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旅行+生活情報+ドイツ語と、ちょっと言いたい今日のドイツ

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2009/03/06 (Fri)
Harry Potter " Die Maerchen von Beedle dem Barden"
ハリーポッターのおまけ本、「Die Märchen von Beedle dem Barden」(ドイツ語)、「The Tales of Beedle the Bard」(原本)、「吟遊詩人ビードル」(日本語版)のご紹介です。
120ページの薄い本ですが、魔法使いの世界の童話だけではなく、それぞれのお話にDumbledore教授の注釈が付いているのが売り物です。作者であるJ・K・Rowlingの絵も童話に溶け込んでいます。

見出しページにはHermine Granger (ヘァミーネ:ドイツ語式の読み方) が、Runen (ルーネ文字、ゲルマン人の用いた最古の文字)  より翻訳したと書いてあります。
ここでは序章から、作者のローリングさんが読者に向けたメッセージをご紹介します。
ドイツ語が苦手な方は日本語版を読んでいただいたほうがいいのですが、追記にへたくそな日本語訳を入れましたので、参照されたい方はご覧ください。

hp maerchrn

Einleitung

Beedles Geshichte ähneln unseren Märchen in vieler Hinsicht ; so wird Tugend meistens belohnt und Bosheit bestraft. Allerdings gibt es einen ganz deutlichen Untershied. In den Muggelmärchen ist Zauberei oft die Ursache für die Leiden des Helden oder der Heldin - die böse Hexe hat den Apfel vergiftet, die Prinzessin  in einen hundertjährigen Schlaf versetzt oder den Prinzen in ein scheussliches Tier verwandelt. In den Märchen von Beedle dem Barden dagegen treffen wir auf Helden und Heldinnen, die selbst zaubern können und denen es dennoch ebebso schwerfällt wie uns, ihre Probleme zu lösen.
Beedles Geschichten haben Generationen von Eltern in der magischen Welt geholfen, ihren kleinen Kindern diese schmerzliche Lebenstatsache zu erklären: Magie verursacht genauso viele Schwierigkeiten, wie sie beseitigt.
・・・・・・・・・・・・・・・

Soweit wir wissen, wurden die Anmerkungen etwa anderthalb Jahre vor der Tragischen Ereignissen oben auf dem Astronomieturm von Hogwarts fertiggestellt. Wer mit der Geschichite des Jüngsten Zaubererkriegs vertraut ist (zum Beispiel jeder, der alle sieben Bände über das Leben von Harry Potter gelesen hat), wird merken, dass Professor Dumbledore etwas weniger verrät, als er über die letzte Geschichite in diesen Buch weiss - oder vermutet. Der Grund für ein mögliches Versäumniss liegt vielleicht in dem, was Dumbledore vor vielen Jahren zu seinem liebsten und berühmsten Schüler über die Wahrheit gesagt hat:

"Sie ist etwas Schönes und Schreckliches und sollte daher mit grosser Umsicht behandelt werden."

Ob wir ihm zustimmen oder nicht, vielleicht können wir Professor Dumblrdore verzeihen, dass er künftige Leser vor den Versuchungen schützen wollte, denen er selbst zum  Opfer fiel und für die er einen so schrecklichen Preis bezahlt hat.

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はじめに

良い行いには報酬が与えられ、悪い行いには罰が与えられるというように、ビードルのお話はいろいろな面から私たちの童話に似ています。でも、ひとつ大きな相違点があります。ムッゲルの童話では、魔法をかけられた主人公が窮地に陥ります。例えば、悪い魔法使いが毒りんごを作ったり、お姫様を百年の眠りにつかせたり、王子様を醜い動物に変えてしまったりします。しかしビードルの童話の中に登場する主人公たちは、自身が魔法が使えるにもかかわらず厄介な問題からからなかなか抜け出せません。ビードルのお話は何世代もの間、人生には辛いこともあるという事実を、両親が子供たちに説明するのを助けてきました。魔法はそれが使えないときと同じように、面倒なことの原因にもなるということを。

・・・・・・・・・・・・・・・・

私たちが知る限りでは、ホグワーズの天文学の塔の上での悲劇的な出来事が起きる約1年半前に(ダンブルドー教授の)注釈が書かれたようです。最近の魔法使いの戦争を知っている人なら(例えば、ハリーポッターの人生が書かれた全7巻の本を読んだ人なら)、ダンブルドー教授がこの本の最後のお話について知っていること、または推測していることについてあまり触れていないのに気が付くでしょう。これがなおざりにされているのはもしかすると、彼が何年も前に一番のお気に入りで一番有名な生徒に言った、真実についての言葉に関係しているかもしれません。

「それは素晴らしく、また恐ろしいことだから、とても慎重に扱われないとね」

私たちが彼に同意するかどうかはさておき、自らその犠牲となり、恐ろしい代償を払わねばならなかったダンブルドー教授は将来の読者をその試みから守りたかったのですから、許してあげてもいいのではないでしょうか。
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