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旅行+生活情報+ドイツ語と、ちょっと言いたい今日のドイツ

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タイトルを考え付かなかったので、動画のタイトルにしました。
言葉をつけることはできません。
でも、何も言わなくてもこの動画は心に染み入ると思います。


この動画の中の詩の作者は、ノーマ・コーネット・マレックさん。
最愛の子供を失くしたあとに、この詩を書いたそうです。
ところがいつからか、2001年の9月11日にあったアメリカのワールドセンターへのテロ時に救助に向かい、ついに帰還しなかた消防士の詩だという噂が立ったそうです。
なのでこの動画にもそう出ていますが、本当の作者は違いますのでご注意ください。

この詩のタイトルはTomorrow Never Comes(和訳:最後だとわかっていたなら)。
オリジナルの英語の詩が載っているサイトがありますので、興味のある方は上の詩のタイトルからどうぞ。

この動画にはたくさんのコメントが寄せられており、東北関東大震災後のコメントもあります。
コメントを読んでみたい方は下から動画のページへ飛んでください。
この動画のページに行く

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11月19日に公開された、ハリーポッター最終章の「ハリーポッターと死の秘宝 パート1」は予測通りに大ヒットとなりました。
ハリーポッター映画は本の人気もあって、これまでの7作品も封切り後最初の週末の興行収入が初登場首位を記録しましたが、北米映画興行収入ランキングでは5030万ドル(約42億3000万円)で2週連続首位に輝いています。

最終章の映画は1部と2部を同時に撮影。6月に撮影を終了していますが、撮影が終了した時に俳優たちががみんな泣いてしまったんだそう。
10年以上も続いたハリーポッターシリーズ。
撮影中ずっと一緒で、いい友達になった俳優たちともお別れの時がきたのを実感したのかも。

そこでまずは、映画の英語版公式トレイラーを2つ持ってきました。
それぞれ違うシーンが入っているので、2つ見ると映画の雰囲気がわかります。




次は日本語版トレイラーです。


ところで、撮影中の面白いエピソードがTimeWarpに載っていましたので、ちょっとご紹介を。
第一部の中に、ハリーとハーマイオニのキスシーンがあるんですが、ハリー役のダニエル君がハーマイオニ役のエンマ嬢のキスの仕方に仰天したというもの。
ダニエル君がソフトで甘いキスを想像していたら、エンマ嬢は動物的で力強い、大胆なキスをしたらしい。
二人のキスシーンを見てロン役のルパート君が大爆笑し、セットから追い出されたそうだから、ブチッとキスされたダニエル君がどんな顔をしたか、よ~く想像できるというもの(笑)

ハリーポッターファンの皆さんなら知っていると思いますが、ハーマイオニはロンに恋してます。
ハリーとのキスシーンはロンが幻想の中で見たものですので、お間違えのないように。


さて、タイトルの映画流出事件の話です。
映画公開直前に、映画の最初の36分がインターネットに出回り始めました。
出たのは2時間以上ある映画の最初の36分だから、映画への興味を盛り上げる効果があったかもしれませんが、ワーナーブラザーズは盗まれたと宣言。
発見されたものは削除するように努力しているようです。

しかし、問題の流出部分を入れて、その後の部分を映画館で盗み撮りした海賊版が出回り始めています。
昔はすべての映画が世界中の映画館で盗み撮りされて、映画公開直後からインターネットで自由にダウンロードできましたが、今では映画配給元が厳しい規制をしている映画館。
そんな中で規制が緩いのか、ロシアからのいろいろな海賊版が世界中に出回っていますが、スペインからも問題の流出部分を入れた海賊版を発見(ドイツ語版)

しかし、これからまたロシア版が出てくるかも・・・・・・
中国版なんか、ぞろぞろでてきそうですね。
人気が高かった前作の「ハリーポッターと謎のプリンス」は約800万回もインターネットからダウンロードされたそうで、今回の映画はその上をいくかもしれません。

話は変わりますが、youtube でメイキングオブのビデオ(英語)を見つけましたので、ハリーポッターファンの方は是非どうぞ。
撮影風景のほかに、メインキャストの3人のインタビューも入っていて、生の声が聞けます。







これからお出かけの予定の方は、ここの記事を読んでビデオを見ていくと、楽しみも倍増です。
私はできたら来週にでもハリーポッターを見に行きたい!
ほっほっほ、来年のパート2もすでに決定です
大人にも人気あるから、恥ずかしくなんかないもんね。
DVDが出るのが楽しみだ~

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少し前に、ある人物の名前が世界を駆け回りました。

その名はグレイ パウエル氏。

アップルのエンジニアであるパウエル氏は、次世代iphoneの試作品、iphone4Gをテスト使用している最中でしたが、3月18日にカリフォルニア州シリコンバレーにあるドイツビアガーデンで仲間たちと27回目の誕生日を祝った際、大事なiphoneを紛失。そして始まった大悲劇は世界中を駆け回った。

すでにあちこちでニュースになってますが、まずはこちらのyoutubeを見てみましょう。



下はheise onlineのニュースからの引用です。
iphone 4Gとドイツのビール:警察が捜査中
アップル社の開発者グレイ・パウエル氏は、3月18日にシリコンバレーのドイツビアガーデンで誕生日を祝った。そこで彼は、iphone 3Gに見せかけた4G試作品で自分のFacebookに「ドイツのビールがこんなにうまいなんて、思っても見なかった」と記入。その少し後に、大事な製品をバーの椅子の上に置き忘れた。
Gizmodoの説明によると、忘れ物の発見者は落し物をいじくっていたが、それが普通のiphineでないことを翌朝になって発見。アップルと連絡を取ろうとしたが、向こうは信じてくれなかったらしい。最後にGizmodoが5000ドルで買い受けた。
アップルは、ことが起こってからの3週間の間、MobilMeによって使用停止にされた製品の所有者に言伝を送ることも、製品がどこにあるかも調べられなかった。

PRトリックで有名なアップルの今回の機密漏えいが、本当にただの過ちから起こったかどうか疑問視する人が多い中、警察が捜査を始めた。アップル側の責任者から話を聞いた後、サンタ クララ地方検事は今回の事件で違法行為がなかったかどうかを調べている。アップルは過去に何度も、企業秘密の漏えいを阻止しようと裁判を起こしていて、いずれも敗訴している。
また、この事件の騒ぎの中、Gizmodoは問題の製品をすでにアップルに返している。

Das iPhone 4G und deutsches Bier: die Polizei ermittelt
Am 18. März feierte der Apple-Entwickler Gray Powell in einem deutschen Biergarten im Silicon Valley in seinen Geburtstag hinein. "Ich habe unterschätzt, wie gut deutsches Bier ist", schrieb er mit seinem als iPhone 3G maskierten 4G-Prototypen in sein Facebook-Profil. Kurze Zeit später ließ er das wertvolle Gerät auf seinem Barhocker liegen.
Nach Darstellung von Gizmodo spielte der Finder eine Weile damit herum und entdeckte am nächsten Morgen, dass es sich bei dem Gerät um kein gewöhnliches iPhone handelte. Er habe versucht, Apple zu kontaktieren, doch glaubte man ihm dort nicht. Schließlich kaufte Gizmodo den Prototypen für 5000 US-Dollar.
Während der drei Wochen, die bis dahin vergangen waren, hatte es Apple nicht geschafft, dem Besitzer des mittlerweile per MobileMe gesperrten Gerätes eine Nachricht zukommen zu lassen oder es zu orten.
 
Während viele noch bezweifelten, dass dem für seine Geheimhaltung wie für seine PR-Tricks bekannten Konzern Apple so etwas tatsächlich aus Versehen passiert, haben sich nun die Ermittlungsbehörden zu Wort gemeldet.
Nach Gesprächen mit Apple-Verantwortlichen prüft der Bezirksstaatsanwalt von Santa Clara, ob gegen das Gesetz verstoßen worden ist. In der Vergangenheit hat Apple mehrfach seine rechtlichen Möglichkeiten ausgeschöpft, um unerwünschtes Durchsickern von Informationen zu unterbinden. Gizmodo hat den Prototypen mittlerweile an Apple zurückgegeben.

 

さて、自分の大失敗のために世界中で有名になってしまったパウエル氏ですが、解雇は免れました。

I went drinking with Gray Powell and all I got was a lousy iPhone prototype」(Gray Powell氏と一緒に酒を飲みに行ったが、わたしが手に入れたのはお粗末な『iPhone』の試作品だけだった)とプリントしたTシャツを着た写真が公開された、アップル創始者のひとりであるウォズニアック氏は「誰にでも起こり得る不幸な事故だ」とCNETにコメントしています(CNET JAPANの記事はこちらから
ウォズニアック氏は、以前に売 り出し直前のiphoneを自分に見せた社員が解雇されたことを上げ、アップル社のセキュリティー手法に疑問を感じている ようです.

ところで、この忘れ物騒動で世界がパウエル氏に同情的だったためか、彼がドイツビールへの賛辞を例のiphoneから送っていたのを知ったからか、ルフトハンザがこんな公開レターを出してパウエル氏探しに乗り出しました。

ルフトハンザからパウエル氏へ

ルフトハンザのスポークスマン曰く「彼はドイツのビールが好きなようだし」ということで、ビジネスクラスでミュンヘンまでご招待して、自社が経営しているビアガーデンのスターゲストとしてお迎えしようという、どう考えても宣伝にしか思えないアイデア。

世界中に顔写真は散らばってるし、もしルフトハンザの招待を受け入れたら世界中の好奇心の的になるのは決定的なパウエル氏。
恥を忍んで招待を受けてスターになるか、恥晒しになるのは嫌だと美味しい招待を突っぱねるか・・・
世界中の人が、これからのパウエル氏の反応を冷やかし半分で待っています。
彼が招待を受けるか否か、あなたはどちらだと思います?

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最終回は目的地のベースキャンプです。
氷河に削られた広い谷。あともう少しの距離になってきました。
谷を少し上るとすごい風景が目の下に広がります。

クンブ氷河とトレッキングルート
氷河沿いに右に曲がると、もうすぐベースキャンプ。青い屋根が宿泊地

最後の宿泊地、ロドゥチェ(4940m)からは、真正面にエベレスト(8848m)が見えるようになります。
山の奥にしちゃあ、えらく立派なトイレですな。しかし当然ぽっとん式で、みなさんの落し物は大地に吸収される予定です。ロッジの人がそうなるように作業もしてるんでしょうねえ。ご苦労様です。

エベレストを望む 山のトイレ
左:エベレストが真正面に
右:トイレはあそこだよ
写真はクリックで拡大します

宿泊地を発って氷河の谷のどん詰まりまで行くと、テレビに再三登場するベースキャンプ(5400m)到着です。
壁のようにそそり立つ山の向こうは中国。
向かって右に氷河は続き、世界最高峰が空高くそびえたっています。

ベースキャンプ
色とりどりのテントが花を咲かせるのはシーズンに入ってから。今は雪かも。

たくさんの現地人ポーターが、ヤクとともに登山隊の重たい荷物を背負ってここまで歩きます。
登山隊のメンバーとしてやってきた人たちを魅了する、世界最高峰への登山ルートは下の写真(Wikipediaより)を参照してください。

エベレスト登山ルート

エベレスト パノラマ
こちらはパノラマ写真です。クリックするとでっかくなって、感激します(笑)


ところで、どこの山もゴミ問題を抱えていますが、エベレストも深刻な問題を抱えています。
登山隊が使用した後の空の空気ボンベが放置され、各高度のキャンプ地では不要になったさまざま物(缶詰の空き缶だとか)が廃棄されて、世界最高峰にまで環境破壊の波が押し寄せています。

7大陸最高峰を制覇している登山家の野口健さんは1997年のエベレスト登頂の際、標高6500m地点で積極的にゴミ拾いをするヨーロッパ登山隊のそばに日本登山隊が廃棄したゴミを見つけてショックを受け、それ以後エベレスト、マナスル、富士山などの山の清掃登山を続けていらっしゃいます。
野口さんの公式ブログでは、半分雪に埋もれてしまった日本登山隊のゴミを掘り出す様子などが写真で紹介されていますが、これらの掘り出したごみは袋に入れて下まで持って降りるんだそうです。
1988年の日本登山隊のゴミを日本まで持って帰り、その隊に参加した人に返還したそうですが、その相手を聞いてびっくりしました。何と、橋本元総理ですって!あの方、エベレストに登頂されてたんですか・・・・・(驚)

そのうえ野口さんは、排泄物まで持って帰られます。
マッターホルンの登山道にはウ〇コがゴロゴロしていると聞いたことがありますが、ここも例外ではないわけですね(^^;)
登山隊は一人じゃないからみんなのウ〇コを集めるわけですが、1日20キロもの重さになるとか。持って降りるときも、寒さで凍ったウ〇コが溶けてリュックサックの中がえらいことにならないように、また登山してくる人の迷惑(臭いがプ~ン)にならないように早朝出発するそうで、頭が下がる思いです。

こんな清掃活動を続けておられる野口さんですが、こういう人間の出したゴミの他にもあることをされています。それは遺体の埋葬、または遺体のベースキャンプへの運搬。

エベレストでは今までに200人以上の方がなくなり、そのうち100人以上はまだ山のどこかで眠っています。人間の体はとても重たいですから急斜面を運ぶのも危険を伴うことがあるでしょうし、転落した場合はその位置が分からなくなることもあるでしょう。そのため下山できなかった遺体はそこに残されることになるのですが、これが登山ルートにごろごろあるそうなんです。

上記の日本登山隊のゴミは、半分氷に埋まった遺体を発見して掘り出したら、そばに埋まっていたのだそうです。遺体は雪崩に遭って命を落とした、日本登山隊のシェルパでした。
そういえばテレビでも、あるテントの中を見てみたら遺体が眠っていたということがありました。

それほどの過酷な自然を持つ最高峰には、観光登山者がツアー気分で来るそうです。
お金さえ払えば頂上まで誰でも行けると思い込んでいる、思い違いも甚だしい人もいるそうで・・・
世界最高峰が抱える問題は深刻そのものですが、これは他の山でも同じだと思います。
ゴミは捨てずに持って帰る。無理な登山はしない。
これは低い山に登るホビー登山家の皆さんにも心がけていただきたいと思います。

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またトレッキングルートに戻って、ベースキャンプを目指します。
最初は高いところにあった登山道が、谷底に近づいてきました。
川の水は氷河色。どんな味がするんでしょうかね?

Dudh_koshi_valley
気持ちいいでしょうねえ、ただの短時間トレッキングなら(^^;)


細い渓谷を抜けるとY字路になり、氷河に削られた広い谷に出ます。
左へ行くとエベレストの南になり、左へ行くとベースキャンプの方角です。
氷河はエベレストのほうに右へ曲がっているので、ここから見えるのは中国との境界線を作る山並みです。

フェリチェ
あの山の向こうはチベットです


この分岐点にある宿泊地はすでに4530m。
慣れた登山家なら数日は一つの村に滞在して高度に慣れますが、カトマンズから飛行機で来て、高度に慣れる時間を惜しんだ観光登山者が、高山病で苦しむ高さです。
高山病 (Wikipediaからの抜粋)
高山では空気が地上と比べて薄いため、概ね2400m 以上の高山に登り酸欠状態に陥った場合に、さまざまな症状が現れる。 主な症状は、頭痛、吐気、眠気(めまい)である。他に、手足のむくみ、睡眠障害、運動失調などが現れることもある。低酸素状態において数時間で発症し、一 般には1日後~数日後には自然消失する。しかし、重症の場合は高地脳浮腫高地肺水腫を起こし、死に至ることもある。
実際にエベレスト登山者の中にも、この病気で命を落とした人がたくさんいます。
数日余計に高度になれる時間をとっていたら、運命は変わっていたかもしれません。
ダンナは高度に慣れる時間を十分にとって、準備トレッキングに当てていたので、おそらく問題はなかったでしょう。

フェリチェ
氷河が作り上げたU字の谷


広い谷の底に伸びる登山道をたどっていくと低い峠に差し掛かりますが、そこには石が積み上げられた、あるものがあります。
その名がTombstonesだと聞けば、おそらく誰でも気がつきますよね?
そう、エベレスト登山で命を落とした登山者たちの名前が残されている、死者のための慰霊の石です。

Tombstones
1996年に起きた、有名な遭難事故の犠牲者、Scott Fischer の名前が見られます


エベレスト登山が記録に残されるようになってから今までに、200人以上の方が亡くなりました。
この死者の中には高山病や遭難でなくなった方が含まれていますが、遭難者の100人以上の方は、いまだにエベレストで眠っています。
1996年の有名な遭難では5月10日と11日にかけて、8人が遭難死しました。
その中には、世界の7大陸最高峰登頂者でこの日に女性として最高齢登頂を果たした日本人女性の難波康子さんも含まれています。

IMAXの映画、「エベレスト」をご存知ですか?
偶然同じ日にエベレストのドキュメンタリー映画の撮影をしていたIMAXチームが、複数の登山チームの遭難を知り、ベースキャンプで取材をしました。
そのときの映像が後にIMAX映画として公開されましたが、同じく遭難死した登山ガイドのRob Hall が命尽きる間際に、衛星電話でニュージーランドの我が家にいる妻と最後の別れをした場面が映し出されています。

猛吹雪のために高度8750mで疲労困憊して動けない状態となった彼は、もう下山はできないことをベースキャンプに電話で伝えたときに、ニュージーランドで彼の帰りを待つ妊娠中の妻と話をさせてくれるように頼みます。
ベースキャンプがもうひとつの電話で奥さんに連絡を取り、2つの電話をくっつけて二人が話をできるようにセッティングをしたあと、彼が奥さんにもう帰れないことを告白。奥さんは必死で彼に呼びかけます。
「お願い、立って!立って歩くのよ!」
「もう動けない。寒い、寒いよ。」
奥さんの必死の呼びかけも、彼を立たせることはできない。
短い電話の末に、疲れ果てた彼の声が聞こえてきます。
「もう寝るよ。お休み」
きっと泣くのをじっと我慢していただろう奥さんからも声が聞こえてきます。
「お休みなさい」

それっきり彼の電話は沈黙してしまいました。
ベースキャンプの人たちの、苦しそうな悲しそうな顔が次々に映しだされる。
これはドキュメンタリー映画。
彼の死の直前を、視聴者は映画を媒体として何度も体験するんです。


遭難したRob Hall の隊に参加していたJon Krakauer がこの遭難について書いた本、「Into Thin Air」を元に作られたテレビドラマはドイツでも放映されました。
日本人女性が遭難者の中にいただけに、私もダンナの横で一緒に見ました。
全員登頂に成功した後急に天気が変わり、猛吹雪の中で動けなくなって衰弱していくシーンをご家族が見たら、どんなにか心が痛むことか・・・


Wikipadia の参考ページのリンクをつけておきます。
この遭難は日本では有名ではないようなので、リンクは英語とドイツ語です。

1996年5月10日と11日にあった遭難についての記事
1996 Everest disaster(英語)
Unglück am Mount Everest (ドイツ語)

Jon Krakauer の書いた本
Into Thin Air(英語)
In eisige Höhen(ドイツ語)

テレビドラマ
In eisige Höhen – Sterben am Mount Everest(ドイツ語)

エベレストで亡くなった登山者の方々のご冥福を心よりお祈りします。
次に続きます

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