語と、ちょっと言いたい今日のドイツ

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去年は色々なことがありましたが、一番ショッキングだったのは、病院に大腸がん検査に行ったときに他人の死を体験したことでした。

少し検査について説明しておくと、まず(総合)病院のEndoskopie (内視鏡科)に予約を入れます。
大体2か月くらいの待ち時間がありますが、この時の予約は医師の説明を聞くだけです。
医師から検査の内容と準備、承諾書の説明を聞いた後、改めて検査日が告げられます。
検査の2~3日前から消化のいい食べ物だけを摂取するように指導があるので、植物繊維や油など、消化に時間がかかる食物は控えるようにします。
検査前日の朝はスープ、お昼からは水分のみ摂取してもかまいません。

夜には下剤を飲みますが、この後が強烈です。
やはり大腸がん検査をした知人は「えらい目に遭った。もう二度と検査なんかしたくない」と言うし、インターネットを見ると誰もが下剤の強烈な効き目に、検査よりこっちの方が辛いと書き込んでいますが、私が予約した病院では効果時間がたったの3時間という、素晴らしい下剤を使用していたので、知人のような辛い目に遭わずに済みました。
前日の夕方と当日の朝に飲むように言われた下剤はきっちり3時間後には効果が切れるので、トイレの友達になる暇もなかった。

そして検査当日。
待合室にはすでに数人が来ていましたが、少し行くのが遅れたために検査順位が最後になってしまい、だいぶ待たされました。
それでもやっと名前を呼ばれ、検査室の前の廊下に置いてある、自分にあてがわれたベッドに座って待っていると、約20分ごとに検査が終わった人たちがベッドに横になったまま部屋から出てきます。

検査室が空くと次の人の番。
いよいよ私も検査室の中に入り、麻酔医に麻酔を打ってもらいました。
そして目覚めると、検査室を出てAufwachraum (麻酔が解けるまで待機する部屋)に行く途中でした。

部屋にはすでに2つのベッドが並べられ、その横に私のベッドが運び込まれました。
ベッドとベッドの間には間仕切りが置かれているため、お隣は見えません。
そのまましばらく横になっていると、また一人運び込まれてきました。
外来患者は簡易布団(使い捨て?)を貰いましたが、この人は入院患者のようでちゃんとした布団をかぶってます。
ベッドから頭しか見えなかったけど、男の人だったと思います。

やはり自分が外来最後だったかと思っていたら、最後に運ばれてきた人の様子を見に来た看護婦さんが緊迫した声で「この人呼吸してない」と他の看護婦さんに言っているのが聞こえてきました。

慌てて数人の医師と看護婦がお隣のベッドに集まりましたが、一人の医師がこの人は検査中に・・・・・・・と何やら説明しています。
そしたら全員さ~っと散らばって行きました。

そして数分後、
映画やドラマで聞いたことのある「ピ~~~~~~」という音が突然鳴り響き・・・・・・
まさか自分があの音を現実の世界で聞くことになろうとは、思ってもいませんでした。


それまでとても静かだったので隣のベッドには誰もついていないのだと思っていたら看護婦が一人いたようで、落ち着いた様子でベッドをその部屋の角にあるカーテンの奥に移動させます。
そして、私たちの部屋から出て行ってしまいました。
それっきり何も起こらない。
誰も入ってこないし、カーテンの後ろに隠されたベッドに行く人もいない。
あまりにもクールすぎる、これが病院の日常なのか・・・、と思いましたね。

そのうち私は起き上がる許可を貰い、部屋を出ました。
でも、麻酔後は自力で帰宅するのは禁止されていると言われ、息子に迎えに来てもらうことにして待合室で待っていると、すでに検査予定がすべて終わって静かになった廊下を1台のベッドが運ばれていく。

すぐに気が付きました。
あれはお隣さんです。
頭まで布団を被されているので遠くからだとわかりにくいけど、あれは確かにお隣のベッドです。
検査にきた人の動揺を防止するため、全員いなくなるのを待ってたんでしょうね。

この話を前記の知人に話したら、すごく怖がりました。
「だから私は麻酔嫌なのよ」
何と彼女は、胃カメラも大腸がん検査も麻酔なしでしてもらったそうです。
別に痛みもなく大丈夫だったそうですが、検査してもらいながら医者から説明を聞けたからよかったと言っていました。

確かに、麻酔アレルギーだと手術後に呼吸が止まってしまうことがあり、私の姑もアレルギーを持っているので、麻酔を怖がる気持ちはよくわかる。

検査中に何かあったのか、麻酔アレルギーだったのか、すでに病状が末期で助からない運命だったのか不明ですが、私の隣で一人の人が亡くなられたのは確かです。
心よりご冥福をお祈りいたします。


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去年の10月、ガン宣告を受けた姑が生死にかかわる大手術を受けました。

足に深部静脈血栓(エコノミー症候群)を持ち、そこから剥がれた血栓が肺に移動して肺血栓塞栓症も起こしていた姑は、手術中に新たに肺血栓ができればそのまま死亡するかもしれない状態でした。

医者から手術中に死亡する可能性があるという説明を受け、当日は覚悟を決めて一人で手術に臨んだ姑。家族は家で手術終了の知らせをじっと待っていました。
8時間の大手術が成功に終わったとの知らせが病院から入った時は、本当にほっとしたものです。

開腹時に確認されたガンは全て取り除かれたそうですが、癒着、移転が認められた大腸や大網膜、胆のうも切除されました。
結果、人工肛門になった姑は、毎日3リッターの水を飲め(便が固くならないように)と言われて、大量の水を飲むのに大変でした。

血栓の対処には血を固まりにくくする薬を貰うので、怪我をすると血が止まらなくなります。
ちょっとした怪我もしないように、気を遣う日々となりました。
姑は初め、肺血栓予防の薬はそのうち飲まなくてもよくなるだろうと思っていたのですが、後の検査で血栓が大分大きいことがわかり、ショックを受けていました。
ガン治療が終わっても、血栓予防の薬はずっと飲むことになりそうです。


いよいよ化学療法が始まりましたが、最初の投薬1週間後に髪の毛がすべて抜け落ちました。
最初の3か月は3種類の抗がん剤が投薬されましたが、薬の投与から1週間後には必ずひどい腹痛が襲い、足の指の感覚がなくなり、体中のあちこちが痛みました。
副作用が治まってくるとまた次の投薬日がやってきて、また強い副作用に我慢する日々が続きました。

しかし、3か月が過ぎると投与される薬は1つになり、副作用もその分少なくなって、闘病生活も楽になったようです。
家事も普通にできるし、スポーツ以外は以前の生活が戻ってきました。

蕾が開花したシクラメン。寒さを好む花

化学療法自体は15か月続くので、終わるのはまだはるか先で気が遠かったけれど、月日は着実に過ぎていき、ついに1年目を迎えました。

抜け落ちた髪の毛もまた生えてきて、今ではカツラなしで歩けるほどにまでなりました。
入院と同時に代行者に頼んでいたエアロビクスコースも、また姑が先生として復活しました。
現在は、それまでエアロビクスを代行していた義理妹と交代でやっています。

入院前に教えていた老人用の水中エアロビクスも再開しました。
人工肛門でも15分くらいなら、排泄補助器を外して水の中に入ってもいいそうです。

誕生日にはケーキを作り、料理を作り、現在滞在しているカナダの義理妹の世話もすべてしています。まさしく、元通りの生活に戻りました。

化学療法は来年の3月でお終い。
4週間ごとなので、その合間を縫って、1月末にはカナリア諸島へ1週間旅行にも行く予定です。

1年前には想像もできなかった今の生活。
いつの日か再発する可能性は残っているものの、きっと姑は手術を決意したことを心から良かったと思っていることでしょう。

私たち家族も、再発する日が来ないことを切に願っています。

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4年前、ダンナは1週間ほどひどい頭痛に悩まされたことがあります。
普通の鎮痛剤では完全には治らず、ただただ我慢するしかなかったのですが、1週間後には嘘だったかのように治まり、その後頭痛が来ることはありませんでした。

2年前、突然鋭い頭痛がダンナを襲いました。
今度は前回よりも発作の回数が多く、毎日頭が割れるような頭痛が来るので医者に行ったのですが、貰ったのは普通の頭痛薬のみ。
頭痛には全く効かず、薬を飲んでいるのにひどい頭痛に襲われていました。

毎日鋭い痛みに襲われる合間に、インターネットで自分の病気を調べていたダンナが発見したのは「クラスター頭痛(群発性頭痛)」
まさしく、自分にピッタリあてはまる症状が書いてあったそうです。

その症状とは・・・
  • 群発頭痛の最大の特徴は1年から3 - 4年に数回程度
  • 1か月から3か月に渡る「群発期」に毎日のように決まった時間に発症する場合が多い
  • 群発地震のようにある時期に固まって起きることから、群発頭痛と言われている。
  • 日本では、偏頭痛や三叉神経痛と間違われる場合が多く、この病名を知らない医療関係者も多い
  • 人により発作が来る時間は様々だが、睡眠中に発作が来ると激痛で目が覚める。 これにより睡眠に恐怖を感じるケースも多い
  • 痛みは数ある頭痛の中でも群を抜き、「スプーンで目玉をエグられる程」と例えられる
  • 心筋梗塞、尿路結石、と並び、生きているうちに味わえる三大痛の一つとされ、別名「自殺頭痛」とまで呼ばれている
  • 目の後ろを通っている血管が拡張して炎症を引き起こすため、目の奥の痛みを自覚するようである
  • また、この血管を取り巻いて、涙腺のはたらきや瞳孔の大きさをコントロールしている自律神経が刺激されて、涙・鼻水が出る、瞳孔が小さくなるといった症状を伴うともいわれる
  • 吐き気を伴う場合もある
  • 頭痛発作直前に前ぶれが出現することが多い
  • 男性、高身長、血圧低め、愚痴っぽい性格ではないことが多い
  • 女性は妊娠中、頭痛が出現しにくい
  • 若年期に発症するが、中年期乃至初老期に発症する例もある
  • 年代と伴に症状が不鮮明となり高齢化で消失する

以上Wikipedia より
上記以外には、
  • 男性に圧倒的に多く起こり、女性の患者は少ない
  • 毎日決まった時間に起こることが多い原因には諸説があるが、解明されていない
  • 季節の変わり目に起こりやすい
  • 目の奥にある海綿静脈洞という静脈のネットワーク部分が異常に腫れ上がるために、その部分が痛む
以上日本頭痛協会より

群発性頭痛は、頭痛の中でも一番ひどく、耐え難い痛みなのですが、本人にしかわからないためにそれほどの痛みがあるとは信じてもらえず、誤解されることが多いです。
私も、群発性頭痛が別名自殺頭痛などと呼ばれるくらいすごい痛みだとは知らなかった・・・

下の動画は群発性頭痛の発作に襲われた女性です。
こんな痛みが1か月間、毎日1時間以上続いたら、自殺したくなるのもわかる。
実際に、アメリカでは衝動的に銃で頭を撃ち抜く人がいることから、「自殺頭痛」と名付けられたらしいです。




ところで、群発性頭痛には特別な薬が処方されますが、酸素吸入も効果があります。
重症な人は酸素でも痛みが治まらないときがあるようですが・・・

自分で自分を群発性頭痛だと診断したダンナは、さっそく実家の地下室に眠っていた酸素吸入器を家に持ってきました。
市販のスポーツ用酸素缶では容量が少なすぎるため、一般家庭で酸素吸入するのは不可能なんですが、ダンナの実家にあったのは医療用の本格的なもの。
昔、ダンナのおばあちゃんが使用していたものがまだ家に置いてあったんですね。

さっそく、頭痛が始まるとすぐに酸素吸入を始めてましたが、効果ははっきりと現れました。
次第に痛みが薄れていきます。
医者からは普通の頭痛薬しかもらえなかったので、この酸素吸入器は救世主でしたね。

酸素吸入器で何とか持ちこたえさせ、頭痛の発作週間がやっと終わった後は、心も晴れ晴れです。これであと数年はやってこないんだから。


しかし、最近になって「あれ、そういえばもうそろそろ来る頃かも・・・」と私が思ったころには、すでに頭痛が始まってました。

今回は前回よりも発作の期間が長く、回数も日に1~3回来ます。
再発してすでに3週間近くになるので、もそろそろ終わりに近づいてきているかもしれませんが、仕事中だろうが睡眠中だろうがお構いなしに突然痛みが襲ってくるので、本人は戦々恐々。
「いつまで続くんだろう・・・」とぐったり気味でした。

でも、今回は最初から群発性頭痛用の薬を貰っているので、頭痛が来ても軽い痛みで済んでいるようです。もちろん、酸素吸入器は今回も活躍してますよ。
睡眠中に突然頭痛が来たときに助かってます。

しかし、動画を見る限りでは、ダンナの症状はまだ軽いほうなんですね。
あんなに暴れないといけないほどの痛みじゃないし。
でも、毎回症状が重くなっているみたいなので、次回は気を付けないと・・・

似た症状をお持ちの方、群発性頭痛に関する情報を知りたい方は、下のリンクから日本頭痛協会のサイトへ飛んでください。
詳しく書いてあるので、参考になると思います。
emoji頭痛講座 群発性頭痛


この病気に治療薬はありません。
でも、高齢になると自然となくなるそうです。
ダンナはいい年だけど、まだ高齢とは言えないので、今回の頭痛が治まっても2年後くらいにはまた再発する予定です。

動画のような頭痛が次回ダンナを襲わないように、祈るしかないね。

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さて、退院後の自宅療養が始まりました。

退院後1週間は自宅で療養するようにと言われていましたが、ベッドで寝ていなければいけないわけではない。
体調はすごくいいし、患部が痛むわけでもないので、退院した日から料理だけ始めました。
入院する前に掃除洗濯はしておいたから、しばらくは大丈夫だし。

しかし、家族は私が料理しているのを至極当たり前に受け止めているのがちょっとねえ・・・
手伝ってやろうとか、今日はしなくていいよとか、誰か言えないのかね?
そりゃ病院で「退屈だ~」とは言ったけど、一応手術後まだ3日目なんだよ。
もうちょっと心遣いがあってもいいんじゃないの?

しかし、それよりもっと心遣いが欲しかったのが猫のお世話。
猫はママが帰ってきたから、さっそくご飯をねだったり、早朝に起こしにきたりするんだけど、これも家族は当たり前に受け止めている。
というか、いつもの通り、猫が私を起こしに来るのを、ダンナは気が付いていない・・・

さすがに、ご飯を置くときのしゃがむ動作はちと辛いんですよ。
それに、キキは時々ベッドで寝ている私の体の上に飛び乗ってくるので、患部の上に着陸しないかと非常に怖い!
実際に、1度キキが患部のすぐそばに着地したことがあって、冷や汗かきましたemoji

しかし、翌日もその翌日も、家族は心遣いの欠片も見せない。
ちっ、入院前に掃除洗濯しておいて正解だったぜ・・・

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手術後1週間、ついに必要にかられて掃除洗濯をしました。
内臓を手術したわけではないので、体に負担はかからないんですよね。

みんなには、家で安静にしてなよ、と言われたけど、料理と猫の世話しかしてないし~と思っていたんですが、掃除に洗濯もしたし、やはりちょっと動き過ぎたみたいです。

入院中はドレーンのおかげでなんともなかったのに、退院後数日してから患部の下部にうっ血が起こり、痛んできた。
皮膚を見れば、明らかに内出血した後がくっきりと浮かび上がってました。
それに、ドレーンのために開けた穴の部分が痛む・・・

経過が良好だからと言って、侮ってはいかんですのう。
傷口が安定するまではあまり動いてはいけない。
後悔先に立たず。

ところで、退院した時に今日からもうシャワーを浴びていいと言われていたのですが、さすがにその日は心配で、翌日にしました。
病院で貼ってもらった絆創膏はシャワーの後新しいのに替えないといけないんだけど、普通の絆創膏では小さすぎるので、車用の期限切れになった救急箱の中からいい大きさのガーゼを使用。

でも、これから何度も絆創膏を替えないといけないので、大きなタイプはないかとamazon で探してみたら、いいくらいの大きさのタイプの絆創膏を発見しました。
さっそく注文してみたら病院で使用するタイプの絆創膏で、皮膚にも優しくて二重丸!
50枚入りで多いけど、大きな怪我をしたときに使えるから、保存しておけばいいよね。

数種類の大きさがある、病院用の絆創膏

自宅療養も1週間経ったころ、病院の外来科に再度お出かけです。
手術で切除した腫瘍が検査に回されていたので、その結果を教えてもらえたんですが、予想通り悪性ではなかったとのこと。
手術跡の傷の治癒も順調で、皮膚から飛び出ていた手術用糸を切ってくれました。
この糸は体内で自然に溶けていくんですが、体外に出た糸は切らないとそのまま残っちゃうんですよね。

これで病院とは本当にサヨナラです。
今度は乳がん検診に行けばいいと言われました。

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無事に自宅療養も2週目に入り、仕事も開始しようと思っていたんですが、家では全く関心を示さないダンナが、なぜか変な気遣いを見せ始めました。
仕事は自分がやるから、私は家でゆっくりしていたらいいよ、って言うんです。

夕方から始まる室内プールの仕事は、実はダンナの副職場で、いつも二人で仕事してるんですが、私が行けないときはダンナが私の仕事もしてくれてます。
ヒマな仕事だから、私がいなくても困らないんですな。

そりゃあ、仕事場までは息子に送って行ってもらわないといけないけど、そこで気遣いを見せるって何なのよ?
それよりも、家事を助けてくれたらもっと助かったのに~(ブツブツ)


自宅療養も2週間を過ぎると内出血も治癒し、傷口も大分きれいになってきました。
退院後すぐはゆっくり歩かないと痛かったけど、その痛みも少なくなってきました。
療養3週間めに入り、自転車で仕事場まで行ってみたけど、問題なし。
傷口が肌着に擦れるとまだ痛みはあるけど、絆創膏もお役御免となりました。

これで遠出も解禁。
来週はお友達とフランクフルトに出かける予定です。

結局、猫も家族も気遣ってくれなかったけど、無事に自宅療養も終了となりました。
まだ傷の内部が完治してないから、エアロビクスはもう少し休むかもしれないけど、これからは普通通り生活できます。

祝、手術・療養生活終了だい!

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前回の続きです。

手術日

麻酔から覚めて頭がはっきりしてきた頃、看護婦さんが「夕食食べますか?」と聞いてきました。はっきり言ってそんなにお腹が空いているとは感じなかったけど、朝から何も食べていなかったので食べたほうがいいかな?と思い、持ってきてもらいました。

姑が同じ病院に入院していたので、どんな食事かはすでに見ていたけど、黒パントースト2枚とハム1枚とチーズ1枚だけってのは少なくない?
そんなにお腹が減っていなかったから別に良かったけど、翌日の夕食も全く同じだった。

以前入院した病院はパンの種類やハムの種類を選べたし、昼食も普通食は3種類くらいあって選べたけど、ここの普通食は普通タイプとダイエット食のみ。
でもって、食事の希望を聞きに来た人は肉の種類しか言わないので、部屋に置いてある献立表を先に見ていないと、自分がどちらを選んだのかわからない。

因みに、翌日の昼食は希望を言う機会がなかったのでグラーシュスープとジャガイモ他の普通食だったけど、2日後は鶏肉を選んだらダイエット食のほうで、鶏肉のスープとバナナしか来なかったemoji
そして、このスープが塩辛いの!
ちょっと、ここ病院でしょ~?

さて、食後にまたベッドに横になったんですが、頭は重いし、吐き気が湧いてきて、とてもじゃないけど寝られない。
そのうち本当に吐いてしまうんじゃないかと心配になり、痛みはないかと聞きに来た看護婦さんに吐き気止めの薬をもらいました。
大したことないけど、少し痛みがあるので、痛み止めの点滴もしてもらいました。

そして、しばらくすると、いつの間にか寝てしまったようです。
頭の重さも吐き気も麻酔の副作用なんですが、薬が効いてくれてよかった~
翌朝起きたときは、頭はすっきりしてるし、最高の気分でしたよ。

ドレーン

ところで、食事の時に看護婦さんが助けてくれたので気が付いたんですが、両方の患部から長いチューブが出ていて、それがベッドの両側に垂れ下り、その先に小さなペットボトルが着いている。
初めて見たけど、これはDrainage(発音:トリナージェ)と言い、日本ではドレーンと呼ばれているもので、体内に溜まる体液などを排出させるものです。
腫瘍を取った後に空洞ができて血液やリンパ液などが溜まる場合があり、治癒が遅くなる原因となるため、ドレーンで体液を排出させます。

日本のドレーンは先にバッグが付いているようですが、こちらのはまさしくペットボトル。
手術後は血栓予防靴下をはき、手術着のまま長いペットボトルが着いたチューブを下げて歩かないといけないので、可愛らしいとは全く言えない。

でもって、うっかりチューブのことを忘れてベッドから起き上がるとツッと来るんですよ~
何度かやってしまった(^^;)

ドレーンと手術着と血栓予防靴下

手術後も手術着を着ていたので、そのままトイレにも行きましたが、ある午後にトイレから出て手を洗おうとしたら、もう一つある個室から男性が出てくるじゃないですか!

トイレには患者用トイレと書いてあるので、まさか男性が入ってくるなんて夢にも思わなかったから、驚愕以外の何物でもない。無防備な状態でばっちり見られてしまい、絶句状態ですよ。
どれも似たようなドアで分かりづらいけど、ちゃんと普通のトイレがあるんだからそっちを使えよ!

ともかく、それ以降は用心して、トイレに行くだけでもバスローブを着ることにしました。
パジャマが着られると一番いいけど、ドレーンが着いてるし、左腕には麻酔用の点滴針がまだ刺さっていたし、右手の甲にも点滴針が刺さっているので着替えにくいし・・・
結局退院するまで手術着にバスローブを羽織って歩いてました。

手術翌日

さて、手術翌日からは薬を全く貰わなかったんですが、なぜか痛みは全然ない。
昨夜の痛み止め点滴が長く効いていたんでしょうかね?
麻酔の副作用もなくなり、気分は爽快です。

そうなると、今度は寝ているのがしんどくなってくるんですよね。
入院用に持ってきた本をベッドで読むのもしんどくなり、今度は散歩を始めました。
散歩と言っても廊下を往復するだけだけど、腰痛持ちの身としては重要です。
横向きにいつも寝ているので、寝返りを打てない状態は腰にきつい!

そのうちそれだけでは時間が持たなくなってきたので、今度は面会室の椅子に座って読書を始めました。でも、そのうち本もほとんど読んでしまって、退屈絶好調!(笑)

その後は、ちょうどその日に家族に持ってきてもらったタブレットで救われましたよ。
タブレットの中にジグソーパズルやナンプレやカードゲームなどを入れておいたので、時間つぶしにはちょうどいい。
なんだか、手術翌日とは思えない1日だったな~


ところで、私の入院と入れ替わりにたった一人の同室者が退院したので、部屋には私一人だったんですが、手術日の夜8時にもう一人入ってきました。
彼女は手術するかもしれない状態だったので絶食でやってきたんですが、翌日の予定時間になってもお迎えが来ない。

看護婦さんに聞いてみても誰も答えられる人はおらず、昨日のお昼から絶食している彼女はひもじくて耐えるのも限度になってくる。
何度も手術時間のことを聞くので、看護婦さんにも迷惑がられ始めていたら、一人の看護婦さんがようやく説明してくれました。

その日の予定時間くらいに救急車が2台ほどサイレンを鳴らして病院に到着したのは知っていたけど、どうやら緊急手術が行われたようです。
恐らく手術に時間がかかったんでしょう。
そのせいで予定されていた手術が軒並み遅れているのだとか。

その日の夜中過ぎに手術が行われるかもしれないということで、彼女はこの日も絶食を余儀なくされました。夜中に手術なんて、外科医がすでに疲れているんじゃないのか?と心配していた彼女でしたが、大病院では夜に外科医チームが交代するので大丈夫だと、看護婦が太鼓判を押してくれました。

私が手術に向かうときに看護婦さんたちが「Alles Gute(ご多幸を祈ります)」と言って送り出してくれたので、寝る前に彼女に「Alles Gute」と言ってあげたんですが、翌日起きたら・・・・・・彼女はまだ病室で寝ていた(アチャ~)

この日は朝にまた一人やってきて、午前中に手術してすぐに退院していったから、彼女は運が悪いとしか言いようがないですな。
でも、私も2日絶食なんて体験したくない!

手術後2日目

同室の一人が2日も食べていないと、自分の食事の時には気兼ねしますよ。
「あなたの前でご飯を食べてごめんね」と言い訳してしまう。
当然向こうは「いいよ、気にしないで」と言うけど、相当辛いよねえ~

前日の夜10時にまた一人入ってきていたので、部屋は現在満室です。
絶食の彼女がおしゃべりタイプなので、誰がどんな病気を持っているかすぐにわかりました。
彼女は子宮の問題で、腹腔鏡の手術と言っていた。
もう一人は妊娠中の胆石だって。
もし誰かがガンだったら、彼女はどう話したんだろう・・・

さて、この日も朝から退屈です。
医者の回診があり、その結果次第では退院してもいいと言われているけど、いつ来るかわからないので、散歩した後またもや面会室で遊んでました。

結構長く遊んだあと、そろそろ部屋に帰らないと医者の回診が終わってしまうかも、という頃に医者の回診がありました。
トイレの後散歩している私に先生が「調子はどうですか?」と聞いてきたので「すごくいいです」と答えると、「じゃあ今日帰りますか?」と先生。

「ドレーンがどんな具合かわからない」と答えると、看護婦に「これまだ出てる?」と聞き、看護婦が「いいえ」と答えるのを聞いて「今日退院していいですよ」と許可が下りました。

とはいえ、それはちょうど昼食前で、私の分はすでに調理されているので、家からは1時に迎えに来てくれるように電話し、ドレーンと点滴の針を抜いてもらった後に着替え、昼食を食べたんですが、迎えの時間まであと30分も余ってしまった。

それでも何とかお迎えが来て、看護婦さんたちに挨拶して病棟を後にしました。
例の絶食の彼女はちょうどトイレだったようで挨拶できなかったけど、未だに何も食べられなくて可哀想だったなあ・・・

さて、家に帰った後何を最初にしたと思います?
自分で薄味のうどんを作ったんですよ。
だって、お昼のチキンスープは塩辛かったし、量も少なかったんだもの。

次回は自宅療養の様子を報告しますね。

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