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旅行+生活情報+ドイツ語と、ちょっと言いたい今日のドイツ

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2010/04/09 (Fri)
Wien Museum ウィーン博物館
下の写真の人知ってます?
ハプスブルグ家の有名な女帝です。
答えは画像の下に反転してあるので、わからない人はマークしてみてください。

マリア・テレジア
マリア・テレージア女帝(1717 - 1780)
18世紀にハスプブルグ家継承者としてオーストリアを動かした女性で、フランス革命で処刑されたマリー・アントワネット(マリア・アントーニア)は彼女の娘です。
王家としては珍しく恋愛結婚をし、夫の死後自らの死までずっと黒い服を着ていましたが、ジッシーは息子のルドルフ皇子が死亡した時、彼女を見習ってやはり終生喪服を着たそうです。

さてさて、ウィーン最終日の3日目はWien Museum Karlsplatz(ウィーン博物館 カールス広場)に出かけました。どこでも郷土博物館は地味だけど、小さな村がどのようにして大都市に発展していったかを知るのはなかなか興味深いものです。
他にも有名な博物館はあるけれど、何と言ってもお財布が軽くなりすぎるので、お値段が安くて展示品がたくさんあるウィーン博物館はありがたい。

しかしここで愚痴を一言。
パリは博物館パスがあって、どれだけたくさんの博物館を回ってもパス料金のみ。
それこそご飯を食べる暇もないほど走り回り、250%満足できたけど、ウィーンは最悪!
あまりの高さに見られない博物館があったんだから(Hofburgとか)、観光客のために博物館パスを作れ!

ということでウィーン博物館へ戻ります。
入館料:6ユーロ (ウィーンカードで4ユーロ)(入館料で常設展と特別展が見られます。)
19歳未満:無料
無料の日:毎月第一日曜日

ウィーンの略歴
ウィーン周辺からは石器時代の物が見つかっていますが、ケルト人の時代には砦集落がつくられ、紀元1年にローマ人がここに砦を作り、ケルト人の町を従えていました。
16世紀と17世紀には、ハンガリーの3分の2を支配したオスマン帝国と、ハンガリー国王を兼ねるハプスブルグ家引きいるオーストリア帝国との間に2回戦争があり、ウィーンはあわや陥落の危機に見舞われたこともあります。
ハプスブルグ家がヨーロッパの王国に権力を広げていくにつれ、ハプスブルグ家の本拠地であるウィーンは華やかな黄金の時代に入ります。マリア・テレージアの時代には、モーツァルトが何度もウィーンを訪れて演奏しました。
1919年に最後の皇帝が退位してオーストリア共和国になったあと、第二次世界大戦では市街の5分の一が廃墟と化しました。激しい市街戦の後に降伏したあとは、連合軍であるアメリカ、イギリス、フランス、ロシアによって1955年まで分割占領されることになります。
戦後は世界的な機関がウィーンに本部を置いており、国際核エネルギー機構(IAEO)と精油輸出国機構(OPEC)の本部が設置され、世界で3番目に大きい国連の事務所(UNO-City)があります。


さてさて、博物館の中はフラッシュさえ使わなければ写真を撮ってもいいので、面白かったものを撮ってきました。やっぱりいつみても面白いのは中世の騎士の鎧兜ですが、メインは壁にかかっているものです。
これは貴族が着けていたものですが、颯爽たる鎧を着て頭がこれだったら、笑えない?

鎧
暗い写真を加工してあるのではっきり見えないのが残念だけど、右は鹿の角と女性。その横には熊みたいなのが乗っかってて、一番左は細長い角にぴらぴらMaibaum(5月の木)みたいに飾り物がついて る。

下の写真をよく見てみましょう。
赤丸の中に、ナイフのようなものが見えるでしょう?
これは折りたためるようになっていて、馬上で槍を持つための補助器具です。
全身を覆うタイプの鎧はその重量だけでも相当のもの。
その上武器も重たいので、馬上で槍を振り回す労力を減らすためにこの補助器具がつけられました。
これで槍を固定し、左手で馬の手綱を操ります。
鎧
いったい何キロあるんでしょう?


今度は調度品ですが、これは何でしょう?
真珠層の ある貝でできている、豪華なものです。
これだけを見てすぐわかったら、えらい!

ランプ

これでわからなかった人には、ヒントをあげます。
それは次の写真です。

ランプ
もうわかったね?そう、ランプです。

ろうそくを灯すと貝に描かれた絵が明りの中に浮かび上がる仕掛け。
ロマンチックなひと時にうってつけですね。
他にも展示物はあるけれど、まあ普通のものということで、ウィーン博物館はここでおしまい。

あと1回続きます

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無題

>やっぱりいつみても面白いのは中世の騎士の鎧兜ですが、メインは壁にかかっているものです。
これは貴族が着けていたものですが、颯爽たる鎧を着て頭がこれだったら、笑えない?

なんなんですかねぇ・・・。「どうだ、すごいだろ?」って自慢なんですかね?日本の兜でもどうしちゃったのよ?みたいな飾りがついていますが・・・。「愛だろ、愛」みたいな。凄いけど。

どこの国の人でも自分の立場を「どうだ!」って誇示したいのでしょうかね。女性だって今で言う「盛りヘア」ででっかく、派手に飾りつけしていたそうですしね・・・。

貝のランプもすごいですね。土産物で貝の表面に風景などを彫ったランプは見たことがありますが・・・。さすがに手が込んで、お金がかかっていますね
  • ラーダ・ドゥーナ さん |
  • 2010/04/09 (18:43) |
  • Edit |
  • 返信

ラーダ・ドゥーナさんへ

この、あほらしいくらい目立つ頭、たくさん同じ格好をした人々の中から、一発でご主人を見分けるためかもしれませんよ。
だって、みんな頭の上についているから、遠くからでもはっきりわかるもの。
しかし、あれをつけて頭を振ったら重さで兜がずれそうだけど(笑)

貴族は民を支配する立場であって、位が違うんだということを見せつけたかったんでしょうね。それに、貴族どうしでも意地の張り合い、豪華さの競争なんかがあったかもですよ。

貝のランプも、うちはこんなものも手に入るくらい裕福なのよ、と見せびらかす道具だったかもしれません。
でも、きれいなものはきれいですね。ランプ職人の腕を讃えたいです。
  • from くろろ |
  • 2010/04/10 (01:57)
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