2008/09/06 (Sat) ええっ！？ 知らぬ間に赤ちゃんが産まれてたよ！うちの家で！

おとついの朝に、居間にいるゾッケに警戒音を出しながらも家の中に入ってきたママが、不思議にも地下室に消えました。
息子もその後を追って地下室へ。
や、やばい！
慌てながらもネコご飯を手に地下室へ急ぎ、廊下にご飯を置いて、ママのお気に入りだった物置部屋のほうを見ると・・・・・・
物置部屋のドアの前でゾッケがうずくまって、こっちを見ていました。
ドアは細く開いているから、ママが中にいるのは確かなのですが、ゾッケはなぜドアの前なんでしょう？
ともかく、ちびをママから遠ざけないといけません。
ゾッケを抱っこして二階の息子の部屋に閉じ込めてから、閉めてあったテラスのドアを開けました。
これで、ママはゾッケを見ることなく、静かにご飯を食べて出ていくことができます。
息子の部屋でゾッケをうまく寝かしつけた後、下へ様子を見に行くと、ご飯には口をつけていません。
朝寝してるのかも、と思った私は、今度はすべての部屋のドアを閉めて、ゾッケが庭からは家のなかに入ってこれても地下室には行けないようにしました。
ママが起きた後玄関のドアから出せば、ゾッケを見ることはありません。

そのまま数時間経ったのですが、地下室はしんと静まったまま。
なんだ、ママはもう出て行ったあとなんだ。
ご飯を片付けて、閉めていた家中のドアを開け、立ち入り禁止条例も解きました。
ところが翌朝、ママが寝室に入ってきたんです。

え？
どうしてここにいるの？
窓やドアはみんな閉まってるよ？

いつになく弱々しく鳴くママをキッチンに連れて行って、念のためにドアを閉めてから御飯をやりました。
そしたら、まるで一日中何も食べていなかったかのように、すごい量を平らげます。
そうしているうちに、キッチンから出て行ったダンナがゾッケの目覚めを告げました。

「ゾッケが下にきたぞ。ドアの前にいる」
「外に放り出して！　それか、上に連れて行って部屋に閉じ込めて！」

優しいダンナがゾッケを広い居間に閉じ込めた後ママをキッチンから出すと、ママは何かを言いたそうに私たちを見上げて鳴きます。
私が猫語を理解しようと苦労していると、ダンナがぽつりと一言。

「家の中のドアも窓も全部閉まってるのに、どこから入ってきたんだ？」
「ということは、まさか、昨日からずっと地下室にいたってこと？」
ぎょっとした私の言葉に、同じ顔のダンナが言葉を足します。
「あそこの部屋って・・・・・・　昨日の夜、あの部屋のドアを閉めたぞ」
「え、閉めた？　じゃあ、ママはどうやって出てきたの？」

ママがドアを開けられるのをすっかり忘れていたんです（賢いネコでしょ）
そのママは、私たちに言葉が通じなかったのを感じたように、また地下室へ。
絶対おかしいママの行動の意味を見つけたのは、ダンナでした。

「ちょっと、早く来てみろ」
「え？」
「そこを覗いてみろよ」
「え、何で？」

ダンナに言われるままに、例の物置部屋の中の、いろんな物がのっけてある古いソファーの隅っこを覗くと・・・・・・
3匹の、目も開いていない子猫がママに包まれて寝ているじゃありませんか！

ちょっ、ちょっ、ちょっと
ええっ、ええーーーーーーーっ！
いつの間に？
全然気がつかなかったよっ！
うちで赤ん坊が生まれてる！？

えらいことです。
すぐさま大盛りの猫ごはんを下へ運び、段ボール箱で即席のネコトイレを作りました。
またもやゾッケに通行禁止令を出しました。
家族が一通り生まれたばかりの子猫とご対面して出勤、通学に家を出た後、お隣に報告を。
びっくりしたお隣の奥さんが、大きな段ボール箱を脇に、慌ててうちにネコ一家を引き取りに来ました。
奥さんはここ一か月ほどママを見ていなかったそうで、まさに青天の霹靂。
いつもドアが閉まってたから、ママが行きたくても行けなかったようです。

現在、ママと子猫たちはお隣で世話をしてもらってます。
ゾッケも通行禁止令を解かれて、家中を走り回ってます。
でも、ママを中に入れてやってて本当によかった。
前回は出産一か月前から外に出なくなったらしいのに、今回は出産日まで外にいなきゃいけなかったとは、可哀そうなことをしました。
おデブだとばかり思っていたお腹は、実は妊娠だったなんて・・・・・・
気がつかなかった私を許してね。

しかし、前回の出産からまだ3か月半しかたってないよ？
動物って、一年に一回しか発情期が来ないと思ってたのに、
猫って人間並み？
ママはそのうち避妊手術を受けるそうです。
そりゃ、三か月ごとに3匹づつ増えてたらたまりませんものね（苦笑）